こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、イスラエルのイランへの攻撃で急騰したあと、徐々に振れ幅が小さくなり、修正波らしい膠着状態になっています。
修正第4波では、トライアングルが出現しやすいため、上向きのアセンディングトライアングルになるか、もう一度72ドル割れを試す場面がありそうです。

ボラティリティも出来高も落ち着き始め、すでに衝撃波W3-3が通過しているため、来週は修正波W3-4がどのような形状になって、最終83ドルに達すると考えられるW3-5がどこから発生するのかを見極める週になると思います。
また衝撃波W3-5がどこでトップをつけるのか目安を定めておくことも重要だと思います。
この記事では、このように2025年6月第4週の原油価格の動向を考察していますが、実際のトレードはCFD取引を提供している各証券会社のレートで再計算し、スプレッドも加味したうえで利益確定ポイント・損切りポイントを再計算してからエントリーしてください。
日本においてもCFD取引ができる環境は整ってきており、GMOクリック証券・GMO外貨exCFD・外為ドットコム・IG証券がコスト面・利便性でトップランクの証券会社(ブローカー)になります。
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WTI原油 2025年6月第4週テクニカル分析
2025年6月第2週の原油価格の現状は、4月9日につけた55.12が大底→4月23日の高値64.87までの反発を衝撃波W1、5月5日の安値55.30までの反落を修正波W2と推定することができます。
したがって現在進行しているのは衝撃波W3です。
その内部も5波で構成され、現在は衝撃波W3-1→修正波W3-2→衝撃波W3-3を通過し、出来高とボラティリティが低下して修正波W3-4に入っていると推定されます。

通常、エリオット波動では修正第4波は、レジスタンスラインとサポートラインの中で乱高下を繰り返すトライアングルパターンになりやすく、中途半端なところから入ると往復ビンタで徹底的にやられることもあります。
ということはレジスタンスラインとサポートラインで、逆張りをすれば損失どころか利益を次々をあげることもできそうですが、トライアングルパターンも収束するシンメトリカル、反対に拡大していくブロードニングと複数あるため、ある程度リバーサルポイントを通過していないと信頼に乏しい点が取引を難しくさせています。
ということは現在のフォーメーションがどのようなパターンになりつつあるのか、どこでポジションを取れば安全なのかを一つ一つ確認していこうと思います。
WTI原油週足分析)ウォルフ波動のフォーメーションからは、原油価格は83ドル到達は確実視

- W3-1の値幅=W3-1のトップ63.90-W3-1のボトム55.30=8.6
- W3-5の最大値=(W3-1の値幅8.6×3.236)+W3-1のトップ63.90=91.73
- W3-5の最小値=(W3-1の値幅8.6×3.236)+W3-1のボトム55.3=83.13
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、日足62EMA・レジスタンスラインを上抜けたあと、イスラエルのイランへの攻撃が開始されたこともあり64ドルから一気[…]
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。相場はいつも一方方向で推移するわけではなく、どこかで売り方・買い方の勢力が拮抗し「持ち合い」が発生し方向性が一時的に失われることがあります。しかし均衡が破れどちらかの[…]
WTI原油4時間足分析)修正波ABC(W3-4)なら71.05がロングポイント

