原油価格の見通しについて、アーカイブをまとめています。
1年は52週あり、それをシーズンごとで4分割(春・夏・秋・冬)すると13週単位となります。
今後はすでに投稿されている1シーズン13週分の記事を更新し、過去の反省もしくは振り返りに関しては、Facebookページに投稿した内容を活用していきます。
2025年 第2四半期 Facebookページアーカイブ
第2四半期における原油価格の推移は、前半トランプ政権による関税政策により世界経済の落ち込みが懸念され大荒れとなっています。
第2四半期 第7週 原油価格の見通しと結果
2025年5月第3週に相当する原油価格の見通しは、買いから入るべきだと考えています。
2Q 7W 見通し
短期的にはヘッド&ショルダーズボトムのターゲット64.30、中期的には推進波W3のトップ71.06が到達点として挙げられます。
2Q 7W 結果
結果は、ターゲット64.30には届かず、63.90で失速しており、これにより推進波W3-3が終了し修正波W3-4が進行しています。
第2四半期 第8週 原油価格の見通しと結果
2025年5月第4週に相当する原油価格の見通しは、トライアングルのブレイクアウトを待ち、ブレイクアウト時に大きな出来高となったのを確認できてからその方向に追随してエントリーすべきです。
2Q 8W 見通し
現在推進波W3-3が終了し修正波W3-4が進行しており、これをブレイクアウトすることで推進波W3-5が発生すると考えられます。
そのターゲットは71.076と推定しています。
2Q 8W 結果
しかし修正波はトライアングル型ではなく、拡大フラット修正波だったようで、推進波W3はまだ進行中、現状はその内部でW3-1・W3-2が終了し来週はW3-3が進行していくと思います。
そのターゲットは71~73ドルですが、6月1日に開催予定のOPECプラスでさらなる増産があるリスクには注意が必要です。
第2四半期 第9週 原油価格の見通しと結果
2025年5月第5週に相当する原油価格の見通しは、上昇波動5波構成の推進波W3-1が通過し修正波W3-2が拡大フラット修正波の形状で発生していると思います。
2Q 9W 見通し
2025年5月第5週に相当する原油価格の見通しは、上昇波動5波構成の推進波W3-1が通過し修正波W3-2が拡大フラット修正波の形状で発生していると思います。
この修正波が目論見通りA-B-Cで通過済みである場合、W3-3のトップは73.9と推定されます。
2Q 9W 結果
修正波W3-2をブレイクする目論見でしたが、右肩下がりの平行チャネルの調整が継続しています。
したがって急上昇後のトレンド継続型フォーメーション「ブルフラッグ」が形成されていると推定されますので、来週はその下値支持線を捕捉するポジションメイクを狙っていきます。
第2四半期 第10週 原油価格の見通しと結果
原油価格の現状認識は、上昇波動5波構成の推進波W3-1が通過し、修正波W3-2が徐々に右肩下がりの平行チャネル内、つまりブルフラッグに収斂されているようです。
2Q 10W 見通し
2025年6月第1週に相当する原油価格の見通しは、OPECプラス会合の結果を受けて、現状継続している修正波W3-2が終結して、週明けにでも推進波W3-3が発生する可能性があります。
その推進波W3-3のトップは、エリオット波動理論で算出すると71.07に達する公算です。
来週はその上昇トレンドにどうやって乗るかが最大の課題になると思います。
2Q 10W 結果
ベストなロングポジションを取れる好機でしたが、月曜日にギャップアップで上昇してしまい、ロングの好機を逃してしまいました。
本来ならここでギャップを埋めて流動性を整えてから上昇するパターンならロングポジションを捕捉できたのですが、ギャップを空けたままレジスタンスラインをブレイクしています。
よって来週は、押し目買いを狙う戦略になります。
第2四半期 第11週 原油価格の見通しと結果
先週の2025年6月第1週までの現状認識は、大型の上昇推進波W3が進行途中だという認識です。
その内部構成は、5波構成W3-1・W3-2・W3-3・W3-4・W3-5で編成されており、修正波W3-2を通過し、衝撃波W3-3がスタートしたと推定しています。
従って2025年6月第2週においては、衝撃波W3-3が形成していくトレンドに追随して乗っていく戦略を取ったほうがよいと思います。
2Q 11W 見通し
現状は雇用統計で勢いに乗ってレジスタンスラインをブレイクしたばかりですので(目標は71.07ドル)、それに飛び乗るのは危険を伴うと思います。
なぜなら重要なブレイクポイントではいったん、突破した水準まで戻って来るリターンムーブが度々発生するからです。
したがってベストなロングポジションを構築するため、辛抱強くリターンムーブを待つことにします。
2Q 11W 結果
原油価格は、リターンムーブまでたどり着かず週末にはイスラエルのイランへの攻撃により77.6まで急騰しています。
ただしブレイカーブロックが71.05~71.90の間で出現しているので、11Wはこれを土台に押し目買いを敢行することになると思います。
第2四半期 第12週 原油価格の見通しと結果
原油価格の現状認識は、上昇波動5波構成の修正波W3-2が通過し、イスラエルのイランへの先制攻撃でかなりの値幅で上昇しています。
しかし上値抵抗線でレジストされていますので、推進波W3-3が終了して修正波W3-4に早くも移行している可能性に対して留意が必要です。
2Q 12W 見通し
推進波W3-3が終了した場合、セオリーはW3-1とW3-2が形成している上昇トレンドチャネル上値抵抗線まで調整する機会を待つことです。
もしくはブレイカーブロックまでの調整で早々と上昇しだすかもしれません。
2Q 12W 結果
原油価格は、イスラエルによるイランへの先制攻撃から週明け同レベルまで急騰して寄り付いたものの、値を崩していきイランが交渉を望んでいるというデマによって69.38まで急落しています。
筆者はこのときに68.111(日本で最もシェアをもつGMOクリック証券は月曜日から価格調整)でロングポジションを取ったため、5ドル超の大きな利益を獲得することができました。
