オーダーブロックとは?手法・種類/原油CFDトレードブログ

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。

トレードをする誰もが天井・大底でポジションを取れないか?押し目・戻り目を的確に捉えられないか?と考えると思います。

しかし反発・反落を示唆するローソク足を確認してエントリーしたのに、さらに深い値動きになって損切りを余儀なくされたというトレーダーは非常に多いのではないでしょうか?

そういったトレーダーに習得してもらいたいのが、今回の主題であるオーダーブロックですが、概ね以下の疑問が湧いてくると思います。

  • 結局、オーダーブロックってどのローソク足を基準にするのか?
  • オーダーブロックと思ったけど効いたり効かなかったりでよくわからない

本記事では、事例を交えてオーダーブロックに関する疑念や疑問を解決していきたいと思います。

まずオーダーブロック(Order Block)とは、「市場を動かせるほど注文があつまっている価格帯(ブロック)」を指します。

Order Block
ゴールド1時間足/Order Block

これから記事で説明するポイントでオーダーブロックをチャートに記述すると底値圏で注文が密集している価格帯がわかり、このように底値圏でポジションを取れる好機を投資家に提供してくれます。

したがってオーダーブロックを習得しておくと底値圏・押し目・戻り目でベストなポジションを取れるため、より洗練したポジションメイクが可能になってきます。

この記事では、このように原油・ゴールドなどのチャートを例にあげていきますが、CFDもだいぶ一般的になり、これまで独走状態だったGMOクリック証券をコスト面でも上回るブローカーも楽天CFD外為どっとコムCFDネクストなどが出現しています。

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目次
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オーダーブロック(Order Block)とは?

市場はトレンドを形成する際に、一直線ではなく上下に波を打ちながら形成されていきます。

一般的には、以下のような状態がトレンドの定義となります。

  • 高値・安値を切り上げて推移する場合・・・上昇トレンド
  • 高値・安値を切り下げて推移する場合・・・下降トレンド

このトレンド分析方法は、エリオット波動といって一般的に5波構成で3つの推進波と2つの修正波で構成されており、この波動の節目・節目でオーダーブロック(Order Block)が出現します。

なぜそうなるのかというと、市場は流動性をもとめて、それを補充しエネルギーとして、次の流動性を求めて上下に動いていくからなのです。

その流動性がある価格帯がオーダーブロックであり、下降している市場は「買い注文」を求め、上昇している市場は「売り注文」を求めて上下しているため精度の高いレジサポラインとして機能します。

上昇トレンドで出現するオーダーブロック(Order Block)

原油トレード手法

結論から書くと、画像の赤点線のようにサポートとして機能していく価格帯が上昇トレンド時のオーダーブロックです。

  • ②通常のオーダーブロック(Order Block)
  • ③ブレイカーブロック(Breaker Block)
  • ③ミティゲーションブロック(Mitigation Block)

高値・安値を切り上げていく上昇トレンドでは、直近高値は決して強いレジスタンスではなく上方向にブレイクされていくものですが、高値更新するとその高値水準が下値支持帯となって、次の調整時にサポートとして機能していきます。

上昇波動は、第1波・3波・5波は推進波、第2波・4波は修正波で構成され、最終5波が終了すると3波構成の修正波が発生します。

つまり上昇トレンドとは、高値・安値が切り上がり、上昇時の時間が相対的に長く、下落時の時間が短くなります。

下降トレンドで発生するオーダーブロック(Order Block)

原油下降トレンド

結論から書くと、画像の赤点線のようにレジスタンスとして機能していく価格帯が下降トレンド時のオーダーブロックです。

  • ②通常のオーダーブロック(Order Block)
  • ③ブレイカーブロック(Breaker Block)
  • ③ミティゲーションブロック(Mitigation Block)

高値・安値を切り下げていく下降トレンドでは、直近安値は決して強いサポートではなく下方向にブレイクされていくものですが、安値更新するとその安値水準が上値抵抗帯となって、次の調整時にレジスタンスとして機能していきます。

下降波動は、第1波・3波・5波は推進波、第2波・4波は修正波で構成され、最終5波が終了すると3波構成の修正波が発生します。

つまり下降トレンドとは、高値・安値が切り下がり、下降時の時間が相対的に長く、上昇時の時間が短くなります。

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オーダーブロック(Order Block)は、出現する節目で性質が異なる

