こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
という様々な考え方とアプローチがある中で、この世界ではレジェンドとも呼べる、故:山崎 元 氏はこう仰っています。
「平均のポートフォリオを持ってじっとしていることが有利な”平均投資有利の原則”が存在する」
つまり全世界の株式市場をまるごと買うようなインデックスファンドに長期的に投資することで、世界中の経済成長の恩恵を受けることができるというものです。
ですので冒頭の回答としては、全世界株式インデックスファンドに投資し続けていればOKだと思います。
現実的に全世界株式インデックスファンドが連動する、ACWI(オールカントリーワールドインデックス)の過去30年間のリターンは年率9.8%(円換算・配当込み)と資産運用としては十分だといえます。
しかし当然ながら、さらに大きなリターンを狙ってより好成績なインデックスファンドに投資しようというニーズは必ずあって、販売側もそのニーズに応えて投資信託を組成していってます。
その代表格が今回の記事の内容であるアメリカの新興企業株価指数NASDAQ100に連動したインデックスファンドです。
自身も永らく全世界株式インデックスファンドに投資し続けて来たのですが、一旦売却してこのNASDAQ100に連動する『楽天・プラス・NASDAQ100インデックス・ファンド』と『SBI全世界高配当株ファンド』に投資する方針にしました。
今回は、NASDAQ100に連動したインデックスファンドに投資する理由とこの投資信託を選択した要因について説明していきます。
『楽天・プラス・NASDAQ100インデックス・ファンド』を販売している会社は、楽天証券ですので楽天カードによる積立投資や、楽天市場等で獲得した楽天ポイント(通常ポイント)で投資することもできます。
楽天証券は、ポイントサイトに掲載されている案件が高騰していますので、口座開設するならポイントが高いサイトを経由して口座開設しましょう。
NASDAQ100に連動したインデックスファンドに投資する理由
NASDAQ100に連動したインデックスファンドに投資する理由は、この株価指数を構成している銘柄はAIに代表される次世代テクノロジーによる革新により高い成長を遂げています。
そしてAIを活用した企業の生産性の飛躍的な向上により、今後もこれらNASDAQ100を構成するハイテク銘柄への成長性が期待できるからです。
NASDAQ100指数構成銘柄上位から考える投資理由
NASDAQ100に組み入れられている時価総額上位の企業は、Apple・Microsoft・NVIDIA・Amazon・Alphabet(Google)・Meta Platforms(Facebook)などが上位を占めます。
銘柄 | 時価総額 | PER |
Apple | 3.83兆ドル | 41.76 |
Microsoft | 3.38兆ドル | 37.51 |
NVIDIA | 3.19兆ドル | 51.36 |
Amazon | 2.43兆ドル | 49.54 |
Alphabet(GOOG) Alphabet(GOOGL) |
2.4兆ドル 2.4兆ドル |
26.15 25.92 |
Meta Platforms | 1.56兆ドル | 29.17 |
これらのハイテク企業は、IT分野の大手プラットフォーマーで、先進性・価格優位性で他の競合を圧倒しているため、成長性が高く時価総額も著しく向上しており、時価総額加重平均で指数を算出しているNASDAQ100は、これらの時価総額が大きい企業の影響を大きく受けます。
他の国や地域では、これほど多くの大手プラットフォーマーや圧倒的な競争力を有する企業はありません。
日本人でも普段の仕事はMicrosoftのOfficeシリーズでこなし、iPhoneを片手に、Google検索で知りたいことを探し、InstagramなどのSNSで情報を集めたり交流し、Amazonでネットショッピングをしています。
そしてそれらの膨大な情報量を処理するデータセンターは、NVIDIAからGPUの供給を受けているわけで、十分すぎるくらいコミットしています。
そうなるとやはり、これからの投資においてもアメリカのハイテク銘柄で構成されるNASDAQ100への投資は必須になります。
NASDAQ100指数の過去のパフォーマンス実績から考える投資理由
過去30年間は、デジタルイノベーションによって大きく変化していった時代で、NASDAQ100を構成する企業が飛躍的に成長していった期間です。
