2025年第3四半期10週 WTI原油価格見通し/原油CFDトレードブログ

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。

先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)の反発は、当初は65.3ドルまで期待していましたが、そこまで到達せず下降トレンドラインの上抜けも失敗したことで、今度は60ドル割れまで落下する公算が高くなっています。

したがって61.4ドルからの反発を支えてきたサポートライン割れで、ショートポジションを構築したいと思います。

WTI原油日足20250830
WTI原油日足/逆H&S

ここで重要なのは、原油市場における多くの底打ちケースでは、V字で反発するケースはまず出現せず、大抵は逆ヘッド&ショルダーズが出現し、その上値を抑えるネックラインをブレイクアウトすることで、強力な上昇トレンドが始まる傾向にある点です。

筆者は8月18日の直近安値からの反発は、逆ヘッド&ショルダーズの右肩と考えており、もともと想定していたオーダーブロックまで深く下押す可能性があると想定していました。

これは底打ちしたと考えるにあたって、あまりにも出来高が少なく、買いで捕まった勢力が一掃されたとは考えにくいからです。

したがってある程度捕まった勢力が売り逃げたポイントから下落がはじまり、逆ヘッド&ショルダーズのヘッド部分でかなり大きく下押す可能性があります。

この記事では、このように2025年8月第3週の原油価格の動向を考察していますが、実際のトレードはCFD取引を提供している各証券会社のレートで再計算し、スプレッドも加味したうえで利益確定ポイント・損切りポイントを再計算してからエントリーしてください。

日本においてはFXが最初に普及していきましたが、株価指数・金・原油などのFX版ともいえるのが、CFD取引と呼ばれる証拠金取引です。

近年でも原油CFD取引できる環境は整ってきており、多くの証券・FX会社がシェアを競っています。

原油CFD取引では、CFD・FX・ノックアウトオプションなどのデリバティブに特化したIG証券を取引に活用してください。

IG証券の口座開設は、8月1日~9月30日まで新規口座キャンペーンとして、取引条件クリアで最大50,000円キャッシュバック


IG証券CFD・FX・ノックアウトオプションなどのデリバティブに特化した証券会社です。
4.5

IG証券

①CFD取扱銘柄が17,000以上と突出して多く取引機会が豊富
②ノックアウトオプションで損失を限定しつつ利益を狙ったり、CFDのポジションをヘッジするなど多彩な戦略を選択可能
③Google二段階認証で堅牢なセキュリティ

記事内に広告を含みます(PR)

WTI原油 2025年9月第1週テクニカル分析

先週の2025年8月第4週までの原油価格の見通しは、先週の記事の内容から変更なく、以下のように3波構成の修正波Cが進行しているという認識です。

  • 5月5日の安値55.30から6月23日の高値78.40が衝撃波W1
  • 6月23日の高値78.40から現在3波構成の修正波W2が進行中

衝撃波W1の後に発生している修正波W2は、3波構成AーBーC波で構成されており、最終C波が終了すれば、次は非常に長い距離になりやすい衝撃波W3がスタートします。

エリオット波動

経験上エリオット波動第3波は大きな利益に直結しやすいため、積極的に乗るべき波動だといえます。

それに乗るためには、修正波Cのボトムを捉える必要がありますが、これまでの推移を考えても大げさな行き過ぎた投げ売りが発生したところを狙うべきだと考えています。

WTI原油週足分析)エリオット波動W2のボトムは、W1の起点を下回らない

WTI原油週足20250830
WTI原油週足/エリオット波動

先週指摘した内容と重複しました、これまでの原油価格の価格推移を見ると、奇妙なことに「天井から大底まで」または「大底から天井まで」、約11週~12週程度の時間を要しており、これまでの経験則に当てはめると10週間経過した現在、あと1・2週間の下落期間があると考えてもおかしくありません。

筆者は、原油市場が需要を満たすには、6月から急騰しはじめた際に形成されたオーダーブロック(59.8~61.7)に残されている流動性を補充する必要があると考えています。

よって読者が狙うべき下値目処は、まずは以前の安値である61.4を下回り59.8に接近するレベルであると思います。

しかしエリオット波動では、少なくともW2のボトムはW1の起点を下回ることはありませんが、W1の起点で出現しているオーダーブロックの上限57.70までは下落リスクがあると認識しておいたほうが良いと思います。

なぜならエリオット波動における修正波の定義では、修正波Aと修正波Cの長さは等しくなりやすく、その計算なら必然的に57ドルを記録するからです。

関連記事

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、61.4で反発を開始しているものの、その反発は微弱で2ドル程度の反発にとどまっています。底打ちと判断するに[…]

2025年第3四半期9週 WTI原油価格見通し/原油CFDトレードブログ

WTI原油日足分析)大底は逆ヘッド&ショルダーズの形成とブレイクでもって確定する

WTI原油日足20250830
WTI原油日足/逆H&S

まず日足では、週末に下降トレンドトレンドの上抜けにトライしましたが失敗して引けています。

よって修正波Cは継続しており、下値をサポートするトレンドラインが下方向にブレイクされれば修正波Cの下値目処まで下落することは明らかです。

この大きさの修正波では、経験則として少なくとも日足チャートではっきりと分かる逆ヘッド&ショルダーズ(以下:逆H&S)が形成されなければ、底打ちすることはないと思います。

下落トレンドに陥っている市場がV字回復することは、OPECプラスの事実上の増産決定があって強烈な下落で買い方が売り切られた2024年6月のケース以外はあまりなく(このときは筆者も急速回復するとは考えていなかった)、ほぼ逆H&Sが形成されて反転していきます。