オーダーブロックは、実戦で使ってみると一通りではなく、どうやら出現する場所によって性質が異なっていることがわかりました。

その種類は、以下のように4つパターンが存在しているようで、それぞれ定義が異なり使い方も異なってきます。

  1. 通常のオーダーブロック(Order Block)
  2. ミティゲーションブロック(Mitigation Block)
  3. ブレイカーブロック(Breaker Block)
  4. プロパルジョンブロック(Propulsion Block)

いずれも筆者が経験してきたパターンですので、一つ一つ実例を交えながら解説していきます。

オーダーブロックの種類①通常のオーダーブロック(Order Block)

通常のオーダーブロックは、天井・大底近くで出現するブロックです。

実は相場の大底でポジションを取ることは非常に難易度が高く、気がついたらもうすでに長大な下ヒゲ・上ヒゲが出現して天井・底打ちを示唆しているケースは非常に多く、幾度も経験してきました。

ですが急速な反発・反落であればあるほど、多くの市場参加者も急速なトレンド転換の値動きについていけず、吸収しきれていない流動性が残存しています。

したがって、それを補充するために市場価格が戻ってくることが非常に多いので、安易に飛びつくべきではありません。

これから説明する「通常のオーダーブロック」は、それらの流動性を吸収して決定的なトレンド転換に直結するため、あらかじめチャートに描画し、じっくり待ち構えることが重要になります。

通常のオーダブロック(Order Block)の定義

通常のオーダーブロックは、スイングロー・スイングハイでかなりの確率で出現するブロックで、かなり深い位置でポジションをとることが可能になります。

オーダーブロック

その定義は以下のように、直前まで続いていた上昇トレンドで最後に出現した陽線をブロックで囲みチャート上に描画して設定します。

Order Block

「えっそれだけ?」と思われそうですが、実際それで示されたブロックまで流動性を拾うために戻ってきて、売りを吸収し下落が加速しています。

買いのオーダーブロックのときは、この逆で直前まで続いていた下降トレンドで最後に出現した陰線をブロックで囲んだものが「買いのオーダーブロック」です。

このブロックは、定義の部分の繰り返しですが以下のようにチャート上に描画されます。

  • 買いのオーダーブロックは、直前まで続いていた下降トレンドで最後に出現したローソク足をブロックで囲みチャート上に描画します。
  • 売りのオーダーブロックは、直前まで続いていた上昇トレンドで最後に出現したローソク足をブロックで囲みチャート上に描画します。

時間軸としては、トレードする時間軸によって異なりますが、数時間・数日ポジションを保有するパターンでは、4時間足が効果的です。

買いのオーダーブロック(Order Block)の使い方

実際に活用した買いのオーダーブロック(Order Block)の事例を挙げながら使い方を説明していきます。

Order Block

実際に1ヶ月~2ヶ月程度の期間で、スイングロー・スイングハイを確認するとかなりの確率でオーダーブロックが出現していることがわかります。

これまでの常識では、直近の高値・安値にラインを引いていましたが、こうやって見ると直近の高値・安値まで届くことなく、あと一歩のところで大きな注文が入って反発を開始していることがわかります。

つまり推進波W1に続く、修正波W2に相当するケースが非常に多いので、オーダーブロックで的確にポジションメイクできれば、それに続く大きな推進波W3を捕捉するために大きな利益が期待できるのです。

しかもポジションを取る際も、リスクがかなり小さくなります。

なぜなら一度反発を確認後、オーダーブロックを設定しているので、そこまで戻ってきたときにスマートマネーの注文が入って押し出された状況を確認してポジションを取るというオペレーションができるからなのです。