しかし69.38から反発した後は、ボラティリティが低下し始めて上向きの三角持ち合いに似た状況を呈しています。
第2四半期 第13週 原油価格の見通しと結果
日曜日にアメリカがイランへ攻撃を行ったことで、原油価格は吹き上がってはじまると思いますが、流動性が薄いため、そこから下落してくる可能性があります。
その下落したときに押し目買いを狙う方針ですが、状況によっては大陽線否定形の典型的なパターンになる可能性があります。
2Q 13W 見通し
おそらくトランプ関税で急落した3/31~4/3の期間で形成されたブレイカーブロック(71.05~71.90)が日足ベースで強力なサポートになるでしょう。
そこまで調整したらロングを行い83ドルまでの上昇を狙います。
2Q 13W 結果
原油価格は78.40付近に寄り付いたあと、徐々に崩れ73ドルを下回ったあたりで急落し10ドルを超える大暴落になり64ドル台まで急落しています。
それ以降は、チャートが傷んだためか均衡状態が継続して65ドルを挟み下限は64ドル、上限は66ドル付近でレクタングルパターンが出現し膠着状態に陥っています。
>>2025年第2四半期13週 WTI原油価格見通し/原油CFDトレードブログ
2025年 第3四半期 Facebookページアーカイブ
第3四半期における原油価格の推移は、前半はエリオット波動における修正波W4による価格の落ち込み、中盤以降は衝撃波W5による80ドル以上の上昇を予測します。
第3四半期 第1週 原油価格の見通しと結果
原油価格が78.40→63.98まで大暴落したことで、極端に出来高が減り均衡状態に陥っています。
そのため急落前につけた78.40の高値をW3のトップ、直近の急落を修正波W4のA波と定義し直して、B波による戻りを狙う作戦に切り替えます。
3Q 1W 見通し
現状は4月23日に形成されたブレイカーブロックで下落が止められた状態ですが、反発する気配がほとんど見られないため一旦63ドル付近の安値を拾ったうえで上昇にかじを切ると予測しています。
3Q 1W 結果
1週間近く均衡状態が継続しましたがようやくレンジをブレイクしました。
週末にはOPEC+が開催されて41.1万バレルの増産が予想されているため、そこに向けて調整すると考えています。
ようやく均衡状態が崩れて原油価格が動き出すと思います。
>>2025年第3四半期1週 WTI原油価格見通し/原油CFDトレードブログ
第3四半期 第2週 原油価格の見通しと結果
週末にOPEC+会合が開催され、従来の予想41.1万バレルの追加増産を上回る54.8万バレルの増産が決定されました。
これによりOPEC+の増産はあと1回程度になり、底が見えた状態になったため、原油価格はこれまでの膠着を抜けて上昇開始しそうです。
3Q 2W 見通し
OPEC+会合による増産加速の決定により、週明けのWTI原油は最大65.20までドロップするスタートを予測しますが、そこが最大の買い場になります。
ロングポジションを構築した際の目標値は急落時のFVGを埋める73ドルを予測します。
3Q 2W 結果
初動は予測通り1ドル程度のギャップダウンで始まったので、即65ドルレベルでロングしましたが持続的な上昇に疑問を持ったので利益確定し68.398でショートしています。
原油価格の見通しについてよくある質問
原油価格の見通しについてよくある質問をまとめました。
原油価格は今後いくらになりますか?
この記事では、原油価格の動向を考察していますが、基礎的なテクニカル分析とターゲットの出し方は変わりません。
「マーケットのテクニカル分析」などを読破して、ご自分でターゲットを算出することをおすすめします。
しかし実際のトレードはCFD取引を提供している各証券会社のレートで再計算し、スプレッドも加味したうえで利益確定ポイント・損切りポイントを再計算してからエントリーしてください。
原油価格の見通しについて最新の情報を入手するにはどのSNSをフォローしたらよいか?
速報性としては、X公式・Bluesky公式で最新の見解を投稿するようにしています。
基本的に1年は52週=13週×4シーズンで構成されており、月度ごとで見通しを立てるよりも1週間毎、1年間52週で戦略を立案してその都度軌道修正していくべきだと考えています。
そのため今後は、予め作成した13記事を残し、4シーズン×13週単位で更新していく方法をとります。
そして文字数の制約がないに等しいFacebookページで投稿した内容を今後の検証材料・アーカイブとして残す形式をとることにしました。
結局、原油はどのブローカーで取引を開始すればよいですか?
下記の表に有力なCFD業者を比較して掲載しています。
スプレッド | 最低取引数量 | 取引時間 | |
---|---|---|---|
GMOクリック証券 | 2.6 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
GMO外貨 | 2.6 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
外為ドットコム | 2.6 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 |
ヒロセ通商 | 2.8 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
IG証券 | 2.8 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 |
コスト的に最安値は、GMOクリック証券・GMO外貨・外為ドットコムといったところになっています。
GMOクリック証券・GMO外貨・ヒロセ通商では、最小取引単位が1からなので1,000円以下から取引が開始できます。
この記事で紹介しているポイントサイト「ハピタス」は、会員向けにさまざまな企業広告を掲載しているサイトで、ユーザーが広告を利用することで企業から広告費が支払われ、その一部がユーザーに還元されます。
とくに上記のような証券会社の広告では、飛び抜けた還元率を維持しているポイントサイトですので、新規で証券会社の口座開設をするときには忘れずに経由しましょう。