そのため過去のパフォーマンスを他の株価指数と比較すると、成長していった企業の構成比が大きいNASDAQ100のほうがパフォーマンスが高くなります。
2024年11月まで
株価指数 | 過去10年間年率リターン | 過去20年間年率リターン | 過去30年間年率リターン |
NASDAQ100 | 19.4% | 15.8% | 15.5% |
S&P500 | 15.7% | 12.6% | 12.5% |
ACWI(全世界株式) | 12.4% | 10.6% | 9.8% |
TOPIX | 9.1% | 6.7% | 3.6% |
問題はこの傾向が続くかどうかですが、続くどころか「加速度的に飛躍していく」と考えています。
とくにインフレになればなるほど、人手は高価なものになってくるのでAIに代替させようとします。
そうなるとますますNASDAQ100を構成するプラットフォーマーが提供するAI技術を必要とするわけで、初期段階で立ち遅れた国や企業は高価でも購入せざるを得ません。
他の国や企業との差は、ますます開いていくと思います。
NASDAQ100指数に連動するインデックスファンドに投資する理由
ではNASDAQ100を投資対象とするとして、NVIDIAのような業績の良い個別銘柄に厳選して投資したほうが株価指数よりも成績が良くなるのでは?と考えがちですが実際には結構難しいです。
同じように株式市場に対して、ファンドマネージャーがリサーチして厳選投資する投資信託も存在しますが、実は9割型はインデックス投資が優位です。
インデックス投資が優位であるという根拠は、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが発行している「SPIVA」スコアカードで確認でき、ベンチマーク(インデックス)を下回ったアクティブファンドの比率をデータで提供してくれています。
それによると、S&P500・全世界株式・全世界株式(日本除く)では、インデックスを下回ったファンドの比率は以下のようになっています。
ファンドカテゴリー | 比較する指数 | 5年(%) | 10年(%) |
米国株式 | S&P500 | 82.83 | 78.26 |
グローバル株式 | S&Pグローバル1200指数 | 86.55 | 92.70 |
国際株式(日本除く) | S&Pグローバル(日本除く)指数 | 88.68 | 94.23 |
年数をもっと長くすればさらにパフォーマンスが下回るファンドの比率は増えると思います。
ファンドマネージャーまたは個人が優れた運用をしていても、必ずインデックスを上回ることができるかは全くわからず、調子の悪い時期があればインデックスとの差は開いていきます。
冒頭に説明した、故:山崎 元 氏の「平均のポートフォリオを持ってじっとしていることが有利な”平均投資有利の原則”が存在する」というのはこのことに由来します。
NASDAQ100に投資できるインデックスファンドはどれが良い?
結論から書くと、『楽天・プラス・NASDAQ100インデックス・ファンド』を選択しています。
NASDAQ100に連動する投資信託を比較すると以下のようになり、公開されている信託報酬では『楽天・プラス・NASDAQ100インデックス・ファンド』が最もコストが安いと推定されます。
銘柄 | 信託報酬 | 実質コスト | トータルリターン1年 |
楽天 | 0.198% | 未決算 | - |
PayPay投信 | 0.2024% | 0.528% | 33.13% |
ニッセイ | 0.2035% | 0.323% | 33.67% |
eMAXIS | 0.2388% | 0.455% | 33.42% |
SBI | 0.2388% | 未決算 | 33.05% |
NZAM | 0.44% | 0.622% | 32.86% |
たわらノーロード | 0.44% | 未決算 | - |
日興 | 0.484% | 0.561% | 33.14% |
iFreeNEXT | 0.484% | 0.516% | 33.21% |
ただこれは、運用の仕方によっては実質コストが実は高かったというケースがあるので注意が必要です。
投資信託の運用報告書には、(a)信託報酬だけでなく(b)売買委託手数料、(c)有価証券取引税、(d)その他費用がかかります。
ですので本来ならこれらの費用をすべて加算した実質コスト(金額)を算出し、より低コストの投資信託を選択すべきです。
しかし『楽天・プラス・NASDAQ100インデックス・ファンド』に至ってはまだ、決算を経ていませんし運用を開始したばかりの投資信託は実質コストが高くなりがちです。