売りのオーダーブロック(Order Block)の使い方

次に売りのオーダーブロック(Order Block)の事例を挙げながら使い方を説明していきます。

売りの通常オーダーブロック

赤い矢印の部分が「売りのオーダーブロック」の部分で、天井をつけて反落した後、トップで形成されたオーダーブロックまで戻ってきて急速に売られています。

下降トレンドチャネルの上値抵抗線から下値支持線まで大きく下落していますので、かなり効果的に使えたオーダーブロックです。

これが的確にできていれば、スイングハイ・スイングローにおいてほぼベストな位置でポジションを構築できます。

信頼できるオーダーブロック(Order Block)の条件

“的確”かつ信頼性の高いオーダーブロックの条件は、以下の内容を網羅しているものが良いでしょう。

  • 直近の高値・安値を一旦ブレイクしたが、直後にそのブレイクを否定する反発・反落が発生(フォールスブレイクアウト)
  • 日足ではスパイクロー・スパイクハイまたはブリッシュリバーサルベアリッシュリバーサルが出現している
  • 勢いよく反発・反落したためFVGが発生している

市場の転換を的確に捕捉することは、正直非常に難しいので、最初の急反発・急反落を確認したあと、このオーダーブロックまで戻ってくるのを待ってポジションメイクすれば、非常に深い位置で有利なポジショニングが可能になります。

下降トレンドから反発しトレンド転換を示唆する典型的なローソク足の事例である「ブリッシュリバーサル」の関連記事はこちらを参照してください。

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オーダーブロックの種類②ミティゲーションブロック(Mitigation Block)

オーダーブロックによって力強い反発・反落が開始されると、直近高値・直近安値に存在するラインをあっさりブレイクして、トレンドが進行していきます。

トレンド

ミティゲーションブロック(Mitigation Block)は、このようにトレンドが転換したあとにできた直近高値・安値水準に形成されたオーダブロックがレジサポ転換したものです。

比較的容易にブレイクされている過去のオーダーブロックですので、その効力は他のオーダーブロックと比較すると低めになります。

ミティゲーションブロック(Mitigation Block)の定義

トレンドが進行し始めたときにサポートとしての機能が期待されるのがミティゲーションブロック(Mitigation Block)です。

Mitigation Block

チャートへの描画の仕方は、ブレイクした直近高値・安値水準でトレンド方向で最後に出現したローソク足をブロックで囲ってチャートに描画します。

ゴールド/Mitigation Block

つまり押し目買い・戻り売りで機能するブロックだといえそうです。

4時間足でチャートを確認することが多いので、4時間足で最後に出現した陽線に対してミティゲーションブロックを描画したところ、ちょうど62EMAブルフラッグの下値支持線と重複したところで反発していることがわかります。

このようにミティゲーションブロック単独で使うのではなく、移動平均線・トレンドラインなどと複合で使うことでより信頼度が向上します。

筆者の場合、押し目買い・戻り売りのポイントとなる62EMAとの重複を確認するケースが多いです。

このブロックは、定義の部分の繰り返しですが以下のようにチャート上に描画されます。

  • 買いのミティゲーションブロックは、ブレイクした直近高値で最後に出現した陽線をブロックで囲みチャート上に描画します。
  • 売りのミティゲーションブロックは、ブレイクした直近安値で最後に出現した陰線をブロックで囲みチャート上に描画します。

時間軸としては、トレードする時間軸によって異なりますが、数時間・数日ポジションを保有するパターンでは、4時間足が効果的です。

これが的確にできていれば、ほぼベストな位置で押し目買い・戻り売りのポジションを構築できます。

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買いのミティゲーションブロック(Mitigation Block)の使い方

ミティゲーションブロック(Mitigation Block)は、上昇基調にあるゴールドで多く見られるブロックで、やはり押し目買い(下降トレンドでは戻り売り)で多く使われます。

ゴールド/ミティゲーションブロック

例えば2025年5月15日のケースでは、4月3日の高値から描画したミティゲーションブロックで反発しています。

4月3日の高値から描画したオーダーブロックは、簡単にブレイクされているので単独では弱いはずですが、下降トレンドチャネル下値支持線と日足62EMAと重複している点で強いサポートとなっている可能性を加味してロングしています。

このようにミティゲーションブロックは、単独で判断できるブロックではなく、トレンドライン・移動平均線などの複数の要因が重なり合っているポイントで使うべきです。

売りのミティゲーションブロック(Mitigation Block)の使い方

ミティゲーションブロック(Mitigation Block)は、WTI原油ではショートで多く見られるブロックで、やはり戻り売り(上昇トレンドでは押し目買い)で多く使われます。

