こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、予測通り急反発しましたが、平行チャネル上値抵抗線までは達せず、もう少し上昇余地を残しています。
しかしそれほど上昇するとは考えておらず、下降トレンドチャネル下値支持線上値抵抗線付近で反落するのではないかと考えています。

10月23日に前日比4%以上も急速に上昇していますが、このときに6月23日以来の大きな出来高だったにも関わらず、累積出来高デルタ(CVD)が急速にプラス圏に復帰できていない、または急速に改善されていない点で、実際にはベアトレンドからの脱出はまだできていないのではないと考えています。
10月23日の値動きが突発的な内容だったこともあり、一度プルバックして流動性を拾えば64ドルまで上昇する可能性はあると思います。
しかしそこでCVDが10月8日の高値と比較して弱気ダイバージェンスしている、もしくは9月26日の高値を更新でいていないにも関わらずCVDが高くなりすぎて弱気リバーサルになっているケースであれば、むしろ空売りの好機に転じる場合があります。
この記事では、このように2025年10月第3週の原油価格の動向を考察していますが、実際のトレードはCFD取引を提供している各証券会社のレートで再計算し、スプレッドも加味したうえで利益確定ポイント・損切りポイントを再計算してからエントリーしてください。
日本においてはFXが最初に普及していきましたが、株価指数・金・原油などのFX版ともいえるのが、CFD取引と呼ばれる証拠金取引です。
近年でも原油CFD取引できる環境は整ってきており、多くの証券・FX会社がシェアを競っています。
原油CFD取引では、国内シェア11年連続No.1で低コストな「GMOクリック証券」がおすすめです。
FX/CFDは国内シェアNo.1、国内株式手数料も無料になって国内最強のネット証券「GMOクリック証券」。
①FXでは、国内最大の取引高を誇っておりツールも秀逸です。
②株式・株価指数・商品取引のFX版といえる国内店頭CFD取引高11年連続No,1
③2025年10月から国内株式取引手数料無料。
④GMOあおぞらネット銀行との口座間連携で普通預金金利がメガバンクの110倍になります。
WTI原油 2025年10月第4週テクニカル分析
先週の2025年10月第3週までの原油価格の現状は、売り方のアタックを4月・5月の安値から引いたサポートラインで何度も跳ね返して急速に買い戻されています。
チャートパターンでもう一度プルバックして上昇してくれば、伝統的な底打ちパターン「逆ヘッド&ショルダーズ」が形成されてトレンドが変わってくる可能性が誰もが認識するシナリオでしょう。

ただファンダメンタルズでは、供給過剰に陥るリスクに対する打開策が、まだ提示されているわけでもないので喜ぶのは早いと思います。
通常は、左肩の安値をブレイクしたときの出来高が少なければ、まもなく底打ちし逆ヘッド&ショルダーズが形成されて底打ちするはずです。
しかしブレイクしたときの出来高は高水準で、高水準の出来高が確認できている10月23日の価格は、10月8日の高値すら上抜いていません。
したがって供給過剰リスクが想起されて再びネックラインを割り込み、逆ヘッド&ショルダーズが失敗に終わったとき49ドルを超えるような急落となるリスクがあると考えています。
WTI原油週足分析)エリオット波動最終W5が進行中

WTIを週足で確認すると、下降トレンドチャネル内で下落が継続的に進行し、最終的には①~③を結んだラインまで下落するリスクが残存しています。
だたし4月・5月の安値から引いたサポートラインが死守されれて「Wボトム」となればシナリオは変わり、以下のパスコースも想定できるようになります。
引用:2025年第4四半期4週 WTI原油価格見通し
しかしながらCVDでは、底打ちを示唆するダイバージェンス・リバーサルは見られていませんし、ファンダメンタルズでも供給過剰リスクを払拭するような変化は発生していないため、メインシナリオは49ドルレベル(オーバーシュートするリスクあり)への下落リスクが残存した状態だと考えています。
後述しますが、まず金/原油比率が週足800週単純移動平均線を超えて大きく上昇していく過程では原油価格のクラッシュが発生ししています。
例えば2009年3月の33.55ドル、2016年2月の26.05ドル、2020年4月ではマイナス40.32ドルなどです。
今回は金価格の高騰が主導していますが、逆オイルショック時の金/原油比率47.6を上回る水準で推移しており(先週反落したものの依然として67.3と高水準)、ゴールドが再び上昇を開始するようなら大変危険な状況になると考えています。
次に原油価格が200週単純移動平均線から±2σを超えて大きな乖離を見せたとき価格は異常値を示すことがあります。
4月・5月ではかろうじてこれが防がれて原油価格は反発しましたが、もしこれから発生するであろう急落でこれを下抜けてしまうようなら価格が異常値に振り切れてしまうケースが多々あります。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、一時60ドルレベルのブレイカーブロックまで反発しましたが長くは保たずズルズル値を下げて56ドルまで下落しました。[…]
WTI原油日足分析)逆ヘッド&ショルダーズを形成できれば69ドルまで高騰する可能性も