ですので運用してから日の浅い投資信託ばかりになっているNASDAQ100連動型のインデックスファンドは、まだどれが最も良いのかという最終評価は下しにくい状態ですので、基本的な信託報酬が安い『楽天・プラス・NASDAQ100インデックス・ファンド』を選んでいます。
楽天・プラス・NASDAQ100インデックス・ファンドを投資先に選んだ理由
実質コストが将来的にどれくらいになるかは不明ですが、それが不明でも『楽天・プラス・NASDAQ100インデックス・ファンド』を選択すべき理由は以下のように結構あります。
- 楽天カードでポイント還元をもらいながら投信積立ができる
- 楽天キャッシュ投信積立で高いポイント還元率で投信積立ができる
- 楽天銀行口座残高からの現金投資でもポイントが貯まる
- 楽天ポイントでも投資ができる
これを順番に説明していきます。
①楽天カード・楽天キャッシュ投信積立ができる
楽天証券は、楽天カードによるクレカ投信積立で1%還元という画期的なサービスを最初に始めた証券会社として有名です。
その後、SBI証券(0.5~5%還元)・auカブコム証券(1%還元)・マネックス証券(1.1%還元)とクレカ投信積立サービスが次々と出現したわけですが、楽天証券の場合は一般カードは0.5%、ゴールドカードは0.75%、プレミアムカードは1%へ制度を変更しています。
どれが良いかですが、個人的にはゴールドカードを選択しており、0.75%の楽天ポイントが還元され、そのポイントは後述するようにさらに投資信託の買付に利用できます。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。 楽天カードを発行するなら、ポイントサイト経由で申し込むことで公式サイトとポイントサイトのポイント二重取りができます。 またタイミングも重要で、新規発行と利用で8,000[…]
②楽天キャッシュ投信積立で高いポイント還元率で投信積立ができる
楽天証券では、楽天キャッシュ投信積立という他の証券会社にはない制度が設けられており、この楽天キャッシュという電子マネーを使った投信積立購入が可能となっています。
実は、この楽天キャッシュ投信積立というサービスの出現で、楽天証券が他のクレカ投信積立サービスよりも還元率が高い優良なサービスとなっています。
というのも楽天キャッシュは、楽天Edyと相互交換できるため以下のように最大2%の還元率で投信積立ができるからなのです。
- JQカードエポスゴールド(最大1.5%)
- →ANA Pay(0.5%)
- →楽天Edy⇄楽天キャッシュ
- =最大2.0%
つまり2%の還元率で楽天キャッシュにチャージして投信積立して投資ができるので、冒頭で説明したように他の証券会社のクレカ投信積立を凌ぐ還元率になります。
証券会社名 | 投信積立方法 | 還元率 |
楽天証券 | 楽天キャッシュ | 2% |
SBI証券 | 三井住友カード |
|
auカブコム証券 | au PAY カード | 1% |
マネックス証券 | マネックスカード | 1.1% |
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。 楽天証券は、NISA口座数が業界No.1の証券会社です。 選ばれる理由は色々ですが、決め手は新NISAの月10万円の「つみたて投資非課税枠」でポイント還元でも利便性でも[…]
③楽天銀行口座残高からの現金投資でもポイントが貯まる
楽天証券の取引では簡単な入出金や投資信託などの有価証券購入時に自動で楽天銀行口座から充当分として自動入金されるとハッピープログラムの件数としてカウントされます。
月間で「らくらく入金」×3件と「自動入金」×3件で合計6件分となります。
「らくらく入金」で取引回数×3件稼ぐ
「らくらく入金」とは、他の証券会社のクイック入金に制度としては似通っており、株式・投資信託などを購入する時にすぐさま口座に資金を入金したい時に利用します。
「らくらく入金」は月3回までがハッピープログラムの件数の対象としてカウントされますので、楽天証券の「らくらく入金」で1日1回、月合計3回入金します(ハッピープログラムの月とは毎月26~翌月25日までのこと)。
入金額は1,000円以上が好ましいと思います。
入金して何もしないと入金した資金は自動的に楽天銀行の口座に戻ります(オートスイープ)。
戻ってきたらまた翌日「らくらく入金」で入金します。
証券口座への単純な入金「らくらく入金」×3件がハッピープログラムの対象となります。
