こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
前回の見通しで、週足ベースで形成したシンメトリカルトライアングルの下値支持線を下抜けたかに見えたWTI原油は、8/5にはトレンド転換を示唆するスパイクローを示現し、続いて8/7には決定的なブリッシュリバーサルを形成して下落トレンドひっくり返しました。
残るは7月5日から続く下落トレンドチャネルを上方ブレイクできるかですが、比較的容易に上抜けそうな気配になっています。
重要なトレンドライン、または安値水準ではこういったトレンドをひっくり返すプライスアクションに注意しなければなりませんが、用心深くポジションをとっていて良かったです。
特に8月6日~8月7日は、6月4日の安値水準から逆転して$73.147ロング→$75.467まで232pipsの値幅を抜くことにも成功したので、よい判断ができたと思います。
この記事では、このように原油取引の週単位の見通しについてTrading Viewで分析し、実際のトレードは国内店頭CFD取引高9年連続No,1のGMOクリック証券で提示されているレートを想定して説明しています。
今回の分析に活用しているTrading Viewは、分析ツールとして広く一般的に使われていますが、十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので逆に使いにくい部分もあります。
そのため実際には、十分な機能でかつ無料で分析を行うことができる楽天MT4CFDのチャートでトレードのタイミングを図ったほうが、コストも掛からず取り組みやすいと思います。
原油価格(WTI・BRENT)の今後の見通し
今後の原油価格の見通しは、今回の下落ポイントに対してラインを引き直した結果、週足ベースの長大なトライアングルのD波を達成したと考え直したため、反対方向の上値抵抗線に到達するE波をこれから形成するパスが有力になってくると考えます。
E波の到達点は82ドル程度になりますが、E波の特性としてトライアングルを行き過ぎる傾向にあるため、トライアングルの上値抵抗線までロングを続け、ライン前後で反落を示唆するプライスアクションの出現を待ってショートに切り替える予定となります。
週末のシナリオから真逆の展開になりましたが、相場は大勢の人が思い込んだ方向と逆を行くものなので、「ダマシは最高のシグナル」という格言通りになっただけだと思います。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。前回の見通しで、週足ベースで形成したシンメトリカルトライアングルのE波を達成したWTI原油は、三角持ち合いを下抜けるパスをなぞるという従来の戦略通りの動きになりました。[…]
WTI原油日足分析)6/4安値水準でスパイクロー→ブリッシュリバーサルで上昇トレンドに転換
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WTI原油日足では、8/5には日経平均が歴史的な大暴落を喫するなど、ロンドンタイムになるまではリスクオフ一色で原油も投げ売りされる展開になりました。
ここで筆者は、ショートしていた日経平均をドテン、またはNASDAQ100を新規ロングしたのですが、戻りとしては原油のほうが急激で下ヒゲが非常に長くてローソク足の実体が短いスパイクローが出現しています。
上昇トレンドへの転換は、このスパイクローの74.43を上抜いてローソク足の実体をすっぽり包み込む陽線が出現することでしたが、翌日は残念ながら反落しています。
ここで再度6月4日の安値水準$72.50付近のサポートを試してから、一方方向の上昇を開始して前日の陰線も8月5日の高値も完全に包み込むブリッシュリバーサルが出現しています。
これで7月5日から続いた下落トレンドは、ほぼ転換したと判断してよく、残るは下落トレンドチャネルを上抜くことで売り方の買い戻しを誘って完全な上昇トレンドへの転換をしはじめるでしょう。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。今回はローソク足をもちいたプライスアクションの一つ『ブリッシュ・エンガルフィング(ブリッシュリバーサル)』について解説します。一般的には「ブリッシュ・エンガルフィング[…]
BRENT北海原油日足分析)6/4安値水準でスパイクロー→ブリッシュリバーサルで上昇トレンドに転換
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BRENT(北海原油)日足は、WTI原油に比べてチャートがキレイでトレンドライン・水平線が的確にレジスタンス・サポートとして機能しています。
このBRENTでトライアングルE波を達成していないことに非常な疑問を持っていたのですが、2023年3月の安値と今回の安値水準をラインで結ぶと非常にきれいなサポートラインとなっていたため、WTIと異なる判断になっていた妙な現象がなくなりました。
BRENT(北海原油)もサポートラインで下ヒゲが長大なスパイクローを示現した後に、8/7には8/5~8/6のローソク足をすっぽり包み込むブリッシュリバーサルが出現しているため、これをもって買い転換とみなして良いと思います。
あとは慎重に押し目買いを繰り返し行って、$88付近に位置するトライアングル上値抵抗線までの上昇を狙うことになるだろうと判断しています。
それ以降は、反落を狙って決定的なプライスアクションの出現をまってから、下落トレンドに乗ってシンメトリカルトライアングルの下抜けを狙いたいと思います。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。相場はいつも一方方向で推移するわけではなく、どこかで売り方・買い方の勢力が拮抗し「持ち合い」が発生し方向性が一時的に失われることがあります。しかし均衡が破れどちらかの[…]
分析チャートツールはダントツでTrading Viewが便利
WTI原油(または北海ブレント)のチャート分析では、Trading Viewを読者の方におすすめしています。
一般的なチャートシステムでは、この記事で掲載しているチャートのようなGMMA(複合型移動平均線)は標準装備されていないため、トレンドがどちらの方向に傾いているか直感ではわかりにくい問題があります。