WTI原油は、売りでトレンドが出てくるとかなり強烈に下げてくるので、それほど強くないミティゲーションブロックでも効果が高いのかも知れません。

WTI/Mitigation Block

例えば2024年8月26日のケースでは、200SMAと重複したポイントで反落しています。

このようにミティゲーションブロックは、あっさりブレイクすればするほど、レジサポ転換しても強力なサポートとしては期待できないため、単独では使わず62EMA・200SMA・トレンドチャネルの支持線(またはトレンドライン)との重複が見られるときに採用すべきでしょう。

信頼できるミティゲーションブロック(Mitigation Block)の条件

“的確”かつ信頼性の高いミティゲーションブロックの条件は、以下の内容を網羅しているものが良いでしょう。

  • 62EMA・200SMAなどの移動平均線の位置と重複している
  • トレンドラインと重複している
  • ミティゲーションブロックまで戻ってから、反転・反落を示すプライスアクションが出現している

繰り返しますが、ミティゲーションブロックはそれほど強いブロックではありませんので、移動平均線またはトレンドラインとの重複を確認し、かつ決定的なプライスアクションが出現してからエントリーすべきだと思います。

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オーダーブロックの種類③ブレイカーブロック(Breaker Block)

それまでのトレンドが反転したと認識されるポイントは、CHoCHをそれまでのトレンドと逆方向にブレイクしたときです。

トレンドの考え方

よってトレンド方向のブレイクによって形成されるミティゲーションブロックよりも、より決定的なブレイクと認識されるため、その後のレジサポ転換で強力なブロックとなり得ます。

ブレイカーブロック(Breaker Block)の定義

前述のミティゲーションブロック(Mitigation Block)とは異なり、CHoCHをブレイクしたことでトレンドが転換したと認識されるので、強いサポートとしての機能が期待されるのがブレイカーブロック(Breaker Block)です。

ブレイカーブロック(Breaker Block)

チャートへの描画の仕方は、直近まで下落トレンドが続いていた場合は、下落トレンドの最後の高値水準、上昇トレンドが続いていた場合は、上昇トレンドの最後の安値水準でトレンドの逆方向で最後に出現したローソク足をブロックで囲ってチャートに描画します。

WTI/Breaker Block

つまりミティゲーションブロック同様に、押し目買い・戻り売りで機能するブロックだといえますが、トレンドが転換した価格帯からブロックを作成しているのでより強力なレジスタンス・サポートとして機能します。

4時間足でチャートを確認することが多いので、4時間足で最後に出現した陽線に対してブレイカーブロックを描画したところ、移動平均線との重複がなくても単独で十分強力なレジスタンスとして機能していることがわかります。

このように他のテクニカル指標と組み合わせて使うミティゲーションブロックに比べて、ブレイカーブロックは単独でも十分な信頼性があるようです。

もちろん他のトレンドラインや移動平均線との重複を確認できればより信頼性が高まると思います。

このブロックは、定義の部分の繰り返しですが以下のようにチャート上に描画されます。

  • 買いのブレイカーブロックは、下降トレンドの直近高値で最後に出現した陽線をブロックで囲みチャート上に描画します。
  • 売りのブレイカーブロックは、上昇トレンドの直近安値で最後に出現した陰線をブロックで囲みチャート上に描画します。

時間軸としては、トレードする時間軸によって異なりますが、数時間・数日ポジションを保有するパターンでは、4時間足が効果的です。

これが的確にできていれば、ほぼベストな位置で押し目買い・戻り売りのポジションを構築できます。

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買いのブレイカーブロック(Breaker Block)の使い方

ブレイカーブロック(Breaker Block)のは、WTI原油では上昇トレンドではあまり見られておらず、売り方向で見られることが多くなっているブロックです。

しかし買い方向でも出現することはあるので、過去の事例から使い方をシュミレーションしましょう。

Breaker Block

2025年1月9日に原油価格が急騰する前にサポートとして機能したブレイカーブロックを確認してみましょう。

このときは、自分はショートにより利益を得たあとだったので、直近の高値水準から描画したミティゲーションブロックまで下落すると誤判断をしていましたが、現実には下落トレンド中の高値から描画したブレイカーブロックが効いており反発して急上昇しています。

Breaker Block

チャートを拡大して、調整に入り始めたときの高値・安値を結ぶと、拡大トライアングルとなっており、ブレイカーブロックと下値支持線が重複しており強力なサポートとなっていたことが後になってわかりました。

