PayPayポイント運用はS&P500に連動するETFに擬似投資するサービスですが、逆指値によるリスク管理やIFD・IFOなどの多彩な注文方法が使えません。
逆指値は買った価格の下に設定して、自分の考えた思惑が外れた時にこれ以上の損失を防止する使い方(ストップロスオーダー)をするものです。
ですのでPayPayポイント運用に慣れていったら、同じくほぼ24時間いつでもどこでも取引できて、FXと同じ多彩な発注手段があるCFD取引でS&P500などの株価指数取引に取り組むと良いと思います。
東京市場でETFによる株価指数の取引はできますが、一番激しく動くNY市場の取引後の結果を取引することになるので、急落リスクは避けようがありません。
しかしCFD取引でS&P500などの株価指数取引をする場合は、チャンスを逃しませんし急落にも逆指値を設定しておけば、ちゃんと損失を限定した取引を行ってくれます。
CFD取引で株価指数を取引するならば、もっとも低コストな証券会社はGMOクリック証券です。
①FXと同じ仕組みで世界中の株価指数・商品・株式・ETFに投資できます。
②S&P500のスプレッドは0.3pips、NASDAQ100は0.8pipsと最も低コストです。
③米国株も厳選された30銘柄に低コストで投資できます。
④PC用取引ツール・スマホアプリも直感的でダントツで使いやすいです。
CFD取引(差金決済)とはFXのように株価指数や商品を取引できる仕組み
CFD取引とは、別名「差金決済取引」と呼ばれ、取引開始から取引終了までに発生した差額分を決済する取引です。
日本ではFXが先に爆発的に普及しましたが、CFD取引は株式指数や株式、原油などのエネルギー、金・銀などの商品をFXのように証拠金取引できる仕組みです。
このCFD取引と先物取引との違いは、先物取引は期限があるのに対して、CFDは期限がありません。
また買いだけでなく、売り(いわゆる空売り)からも入れます。
GMOクリック証券の株価指数CFDの取引はオーバーナイト金利が発生しない
株価指数をCFD取引する際に、大多数の証券会社ではFXのスワップ金利に相当するオーバーナイト金利が発生しますが、GMOクリック証券では取引の多い株価指数に対してこのオーバーナイト金利が徴収されないため、保有コストが低いのが魅力です。
GMOクリック証券の株価指数CFD取引で発生するのは価格調整額だけ
GMOクリック証券CFD取引で発生するその他の費用は3つあります。
- 価格調整額
- 金利調整額
- 権利調整額
このうちGMOクリック証券の株価指数CFD取引で発生するのは、「価格調整額」だけです。
CFD取引では原資産である先物で現状の先物に期日が到来すると期先へ乗り換えますが、価格に差異が生じます。
この価格差を調整してあたかも引き続き継続して取引が行われているようにしているわけです。
この時に発生しているのが「価格調整額」です。
乗り換える期先の先物価格が高ければ、マイナス調整され、逆に低ければプラス調整されます。
株価指数CFD取引で発生しているコストは実質スプレッドだけ
GMOクリック証券の株価指数CFD取引で発生している「価格調整額」は損も得もしていませんので、実質発生している経費は取引の時に負担しているスプレッド(売りと買いの価格差)だけです。
主要なCFDサービスを提供している会社のスプレッドを比較してみました(時間と環境によってはスプレッドは広がります)。
CFD取引会社 | S&P500 | NASDAQ100 | 日経225 |
GMOクリック証券 | 0.3 | 0.8 | 2.0 |
IG証券 | 0.6 | 2.0 | 7.0 |
サクソバンク証券 | 0.5 | 1.5 | 5.0 |
OANDA Japan CFD ![]() |
0.4 | 1.7 | 6.0 |
DMM CFD ![]() |
0.5 | 2.0 | 7.0 |
楽天証券CFD | 0.5 | 2.2 | 10.0 |
S&P500では差は大きくないですが、NASDAQ100・日経225だとかなり差があります。
このスプレッドコストは、GMOクリック証券では0.3pipsですので経費は取引数量”1″に対してコストは34円です。
往復でも34円のコストです。
