CFD取引は、レバレッジをかけられる点が強調され投機的な利用と考えられがちです。
確かに投機的な利用にも向いています。
しかし結論から書くと、40万円以上の運用は、CFDで「S&P500」インデックスをレバレッジ1倍程度でロングしていれば、取引する証券会社・取引する銘柄では、コストで最安値を謳っているインデックスファンドを凌駕します。
これ以降の記述ではその詳細について記述します。
CFDで「S&P500」を取引する証券会社はGMOクリック証券がオーバーナイト金利がなく最も低コストで保有できます。
①FXと同じ仕組みで世界中の株価指数・商品・株式・ETFを買いからも売りからも売買可能
②国内店頭CFD取引高9年連続No,1(GMOクリック証券調べ2014年1月〜2022年12月)
③株価指数の取引なら、最も低コストでオーバーナイト金利がないので長期保有で最も低コスト
④原油・金・銀などのコモディティも低コストで23時間売買可能
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CFD取引とは?世界中の投資対象に投資できる金融商品
CFDとは、別名「差金決済取引」と呼ばれ、取引開始から取引終了までに発生した差額分を決済する取引です。
日本では為替取引であるFXが先に普及しましたが、CFDは株式指数や個別株式、原油などのエネルギー、金・銀などの貴金属、農作物などの取引をFXのようにレバレッジを利用した取引が可能です。
CFD取引とは?
CFD取引とは、先物取引と異なり、期日がなく決められた期限がありません。
ただし原資産となる先物の期限が近づいている期近と期先との価格差を調整するために、価格調整額が発生します。
この価格調整額とは、原資産である期近と期先の価格差があり、期先のほうが価格が高いのであれば、切り替え前に買っておけばその価格差が労せずして手に入ると思われる方もいるかも知れませんが、そうならないために価格調整額が存在します。
期先の価格が高ければ、マイナスの価格調整額がつき、期先の価格が安ければ、プラスの価格調整額がつくため、CFDによる株価指数への投資は、原資産は先物でありながら、期近と期先をつないだときの価格差を感じさせずあたかも保有し続けているように感じます。
また、売りからも買いからも入れるため、現物株のヘッジとしても応用可能です。
感覚としてはFXのような証拠金取引であり、レバレッジが効かせられます。
CFDの仕組みは差金決済という買った(売った)ときの価格から、売った(買った)ときの反対売買の価格との差額分を決済しているため、ダウ平均・S&P500のような海外の株価指数を取引した場合は、差額分の利益(損失)分にしか買った(売った)ときと売った(買った)ときのの為替レート差が反映されません。
そのため日本人の課題ともいえる海外資産購入に対する為替ヘッジが効いている取引と言えます。
CFDで取引できる投資対象
CFDの最大の利点は、先物と異なり一つの口座で様々な投資対象に投資できるところが非常に優れているところです。
そのため、ダウ平均の買いポジションを決済したら次は、日経平均を空売りするということも可能です。
おすすめできるCFD取引業者はGMOクリック証券です。
GMOクリック証券で取引できる投資対象は以下のようになります。
以上合計で137銘柄が揃っています。
米国株式市場の代表的な株価指数といえば『S&P500』。10年以上もの長きに渡って右肩上がりの上昇をしてきたため、日本の非課税枠積立投資の「つみたてNISA」・「iDeCo」では『S&P500』に連動した投資信託が選[…]
CFDによる株価指数投資は保有コストが存在しない最も低コストなインデックス投資
CFD取引は先物と異なり、保有に関する期限がありません。
先物では保有し続けるのであれば、一旦終値で売却され、また次の期限の先物の売買を行わなくてはなりません。
CFD取引では、買い直す手間はありませんし、手数料も発生しませんが、保有によりFXのスワップポイントと同じくオーバーナイト金利が発生する場合があります。
しかし証券会社・銘柄によっては発生しません。
例えば、CFD取引で80%ものシェアを確保しているGMOクリック証券では多用されると考えられる株価指数に対して、オーバーナイト金利は徴収されません。
しかしGMOクリック証券で取り扱われている株価指数では、3つの調整額が発生します。
この調整額を見て長期投資に向かないと判断してしまうかもしれませんので順に説明します。
GMOクリック証券では、保有しているポジションに対しては以下の3つの調整額が発生します。
- 価格調整額・・・期限が迫っている期近と期限が遠い期先との価格調整(コストではない)、または配当金
- 金利調整額・・・株価指数では発生しない
- 権利調整額・・・株式CFDで発生する配当金
株価指数CFDでは発生しているのは期先との価格を調整する価格調整額のみです。
しかも価格調整額は、本来発生しない利益や損失を調整しているだけなので、コストとはいえません。
したがってGMOクリック証券のCFD取引において発生している費用は、保有コストでは存在せず、売買のときに発生しているスプレッドのみといえます。
例えばアメリカの株価指数として代表的なS&P500ではスプレッドは0.3(3pips)ですので、現在のS&P500を1単位売買した場合の片道のコストは33円です。
コストとしては0.01%未満です。
低コストインデックスファンドとの比較
一方で低コストで運用できるインデックスファンドとの比較を行ってみましょう。
ファンド名 | 公表信託報酬 | 実質コスト |
---|---|---|