売りのブレイカーブロック(Breaker Block)の使い方

ブレイカーブロック(Breaker Block)は、WTI原油では下落トレンドでは頻繁に見られるブロックです。

売りのブレイカーブロック

2024年5月29日に原油価格が急落する前にレジスタンスとして機能したブレイカーブロックを確認してみましょう。

まず期間が長いので、日足でブレイカーブロックの位置を確認していますが、描画した部分は2024年3月22日に出現した4時間足の陰線を囲っています。

その後の経過詳細を見るために4時間足に置き換えてみましょう。

売りのブレイカーブロック

一度4月22日の下落をサポートした点も買い方にとって「サポートが機能しているのでこれ以上は下がらないだろう」という固定観念を植え付けるのに役立っており、ブレイクした後の売りのブレイカーブロックとしての信頼性を補強していると思います。

またこのときは拡大トライアングルの上値抵抗線・200SMAとも重複しているため絶好の売りポイントになっています。

筆者はこのときショートしたのでよく記憶しています。

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信頼できるブレイカーブロック(Breaker Block)の条件

“的確”かつ信頼性の高いブレイカーブロックの条件は、以下の内容を網羅しているものが良いでしょう。

  • オーダーブロックを勢いよく抜けていること
  • トレンドラインと重複している

ブレイカーブロックは、ミティゲーションブロックより強いブロックですので、単独でも使えますが、トレンドラインなどが重複しているとより信頼性が高くなります。

エリット波動では修正波W4で出現するケースが多いので、おなじくW4で頻繁に出現するトライアングルのレジスタンスライン・サポートラインとの重複があればかなり強い逆張りポイントとなります。

オーダーブロックの種類④プロパルジョンブロック(Propulsion Block)

プロパルジョンブロック(Propulsion Block)は、弱気相場での反発局面、強気相場での反落局面で見られます。

Propulsion Block

そのため押しや戻りが強い市場環境で出現しやすいですが、以前のOBと重複しているため反発・反落するとかなり伸長します。

プロパルジョンブロック(Propulsion Block)の定義

過去のオーダーブロックと範囲が重複している箇所で反発していれば、プロパルジョンブロックとして認識されます。

プロパルジョン・ブロック

過去のOBと重複しているため、他のブロックに比べてもレジスタンス・サポート機能が強力なブロックとして認識されます。

このブロックは、以下のようにチャート上に描画されます。

  • 買いのプロパルジョンブロックは、過去のオーダーブロックまで下落してきた際に最後に出現した陰線をブロックで囲み描画します。
  • 売りのプロパルジョンブロックは、過去のオーダーブロックまで上昇してきた際に最後に出現した陽線をブロックで囲み描画します。

時間軸としては、トレードする時間軸によって異なりますが、数時間・数日ポジションを保有するパターンでは、4時間足が効果的です。

買いのプロパルジョンブロック(Propulsion Block)の使い方

買いのプロパルジョンブロックは、大底を打ったあとの安値を割り込まずに極度の弱気トレンドが上昇トレンドに転じる際によく見られます。

Propulsion Block

ここでは3回のアタックの後、この水準が破れない状況から市場が買いに転じ、67ドルから95ドルまで大きく反発しています。

このように以前のオーダーブロックまで下落してきたとき、一時反発するとプロパルジョンブロックが形成され、これが強力なサポートとなって3回目のアタックのときに強力な買い戻しが発生して、その後の大きな上昇トレンドに直結します。

そのため一度通過したオーダーブロックも描画を残して、プロパルジョンブロックが発生する可能性に対して備えておいたほうが良いでしょう。

売りのプロパルジョンブロック(Propulsion Block)の使い方

売りのプロパルジョンブロックは、やはり下落トレンドで形成されたオーダーブロックに対して2回の戻りが生じたときに発生しています。

Propulsion Block

ここでは3回のアタックの後、この水準が破れない状況から市場が大きな売りに転じています。

このように以前のオーダーブロックまで上昇してきたとき、一時反落するとプロパルジョンブロックが形成され、これが強力なレジスタンスとなって3回目のアタックのときに強力な投げ売りが発生して、その後の大きな下降トレンドに直結しています。