例えば投資信託で同じS&P500に連動した「SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド」を同じ45万円購入すると信託報酬など実質コストは年率0.1136%発生していますので511円コストが発生しています。
ですので株価指数で取引をする場合は、GMOクリック証券のCFD取引は非常にコストが安いといえます。
リスク管理はレバレッジと逆指値で厳密に管理すべし
圧倒的にコストが安いにも関わらず、CFD取引が一般的でないのは証拠金取引でレバレッジを掛けて投機的な取引であるというイメージがあるからだと思います。
たしかにそういった使い方もできますが、CFD取引ではリスクを大きくもできますし低くもできます。
CFD取引はレバレッジを低くしてリスクを減らすことができます。
PayPayポイント運用でもチャレンジコースは3倍のリスクでやっています。
そうするとS&P500を同じレバレッジ3倍で取引する場合は、現在の価格では15万円の証拠金で取引数量”1″で取引を行えば同じリスクです。
さらにリスクを低下させるには2倍程度に抑えるとすれば、22万円ほどの証拠金で取引数量”1″で取引を行えば2倍のレバレッジです。
まるっきりインデックファンドやETFと同じ等価の低リスクで取引をする場合は、45万円に対して取引数量”1″で取引を行えば1倍のレバレッジになります。
逆指値を設定してリスクを限定できる
一番大事なのはこの逆指値です。
PayPayポイント運用では、この逆指値がありません。
ですので寝ている間にNY市場で急落して朝起きたら大損していたというケースもありえますが、各CFD取引会社ともにFXと同じ仕組みですので、指値・逆指値・IFD・IFO注文が利用できます。
逆指値は、図のように上昇と思って「買った」ときに、点線のように思惑が外れて下落した時に損失を限定するために設置する注文です。
青い線のところに逆指値があれば損失を被ることなく取引を終えられます。
逆に思惑通り、実線のように上昇してくれれば、逆指値をだんだん上方向に動かして、利益を確保していくこともできます。
日本の市場で上場しているETFで取引している場合は、NY市場の結果が9:00の取引開始からモロに反映されるので、途中経過で損失を限定できません。
それを考えるとCFD取引の方がNY市場の取引も含めて24時間リアルタイムの値動きなので、急落しても逆指値が発動して損失は限定的で済みます。
その意味ではリスクを抑えて逆指値をちゃんと設定していれば、堅実な取引が可能だと思います。
GMOクリック証券で株価指数を取引する場合のデメリット
GMOクリック証券のCFD取引はこのようにメリットが多いのですが、デメリットとしてはチャートシステムは非常に見にくいです。
カスタマイズ性も乏しく、スマホアプリも重いので、ちょっと使いづらいですね。
そこにくると高性能なMT4を利用できる楽天証券CFDの方がカスタマイズ性と、システムの軽さが快適なのでチャートの閲覧では楽天証券CFDの方が勝っています。
ですのでPayPayポイント運用で閲覧するチャートとしては基本的には楽天証券CFDのMT4チャートによる閲覧をオススメしています。
株価指数をCFD取引するなら「GMOクリック証券」が低コスト:まとめ
CFD取引は自由度が高い分、ハイリスクな取引もできますが、株価指数ならレバレッジを抑えて、逆指値を設定すれば非常に低コストなので有効な資産運用方法になります。
PayPayポイント運用に慣れてS&P500の値動きに慣れてきたら、よりリスクをしっかり管理できるCFD取引をオススメします。
チャートならMT4が一番ですが、GMOクリック証券はコストが安いため組み合わせで使ってみても良いのではないでしょうか。
先物だと一つの口座で一つの資産しか取引できませんでしたが、CFD取引なら一つの口座で世界中の様々な資産に投資できますので、ここは日経225だなとか、ここはNASDAQ100だなとか機会を逃さない取引ができます。
それほど沢山の人に選ばれているということなので、最初のCFD取引ならGMOクリック証券がオススメです。
①FXと同じ仕組みで世界中の株価指数・商品・株式・ETFに投資できます。
②S&P500のスプレッドは0.3pips、NASDAQ100は0.8pipsと最も低コストです。
③米国株も厳選された30銘柄に低コストで投資できます。
④PC用取引ツール・スマホアプリも直感的でダントツで使いやすいです。
>>【関連記事】CFDを活用した長期インデックス投資