こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、5営業日連続で上昇し前週比+7.8%の上昇を達成しました。
特に重要視していた106ドルからの高値固定VWAPを突破して安定的に上昇していったことが非常に大きいです。

ただしギャップを埋めたため、一時的な引き戻しで106ドル高値固定VWAP=93.2まで引き戻され、新たな買い手を補充したうえで新たな高値を狙った上昇を再開させると考えています。
これは8月24日~8月26日までのプルバックと酷似した内容を想定したものです。
そうすることでさらに急峻な上昇トレンドが発生するはずです。
今回の記事では、買い方が主導権を完全に握った状態に変化したWTIまたはBRENTなど原油価格の見通しについて解説します(ファンダメンタルズに関してはXアカウント:@cohamizu1で発信します)。
日本においてはFXが最初に普及していきましたが、株価指数・金・原油などのFX版ともいえるのが、CFD取引と呼ばれる証拠金取引です。
近年でも原油CFD取引できる環境は整ってきており、多くの証券・FX会社がシェアを競っています。
原油CFD取引では、世界的な原油価格の指標であるWTI・BRENTのスプレッド(実質コスト)が2.8pipsと低コストな「IG証券」がおすすめです。
WTI原油 2026年10月第3週テクニカル分析

現在の相場を支配するトレンドを把握するために、週足の長期チャートから全体像を確認します。
繰り返しお伝えしてきた通り、原油の長期チャートでは数年にわたって上値を抑えつけてきた強固な「下降ウェッジ」がすでに明確にブレイクアウトしています。
その後の急伸後、ブレイクしたポイントまで価格が戻り、新たな買い手を補充して上昇トレンドチャネルを形成していると考えています。
その動きは大型のトライアングルを形成しており、上値抵抗線を突破することで大きな上昇が期待できます。

WTI原油日足分析)「Anchored VWAP押し目買い」による押し目買いが主戦略

WTI日足をエリオット波動で分解すると、衝撃波W3に対する修正波W4が完全に終了し、衝撃波W5がスタートしています。
この最終衝撃波W5が5波で構成され延伸されつつ大きな上昇を達成すると以下のように目標を算出できます。
- 値幅=1.618×W1(延伸W5の標準目標) 13.45 × 1.618 = 21.76
- 修正波W4終点86.86 +値幅21.76 = 108.62
W3が既に延伸している中でW5も延伸する場合の典型的な目標です。
ただ108まで上昇すれば、売り供給を受ける価格帯は113~117の価格帯になるため、堅実な目標値で113ドルまで上昇すると考えています。
ただし99.1でギャップを埋めているため売り供給を受けているため、いったんは買い手を求めて106ドル高値固定VWAPがある93ドルまでプルバックする可能性が高いと思われます。
来週は、そこで押し目をつけて再上昇するというプライスアクション「Anchored VWAP押し目買い」でロングするという目論見となります。

WTI原油4時間足分析)累積出来高デルタ・オーダーブロック・VWAP

4時間足では、106ドルの高値固定VWAP前後が上値を抑え続けてきましたが、その起点以降に市場参加者がどの程度の平均価格でポジションを保有しているかを考えるための基準になります。
これまでのように価格がAnchored VWAPより下にある間は売り手が優位で買い手の優位性がない状態でした。
しかし反対に、価格が今回のようにAnchored VWAPを上回って推移すると、これまで大きな下落を狙って原油をショートしていた勢力が不利になり、週末にかけてショートカバーリングが生じたと考えられます。
ただ際限なく上昇できるわけではなく、累積出来高デルタにおける弱気ダイバージェンスによる反落、いったん突破したVWAPに対するプルバック、もっと勢いがついている場合は、先週のPOCまでの引き戻しをもって押し目買いする方針です。
累積出来高デルタ(CVD)
累積出来高デルタ(CVD)は、期間中の買いと売りの出来高を累積し出来高の勢いを方向性として表すことができるインジケーターです。
純粋にモメンタムとして0ラインから上に変化すれば「買い」、下に変化すれば「売り」と考えても良いですが、リバーサル・ダイバージェンスなどトレンド転換のシグナルとしても有効です。
累積出来高デルタは、4時間足・1時間足で高値を更新できているにも関わらず、デルタは高値を更新できていないため、市場参加者がそれ以上の高値の拡大に興味を持っておらず反落するリスクがあると考えています。

オーダーブロック(需要ゾーン・供給ゾーン)
オーダーブロックは、指値注文が集まるところで、価格のトレンドが止められやすい傾向にあります。
またこのオーダーブロックが、突破されると(できれば一発で抜ける状態が望ましい)ブレイカーブロックと呼ばれるものになり、押し目買い・戻り売りのポイントになります。

