MT4は軽くて高性能で分析には欠かせないチャートですが、FXだけじゃなくて日経平均・ダウ平均・S&P500などの株価指数も取引・分析できる会社もあります。
MT4は正式名称はMeta Trader4(メタトレーダー4)と呼ばれている、ロシアのMeta Quoteが開発したFX用のトレーディングソフトです。
といっても最近では、FXだけでなくS&P500などの株価指数、金・銀・原油などの商品の取引・分析もできるようになっています。
この株価指数・個別株・商品の取引のFX版がCFD取引と呼ばれるものです。
MT4は機能が優れていますが、実質的な手数料であるスプレッドが広めであるため(コストが高い)、チャート専用として使われることも多々あり、チャートはMT4で取引は別のコストの安い会社で行うという使い方をする方も多いです。
今回はこの優れたチャートシステムであるMT4を無料で取引・分析ができて、国内株式・投資信託で国内トップクラスのネット証券「楽天証券」を紹介します。
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MT4でCFD対応の証券会社はどこが良い?
MT4は確かに軽くて高性能の分析ツールなのですが、残念なことに取引のコストであるスプレッドが全体的に広く、実際のトレードは別の会社というケースも多いです。
本来はチャートを確認しながらクイックに注文できる方が理想的ですが、コスト面で不利なのであれば別の証券会社で取引するのも仕方がないと思います。
当方がオススメしている使い方としては、2つあって
1つ目が、利用者が300万人を突破して利用者が急速に増えているPayPayポイント運用で、MT4を見ながらポイント運用する方法です(PayPayポイント運用はチャートがありません!)。
2つ目が、PayPayポイント運用に慣れたらコストが安くて資金効率が良いCFD取引をGMOクリック証券【CFD】で行って、MT4でチャートを見ながら取引する方法です。
PayPayポイント運用は利用者が600万人を突破した大人気のポイント運用サービスです。 アメリカの代表的な株価指数「S&P500(エスアンドピーファイブハンドレッド)」・世界最大の新興企業株価指数である「NASDAQ100」[…]
どの証券会社のMT4がオススメ?
無料で閲覧できて取引も実際にできるところでオススメは楽天証券・OANDA Japan CFD です。
理由はOANDA Japan CFDはMT4・MT5に対応した証券会社の中でも一番銘柄数が多い16銘柄で実質的なコストであるスプレッドが比較的狭く実際の取引に向いています。
楽天証券の場合は、OANDA Japan CFDに比べてややスプレッドは広いですが取扱銘柄10銘柄で商品の金・銀・原油も取引でき、それ以外でもFX・投資信託・国内株式・米国株・つみたてNISA・確定拠出年金などオールインワンで利用できる環境になっています。
CFD取引会社 | S&P500 | NASDAQ100 | 日経225 |
OANDA Japan CFD ![]() |
0.4 | 1.7 | 6.0 |
楽天証券CFD | 0.5 | 2.2 | 10.0 |
ですが前述のようにMT4は確かに機能が優れていますが、実質的な手数料であるスプレッドが広めなので(コストが高い)、チャート専用として使ったほうが良いのではないかと思います。
MT4はチャート専用で割り切って使いましょう。
では実際に取引を開始するにはどれが良いかというと以下の順がオススメです。
- 「まずはやってみる!」→PayPayポイントを利用するPayPayポイント運用でS&P500への投資にトライ
- 「少額の資金からやってみる!」→1万円から投資できるPayPay証券
- 「本格的な資金でやってみる!」→コストが最も安いCFD取引GMOクリック証券【CFD】
以上のようにMT4で取引することは、コスト面で不利なので無料で閲覧できるところでチャート確認に利用したほうが良いです。
GMOクリック証券【CFD】と実際に比べるとその差は歴然としています。
CFD取引会社 | S&P500 | NASDAQ100 | 日経225 |
GMOクリック証券 | 0.3 | 0.8 | 2.0 |
OANDA Japan CFD ![]() |
0.4 | 1.7 | 6.0 |
楽天証券CFD | 0.5 | 2.2 | 10.0 |
ですので実際の株価指数・米国株・商品のCFD取引はGMOクリック証券【CFD】で行って、チャートは楽天証券でMT4チャートを活用したほうが良いのではないかと思います。
MT4で株価指数を見るなら楽天証券がオススメ
楽天証券なら投信積立投資で楽天カード決済で1%のポイントを貯めながら資産形成ができますし、確定拠出年金(iDeCo)で老後資産形成も一つの証券会社でできます。
ですので資産形成の面で欠かせない証券会社ですので、口座開設の時に一緒にMT4のFX口座を開いて、CFDも申し込んでチャートを活用するほうが、多数の口座を持たなくても良いのでオススメです。
楽天証券はいま一番口座数が増加している証券会社です。 そのメリットは株式投資をアクティブにこなすにもiSPEEDという素晴らしいトレーディングツールを備え、コツコツ投資信託で投資するユーザーに対しても自動積立を楽天カードで決済でき1%[…]
PayPayポイント運用でMT4を使って見ましょう!