WTI原油日足では、目論見通りプルバックすると逆ヘッド&ショルダーズが形成されそうな気配です。
この形状は、代表的な底打ちパターンとして認識されているため、ネックラインをブレイクしたところで、売り方の急速な買い戻しが発生しトレンドが明確に変わる兆候として市場に捉えられやすいチャートパターンです。
その動作をすると逆ヘッド&ショルダーズとなり計算上69ドルまで価格が上昇してくる期待が高まりますが、逆に本来割り込むことがないネックラインを再び割り込んで価格が下落していくと、「失敗した逆ヘッド&ショルダーズ」となり、価格形成が前のトレンドに復帰します。
「失敗した逆ヘッド&ショルダーズ」では、上昇に希望を持った勢力が次々とポジションを損切りするため価格の下落スピードが倍増されてしまうので、想定上に価格が下落するリスクがあります。
というのは左肩の安値を更新したときの出来高が低下してヘッド部分が形成されたときに、CVDがダイバージェンスまたはリバーサルしていれば、底打ちを確信できたと思います。
しかし今回の場合は、左肩の安値を下抜けた10月10日の出来高は高水準でCVDは順行しており、10月23日の極端な出来高でも上昇幅は2ドル程度と極めて控えめでした。
つまり逆ヘッド&ショルダーズを狙って買いから入る戦略がメインシナリオになりそうですが、そのパターンが当てはまらず一度ネックラインをブレイクした価格が再びネックラインを割ってしまったとき、最初に期待した戦略を放棄する柔軟性も持っておいたほうがよいと思います。
累積出来高デルタ(CVD)
価格が切り上がっているにも関わらず、CVDが切り下がっている場合、価格をさらに押し下げようとする積極的な売り手による多くの活動がありながら、彼らの成行売り注文は指値買い注文によって吸収されていると判断できます。
そのためCVDの強気リバーサルでは、売り手の買い戻しにより上昇への反転が予想されます。
そのため逆ヘッド&ショルダーズの右肩が形成されたとき、CVDが強気リバーサルとなれば反発が確信できますが、そうならなかった場合は上昇が持続せず反落してしまう可能性があります。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。チャート画面の下に表示されている出来高(Volume)バーを見て、「これでどうやってチャートの方向性を見出すんだろう?」と悩んだことはないでしょうか?筆者もこれに手を[…]
オーダーブロック
4時間足の項で後述しますが、55ドルから反発した原油価格は62.10~62.90レベルのオーダーブロックで止められています。
4時間足累積出来高デルタ(CVD)でも弱気だーバージェスが確認できるため、10月15日に発生したブレイカーブロック・10月23日に発生しているFVGが重複している58.60~59.40の価格帯までプルバックが発生する可能性があります。
その後、目論見通り上昇した場合、これまで述べてきた下降トレンドチャネル上値抵抗線ではオーダーブロック等は確認できていませんのでさしたるレジスタンスとはならず、上抜けて65.40~66.40レベルのオーダーブロックで改めて反落すると考えています。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。トレードをする誰もが天井・大底でポジションを取れないか?押し目・戻り目を的確に捉えられないか?と考えると思います。しかし反発・反落を示唆するローソク足を確認してエント[…]
VWAP
VWAPはイベント、出来高、価格を考慮したツールで、市場参加者の強気・弱気を判断するほか、抵抗線・支持線として機能します。
固定期間は、日・週・月で区切るのが通常ですが、下降トレンド・上昇トレンド期間で描画しても分析できます。

