こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
相場はいつも一方方向で推移するわけではなく、どこかで売り方・買い方の勢力が拮抗し「持ち合い」が発生し方向性が一時的に失われることがあります。
しかし均衡が破れどちらかの方向に動き出すと負けた方の損切りを巻き込み大きく相場が動きトレンドを形成していきます。
今回紹介する『シンメトリカルトライアングル』は、画像のように二等辺三角形を横倒しにした形状をしており、通常a・b・c・d・e地点までの動きをします。
ブレイクした場合の相場のターゲットは上昇方向なら三角形の最大幅分をeから加えて求められ(下降方向なら減じて)かなり大きな値動きに発展しやすいのが特徴です。
今回は、このように原油取引の週単位の見通しについてTrading Viewで分析していますが、原油価格のトレードは、GMOクリック証券、DMM CFD、外為どっとコムCFDネクストなどが低コストで使いやすい証券会社です。
いずれも高還元ポイントサイト『ハピタス』を経由して口座開設するだけで公式サイトの特典に加えて、ハピタスから大量のポイントが獲得できます。
高還元率ポイントサイト『ハピタス』への登録は、このサイト経由で特別紹介特典として合計1,700円相当のポイントがプレゼントされます。
①広告の数が非常に多く、高いポイント還元が魅力のポイントサイトです。
②ネットショッピングも高還元率で「お買い物あんしん保証制度」も完備。
③ポイント交換先が豊富で即日交換できます。
☆このサイトからなら特別紹介特典として合計1,700円相当のポイントプレゼント!
シンメトリカルトライアングルとは?ブレイク後→利益確定は?
『シンメトリカルトライアングル』とは、二等辺三角形を横倒しにした形状をしており、相場の中で頻繁に出現します。
相場は一直線に上昇したり下降するのではなく、「これ以上は上がらないだろう」と考えて売る勢力と「これ以上は下がらないだろう」と考えて買う勢力が均衡していわゆる持ち合いを形成する場合があります。
このときの持ち合いの形状が横倒しにしたトライアングルのような形状になることが多く、右方向に絞られていきどちらかの方向に均衡か崩れたとき一方方向に大きなトレンドが発生します。
つまりこういったいわゆる三角持ち合いは、売りも買いも拮抗しているため、その後どちらに動き出すかはブレイクを見届けてからが確実になります。
いち早くこれを発見するには、下落トレンドライン・上昇トレンドラインを暫定的に引いてみてだんだん右側に絞れている三角形になっているか、そしてその外辺部分に何回タッチしているか確認してみましょう。
通常内部のタッチ回数は、A・B・C・D・E波の合計5波になりやすいので思い切って大きな値幅を狙うならE地点を狙う方法を採用します。
しかし確実なトレードを目指すならこのシンメトリカルトライアングルを完全にブレイクしたのを見届けてからでも遅くありません。
一方で水平に伸びたレジスタンスラインと下値を切り上げ上昇していくサポートラインで形成される『アセンディングトライアングル』は、上昇しようという相場の意図が読み取れるので非常にわかりやすいトライアングルの形状です。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。「アセンディングトライアングル」とは、上昇継続を示すチャートパターンで、ブレイクに成功すると高い確率で価格が上昇します。反対に下落トレンド継続を示すチャートパターンは[…]
逆に時間の経過とともにボラティリティが拡大していく『拡大型トライアングル(Expanding-triangle)』は、最後のE波が判明するまで全体像がつかみにくく、最初の段階ではボックス相場でブレイクしたと誤認しやすく難易度の高い形状です。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。相場はいつも一方方向で推移するわけではなく、どこかで売り方・買い方の勢力が拮抗し「持ち合い」と呼ばれる均衡状態が発生し方向性が一時的に失われることがあります。しかし均[…]
トレード事例:S&P500 4518.5ショートエントリー/ターゲット4143.3
直近の事例のほうがしっくり来るので、紹介したいのがS&P500が2023年7月末から9月半ばにかけて形成したシンメトリカルトライアングルです。
S&P500は戻りの急所日足62EMA(黄太線)への2回目のトライとなっていますが、もしこれが失敗した場合は以下の下値リスクが浮上します。
実は天井圏でシンメトリカルトライアングルを形成しておりそのターゲットは4143付近と計算されるからです。… pic.twitter.com/9JMCSiJSbg— cohamizu (@cohamizu1) October 17, 2023
これまで説明した通り、a・b・c・d・eの合計5回トライアングルの外辺にタッチしており、最後のeではややトライアングルを突き抜けてから反落しています。
現在では戻り高値になりやすい62EMA(黄太線)まで戻ってきていますが、ここから反落していく場合、前回サポートされた200SMA(青線)を下抜けて800SMA(緑線)にまで達する可能性が高くなります。
この場合のターゲットは以下の計算によって求められます。
- トライアングルの最大幅 a/4609.9-4234.7=値幅375.2
- e/4518.5-375.2=4143.3
ちょうど800SMA(緑線)あたりまでのターゲットになりますが、実際にはどうなったかというと以下のように4127.6まで下落しており、ほぼ計算値に近いターゲット達成を実現しています。
このようにターゲット到達後、直ちに買い戻すか否かは、下記の画像のように最安値をつけたローソク足の両側のローソク足の安値が中央よりも高くなって直近安値を形成したのを確認してからが確実です。
また直近安値の定義は、最安値をつけたローソク足の高値を上抜くと成立するため、翌日以降最安値をつけたローソク足の高値をブレイクしたら買いからはいります。