PayPayポイント運用はコード決済アプリ「PayPay」に搭載されているサービスで、利用者が300万人を突破した大人気のポイント運用サービスです。
他のポイント運用サービスが、バランスファンドの値動きに連動する疑似投資のタイプなのに対して、PayPayポイント運用はアメリカの代表的な株価指数「S&P500(エスアンドピーファイブハンドレッド)」に連動するETF(上場投資信託)に擬似投資されて、ポイントの出し入れは365日24時間出来ます。
ですので確認する指標はS&P500で、値動きもNY市場の時間外取引も含めたほぼ24時間動いているCFDにほぼ連動しています。
したがって、CFD取引のS&P500を確認すればよいので、投資判断も非常に明快で、実際の投資の練習には確かに向いていると思います。
ところがポイント運用サービスは「おまけ」のようなものなので、チャートなど分析ツールは用意されていません。
そこで活用したいのが軽くて高性能で無料で使えるMT4・MT5のチャートです。
ただし非常に高性能な分、色々表示すると却って判断しにくくなるので、当方のオススメのインジケーター3つをまずは表示してみて、慣れたら自分流にアレンジしていただいたらと思います。
- 62EMA(62日指数平滑移動平均線)
- 200SMA(200日単純移動平均線)
- 遅行スパン
以上のインジケーターを順に解説していきます。
①62EMA
62EMAとは62本のローソク足の指数平滑移動平均線で、フィボナッチ黄金比率61.8を四捨五入したものです。
FXコーチのロブ・ブッカーが提唱しているものなのですが、S&P500では不思議なくらい押し目買いで機能します。
設定方法
- 「インディケーターリスト」→「Moving Average」(期間:62・移動平均線の種別:Exponential・適用価格:Close)
S&P500日足チャート
実際に楽天証券CFDのチャートで見てみましょう。
楽天証券CFD S&P500日足
62EMAは画像のように、株価が上昇トレンドの時にこの62EMAまで下落(調整)すると、不思議と押し目買いが入って反発しやすいため、押し目買いで利用しやすいインジケーターです。
ただここまで下落(調整)したらすぐに逆張りで買うのではなくて、接触したら反発するか、一旦下抜けても反発して62EMAを取り返すまで待ったほうが確実です。
もし62EMAを下抜けてしまうと、さらに急落して次の200SMAまで下落するケースがあるからです。
②200SMA
200SMA(200日移動平均線)は、S&P500を下支えする非常にメジャーな移動平均線で、62EMAを奪回できずに200SMAまで調整するようならむしろ買い出動の絶好機です。
概ね200SMAは1年間の平均コストを表しており、多くの市場参加者が注目していますし、この移動平均線で支えられるケースは非常に多いです。
設定方法
- 「インディケーターリスト」→「Moving Average」(期間:200・移動平均線の種別:Simple・適用価格:Close)
S&P500日足チャート
最近はS&P500は絶好調で、なかなか200SMAの出番がないので、2019年8月~10月にかけての日足チャートで見てみましょう。
楽天証券CFD S&P500日足
2020春~2021年夏までのS&P500では、62EMAをそうそう割り込むことがないのですが、それまでのS&P500では、乱調時には62EMAを割り込んで200SMAまで達することはそんなに珍しいことではありませんでした。
むしろ普通だと思います。
S&P500は、月度別のパフォーマンスに一定の癖があり、8月半ばから9月にかけては乱調で特に9月は全くといっていいほど、プラスの年がなく概ねマイナス運用になりやすい月度です。
そういったときには、200SMAまで調整してくることがあると思いますが、慌てずに200SMAで反発していったら、押し目買い・もしくは反発して62EMAをしっかり取り戻した段階で買うという対応がより確実だと思います。
③遅行スパン