これまでの下落トレンドにVWAPバンド描画すると、中央のVWAPは上抜けてきたので原油価格の状況は弱気一辺倒から強気に転換しており、これまでの下落トレンドの+2σまで価格が達する可能性があると考えてよいと思います。
逆に来週のスタートから固定VWAPを設定したときに、原油によくある上方ブレイクと見せかけて下方にブレイクするパターンに注意が必要だと考えています。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。VWAPとは、「Volume Weighted Average Price(出来高加重平均価格)」の略で、取引所で成立した価格を価格ごとの売買高(出来高)で加重平均したインジ[…]
WTI原油のエリオット波動分析について
ここまでWTI原油について週足→日足→4時間足で説明してきましたが、筆者は週単位では日足~4時間足でトレンドラインを引いて、1時間足を主に確認しトレードを行っています。
具体的には、以下の3つのポイントを重視したトレード手法が取り組みやすいと考えています。
- 重要なトレンドライン・水平線の安値でフォールスブレイクアウトを示現し反発開始
 - 急反発で発生した需要を埋めWボトム、ヘッド&ショルダーズボトムを形成
 - トレンド継続のブルフラッグ・下降ウェッジ・ペナント(またはトライアングル)のブレイクアウト
 
主な手法としては、これらを使いまわしてより熟練度を高めようとしており、それ以外の値動きに関しては「得意ではない」という判断でスルーすることで勝率を高めることを狙っています。
2025年10月第3週の現状認識
先週の2025年10月第3週までの状況は、売り方のアタックを4月・5月の安値から引いたサポートラインで何度も跳ね返して急速に買い戻されています。
チャートパターンでもう一度プルバックして上昇してくれば、伝統的な底打ちパターン「逆ヘッド&ショルダーズ」が形成されてトレンドが変わってくる可能性が誰もが認識するシナリオでしょう。

逆ヘッド&ショルダーズが完成すると69ドルまで原油価格が上昇していく値動きが常識的な考え方ですが、シナリオにはメインシナリオ通りにならなかった場合のシナリオも考えておく必要があります。
ヘッド&ショルダーズでは、ネックラインと価格が交差することはないはずですが、供給過剰リスクが想起されて再びネックラインを割り込み、逆ヘッド&ショルダーズが失敗に終わってしまうと、元の下降トレンドに復帰し大きな下落に直結するケースがあります。
その場合、下降トレンドチャネルで想定される49ドルを超えて価格がクラッシュするリスクがあります。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。X(旧:Twitter)で日々、原油取引について投稿しているので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、基本的にWTI原油取引で生計を立てています。そのためトレードの[…]
原油CFD取引できる業者間スプレッド比較
WTI原油の取引コストは、手数料は無料と謳われていますが売りと買いの差であるスプレッドが実質的な手数料となります。
したがって以下の表の中で取り組みやすいコスト提示をしている業者に口座を開いてトレードすべきです。
| WTI原油スプレッド | 最低取引数量(最低証拠金) | 取引時間 | |
| FXTF | 2.7 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 | 
| ヒロセ通商 | 2.8 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 | 
| 外為ドットコム | 3.0 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 | 
| GMOクリック証券 | 3.0 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 | 
| GMO外貨 | 3.0 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 | 
| IG証券 | 3.8 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 | 
コスト的に最安値は、FXTF・ヒロセ通商といったところがベストですが、外為ドットコムでも誤差の範囲でしょう。
またGMOクリック証券・GMO外貨・ヒロセ通商では、0.1枚という1,000円以下の証拠金から取引をスタートできるので、少額から取り組むには最適です。
こういった証券会社・FX業者等に口座を開設するときには、ハピタスを経由することで公式サイトからの特典とポイントサイトからも報酬がもらえますので、事前に登録し忘れずに経由しましょう。
\高還元率ポイントサイト/
WTI原油の分析精度を高める指標
原油価格は、商品先物の中でも最もボリュームが大きく、その価格推移はあらゆる物価に影響を及ぼすため、その動きに影響を及ぼす情報がいくつかあります。
代表的な指標としてチェックしてほしいのが以下の4つです。
- IG証券顧客センチメント
 - 期近~期先のスプレッドチャート
 - 金・原油比率
 - 原油価格の過去20年月度別平均騰落率
 
