ナスダック(NASDAQ)とは世界最大の新興企業株価指数

アメリカの代表的な株価指数を聞かれたら多くの方は「ダウ平均株価」と「ナスダック」と答えると思います。
S&P500(エスアンドピーファイブハンドレッド)が代表的じゃないの?という反論がありそうですが、それは普段投資されているいわゆる「株クラ」の皆さんの常識であって投資に疎い殆どの方は読み方もわからないと思います。
「ナスダック(NASDAQ)」は中小企業やベンチャー企業を中心に約3,000以上の銘柄が上場しているのですが、実は株価指数が厳密にいうと2つあります。
  1. ナスダック(NASDAQ)総合指数
  2. ナスダック(NASDAQ)100指数

今回は上記2つの指数について解説し、この指数への投資に適した商品も紹介していきます。

結論から入ると「ナスダック(NASDAQ)」に最も安いコストで投資できるのは、GMOクリック証券CFDで「米国NQ100」を買いから入れば投資信託・ETFの保有コストを凌ぐ低コストで保有することができます。

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ナスダック(NASDAQ)は2つの指数がある

一口に「ナスダック(NASDAQ)」といっても実は2通りの指数があり、大抵はNASDAQ100が代表的な指数として扱われることが多いです。

①ナスダック(NASDAQ)総合指数

ナスダック(NASDAQ)総合指数は、「ナスダック(NASDAQ)」に上場している全銘柄で構成されている時価総額加重平均型指数です。

時価総額加重平均型指数とは株価指数の算出方法の一つで、組み入れている銘柄の時価総額合計の算出日を「100」として、現在の価値がどれくらい上昇したかを表しています。

ナスダック(NASDAQ)総合指数は1971年2月5日に算出が始まっていますが、その時の指数は「100」、2021年12月30日現在の指数は「15,741」ですので、50年間で157倍にまで価値が向上したことになります。

②ナスダック(NASDAQ)100指数

ナスダック(NASDAQ)100指数は、ナスダック総合指数の構成銘柄のうち「金融業種以外のセクター」で時価総額が最も高い100銘柄で構成されている時価総額加重平均指数です。

ナスダック(NASDAQ)100指数は、ナスダック(NASDAQ)総合指数に対してあとから作られており、1985年1月31日から算出が始まっています。

2021年12月30日現在の指数は「16,429」ですので37年間で164倍にまで価値が上昇しています。

ナスダック(NASDAQ)はデジタル革命を反映した株価指数

通称ナスダックは前述の通り2通りの指数がありますが、通常はNASDAQ100が代表的な指数として取り扱われます。

もっとも代表的な株価指数はS&P500ですが、時価総額が一定以上・流動性が高いこと・浮動株が発行済株数の50%以上・4四半期連続で黒字・米国企業という採用条件があるのに対して、NASDAQ100は赤字企業であっても一定の条件を満たせば採用銘柄になることができます。

新興企業では先行投資があるため、利益はなかなか出ずに赤字経営であることが多いですが、NASDAQ100なら赤字でも採用される可能性があります。

例えばAmazonなどは物流サービスへの投資が膨大で、黒字になったのはつい最近ですがこういった企業でも採用されるため、NASDAQ100はいち早く成長していく企業の評価の恩恵を受けることができます。

NASAQ100はGAFAMを含む上位7銘柄で時価総額42%を構成している

組み入れられている銘柄はハイテク企業が多いですが、時価総額上位の企業はApple・Microsoft・Amazon・Tesla・Alphabet(Google)・Meta Platforms(Facebook)・NVIDIAなどGAFAMを含む7銘柄で42%の構成となります。

GAFAMとはIT分野の大手プラットフォーマーを指している言葉です。

このGAFAMが時価総額の過半に迫る勢いなので、NASDAQ100への投資は実質GAFAMへの投資とほぼ同じ結果になりやすいと思います。

会社名時価総額
Apple2兆8,598億ドル
Microsoft2兆3,648億ドル
Amazon1兆6,772億ドル
Alphabet8,406億ドル
Meta Platforms7,912億ドル

しかしGAFAMという言葉も段々使われなくなって、最近ではFacebookが段々と脱落しつつあります。

NASDAQ100のパフォーマンス

NASDAQ100のパフォーマンスは実に驚異的で、特にこの10年ほどの期間で10倍以上も指数が上昇しています。

NASDAQ100月足GMOクリック証券CFDのチャートから引用

各指数と比較するとさらにその差は顕著です。

インデックス1年年率リターン(%)10年年率リターン(%)20年年率リターン(%)
FTSE全世界株式19.412.19.6
MSCI全世界株式19.212.19.5
S&P50016.315.911.0
NASDAQ10033.620.313.9
TOPIX19.89.06.0