ですので、まずはGMMA(複合型移動平均線)を導入できるTrading Viewの無料版からはじめてみましょう。
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無料で便利なチャートツールは楽天MT4CFD
Trading Viewは、無料で閲覧できる高機能ツールですが、無料プランで表示できるインジケーターは2つまで、チャートを同時表示できないなど、十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので不便に感じる場合があります。
そこで無料でありながらテクニカル分析を無限に追加できる楽天MT4CFDを使うことでその問題を解決することができます。
MT4で原油のチャートをチェックするには、USOILのシンボルを追加することで可能になります。
Trading Viewに対する利点は、楽天MT4CFD口座を開設していれば無料で機能を使えることとローソク足の動きが非常に速く(MT4ではトレンドに乗ったポジションを維持しやすくなるため平均足を使っています)判断を下しやすいことです。
そのため短期売買になればなるほど、楽天MT4CFDを利用する優位性が活きてくるでしょう。
楽天MT4CFDならS&P500などの株価指数や金・銀・原油などの商品の高機能チャートMT4を無料で閲覧でき、リアルタイムでも取引ができます。
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低コストで少額資金からでも投資できるのはGMOクリック証券
チャートに関しては、Trading Viewまたは楽天MT4CFDで十分な分析ができます。
しかしWTI原油・北海ブレンド原油など世界中のあらゆる投資対象を現物株取引・CFD取引・FX取引により低コストで取引できるのは、GMOクリック証券です。
さらにアップデートにより例えばS&P500では、これまでCFD取引するのに必要だった最低証拠金65,000円前後が1/10の6,500円前後からでも取引できるように大きく改善され他の証券会社と比べて少額からでもスタートできるようになっています。
また実質的な取引コストであるスプレッドでも5月からは従来のスプレッドから▼38%も縮小しており非常に低コストです。
CFD取引会社 | S&P500 | WTI原油 | GOLD |
GMOクリック証券 | 0.0~0.3pips | 0.0~3.0pips | 0.0~0.3pips |
外為ドットコムCFD | 0.3pips | 2.0pips | 0.18pips |
IG証券 | 0.6pips | 2.8pips | 0.3pips |
サクソバンク証券 | 0.5pips | 6.0pips | 0.3pips |
OANDA Japan CFD | 0.4pips | 3.0pips | 0.3pips |
DMM CFD | 0.5pips | 3.9pips | 1.2pips |
楽天MT4CFD | 0.5pips | 8.0pips | 2.7pips |
特にGMOクリック証券は、アプリなどのツールの使いやすさやコスト面でも優れており、株価指数・商品・外国株を少額からでも取引できるメリットがあります。
そのためか取引高シェアにおいても証券CFDでは72%・商品CFDでは65%など「国内店頭CFD取引高9年連続No,1(GMOクリック証券調べ2014年1月〜2022年12月)」になっている証券会社です。
スタートは、GMOクリック証券からはじめてみましょう。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。ネット証券は国内株式手数料無料化に踏み切ったSBI証券・楽天証券の口座を保有してない方はいないと思いますが、今回紹介するGMOクリック証券は、両者と比較しても国内株式の手数料が安[…]
【結論】WTI原油サポート水準でブリッシュリバーサル!大逆転の上昇相場へ
原油価格(WTI・BRENT)の2024年8月第2週の見通しは、週足ベースで観測されているトライアングルの下値支持線でスパイクロー→ブリッシュリバーサルという絵に書いたような逆転劇でこれまでの下落トレンドを払拭したので原油価格は、一転しトライアングル上値抵抗線まで上昇すると想定しています。
通常この二等辺三角形を横倒しにしたような形状(シンメトリカルトライアングル)は、内部でA・B・C・D・E波までこなして最終E波を達成すると新たなトレンドを形成します。
8/5にWTI・BRENTともに強烈なスパイクローになったので、疑問をもってラインを引き直すとどちらもピタリとハマったので、これまで考えていたプランを改めてこれまでの下落トレンドはD波でこれからE波が形成されていくと判断しています。
よって原油価格(WTI・BRENT)の2024年8月第2週の見通しを修正すると以下の3つに集約されます。
- 週足ではシンメトリカルトライアングルを形成しており、下値支持線でトレンド転換のブリッシュリバーサルを示現したこと
- トライアングルのラインを引き直すとこれまでの下落はD波でこれからE最終波が形成されると想定されること
- しかし景気後退に陥る可能性が高まっているため、最終的に原油価格はE波を達成すると大きく下落すると考えられること
以上から原油価格は、週足ベースのトライアングルで示唆されている上値抵抗線まで上昇してから大きな下落トレンドに陥ると考えられます。
今回の分析に活用しているTrading Viewは、分析ツールとして広く一般的に使われていますが、十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので逆に使いにくい部分もあります。
そのため実際には、十分な機能でかつ無料で分析を行うことができる楽天MT4CFDのチャートでトレードのタイミングを図ったほうが、コストも掛からず取り組みやすいと思います。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。X(旧:Twitter)で日々、原油取引について投稿しているので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、基本的にWTI原油取引で生計を立てています。そのためトレードの[…]