1株(単元未満株)から株が買える証券会社2024!手数料・サービス内容比較

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。

株式投資したら?といわれても若いときにはた100株の単元株を買える余力がなかったのですが、ここ最近各証券会社では、1株から99株までの少額から始められる単元未満株取引ができるようになってきています。

アメリカでは株式投資は1株単位からできるので、日本の証券制度は化石のような不便さでどうしようもないのですが、ここは各証券会社の企業努力で1株単位の売買が可能になってきており本当に素晴らしいことだと思います。

しかし、注意しなければならないのが、各証券会社の努力で単元未満株取引が可能になっているだけに、各証券会社によって単元未満株の取り扱いが異なります。

また証券会社によっては、手数料が高かったり、売買時間が限られたりする場合もあります。

2023年4月17日から楽天証券で待望の単元未満株取引「かぶミニ™」がスタートします。

このサービスは、従来売買時間が限られてきた単元未満株取引でもリアルタイム取引ができるうえ、楽天ポイントを使って株式を購入することもできます。

今回は、この楽天証券をはじめとする各証券会社の単元未満株の取引方法や手数料と注文時間について具体的に説明し、投資コストを抑えて取引できる証券会社を比較してご紹介します。

最後まで読めば、単元未満株を利用して株式投資をするかどうかを判断でき、自分に合った証券会社で単元未満株を始めることができるでしょう。

高スペックの単元未満株取引「かぶミニ™」が4/17からスタートする楽天証券の口座開設は、ポイントサイト経由で報酬が高騰しておりよいタイミングだと思います。

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4.5

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単元未満株とは?対応している証券会社・手数料を比較

単元未満株とは、1株から99株までの株式のことです。

単元未満株だけを保有している場合は、議決権の行使が認められませんし、株主優待がもらえない場合がほとんどです。

まあ、それは良いとして先進国では株式は1株から売買可能なのに、日本ではなんでかさっぱりわからないのですけど株式は100株単位でしか売買できません。

ですが各証券会社が提供している単元未満株取引なら1株単位・金額単位で売買できるようになってきています。

少額から株式投資が始められるので株式投資のハードルが大幅に低くなっていっていますが、あくまで各証券会社の企業努力なので単元未満株の取引ができる証券会社が限られています。

単元未満株取引に対応する証券会社

現在、単元未満株の取引に対応している証券会社は10社あります。

単元未満株の取引には、注文方法やタイミングに制限があるところがほとんどで、リアルタイム取引は、楽天証券PayPay証券・CHEER証券・CONNECT・LINE証券が対応しています。

そのためここでは、リアルタイム取引が可能な証券会社とリアルタイム取引が不可能な証券会社とで手数料を比較します。

リアルタイムで単元未満株取引に対応する証券会社手数料比較

単元未満株は成行注文しかできないのがネックでしたが、リアルタイム取引に対応する証券会社も増えてきています。

もっとも証券会社毎に銘柄は限定されます。

これは実は非常に重要なことで、買いが集中する銘柄はどうしても市場が始まった寄り付きの株価が高くなりがちです。

つまり高値掴みをしやすくなる可能性が高くなります。

その一方でブレイクした銘柄を引け付近で買えれば、翌日も続伸する可能性が高いのでより有利な株価で株式を購入することができるからです。

ということで有利な取引を狙えるリアルタイム取引が可能な証券会社で手数料を比較してみました。

またポイント投資ができるか否かも参照してほしいと思います。

約定代金別売買コスト ポイント投資
3,000円 1万円 3万円
楽天証券 7円/買付
17円/売却
22円/買付
33円/売却
66円/買付
77円/売却
PayPay証券 30円~42円 50円~70円 150円~210円
CHEER証券 30円 50円 150円
CONNECT 30円 50円 150円
LINE証券 10円~30円 18円~50円 35円~100円

この表の内、PayPay証券CHEER証券は1株ではなく金額単位の売買が可能です。

PayPay証券の場合は1,000円以上1,000円単位、CHEER証券は500円以上100円単位となっています。

純粋に手数料で比較すると、楽天証券は単元未満株取引で本命になり得ると考えてよいでしょう。

ただし証券会社の企業努力に頼っていますので、スタート当初は100銘柄の予定で順次拡大予定ということです。

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取引時間に制限があるが単元未満株取引に対応する証券会社手数料比較

