こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
WTI原油は、スパイクハイを週足単位で示現した後、反発が持続することなく下落し続けかなり弱気なチャートが続いています。
とくに先週までエリオット波動W1の頂点71.50レベルのサポートを割ったことで、上昇トレンドに復帰する案は捨てて、Wolfewaveの下値支持線までの下落を意識せざるをえない状態になっています。

通常このフォーメーションだと4-5ラインは下値支持線で止まるとは限らず、行き過ぎることがあります。
しかしトランプ政権によってウクライナ・中東の紛争が片付き、供給問題が排除されるようになると最初のインパクトとして行き過ぎた動きになる可能性もあると思います。

したがって下値支持線で逆張りをすると簡単に数ドルも下落していってようやく反転するというケースもあるため、来週はサポートラインでの反応を確認したいところです。
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WTI原油 2025年2月第2週テクニカル分析
現在のWTIのフェーズは、Wolfewaveの4-5にいたるラインの動きで下降トレンドW3の途中だと推定しています。
月単位の見通しでは、底打ちが近い可能性を指摘してきましたが、上昇波動W1=71.50を割り込んで引けてしまったため、上昇トレンドの継続案は廃案となっています。
代わりに下落トレンドがまだ継続する判断しているのですが、とくに大きな戻りもなく下落が進行しているためW1延長型になっている可能性がありそうです。
そうなると当然、下落波動W3もW5もあるわけなので、Wolfewaveの下値支持線65ドル以下、63~64ドルあたりまでの下落リスクはありそうな感じです。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。2025年2月のWTIは84ドル台まで上昇すると想定しており、すでに平均建値72.415でロングしています。先月の目論見では75ドルへのパスコースを提示しましたが、実[…]
WTI週足分析)前週の長い下ヒゲを更新し下落加速

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こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。2025年2月のWTIは84ドル台まで上昇すると想定しており、すでに平均建値72.415でロングしています。先月の目論見では75ドルへのパスコースを提示しましたが、実[…]
WTI原油日足分析)週末のスパイクローの下ヒゲを下抜けて上昇トレンドラインを下抜け

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①62EMA)サポートしきれずに下抜け
62日指数平滑移動平均線は、上昇トレンドにおいては押し目買いのポイントとして、下降トレンド時には戻り売りのポイントとして機能する移動平均線です。
11月から12月のまだWTIが弱い時期には、この62EMA(黄太線)が上値を抑制し上昇するのを止めていましたが、一度これをブレイクすると急速に上昇していったことからもわかるように重要な移動平均線になっています。

1月27日から2月4日までこの62EMAに接触しては反発してこの水準での価格支持が期待されましたが、2月5日で大きく下抜けてしまい、1月31日のHammer(スパイクロー)の下ヒゲを下回って推移しています。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。移動平均線の組み合わせは、トレードの方法によって実に様々ですが、押し目買い・戻り売りで非常に役立っている62EMA(62本指数平滑移動平均線)を紹介します。この移動平[…]
②CCIはリバーサル失敗、-100ラインを再度下抜け
- 【弱気】CCIの山が前回よりも切り下がっているにも関わらず、価格は前回の高値の山を切り上げている状態であること
- 【強気】CCIの谷が前回よりも切り上がっているにも関わらず、価格は前回の安値の谷を切り下げている状態であること
この定義は、RSI等でも著名なトレンド転換のシグナルであるため、誰もが知っているはずですが、リバーサルについてはあまり知られていません。
リバーサルの定義は以下の通りになります。
- 【弱気】CCIの山が前回よりも切り上がっているにも関わらず、価格は前回の高値の山を切り下げている状態であること
- 【強気】CCIの谷が前回よりも切り下がっているにも関わらず、価格は前回の安値の谷を切り上げている状態であること
では現状のWTIでは、CCIはどのような状態になっているのか確認していきましょう。

CCIは、+100ラインや-100ラインを超えると「過熱・行き過ぎ」という判断ではなく、トレンドが加速するという定義になります。
確かに1月15日から続いている下落トレンドでは、淡々と下落しており、トレンドの終盤で見られるような3%を超えるような大きな値動きは見られていません。
そうなると筆者が先週までは、買いから入ったように反発が期待できるプライスアクションを確認するたびに買い勢力が新規で参入するので、売りの勢いは鈍化します。
そういった勢力が諦めてポジションを投げ売りすると強力な下落となり、その下落によって買いポジションを売るものがいなくなってようやく上昇するものだと思います。
つまり底値圏と誤判断して一度立ち止まったところと、その底値を取ったと誤判断したポジションを一層した投げ売りがCCIのダイバージェンスという形で確認できればようやく買いから入ることができると思います。
それまでは多少の反発があっても戻り売り判断を行いたいと思います。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。「CCI(コモディティ・チャネル・インデックス)」は、相場のトレンド変化を判断するインジケーターです。CCIは、その名の通り商品先物取引で効果的なインジケーターで、特[…]
③出来高)過去5本のローソク足を上回るボリュームはその後の方向性を決定づける