2023年10月末数値

そのため過去の実績から日本でもこの指数へ投資する商品が次々と販売されるようになり、現実に人気を博しています。

ナスダック(NASDAQ)に投資する方法

ナスダック(NASDAQ)を投資対象とする商品で人気を博しているのは、いわゆるレバナスと呼ばれ2倍の値動きを目指した「楽天レバレッジNASDAQ100」が有名です。

これだけの過去のパフォーマンスであれば、2倍の値動きで投資したくなる気持ちはわかりますが、もちろんリスクもありますので後述するリスクやデメリットを考慮した上で投資対象の商品を選択していってください。

ナスダック(NASDAQ)に投資できる投資信託

ナスダック(NASDAQ)に連動した投資信託へ投資するメリットはネット証券なら最小100円から投資できるハードルの低さです。

反対にデメリットは約定するタイミングは1日1回だけで大きく値が動くNY市場の取引タイミングでは取引ができないことです。

またS&P500を投資対象とする投資信託のラインナップに対してかなり貧弱で年間コストである信託報酬率がまだまだ高い傾向にあります。

信託報酬/実質コスト%直近1年リターン%(2022.1現在)
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス0.495/0.53342.79
eMAXIS NASDAQ100インデックス0.44/ー
PayPay投信 NASDAQ100インデックス0.418/-

ただ2021年3月8日に「PayPay投信アセットマネジメント」が公表されている信託報酬としては最安となる「PayPay投信 NASDAQ100インデックス」を繰り出してきています。

設定は2021年6月29日ですので、まだ1年経過したときの運用報告書が手もとにないので実質コストは判明していません。

ただダウ平均株価に連動するインデックスファンドも業界最低コストで販売開始してくるなど並々ならぬ意欲で取り組んでいるようで、あるいは数年経過して流入資金が安定しだすと運用も安定してきますので一番オススメできるインデックスファンドになる可能性も高いと思います。

販売会社は今現在5社の証券会社と2社の銀行でしか扱っていません。

この中では、SBI証券ならTポイント・Pontaポイントによるポイント投資と三井住友カードによる積立投資ができ、保有残高に応じてポイントが付与される投信マイレージもあるのでオススメです。

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レバナスはNASDAQ100の2倍の値動きを目指した投資信託

ここが今話題の「レバナス」です。

NASDAQ100の値動きの約2倍になるように設計された投資信託ですが、これまではiFreeレバレッジ NASDAQ100しか販売されていませんでした。

ところが楽天が投資信託を新たに投入してきたことでこの分野でも信託報酬の引き下げが始まりそうです。

信託報酬/実質コスト%直近1年リターン%(2022.1現在)
iFreeレバレッジ NASDAQ1000.99/1.1657.81
楽天 レバレッジNASDAQ-100 『愛称 : レバナス』0.77/-

楽天 レバレッジNASDAQ-100にいたっては、2021年11月の販売開始であるにも関わらず、すでに200億円も集めたらしく人気の過熱ぶりがよくわかります。

ナスダック(NASDAQ)に投資できるETF(上場投資信託)

ナスダック(NASDAQ)に連動した投資信託へ投資するメリットは保有コストである信託報酬が投資信託に比べて安いことです。

反対にデメリットは投資信託のように少額ではない点と投資信託と同じくあまり投資対象のETFが販売されていない点です。

信託報酬%
QQQ0.2
NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信(1545)0.22
上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジなし/為替ヘッジあり0.275

QQQは米国株取引となり、SBI証券などの米国株取引ができる証券会社で取引できます。

PayPay証券なら1,000円という少額から投資が可能です。

信託報酬は長期であればあるほど差が大きくなってくるので、投資信託よりもETFによる購入のほうがコストが安くオススメです。

こちらでも将来的に2倍の値動きをするETFなどが上場してくるのも時間の問題でしょうね。

NASDAQ100を投資対象とするCFD取引

CFD取引で低コストの投資が実現できるのは、GMOクリック証券CFDに限定されます。

NASDAQ100を投資対象とするCFD取引は、期限のある先物を原資産としているためそれをつないであたかも期限がなく運用されているようにするため、パッと見た目ではよくわからない費用が発生します。

投資対象はNASDAQ100の値上がりのため1枚あたりの証拠金が18万円にまで高騰したせいか、米国NQ100ミニが登場し1/10の証拠金で取引が可能になりました。