遅行スパンは現在の価格の推移を26日後ろにずらしたもので、これがローソク足の上にあれば26営業日前に買っていた勢力は含み益・下ならば損失ということになります。
考案者は一目山人で、遅行スパンだけは「ゆるがせにできない」と述べていますが、なぜ26なのかは「相場と相性がよいから」とだけ述べています。
FXコーチのロブ・ブッカーが提唱している62EMAと同じく、膨大なバックテストで導き出された数値なので特にイジる必要もないと思います。
設定方法
- 「インディケータリスト」→「Moving Average」(期間:1・表示移動:-25・移動平均線の種別:Simple・適用価格:Close)
S&P500日足チャート
実際に楽天証券CFDのチャートで見てみましょう。
楽天証券CFD S&P500日足
基本的な使い方は、ローソク足を遅行スパンが上方向に抜けたら「買い」エントリー、遅行スパンがローソク足に接触したら逆張りの「買い」というのが、S&P500における基本的な使い方になってきます。
どうも遅行スパンが、ローソク足に接触してくると押し目買いが活発化するようで、それが一目山人が述べていた「相場と相性がよいから」という理由で設定されている26という数値のマジックなのだと思います。
以上の62EMA・200SMA・遅行スパンの3つで最初はスタートしてみましょう。
PayPayポイント運用で追加・引き出しの判断をするときチャートは欠かせませんが、PayPayアプリ内の「ボーナス運用」には、肝心のチャート機能はついていません。 PayPayポイント運用は24時間動いており、PayPayポイントの追[…]
本格的な株価指数取引はCFD取引がオススメ
PayPayポイント運用に慣れていったら、このポイントで「買い」注文を出したいけど、PayPayポイント運用には指値などはないし、急落したときのためにこのポイントで損失を限定する逆指値注文を出したいけど、PayPayポイント運用にはやっぱり逆指値などはないなどの問題にぶち当たると思います。
そう、ポイント運用には指値・逆指値やそれを複合したIFD注文などの多彩な注文ができません。
特に大事なのは逆指値で、損失を一定の範囲で抑える役目なのにそれがないと、寝ている間にNY市場(日本時間22:30~5:00)が大きく動いて想定外のマイナスに転落していることもありえます。
こういった想定外の損失を抑えるのに逆指値は欠かせない注文です。
こういった注文形態が非常に多彩なのが株価指数・個別株・商品のFX版ともいえるCFD取引です。
またPayPayポイント運用は、ポイントを「追加」するという「買い」しか出来ませんが、CFD取引では「買い」からも「売り」からも入れますので、急落時には場合によってはいわゆる空売りを行うことができ、上昇も下落もどちらも収益機会に変えることができます。
また各ネット証券では米国株取引が提供されていますが、GMOクリック証券【CFD】なら厳選されていますが、CFD取引でAmazon・Facebook・Microsoft・Appleなど個別株も取引できます。
米国株式に投資するとき、どの証券会社が良いのか実質的なコストで比較してみます。 米国株式の取引手数料なら取引手数料無料を打ち出している「DMM株」もしくは「マネックス証券」といったところが思い浮かぶと思いますが、実際のコストは取引手数[…]
CFD取引はGMOクリック証券【CFD】がCFDサービスを提供している会社の中で最も低コストでオススメです。
①FXと同じ仕組みで世界中の株価指数・商品・株式・ETFに投資できます。
②S&P500のスプレッドは0.3pips、NASDAQ100は0.8pipsと最も低コストです。
③米国株も厳選された30銘柄に低コストで投資できます。
④PC用取引ツール・スマホアプリも直感的でダントツで使いやすいです。
PayPayポイント運用はS&P500に連動するETFに擬似投資するサービスですが、逆指値によるリスク管理やIFD・IFOなどの多彩な注文方法が使えません。 逆指値は買った価格の下に設定して、自分の考えた思惑が外れた時にこれ以[…]