WTIで2月3日(月)の値動きは、前日のスパイクローを全否定するような全戻しの値動きになり、過去5日間の出来高も上回っています。
つまり売りの方に圧力が再強化されたと考えることができます。
その後はダラダラと下落しているため、反発に移るには同じく過去5日間の出来高を伴ってスパイクロー・ブリッシュリバーサルなどのトレンド転換を示唆するプライスアクションが出現する必要があると思います。
確認する限り、月曜日以降は出来高が低下しており、買いポジションが手放されてきていると仮定することができると思います。
WTI 2月の季節性
原油は過去のデータからも2月に極めて強勢となることが知られています。

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グラフはTradingViewに掲載されているものですが、オレンジ色のバーは通常の平均騰落率、白色のバーが異常な価格変動があった年度を除いた平均騰落率です。
それで確認すると2月は、どちらでも極めて強勢であることがうかがい知れます。

またインデックス化しても2月初旬から中旬にかけてスイングローを形成して3月初旬まで上昇する傾向にあります。
ですが今のところ、WTIは冴えない値動きに終止していますので、1月初旬でその強気の動きを先取りしてしまって、現状はその後処理が続いている可能性がありそうです。
その買いポジションの整理が終われば、再び上昇トレンドに復帰して2月本来の強さを取り戻すかも知れません。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。原油価格についても株価指数と同様に季節性があり、買いから入ったほうが有利な時期と売りから入ったほうが有利な時期があります。[caption id="attachmen[…]
過去10年間2月原油先物曜日別騰落率
2月はまだ売りから入る戦略を取るとして、ここ10年間の曜日別データを予め取得し、強い曜日にはポジションを増加させ、弱い曜日にはポジションを減らす等の対応があればよりリターンは高まるでしょう。
過去10年間1月のデータでは、明確に弱いのは火曜日、それ以外の曜日はすべてプラスというデータになっています。
まず火曜日が平均騰落率-0.47%・勝率42.50%と突出して弱いものの、水曜日(平均騰落率+0.36%・勝率57.50%)で急回復し木曜日~金曜日でさらに上昇していく傾向が見て取れます。
したがって月曜日で売りポジションを作り火曜日の下落しやすいアノマリーに乗じる戦術が考えられます。
このように曜日別でフィルターをかけて無駄なトレードを避ける方法は、「ラリーウイリアムズの短期売買法」でも掲載されており一読されることをオススメします。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。原油には、ランダムに動いていると思われがちですが、月度ごとで上昇しやすい曜日、下降しやすい曜日があります。こういった傾向をデータ化して、チャートを見て判断を下す際のフ[…]
2025年2月は大規模な寒波予測も出ている
今期のアメリカの冬は非常に寒く、寒い冬は暖房需要の高まりがあるため、2月半ばもしくは3月にかけては強気に推移する可能性がでてきています。
暖房に使われる天然ガスのほうがまだ上昇していないことからも、まだ原油に対して強気になるのは早いと思いますが、一部の予測のように50ドル台まで下落してしまうというのは需要の高まりを考えると難しそうです。
現在の天候の状況は強気派にとって有利である。ECMWF-EPSの長期予測では、今後のモデルの方向性が混在しているため、読者は後半の予測においてさらなるボラリティを予想しておくべきです。… pic.twitter.com/fvbT88Gmdx
— HFI Research Japan (@HFIRJapan) February 7, 2025
この寒冷化に対する予測は、途中で変わってくる可能性もあるので過信は禁物ですが、今のところの予測ではさらなる寒冷化が予測されますので、チャートから確認できる底打ちと需要の高まりをセットで確認できれば、ようやく反発しはじめる可能性があります。
WTI原油のチャート分析について
ここまでWTI原油について日足で説明してきましたが、月度の見通しで週足・日足で概要を押さえつつ、週単位では日足~4時間足でトレンドラインを引いて、1時間足を主に確認しつつ以下の3つのポイントを重視したトレード手法が取り組みやすいと考えています。
- 重要なトレンドライン・水平線の安値でフォールスブレイクアウトを示現し反発開始
- 急反発で発生した需要を埋めWボトム、ヘッド&ショルダーズボトムを形成
- トレンド継続のブルフラッグ・下降ウェッジ・ペナント(またはトライアングル)のブレイクアウト
主な手法としては、これらを使いまわしてより熟練度を高めようとしており、それ以外の値動きに関しては「得意ではない」という判断でスルーすることで勝率を高めることを狙っています。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。X(旧:Twitter)で日々、原油取引について投稿しているので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、基本的にWTI原油取引で生計を立てています。そのためトレードの[…]
先週の2025年1月第4週までの状況は、①②③についてはすでに通過済みで、最後の大波3波の小波5最終波が終了して、大波第4修正波が発生している状況です。
したがって今度は、この第4修正波がどこで終了するのかという目処になります。
このように一見無限に存在しそうなチャートパーターンの中で効率よくリターンを得られるものだけ抽出し、そのパターンの出現を待ってエントリーすべきです。
反対にすべての場面で利益を獲得しようとすると無駄な損失を招く結果になるので、逆に遠回りになると思います。
以上①②③のパターンについて説明しましたが、エントリーにはこれから説明するチャートシステムで分析したうえでエントリーすると良いでしょう。
①分析チャートツールはダントツでTrading Viewが便利
WTI原油(または北海ブレント)のチャート分析では、Trading Viewを読者の方におすすめしています。