それ以外では、スパイクローまたはブリッシュリバーサルなどのトレンド転換を示唆するプライスアクションの出現が確認できたら、最安値をつけたローソク足の高値を越えた時点ですぐに買いから入るケースもあります。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。下落トレンドのチャートで下ヒゲが異様に長く「底打ちではないか?」と考えられるローソク足が出現することがあります。FXで著名な陳満咲杜氏が執筆したプライスアクションの教[…]
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。今回はローソク足をもちいたプライスアクションの一つ『ブリッシュ・エンガルフィング(ブリッシュリバーサル)』について解説します。一般的には「ブリッシュ・エンガルフィング[…]
トレード事例:WTI原油 83.15ショートエントリー/ターゲット69.09
このWTI原油のトライアングルパターンでは、a・b・c・d・eの合計5回トライアングルの外辺タッチがなくc波ですぐにトライアングルの下値支持線を割り込んで下落を開始しています。
- トライアングル上限/94.98と下限/80.67までの値幅=14.32
- ブレイクポイント83.41-値幅14.32=69.09
20.72%もの大きな下落になってしまっているので、d地点で逆張りをするのは厳禁で、前日の陽線の安値を割り込んだらすぐにショートすべき事案になっています。
このブレイクアウトは10月に発生しており、WTI原油は例年10月~11月が需要減で下落しやすいアノマリーを知っていれば自信を持ってショートできると思います。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。原油価格についても株価指数と同様に季節性があり、買いから入ったほうが有利な時期と売りから入ったほうが有利な時期があります。[caption id="attachmen[…]
チャートツールはダントツでTrading Viewが便利
この記事で掲載しているチャートは、Trading Viewというツールで無料でも使えます。
①分析チャートツールはダントツでTrading Viewが便利
例えばこの記事で説明しているGMMAを表示できるチャートシステムは殆どないので貴重なツールだといえます。
とくかくできることが非常に多いツールですが、今回説明したトライアングルパターンをa・b・c・d・eでカウンティングできる機能はかなり便利です。
これだけの高機能ツールですが実は無料で閲覧することが可能です(ただし無料プランで表示できるインジケーターは2つまでなので、必要に応じてプランを選択してください)。
もちろん実際のチャート分析でもTrading Viewを使って複数の銘柄をチェックしており、チャート分析を行う上で欠かせないツールなので読者のみなさんもぜひ使ってみてください。
\利用登録無料の高機能チャート/
②無料で便利なチャートツールは楽天MT4CFD
Trading Viewは、無料で閲覧できる高機能ツールですが、無料プランで表示できるインジケーターは2つまで、チャートを同時表示できないなど、十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので不便に感じる場合があります。
そこで無料でありながらテクニカル分析を無限に追加できる楽天MT4CFDを使うことでその問題を解決することができます。
MT4で原油のチャートをチェックするには、USOILのシンボルを追加することで可能になります。
Trading Viewに対する利点は、楽天MT4CFD口座を開設していれば無料で機能を使えることとローソク足の動きが非常に速く(MT4ではトレンドに乗ったポジションを維持しやすくなるため平均足を使っています)判断を下しやすいことです。
使い方の一例では、Xで楽天MT4CFDチャートを使った15分足平均足トレードのエントリー方法を具体的な内容で公開しています。
#WTI(#原油)15分平均足トレード基本パターンまとめ
①平均足・15EMA・遅行スパン・DMIのシグナルが一致
②トレンドラインタッチ後、もしくは上位足の押し目・戻り目を狙う
③水平線をブレイクしたところは抵抗がなく伸びる
④ADXの低下もしくはDMIの反転で手仕舞い pic.twitter.com/fvtAhAcI4n— cohamizu (@cohamizu1) September 1, 2024
【まとめ】シンメトリカルトライアングルとは?
「シンメトリカルトライアングル」とは、「これ以上は上がらないだろう」と考えて売る勢力と「これ以上は下がらないだろう」と考えて買う勢力が均衡して三角持ち合いを形成するチャートパターンです。
今回は、この相場でよく出現する「シンメトリカルトライアングル」のパターン、またはエントリーポイントについて解説しました。
- シンメトリカルトライアングルはa・b・c・d・eで構成されるパターンが多くeは行き過ぎることがあります。
- エントリーポイントはe地点か、トライアングルをe地点から反発しブレイクしたポイントでエントリーします。
「シンメトリカルトライアングル」はその形状からも、どちらに抜けるか決めつけるべきではなくブレイクを待ってエントリーすべきチャートパターンです。
行きつ戻りつしている銘柄を見つけたらレジスタンスライン・サポートラインを引くことで、ここで説明したチャートパターンになっている場合が発見でき収益チャンスに繋げられるかも知れません。
トレードの対象は、今回のトレードの事例で説明したアメリカの代表的な株価指数「S&P500」をはじめとして、FX、WTI原油・金・銀などの商品などあらゆる投資対象に適用されますので、トレード対象の銘柄を拡げて『シンメトリカルトライアングル』の出現を確認してからエントリーしましょう。
この記事では、このようにチャート分析についてTrading Viewを主に活用していますが、無料プランで表示できるインジケーターは2つまで、チャートを同時表示できないなど、十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので不便に感じる場合があります。
そこで無料でありながらテクニカル分析を無限に追加できる楽天MT4CFDを使うことでその問題を解決することができます。