これでポイントを最大3件×3=9ポイント稼げます。
自動入金(スイープ)で取引回数×3件稼ぐ
証券口座に資金がなくても株式・投資信託の購入時に楽天銀行口座から自動的に資金が充当されるサービスが「自動入金(スイープ)」サービスです。
例えば、証券口座内の資金は0にしておいて、投資信託を1,000円購入×3日(回)実施すれば、ハッピープログラムの件数を3件、ポイントを最大3件×3=9ポイント稼げます。
投資信託は売却して現金化しても問題はありませんが、投資信託への投資は続けていけば複利で増えて、大きな金額になってくると1日で増えてくる金額が日給を超え、やがては月収をも超えてきます。
ですのでできるだけ売却せずに投資し続けてください。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。 楽天銀行の最大のメリット「ハッピープログラム」の攻略方法について解説します。 ハッピープログラムとは、楽天銀行の優遇プログラムのことで、ATM利用回数が最大7回・他行への振[…]
④楽天ポイントでも投資ができる
楽天ポイントは、楽天証券で国内株式(現物)や米国株式(円貨決済)、投資信託を取引することができます。
そして『楽天・プラス・NASDAQ100インデックス・ファンド』を販売している会社は楽天証券のみです。
ですので街で楽天カードを使って獲得できたポイントや、楽天市場を利用して獲得できたポイント(ただし通常ポイントのみ)を『楽天・プラス・NASDAQ100インデックス・ファンド』の購入原資として有効に使えます。
ポイント投資で使えるポイントは通常ポイントのみ
楽天ポイントは、実は「通常ポイント」と「期間限定ポイント」があります。
投資信託などの有価証券を購入できるポイントは「通常ポイント」のみですので注意が必要です。
全部クリアすると楽天市場のお買い物が最大17.5倍になる楽天SPUというプログラムがありますが、加算されるポイントは「期間限定ポイント」で、「通常ポイント」がもらえるのは、楽天カードの月間利用分に対してのみです。
ですが楽天市場では、スーパーDEALという企画があって、その企画に載っている商品を購入すると10%~50%が通常ポイントで還元されます。
これなら比較的まとまった通常ポイントがたまりやすくなります。
もっともすべての商品が対象ではないので、欲しい商品をリストアップして下記のスーパーDEAL特設ページで対象商品を見つけてください。
\最大50%ポイントバック/
楽天SPUの条件「当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託)で+0.5倍」を達成する
楽天市場を利用するみなさんにとって重要なのが、楽天SPUの条件です。
この条件の中に投資信託を購入時にポイントを使えば+0.5倍になるという条件があります。
これをクリアするには、投資信託の積立設定を月30,000円に設定して、かつポイントを1ポイントでも使えば、楽天市場のお買い物へのポイント倍率が0.5倍アップします。
楽天・プラス・NASDAQ100インデックス・ファンドに投資する理由まとめ
今回は、NASDAQ100に連動したインデックスファンドに投資する理由とこの投資信託を選択した要因について説明しました。
その主な理由は以下のとおりです。
これまで2559:MAXIS全世界株式ETFでインデックス投資をしてきましたが、ある程度の年齢になったことで、SBI全世界高配当株ファンドでインカムゲインを得られるようにしていきましたが、高配当株ファンドはすでに成熟した企業群ばかりで成長分野への投資がありません。
そのため上記の理由から、高い成長性を持つNASDAQ100に連動するインデックスファンドをSBI全世界高配当株ファンドとの組み合わわせで選択しました。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。 皆さんは、2023年秋から2024年にかけて普段使っているGoogle検索で以降で大きな変化を感じないでしょうか? 実はこのときにGoogleのコアアップデートが大規模[…]
『楽天・プラス・NASDAQ100インデックス・ファンド』を販売している会社は、楽天証券ですので楽天カードによる積立投資や、楽天市場等で獲得した楽天ポイント(通常ポイント)で投資することもできます。
楽天証券は、ポイントサイトに掲載されている案件が高騰していますので、口座開設するならポイントが高いサイトを経由して口座開設しましょう。