一般的なチャートシステムでは、この記事で掲載しているチャートのようなGMMA(複合型移動平均線)は標準装備されていないため、トレンドがどちらの方向に傾いているか直感ではわかりにくい問題があります。
ですので、まずはGMMA(複合型移動平均線)を導入できるTrading Viewの無料版からはじめてみましょう。
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②無料で便利なチャートツールは楽天MT4CFD
Trading Viewは、無料で閲覧できる高機能ツールですが、無料プランで表示できるインジケーターは2つまで、チャートを同時表示できないなど、十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので不便に感じる場合があります。
そこで無料でありながらテクニカル分析を無限に追加できる楽天MT4CFDを使うことでその問題を解決することができます。
MT4で原油のチャートをチェックするには、USOILのシンボルを追加することで可能になります。
Trading Viewに対する利点は、楽天MT4CFD口座を開設していれば無料で機能を使えることとローソク足の動きが非常に速く(MT4ではトレンドに乗ったポジションを維持しやすくなるため平均足を使っています)判断を下しやすいことです。
使い方の一例では、Xで楽天MT4CFDチャートを使った15分足平均足トレードのエントリー方法を具体的な内容で公開しています。
#WTI(#原油)15分平均足トレード基本パターンまとめ
①平均足・15EMA・遅行スパン・DMIのシグナルが一致
②トレンドラインタッチ後、もしくは上位足の押し目・戻り目を狙う
③水平線をブレイクしたところは抵抗がなく伸びる
④ADXの低下もしくはDMIの反転で手仕舞い pic.twitter.com/fvtAhAcI4n— cohamizu (@cohamizu1) September 1, 2024
【結論】WTI原油2025年2月第2週見通し
来週のWTI原油は、71.50を下回って推移しはじめたことから、65ドル以下のWolfewave下値支持線までの下落を想定しています。

上昇波動W1の頂点である71.50を下回って推移しだしたことから、従来考えていたW4終了→W5上昇波動開始という案は棄却しました。
従来は2023年9月から続くトライアングルが形成されており、そのブレイク失敗で55ドルまで下落する方向性を考えたのですが、それだと本来強い動きが想定される上半期の季節性からは逸脱しています。
またシェールオイルの採算コストは65ドル程度なのにそれを下回る価格では、設備投資が行われず設備は老朽化して原油生産は却って低下してしまします。
気象予測も寒冷化を示唆しているため暖房需要が高まるであろう2月後半~3月にも下落し続けるパスコースは考えにくく、そのあたりで反発を開始するほうが考え方としても自然な感じはします。
したがってこれまでの週足の高値安値にラインを改めて引き直すと下降ウェッジの形状になっているので、週足レベルでWolfewaveを形成して、下値支持線まで下落した後に反発しはじめ、セオリー通り1-4を結んだラインまで反発するパスコースで再度スイングトレードは取り組もうと思います。