①IG証券顧客センチメント
引用:IG証券
IG証券の口座開設者が閲覧可能なデータが、この顧客センチメントです。
CFD取引ができる業者は数あれど、実際利用している顧客の売買動向を確認できる業者は貴重な存在です。
基本的な考え方は、未決済ポジションが多いということは将来そのポジションが決済されたときに反対に動くと考え、未決済ポジションが増加している方向に進んでいくと考えます。
なぜならテクノロジーがどんなに発達しても、人は利益をすぐに欲しがり損失を先延ばしにするトレードに不向きな性質があるからです。
そのため含み益が出始めるともっと利益を伸ばせる可能性があるのにすぐに決済し、含み損が出始めるとプラスに転じるまで耐えるという、利益を積み重ねているトレーダーとは正反対の行動をとります。
しかし証拠金取引は、レバレッジをかけているため含み損が大きくなると本人とって精神的に耐えられないため損切りするポイントではないのに決済してしまったり、取引ルール的にロスカットといって自動的に決済されてしまいます。
つまり損切りポイントも決めずに「いつかプラスに転じるだろう」という非経済的な期待を持って祈っている敗者の心理を読むことができます。
2025年第3四半期6週~第4四半期4週までの顧客センチメントは、80%→82%→81%→80%→84%→81%→81%→69%→86%→86%→88%→78%と、徹底的に売り込まれて個人の買いポジションが増加した状態からやや戻った状態です。
この場合、逆側にいるのは当然投機筋の大型のポジションですが、さらに下落を誘うためには個人買いポジションが整理されて、売りを投入できる余地が広がることが重要です。
このようにIG証券の顧客センチメントは、直近・日別・週別・月別で推移を確認でき非常に有用ですが、IG証券の口座開設が必須になりますので、開設しておきましょう。
IG証券はCFD・FX・ノックアウトオプションなどのデリバティブに特化した証券会社です。
- CFD取扱銘柄が17,000以上と突出して多く取引機会が豊富
 - ノックアウトオプションで損失を限定しつつ利益を狙ったり、CFDのポジションをヘッジするなど多彩な戦略を選択可能
 - Google二段階認証で堅牢なセキュリティ
 
\CFD・FX・オプション取引なら/
②期近~期先のスプレッドチャート
\利用登録無料の高機能チャート/
原油先物の期近と期先とのスプレッドは、需給状態を端的に表しており、Trading Viewでチャート化するとさらに状況判断がしやすくなりトレードに役立てることができます。
こういったスプレッドの状態は通常、「コンタンゴ」・「バックワーデーション」で分けられます。
コンタンゴ
期先の価格が期近の価格よりも高い状態をコンタンゴと呼びます。
スプレッドチャートでは下降トレンドになっている状態であり、在庫が多くダブついていたり将来的な供給過剰が予想される場合にこのような現象が見られます。
コンタンゴ幅の拡大は、一般的に弱気な市場心理を示す可能性があります。
バックワーデーション
期近の価格が期先の価格よりも高い状態をバックワーデーションと呼びます。
スプレッドチャートでは上昇トレンドになっている状態で、現在の需給が逼迫していたり、近い将来の供給不足が懸念されるケースが考えられます。
一般的に原油を必要とする買い手が、将来の原油よりも高い価格を支払っても良いと考えるため、このような価格差が生じるのです。
バックワーデーション幅の拡大は、一般的に強気な市場心理を示す可能性があります。
急速なスプレッドの上昇では、継続的な上昇が見込めない
ロシアに対する制裁がトリガーになって、急速にスプレッドが広がっていますが、重要なのは着実な需要の拡大です。
大きな出来高を伴う急速な売り方の買い戻しは、2025年1月または2025年6月のように持続性がなく、後に崩壊する可能性が却って高まってしまうと思います。
③金・原油比率
\利用登録無料の高機能チャート/
先週からさらに金/原油比率は、コロナショックの時のイレギュラーな数値に匹敵する危険な上昇が続いてきました。
しかし先週指摘したポイントから急速に下落し、金価格が下落し原油価格が急騰しています。
金価格は、8月からの上昇トレンドラインを割るか否かの窮地に立たされましたが、トレンドラインを死守して反発しています。
この傾向が続き、金価格が再び上昇していった場合、金・原油価格が再び上昇して原油価格がクラッシュしてしまうリスクが高まると思います。
④原油価格の過去20年月度別平均騰落率