GMOクリック証券CFDではトレード以外で発生する調整額は以下のとおりです。

  • 価格調整額
  • 金利調整額
  • 権利調整額

上から順に説明します。

価格調整額について

価格調整額とは、原資産である先物が期日が来たため、期限が遠い期先に切り替えたとき、価格に差が生じる現象を調整するものです。

調整額がGMOクリック証券CFDで利用されている価格調整額です。

例えば期先の価格が高ければ、乗り換えるだけで利益が出ると考えがちですが、これをGMOクリック証券CFDでは差額を調整額で埋めることで公平に処理しています。

そのため実際には利益は出ていません。

逆に期先が価格が低ければ、乗り換えると損失が出るわけではなくて、差額調整分が上乗せされます。

また、株価指数の配当金に相当する金額もこの価格調整額で処理されます。

金利調整額について

金利調整額と呼ばれるコストが、FXでいうスワップ金利いわゆるオーバーナイト金利と呼ばれるものです。

GMOクリック証券CFDでは、現物・商品ではオーバーナイト金利が発生していますが、株価指数では発生していません。

これは通貨を保有していないが、株式の現物を持っている状態や商品を持っている買いポジション場合に生じます。

通貨を保有していないので通貨を借りてくる状態であるため、この場合金利が発生するのです。

権利調整額について

権利?最初に聞いたときはなんのことかさっぱりわからなかったのですが、要するに配当金です。

そのため原資産が株式であれば、CFDだろうと配当が入手できます。

しかもレバレッジを掛けていれば、倍数いただけるわけなので株式が上昇し続ける限りは非常に有利です。

ただこれは個別株に対してなのでNASDAQ100などの株価指数では発生しません。

結局、CFD取引 NASDAQ100で発生するコストは?

いろいろCFD取引の明細の中で発生しているコストについて説明しましたが、株価指数では発生しているのは期先との価格を調整する価格調整額のみです。

しかも価格調整額は、本来発生しない利益や損失を調整しているだけなので、コストとはいえません。

したがってGMOクリック証券CFDにおいて発生している費用は、保有コストは存在せず、売買のときに発生しているスプレッドのみといえます。

今回の本題である米国NQ100ではスプレッドは0.6~1.1pipsですので、現在の米国NQ100を1枚売買した場合のコストは120円です。

またサイズを落として米国NQ100ミニを1枚売買した場合のコストは12円程度となり、0.006%程度のコストです。

同じ株価指数であるNASDAQ100に連動する投資信託「PayPay投信 NASDAQ100インデックス」を米国NQ100ミニ1枚相当の金額を保有している場合(18.3万円程度)、年間では764円相当の信託報酬がかかりますが、GMOクリック証券CFDでは発生するのは最初のスプレッド12円のみとなります。

また配当金相当の金額は、株価指数の場合、金利調整額に入るため決済されない限り、課税対象にならない点が有利です。

そのため、投資信託・ETFの取引額が18万円以上に達するようであれば、GMOクリック証券CFDでレバレッジ1倍のポジションを保有したほうが保有コストが安くなります。

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ナスダック(NASDAQ)への投資リスク

これまでNASDAQ100は急上昇を遂げてきましたが、それは景気が強いのに物価が安く低金利という環境で発揮されてきたパフォーマンスであることも留意が必要です。

物価が上昇して金利が上昇すると債券の魅力が高まって、キャピタルゲインを重視した高PER銘柄への投資妙味は薄れ売られやすくなります。

2022年現在ではFRBは、高まり続けるインフレへの対応を議会からも迫られており、対応が後手になったツケを性急な利上げによって支払うことになりそうです。

その場合、市場の予測よりも速い利上げは株価にとって逆風であることは頭に入れておいたほうが良いでしょう。

米消費者物価指数

Yahoo!Japanファイナンスより引用

金融緩和を市場の想定よりも早く進めて、利上げをすれば株価は下落しますが、利上げをしなければインフレになります。

中央銀行にとってはかなり苦しい舵取りが迫られています。

【まとめ】ナスダック(NASDAQ)とは世界最大の新興企業株価指数

アメリカの企業はデジタル技術を活用して次々とイノベーションを起こし新たなサービスを生み出しています。

そのイノベーションによる著しい成長期待をナスダックという指数に投資することで自身の資産の増加にも繋げられますので、一定の割合投資するのは有効だと思います。

ただこれまでのハイパフォーマンスは量的緩和による超低金利でしばらく物価も低く抑えられていたことが主因です。

これからは中央銀行がインフレ抑制のために次々と金融緩和から引き締め路線に方向転換し利上げを行ってくることを考えるとハイテク銘柄が多いNASDAQ100はかなりの逆風になることが想定できます。

ちなみに景気が強く・金利が上昇している局面では工業株・素材株・エネルギー株が強く、比較的業績に比べて割安であるためバリュー株が強い時期が続きそうです。

したがって全部NASDAQ100に投資するのではなく、一部はバリュー株を自身で選定して個別で投資するかバリュー投資を得意とする投信を一部保有するなどして様々な状況に対応できるようなポートフォリオにしたほうが良いと思います。

 

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