WTI原油4時間足では、6/19につけた高値が衝撃波W3-3のトップと仮定すれば、修正波ABCは3波構成で最終的に71.05~71.90に横たわるブレイカーブロックまで調整すると想定できます。
このケースは現在戦闘が継続しているイスラエル・イラン間の状況が停戦に傾いたときに発生すると考えられますが、当事者にはメリットがないので、逆に抗争が激化し、早々に83ドルを目指していくケースもありうると思います。
その場合に備えて「All-or-nothing」ではなく、上方向にも逆指値で捉えるなどの資金配分も必要になってくるでしょう。
特にイスラエルとしては、イランが核を放棄するか、ハメネイ最高指導者を葬るかいずれかでなければ停戦するメリットはなく、逆に応じてしまえば、それ以降は、日本と北朝鮮との関係と一緒で常に安全保障上の危機にさらされることになります。
それはイランも同じことで、どの要求も結局応じる気もなく、現実的にはトランプ政権が講和を進めようとすれば、時間稼ぎに利用しようとするだけです。
いずれにせよ現在の位置関係は、下値支持帯は71.05~71.90のブレイカーブロック、上値抵抗帯は79.80レベルのオーダーブロックの間で推移しており、どちらにでも状況次第で動くリスクがあります。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。トレードをする誰もが天井・大底でポジションを取れないか?押し目・戻り目を的確に捉えられないか?と考えると思います。しかし反発・反落を示唆するローソク足を確認してエント[…]
WTI原油のエリオット波動分析について
ここまでWTI原油について週足→日足→4時間足で説明してきましたが、筆者は週単位では日足~4時間足でトレンドラインを引いて、1時間足を主に確認しトレードを行っています。
具体的には、以下の3つのポイントを重視したトレード手法が取り組みやすいと考えています。
- 重要なトレンドライン・水平線の安値でフォールスブレイクアウトを示現し反発開始
- 急反発で発生した需要を埋めWボトム、ヘッド&ショルダーズボトムを形成
- トレンド継続のブルフラッグ・下降ウェッジ・ペナント(またはトライアングル)のブレイクアウト
主な手法としては、これらを使いまわしてより熟練度を高めようとしており、それ以外の値動きに関しては「得意ではない」という判断でスルーすることで勝率を高めることを狙っています。
2025年6月第3週の現状認識
先週の2025年6月第3週までの状況は、大型の上昇推進波W3が進行途中という認識です。
内部構成は、小波5波構成W3-1・W3-2・W3-3・W3-4・W3-5で編成されており、現在は衝撃波W3-3を通過して、一気にボラティリティが低下した修正波W3-4が進行しています。
修正波第4波は、複雑なトライアングルパターンになることが多く、上昇すると思ったら急に反落したり、下落すると思えば急に反発するなど、非常に読みにくい動きをします。
そのため明確にトライアングル上値抵抗線をブレイクしたポイントがもっとも安全だといえそうです。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。X(旧:Twitter)で日々、原油取引について投稿しているので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、基本的にWTI原油取引で生計を立てています。そのためトレードの[…]
原油CFD取引できる業者間スプレッド比較
WTI原油の取引コストは、手数料は無料と謳われていますが売りと買いの差であるスプレッドが実質的な手数料となります。
したがって以下の表の中で取り組みやすいコスト提示をしている業者に口座を開いてトレードすべきです。
WTI原油スプレッド | 最低取引数量(最低証拠金) | 取引時間 | |
GMOクリック証券 | 2.6 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
GMO外貨 | 2.6 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
外為ドットコム | 2.6 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 |
ヒロセ通商 | 2.8 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
IG証券 | 2.8 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 |
現状ではコスト的に最安値は、GMOクリック証券・GMO外貨・外為ドットコムが最も取引環境において優れた内容になっています。
またGMOクリック証券・GMO外貨・ヒロセ通商では、0.1枚という1,000円以下の証拠金から取引をスタートできるので、少額から取り組むには最適です。
こういった証券会社・FX業者等に口座を開設するときには、ハピタスを経由することで公式サイトからの特典とポイントサイトからも報酬がもらえますので、事前に登録し忘れずに経由しましょう。
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原油先物の期近と期先とのスプレッドは需給状態を端的に表しており、Trading Viewでチャート化するとさらに状況判断がしやすくなりトレードに役立てることができます。
現在の原油先物のスプレッドチャートは、見たこともない吹き上げ方から急落したあと、順調に持ち直しています。
こういったスプレッドの状態は通常、「コンタンゴ」・「バックワーデーション」で分けられます。
コンタンゴ
期先の価格が期近の価格よりも高い状態をコンタンゴと呼びます。
スプレッドチャートでは下降トレンドになっている状態であり、在庫が多くダブついていたり将来的な供給過剰が予想される場合にこのような現象が見られます。
コンタンゴ幅の拡大は、一般的に弱気な市場心理を示す可能性があります。
バックワーデーション
期近の価格が期先の価格よりも高い状態をバックワーデーションと呼びます。
スプレッドチャートでは上昇トレンドになっている状態で、現在の需給が逼迫していたり、近い将来の供給不足が懸念されるケースが考えられます。
一般的に原油を必要とする買い手が、将来の原油よりも高い価格を支払っても良いと考えるため、このような価格差が生じるのです。
バックワーデーション幅の拡大は、一般的に強気な市場心理を示す可能性があります。
現状はバックワーデーションが進行
現状では、イスラエル・イラン間の本格的な紛争により、スプレッドは猛烈に吹き上げた状態から一旦落ち着き、再び拡大しているようです。
長期間の原油価格の低迷により、稼働リグはかなり減少しており、アメリカ側からの積極的な増産は見込めない状態にあります。
これに加えてイランにおける原油供給に障害が発生するリスクもまだ実現していません。
この状態では、OPECプラスの増産が頼りですが、急速な増産は難しく、落ち込んだ供給をリカバリーするまで時間差があるため、中期的には原油は強気です。
②期待インフレ率
原油価格は、あらゆる物価に影響を及ぼすため経済活動にとって非常に重要なものです。
この原油価格の先行指標ともいえるのが、市場が推測するインフレ率を示す「期待インフレ率/BEI(Break Even Inflation rate)」です。
期待インフレ率は、物価連動国債の売買参加者が予測する今後最大10年間(物価連動国債の残存期間次第で10年未満になる場合がある)における年平均物価上昇率を示しており、将来の実際の物価や景気に影響を与え、それらの先行きを予測するうえで重要な指標となります。
実際にこの期待インフレ率は、原油価格に同調または先行する特徴があるため、毎日確認しておく必要があります。
今週末までの期待インフレ率は、ようやく底堅いインフレが意識されてきたようで、反発して上昇しつつあります。
したがって前述の先物スプレッドの堅調さと相まって、力強い上昇が戻って来る可能性が高くなっていると思います。
期待インフレ率は若干先行した動きをしており、追随したトレードをすれば良さそうに感じますが、一致する確率は68%~78%の間で2割~3割程度は外れることがあります。
そのためこの指標が下落傾向にあれば「原油は基本売りから入る」、上昇傾向にあれば「基本買いから入る」ことで無用なリスクを低下させることができる指標だと考えればちょうどよいと思います。
③原油価格の過去20年月度別平均騰落率