\利用登録無料の高機能チャート/
これまで原油価格は、2024年度7月から11月まで原油価格は地政学リスクで急速に吹き上がる場面はあっても、基本的には徐々に高値・安値を切り下げて低下していくプロセスを経ています。
しかし原油価格の動向としては、この期間の調整は需要低迷期とも重なるため例年どおりの現象で、11月を通過して12月に入ってしまえば暖房需要によって底を打ち、需要が強い春から夏にかけて上昇トレンドを形成する傾向にあります。
グラフはTradingViewに掲載されているものですが、オレンジ色のバーは通常の平均騰落率、白色のバーが異常な価格変動があった年度を除いた平均騰落率です。
それによれば10月は数字の上では、9月に引き続いて軟調な傾向にあり、悪いことに11月はもっと悪い価格推移が予測されます。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。原油価格についても株価指数と同様に季節性があり、買いから入ったほうが有利な時期と売りから入ったほうが有利な時期があります。[caption id="attachmen[…]
【結論】原油価格2025年10月第4週見通し
先週の2025年10月第4週の原油価格の見通しは、伝統的な底打ちパターン「逆ヘッド&ショルダーズ」が形成されてトレンドが変わってくる可能性が誰もが認識するシナリオです。
逆ヘッド&ショルダーズが完成すると69ドルまで原油価格が上昇していく値動きが常識的な考え方です。

しかしOPECプラスの相次ぐ増産による供給過剰懸念が払拭されるような、供給逼迫が懸念されるようなニュースはまだ市場に投入されていません。
供給過剰リスクが想起されて再びネックラインを割り込み、逆ヘッド&ショルダーズが失敗に終わってしまうと、元の下降トレンドに復帰し大きな下落に直結するケースがあります。
その場合、下降トレンドチャネルで想定される49ドルを超えて価格がクラッシュするリスクがあります。
筆者は、X・Facebook・Blueskyいずれにも日々原油価格の見通しを投稿していますので、利用しているSNSが該当していればフォローいただいて、随時最新の見通しを確認していただきたいと思います。
原油価格の見通しについて、アーカイブをまとめています。1年は52週あり、それをシーズンごとで4分割(春・夏・秋・冬)すると13週単位となります。今後はすでに投稿されている1シーズン13週分の記事を更新し、[…]
原油価格についてよくある質問
原油価格についてよくある質問をまとめました。
原油価格は今後いくらになりますか?
この記事では、原油価格の動向を考察していますが、基礎的なテクニカル分析とターゲットの出し方は変わりません。
「マーケットのテクニカル分析」などを読破して、ご自分でターゲットを算出することをおすすめします。
しかし実際のトレードはCFD取引を提供している各証券会社のレートで再計算し、スプレッドも加味したうえで利益確定ポイント・損切りポイントを再計算してからエントリーしてください。
原油価格の見通しについて最新の情報を入手するにはどのSNSをフォローしたらよいか?
速報性としては、X公式・Bluesky公式で最新の見解を投稿するようにしています。
基本的に1年は52週=13週×4シーズンで構成されており、月度ごとで見通しを立てるよりも1週間毎、1年間52週で戦略を立案してその都度軌道修正していくべきだと考えています。
そのため今後は、予め作成した13記事を残し、4シーズン×13週単位で更新していく方法をとります。
そして文字数の制約のないFacebookページで投稿した内容を今後の検証材料・アーカイブとして残す形式をとることにしました。
結局どのブローカーで取引を開始すればよいですか?
下記の表に有力なCFD業者を比較して掲載しています。
| WTI原油スプレッド | 最低取引数量(最低証拠金) | 取引時間 | |
| FXTF | 2.7 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 | 
| ヒロセ通商 | 2.8 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 | 
| 外為ドットコム | 3.0 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 | 
| GMOクリック証券 | 3.0 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 | 
| GMO外貨 | 3.0 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 | 
| IG証券 | 3.8 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 | 
コスト的に最安値は、FXTF・ヒロセ通商といったところがベストですが、外為ドットコムでも誤差の範囲でしょう。
またGMOクリック証券・GMO外貨・ヒロセ通商では、0.1枚という1,000円以下の証拠金から取引をスタートできるので、少額から取り組むには最適です。
こういった証券会社・FX業者等に口座を開設するときには、ハピタスを経由することで公式サイトからの特典とポイントサイトからも報酬がもらえますので、事前に登録し忘れずに経由しましょう。
 