単元未満株取引でリアルタイム取引に対応する証券会社も増えてきたものの、銘柄数は限定されているのが実情です。

この点でどうしても売買したい銘柄がない場合は、取引時間に制限があるものの銘柄数が充実しているのが、下記の表の証券会社になります。

どのような取引制限があるかというと、SBI証券なら1日3回の約定タイミングに限定されています。

ですので確かに、しっかりとタイミングを図って注文することはできませんが1日3回も約定タイミングがあるのであれば十分といえなくはないです。

約定代金別売買コスト ポイント投資
3,000円 1万円 3万円
SBI証券 0円/買付
55円/売却
0円/買付
55円/売却
0円/買付
165円/売却
auカブコム証券 55円/買付
55円/売却
55円/買付
55円/売却
165円/買付
165円/売却
マネックス証券 0円/買付
52円/売却
0円/買付
55円/売却
0円/買付
165円/売却
日興フロッギー 0円/買付
15円/売却
0円/買付
50円/売却
0円/買付
150円/売却
岡三オンライン証券 220円 220円 300円

日興フロッギーの売却時の手数料は0.5%ですが、売却後dポイントで0.2%還元されるため実質0.3%の手数料だといえます。

手数料はやや高め

手数料に関しては、岡三オンライン証券は特に選ぶメリットが見いだせません。

SBI証券auカブコム証券マネックス証券に関しては、約定代金に対し0.55%の手数料がかかる設定になっていますが(SBI証券マネックス証券は買付は無料)、最低手数料としてSBI証券auカブコム証券は55円、マネックス証券は52円がかかります。

こうやって手数料を確認すると楽天証券と比べると見劣りがする部分もありますが、上記の証券会社を使うメリットは銘柄数が非常に多いことです。

SBI証券auカブコム証券マネックス証券・岡三オンライン証券ともに全銘柄を単位未満株として取引可能です。

日興フロッギーについても9割の3,800銘柄が取引可能なので取引したい銘柄がないということは非常に少ないでしょう。

金額指定の取引は日興フロッギーのみ

この取引時間に制限があるものの、銘柄数が非常に多い証券会社の中で金額単位で単位未満株を購入できるのは「日興フロッギー」のみです。

購入単位は100円以上100円単位という少額でも購入することが可能です。

取引時間は、SBI証券よりも約定機会が2回と少ないのですが、購入単位が100円以上100円単位という少額であるメリットの裏返しであることを考えればとくに気になることもないと思います。

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近年共通ポイントや独自ポイントで投資ができる環境が整いつつありますが、その中でポイントの集めやすさと利用のしやすさで突出しているのが、・「楽天スーパーポイント」・「dポイント」・「Tポイント」・「LINEポイント」・「Pontaポイント[…]

単元未満株でも配当はもらえる?証券会社の配当支払い方法を比較

単元未満株でも配当はもらえます。

たとえ1株だけでも、その銘柄が配当を実施していれば、保有している株数に応じて配当金が支払われます。

※配当金には約20.315%の税金がかかります。

配当をもらうために必要なこと

配当をもらうためには、以下の2つの条件を満たす必要があります。

  • 権利確定日までに単元未満株を保有していること
  • 配当受取口座を設定していること

権利確定日とは、配当や優待などの権利を得るために必要な日付のことです。

権利確定日までにその銘柄の株式を保有していれば、その後に売却しても権利は失効しません。

権利確定日は銘柄ごとに異なりますが、一般的には年2回(3月末と9月末)や年4回(3月末・6月末・9月末・12月末)です。

配当を受け取る口座は楽天銀行がオススメ

ネット銀行の「楽天銀行」は、株式配当金受取プログラムとして1件につき10円の現金がプレゼントされる設定になっています。

そのためこういった単元未満株で得られる配当金を受け取る口座は、楽天銀行に設定したほうがより有利になります。

また配当金を受け取った件数は、優遇プログラムの「ハッピープログラム」の対象となるため、VIP・スーパーVIPステージなら1件につき3ポイントのポイントも受け取れます。

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単元未満株でおすすめの銘柄は?

問題は、単元未満株でおすすめの銘柄はどれか?というところが非常に悩ましいですね。

たくさんある銘柄の中でどれを選ぶのかは非常に難しい問題です。

株価が割高か?割安か?PERでチェック

まず、現在の株価水準が割高なのか?割安なのか?という視点で絞り込みを行うと高値掴みを防止できます。

株価は以下の公式で計算されます。

株価=1株あたり純利益×株価収益率

この中で割安かどうかを測るために注目しておきたい指標はPER(株価収益率)です。

1株あたりの「企業が稼ぐ利益」の何倍かを表しており、値が小さいほど割安、大きいほど割高といえます。

現状の日経平均PERは13.18(2023年4月7日)ですが、これを割り込む銘柄でありながら投下された資本から高い利益(ROE)を叩き出す優良な銘柄を見つけ出す方法が投資効果を高めやすい方法です。

例えば2023年1月あたりでは、5401:日本製鉄をTwitterやブログなどでオススメしていましたが、この銘柄のPERは4.2倍と低位でありながらROEは20%を超えています。