オーダーブロックと一緒に確認していただきたいのが、FVGまたはギャップです。
ギャップは99.1を達成したことで埋められており、ここで売りを吸収しているためいったんの調整が予想できます。
その場合に引き戻されるであろう箇所が、いったん突破したオーダーブロックが変化したブレイカーブロック(94~94.7)、POCまたは直近安値固定VWAP付近(93ドルレベル)です。
さらなる上昇のためにはここまで調整する必要があるため、この価格帯への到達で順次ロングを積み上げていく方針です。

出来高加重平均価格(VWAP)
VWAPはイベント、出来高、価格を考慮したツールで、市場参加者の強気・弱気を判断するほか、抵抗線・支持線として機能します。
固定期間は、日・週・月で区切るのが通常ですが、下降トレンド・上昇トレンド期間で描画しても分析できます。

筆者の場合は、週固定VWAPを黄線、衝撃波W3-5の起点となる直近安値固定VWAPを青線、高値(106ドル)固定VWAPを緑線としています。
これに週ごとのFRVPを設定すると出来高の観点から以下の点が判明します。
週初は週次VWAPを下回って売り方優勢で進んだものの、重要な安値を割った直後から強力な買いが入ったことで形成が逆転し週次VWAP・直近高値固定VWAPを完全に上回って推移しています。
この場合、106ドル以降からショートしていた売り手は、含み損もしくは週末の急騰ですでに清算された後だと考えています。
一気に清算された後であれば、買い戻すべき売り手がいないため、週初からの介入勢力の売りを受けて新たな買い手を求めて反落してくる可能性が高いと考えています。

原油CFD取引できる業者間スプレッド比較
WTI原油の取引コストは、手数料は無料と謳われていますが売りと買いの差であるスプレッドが実質的な手数料となります。
したがって以下の表の中で取り組みやすいコスト提示をしている業者に口座を開いてトレードすべきです。
| CFD業者 | スプレッドpips | 最低証拠金 | 取引時間 |
|---|---|---|---|
| IG証券 | 2.8 | 4,290円 | 7:00~翌6:00 |
| GMOクリック証券 | 3.0 | 690円 | 7:00~翌6:00 |
| 楽天証券CFD | 3.0 | 6,900円 | 7:00~翌5:55 |
| 外為どっとコム | 3.6 | 6,900円 | 7:00~翌5:55 |
| ヒロセ通商 | 4.9 | 800円 | 7:00~翌6:00 |
最も低コストなのは、IG証券でその次にGMOクリック証券という順番になります。
また各証券会社は、ハピタスにも広告を掲載しており、経由することでポイントも獲得できます。
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【結論】原油価格2026年10月第3週見通し
先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、重要視していた106ドルからの高値固定VWAPを突破して週末にかけて急騰していきました。

これだけの急騰でかつ99.1レベルのギャップも埋めたため、安値圏で売り崩しに取り組んでいた勢力は一掃され、逆に将来にわたって買い戻しをしてくる燃料が一定程度なくなった可能性があります。
そのためさらに買い手を補充するため、いったん突破した高値固定VWAP付近まで買い手を求めてプルバックしてくるシナリオを準備しています。
そこでは損失をゼロに抑えるために価格が戻ってくれば買い戻したい勢力(おそらく20日のWTI取引期限を前にした介入勢力)、新規で買いたい勢力、押し目買いを行いたい勢力と少なくとも3者が買いを決意しているはずです。
筆者は、Xに日々の見立て、Instagram・Pinterestにストラテジーを投稿しています。
利用しているSNSが該当していれば、フォローしていただいて随時最新の見通しを確認していただければと思います。
原油価格についてよくある質問
原油価格についてよくある質問をまとめました。
ターゲットはいくらか?売買判断は?
これは自分でストラテジーを立案していないと、突発的に逆行した時に対処できないので、ご自分で立案してください。
その際には、実際に取引しているCFD取引業者のレートで再計算し、利益確定・損切ポイントを再計算しエントリーしてください。
基本的なトレード手法はどのように習得すればよいですか?
個人的にはテクニカル分析に関しては、この「マーケットのテクニカル分析」を読めば必要にして十分だと思います。
ただ近年は、筆者のようにオーダーブロック・累積出来高デルタ・VWAP・VPを用いた分析手法が増えてきており、これらをまとめた書籍はまだない状態です。
結局どのブローカーで取引を開始すればよいですか?
原油CFDの取引コストが最も安いIG証券がお勧めです。
株価指数・原油・ゴールドといったメジャーな商品取引では、国内の取引高が最も多いGMOクリック証券も他の金融商品も揃っておりバランスが取れています。