こちらも一度ヒットしたオーダーブロックを消さずに、プロパルジョンブロックが発生する可能性に対して備えておけば、こういったチャンスを捕捉するのに役立つはずです。

信頼できるプロパルジョンブロック(Propulsion Block)の条件

信頼性の高いプロパルジョンブロックの条件は、以下の内容を網羅しているものが良いでしょう。

  • トレンドが継続しているがかなりオーダーブロックまで強く戻ったとき
  • 以前のオーダーブロックと重複している

オーダーブロックと重複しているので、強いブロックであるため単独で使えます。

オーダーブロックを自動で表示してくれるインジケーター

オーダーブロック(Order Block)は、このように反発するポイントを探し出してくれる重要なテクニカル分析ですが、手動で表示していると「抜け」があったりそれほど重要でもないブロックを警戒して値幅を伸ばせなかった等の弊害も考えられます。

そのためチャート上に自動的にオーダーブロックを表示してくれるインジケーターをあらかじめ表示しておいたほうが良いでしょう。

色々試してみて、あまりにも線が多くなってチャートがわかりにくくなるのはデメリットですし、かといって表示されるブロックが少なすぎても実用性に欠けます。

そこで実際に使ってみてボリュームや値幅などのフィルターをかけることで、適度な表示になっていて使いやすくなっているインジケーターを紹介しておきますので、使ってみて自身に合っていると思われるインジケーターを採用してください。

Order Block Plus

このOrder Block Plusは、重要度が高いオーダーブロックであればあるほど数値を大きくして表示してくれるインジケーターです。

オーダーブロックの強弱の判断基準は値幅の大きさとなっています。

ゴールド/Order Block Plus
ゴールド/Order Block Plus

使ってみてきた中で一番適度にオーダーブロックを表示してくれています。

といってもすでに反発・反落したオーダーブロックは流動性を確保したと判断されて表示されなくなるので、プロパルジョンブロックのように重複して2回アタックすることが考えられるオーダーブロックに対しては手動で描画する必要があると思います。

Order Block Flux Chart

このOrder Block Flux Chartは、ボリュームの大きさで買いと売りのオーダーブロックを表示してくれます。

Order Block Flux Chart
Order Block Flux Chart

出来高で表示してくれるので精度の高さは、他のインジケーターと比べても高いですが、1時間足・4時間足にすると表示数が少なすぎる点が問題点です。

そのため数時間~数日の短期売買では、15分足チャートの表示をしておくほうが、画像のように押し目買いのポイントをピンポイントで表示してくれています。

前述のOrder Block Plusと併用する方法も一つの手段だと思います。

【まとめ】オーダーブロックとは?手法・種類

オーダーブロック(Order Block)とは、「市場を動かせるほどのスマートマネーの注文があつまっている価格帯(ブロック)」を指します。

市場は流動性をもとめて、それを補充することでエネルギーに替えて、次の流動性を求めて上下に動いていきます。

その流動性がある価格帯がオーダーブロックであり、下降している市場は「買い注文」を求め、上昇している市場は「売り注文」を求めて上下しているため、オーダーブロックは精度の高いレジサポラインとして機能します。

実戦でオーダーブロックを使ってみると、以下のように4種類のパターンが存在しているようで、今回はそれを一つ一つ解説しました。

  1. オーダーブロック(Order Block)
  2. ミティゲーションブロック(Mitigation Block)
  3. ブレイカーブロック(Breaker Block)
  4. プロパルジョンブロック(Propulsion Block)

この中でもエリオット波動でW1→W2→W3への移行期で頻繁に見かけるのがオーダーブロックですが、W3→W4→W5の流れではミティゲーションブロック・ブレイカーブロックを頻繁に発見できます。

従来のサポートラインの描画の方法では、あと一歩で指値にヒットしないなどの弊害がありましたが、オーダーブロックの考え方を導入することで、その問題を解決できどこにレジスタンス・サポートが存在するのかわかりやすくなります。

この記事では、このように原油・ゴールドなどのチャートを例にあげていきますが、CFDもだいぶ一般的になり、これまで独走状態だったGMOクリック証券をコスト面でも上回るブローカーも楽天CFD外為どっとコムCFDネクストなどが出現しています。

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