SBI・V・S・S&P500インデックスファンド | 0.0938% | 0.1136% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0968% | 0.1421% |
楽天全米株式インデックスファンド | 0.1620% | 0.209% |
同じ株価指数である「S&P500」を投資対象としたインデックスファンドの中でも、最も低コストな「SBI・バンガードS&P500インデックスファンド」で、CFD取引で1単位:「S&P500」をレバレッジ1倍で保有したときと同じ資産額の場合、「SBI・バンガードS&P500インデックスファンド」の公表信託報酬は0.0938%であるため、年間の信託報酬額は322円前後、10年で約3,220円になります。
一方でGMOクリック証券で「S&P500」を1単位購入した場合、片道のコストが32円・保有コストはなしですので、CFDで「S&P500」を1単位保有した際のコストの差は、年間では290円安くなります。
また為替ヘッジも効いているという副次的な効果もあります。
世界の株式の時価総額の56%を占めるアメリカの株価指数の代表格「S&P500」
CFD取引のデメリットと言えるのは、これ1本で全世界に投資できる指数を扱ってはいないことです。
CFD取引で最も網羅的なインデックスは「S&P500」になります。
というのも世界株式の国別のシェアでは、アメリカは56.6%、日本7.6%、中国4.9%と依然、アメリカが中心だからです。
現在の各証券会社がラインナップしている低コストのインデックスファンドで選ばれているのは以下の2つです。
- 全世界へ投資するインデックファンド
- 全米の株式に投資するインデックスファンド
全世界は理解しやすいと思いますが、全米株式を投資対象とした商品がなぜ選ばれているのかというと、過去10年では非常にパフォーマンスが良く、しかもAmazon・Microsoft・Apple・Google・FacebookといったGAFAMと呼ばれ急成長を遂げた企業はすべてアメリカの企業だったからです。
インデックスファンドのコストが安くなり始めた頃は、先進国に投資するインデックスファンドが多かったのですが、全世界に網羅的に投資できる全世界株式かパフォーマンスの良好な全米株式が選好されています。
過去30年間のデータを取ると年率リターンで9.6%(先進国に投資するMSCIコクサイインデックスは30年率8.6%)と先進国に分散投資するよりも+1%以上の実績が確認されています。
インデックス名 | 1年 | 10年 | 30年 |
S&P500(配当込み:円換算) | 36.2% | 16.7% | 9.6% |
MSCIコクサイ(配当込み:円換算) | 34.9% | 13.5% | 8.6% |
データは2021年2月までのデータですが、30年率から換算してずっと見ていますが、ほぼブレはないです。
現在時価総額上位の企業は上位中10社中8社がアメリカの企業であり、この事実だけでもアメリカでは企業の事業が拡大しやすい環境下であり、成長が著しかったといえます。
他方、全世界株式(ACWI:オールカントリーワールドインデックス)に分散投資すると投資効果がかえって減じられ、年率リターンは7.3%程度に低下します。
全世界に分散すると最も成長するアメリカに対してそれほど成長しない国家の株式も含めることになるためそのような結果になるのでしょう。
従って最も低コストなCFD取引で「S&P500」へ集中投資を行っていても、全世界への株式投資に近く、パフォーマンスでは上回る可能性が高いといえます。
CFDを活用した長期インデックス投資:まとめ
インデックス投資としては、ETF・投資信託ともにローコストなものが出揃っていますが、コストとしてはGMOクリック証券でS&P500を保有したほうが安上がりになります。
全世界株式に投資するという場合は、ETF・インデックスファンドで一本で投資できるものがありますので、そちらで問題ないですが比重が全米株式になるというのであれば、最初はインデックスファンドで積み立てておいて、GMOクリック証券でS&P500を低レバレッジで買い付けるという方法がコストとしては安くなります。
最初の積立のスタートは、SBI証券が三井住友カードによる自動積立投資に対応しており、三井住友カードゴールドNL・ビジネスオーナーズゴールドなら1%のポイントがつくので利回りとしては最高だと思います。
ですので提案としては以下の方法でスイッチしていきます。
以上の方法がコストとしてはもっともコストが安いインデックス投資になります。
そのためスタートのインデックスファンドのどちらが良いのかという思案は一時的なものなので、現状の信託報酬の差ならどちらでも良いでしょう。
実際にこの10年間、日進月歩で投資信託のコストが安くなってきており、現在の最も安い投資信託もいずれはそれを塗り替えるコストのものも出てくるかも知れません。
とりあえず、現状は最安な投資信託を買付け、後にGMOクリック証券でS&P500を低レバレッジで買い付けるならば、どの投資信託を選択するよりも大きくコストを削減できます。
それほど沢山の人に選ばれているということなので、最初のCFD取引ならGMOクリック証券がオススメです。
①FXと同じ仕組みで世界中の株価指数・商品・株式・ETFを買いからも売りからも売買可能
②国内店頭CFD取引高9年連続No,1(GMOクリック証券調べ2014年1月〜2022年12月)
③株価指数の取引なら、最も低コストでオーバーナイト金利がないので長期保有で最も低コスト
④原油・金・銀などのコモディティも低コストで23時間売買可能
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