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これまで原油価格は、2024年度7月から11月まで原油価格は地政学リスクで急速に吹き上がる場面はあっても、基本的には徐々に高値・安値を切り下げて低下していくプロセスを経ています。
しかし原油価格の動向としては、この期間の調整は需要低迷期とも重なるため例年どおりの現象で、11月を通過してし12月に入ってしまえば暖房需要によって底を打ち、需要が強い春から夏にかけて上昇トレンドを形成する傾向にあります。
グラフはTradingViewに掲載されているものですが、オレンジ色のバーは通常の平均騰落率、白色のバーが異常な価格変動があった年度を除いた平均騰落率です。
それによれば6月のほう数字の上では、強気に傾きやすい傾向にあります。

年初からの平均騰落率をインデックス化した場合、2月・4月の右肩上がりの傾斜角度は急角度で、通常はこのときに上昇する傾向にあります。
しかし今年は2月も4月も軟調です。
例えば2023年では5月まで非常に軟調でしたが、6月から徐々に上昇を開始して9月末まで猛烈なブルトレンドを形成したことがありました。
このように価格が押さえつけられれば産油業界の設備投資が低下して急速に増加しはじめる需要に対応できず想像を超える上昇トレンドが年度後半に現れるケースもあります。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。原油価格についても株価指数と同様に季節性があり、買いから入ったほうが有利な時期と売りから入ったほうが有利な時期があります。[caption id="attachmen[…]
【結論】原油価格2025年6月第4週見通し
2025年6月第4週の原油価格は、上昇トレンドを形成していた衝撃波W3-3がおそらく終了したと考えられますので、まず修正波W3-4をこなして83ドルを目指した再上昇に入ると考えられます。
そこで考えられる最良のポジションは、ブレイカーブロックが形成されている71.05~71.90でロングする手段です。

あるいは高値更新が失敗すれば、トライアングル型の修正波に入る可能性があり、そうなると膠着状態がさらに延長され利益を獲得する機会が減るため、様子見に徹しチャンスが生まれている銘柄で勝負したほうが良いでしょう。
筆者は、X・Facebook・Blueskyいずれにも日々原油価格の見通しを投稿していますので、利用しているSNSが該当していればフォローいただいて、随時最新の見通しを確認していただきたいと思います。
原油価格の見通しについて、アーカイブをまとめています。1年は52週あり、それをシーズンごとで4分割(春・夏・秋・冬)すると13週単位となります。今後はすでに投稿されている1シーズン13週分の記事を更新し、過去の反省もしくは[…]
原油価格についてよくある質問
原油価格についてよくある質問をまとめました。
原油価格は今後いくらになりますか?
この記事では、原油価格の動向を考察していますが、基礎的なテクニカル分析とターゲットの出し方は変わりません。
「マーケットのテクニカル分析」などを読破して、ご自分でターゲットを算出することをおすすめします。
しかし実際のトレードはCFD取引を提供している各証券会社のレートで再計算し、スプレッドも加味したうえで利益確定ポイント・損切りポイントを再計算してからエントリーしてください。
原油価格の見通しについて最新の情報を入手するにはどのSNSをフォローしたらよいか?
速報性としては、X公式・Bluesky公式で最新の見解を投稿するようにしています。
基本的に1年は52週=13週×4シーズンで構成されており、月度ごとで見通しを立てるよりも1週間毎、1年間52週で戦略を立案してその都度軌道修正していくべきだと考えています。
そのため今後は、予め作成した13記事を残し、4シーズン×13週単位で更新していく方法をとります。
そして文字数の制約のないFacebookページで投稿した内容を今後の検証材料・アーカイブとして残す形式をとることにしました。
結局どのブローカーで取引を開始すればよいですか?
下記の表に有力なCFD業者を比較して掲載しています。
WTI原油スプレッド | 最低取引数量(最低証拠金) | 取引時間 | |
GMOクリック証券 | 2.6 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
GMO外貨 | 2.6 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
外為ドットコム | 2.6 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 |
楽天証券CFD | 2.0 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日5:55 |
ヒロセ通商 | 2.8 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
IG証券 | 2.8 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 |
コスト的に最安値は、楽天証券CFDがトップ、ついでGMOクリック証券・GMO外貨・外為ドットコムといったところになっています。
この記事で紹介しているポイントサイト「ハピタス」は、会員向けにさまざまな企業広告を掲載しているサイトで、ユーザーが広告を利用することで企業から広告費が支払われ、その一部がユーザーに還元されます。
とくに証券会社の広告では、飛び抜けた還元率を維持しているポイントサイトですので、新規で証券会社の口座開設をするときには忘れずに経由しましょう。