年初来のリターンはこの記事を書いている2023年4月10日あたりで28.23%と非常に高いです。

投資金額からどれくらいの利益を叩き出したのか?自己資本利益率(ROE)に注目

注目しておきたいのは、配当利回りも重要なのですが、その企業が投下された資本(株式)からどれくらいの利益を叩き出したかという指標です。

それは自己資本利益率(ROE)です。

株主が出資したお金を元手に、企業がどれだけの利益を上げたのかを数値化したもので、「企業がどれぐらい効率良くお金を稼いでいるか」を示す財務指標です。

日本企業のROEは8%程度で、18%台の米国企業と比べて大きな開きがあり、全体的に低収益です。

ですので投資して配当もですが、株価が長期的に上昇していくか否か、投資した金額に対してどれくらいリターンが望めるかは当然判断基準に入ってくると思います。

次に高配当銘柄として選好される傾向にある銘柄を3つあげてみました。

比較するため表に、同期間のTOPIXに連動するETF/1306:(NEXT FUNDS)TOPIX連動型上場投信の数値を掲載しています。

低PER・高ROE銘柄①9432:日本電信電話(NTT)

数ある投資銘柄のうち、非常に安定した収益で配当利回りが高い企業なのが、9432:日本電信電話です。

固定電話やモバイル通信、インターネットなどの情報通信サービスを提供する総合通信事業者で、NTTドコモを子会社化しています。

1年リターン 10.30%(7.09%)
ROE 14.91%
PER 11.6倍
EPS 337
配当利回り 3.05%(2.22%)

低PER・高ROE銘柄②9433:KDDI

9433:KDDIは、auブランドを中心とした携帯電話事業やインターネット事業などの情報通信サービスを提供する総合通信事業者です。

個人向けにはスマートフォンやタブレット、光回線などのサービスを展開しています。

1年リターン 1.77%(7.09%)
ROE 13.81%
PER 12.8倍
EPS 296.2
配当利回り 3.37%(2.22%)

低PER・高ROE銘柄③8058:三菱商事

8058:三菱商事は、国内外のネットワークを通じて、天然資源開発から消費者向けの商品・サービスまで、幅広い産業分野で事業を展開する総合商社です。

エネルギー・金属・機械・化学品・生活産業などの基幹事業に加えて、金融・物流・インフラ・デジタルなどのサービス事業や、新エネルギー・環境などの新規事業にも積極的に取り組んでいます。

1年リターン 18.64%(7.09%)
ROE 15.01%
PER 6.1倍
EPS 849.8
配当利回り 3.79%(2.22%)

単元未満株にもデメリットがある?証券会社の注意点やリスクを比較

単元未満株取引は、ここまで説明したように従来100株単位でしか取引できなかった株式投資が、各証券会社の努力によって1株から購入できるようになり、中には金額指定で購入することができるようになっています。

しかし単元株取引には、デメリットや注意点もあります。

そのひとつが、それぞれの証券会社の努力によってサービスが提供されているため、それぞれのルールが異なるところです。

売買時間が限られるデメリット

例えば、売買時間です。

SBI証券なら、売買のタイミングは1日3回の約定タイミングに限定されています。

長期投資と割り切って買付手数料がかからないSBI証券マネックス証券日興フロッギーで購入する場合は、同様に購入できる時間帯に制限があるため「絶好のタイミングを図って買う」という方法はできません。

銘柄数に制限がある

できるだけよいタイミングで投資するために、楽天証券・CONNECTを選んだ場合は、確かにリアルタイム取引ができるのですが、例えば楽天証券では今後増える予定とはいえリアルタイムで取引できるのは100銘柄からのスタートと限定されます。

このように銘柄数に制限があるのがデメリットですので、リアルタイム対応銘柄数をまとめておきました。

リアルタイム取引対応銘柄数
楽天証券 100銘柄(予定)
PayPay証券 165銘柄
CHEER証券 400銘柄
CONNECT 400銘柄
LINE証券 1,500銘柄

今後の銘柄数の拡大に期待ですね。

【まとめ】1株(単元未満株)から株が買える証券会社2024!

単元未満株取引とは、1株から99株までの株式を売買できる取引方法です。

単元未満株取引のメリットは、少額から気軽に株式投資ができることや、配当金や一部銘柄の株主優待がもらえることです。

単元未満株取引のデメリットは、取引ができる証券会社や銘柄が限られることや、注文方法やタイミングに制限があることなどです。

単元未満株取引は、長期投資を目的とした株初心者におすすめの取引方法です。

2023年4月17日から楽天証券で待望の単元未満株取引「かぶミニ™」がスタートします。

このサービスは、従来売買時間が限られてきた単元未満株取引でもリアルタイム取引ができるうえ、楽天ポイントを使って株式を購入することもできます。

2023年4月17日からはじまる「かぶミニ™」に大いに期待したいと思います。

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