ヘッド&ショルダーズは、トレンド反転パターンの基本形で、他の反転パターンは結局はこの派生形です。

となると8月18日で直近安値61.4を記録して一旦反発した市場は、もう一段階安値を更新するヘッド部分を残していると推定すべきです。

そこで買い手が完全に売り切られ、かつ長大なスパイクローまたはブリッシュリバーサルが出現して、誰もが強烈な反発を認識できてようやく底を打ったといえると思います。

そして59.80または57.70で大底を迎えた原油価格は、反発するも価格帯別出来高が大きい64ドル前後のレベルで、再び反落し逆H&Sの右肩を作るはずです。

本当に読者が狙うべきベストな買いポジションは、それ以降はほぼ一直線の上昇が期待できる右肩のボトムであり、その日はトランプ政権による利下げ催促が実現されるFOMC(会合結果は日本時間9/18 4:00に発表)が有望かも知れません。

なぜなら原油価格は、FEDによる金融政策に対してストレートな動きをしており、2020年の金融無制限緩和で130ドルまで駆け上がり、2022年の急ピッチの利上げにより63ドルまで下落し、さらに利上げが止まると今度は95ドルまで急速に反発しているからです。

したがって異常な数値の改ざんにより雇用の弱体化が明確になった以上は、FEDはこれまでの判断の遅れを連続した利下げによって取り戻すしかなく、経済へのカンフル剤としては利下げなどの金融緩和がもっともパワフルです。

これによって需要が拡大すれば、原油価格は必ず上昇力を取り戻すはずです。

関連記事

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。この記事では、チャートパターンのうち、反転パターンとして広く知られており信頼性が高い「ヘッド・アンド・ショルダーズ」を解説します。このパターンは、トレンド転換パターン[…]

ヘッド・アンド・ショルダーズのチャートパターンと見つけ方

WTI原油4時間足分析)修正波Cは5波構成で完成する

WTI原油4時間足20250830
WTI原油4時間足/修正波C
WTI原油4時間足で5波で構成される修正波Cの状態を確認すると、W1→W2のカウントがやや怪しいものの、概ねW4までカウントが終了しているとも判断できます。
ということは最終W5を残すのみです。
W1とW3の値幅がほぼ同じである場合、エリオット波動ではW5の長さはW1×1.618倍と求められます。
したがってエリオット波動を使った最終ターゲット予測は以下のようにも計算できます。
  • W1値幅=70.51-65.03=5.48
  • W1値幅5.48≒W3値幅5.3
  • W5値幅=5.3×1.618=8.57
  • ターゲット=W4トップ65.10-8.57=56.53
あるいは、株価指数が鬼門である9月に入ったことで調整色を強め、リスク回避的な市場心理を見せたとき景気の強さを端的に示す原油価格は、5月5日に形成されたオーダーブロックでも57.70のサポートを支えきれずに、上記の水準まで下落が進む可能性もあり得ると思います。
したがって迂闊に逆張りせずに、トレンド反転を示唆するプライスアクションをまつか、前述の逆ヘッド&ショルダーズが形成しているネックラインをブレイクする瞬間を狙うなど、買い方はかなり順張りなポジションメイクが求められると思います。
関連記事

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。トレードをする誰もが天井・大底でポジションを取れないか?押し目・戻り目を的確に捉えられないか?と考えると思います。しかし反発・反落を示唆するローソク足を確認してエント[…]

オーダーブロックとは?手法・種類/原油CFDトレードブログ

WTI原油のエリオット波動分析について

ここまでWTI原油について週足→日足→4時間足で説明してきましたが、筆者は週単位では日足~4時間足でトレンドラインを引いて、1時間足を主に確認しトレードを行っています。

具体的には、以下の3つのポイントを重視したトレード手法が取り組みやすいと考えています。

原油トレード手法

これらを順番に説明すると以下のような内容となります。
  1. 重要なトレンドライン・水平線の安値でフォールスブレイクアウトを示現し反発開始
  2. 急反発で発生した需要を埋めWボトム、ヘッド&ショルダーズボトムを形成
  3. トレンド継続のブルフラッグ・下降ウェッジ・ペナント(またはトライアングル)のブレイクアウト

主な手法としては、これらを使いまわしてより熟練度を高めようとしており、それ以外の値動きに関しては「得意ではない」という判断でスルーすることで勝率を高めることを狙っています。

2025年8月第4週の現状認識

先週の2025年8月第4週までの状況は、8月18日にスパイクローを示現して反発したものの、反発したときの出来高が非常に小さく、ポジションが整理された証跡がありません。

したがってさらにもう一段階ドロップしてオーダーブロック(59.8~61.7)に残存している買い需要を吸収すると考えられます。

ですがこれは大底の第1候補でしかありません。

WTI原油日足20250830
WTI原油日足/逆H&S

エリオット波動で計算するとそれ以上の56.53などの極端な下値目処も浮上します。

そうやって大きな投げ売りが発生して予測しきれないような下落が発生することで、ようやく反発局面が到来してきます。

それを落ち着いてじっくり待つことも重要だと思います。

関連記事

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。X(旧:Twitter)で日々、原油取引について投稿しているので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、基本的にWTI原油取引で生計を立てています。そのためトレードの[…]

WTI原油CFDトレード手法/CFD投資ブログ

原油CFD取引できる業者間スプレッド比較

WTI原油の取引コストは、手数料は無料と謳われていますが売りと買いの差であるスプレッドが実質的な手数料となります。

したがって以下の表の中で取り組みやすいコスト提示をしている業者に口座を開いてトレードすべきです。

WTI原油スプレッド最低取引数量(最低証拠金)取引時間
GMOクリック証券2.61(約530円)7:00~翌日6:00
GMO外貨2.61(約530円)7:00~翌日6:00
外為ドットコム2.610(約5,300円)7:00~翌日6:00
楽天証券CFD2.010(約5,300円)7:00~翌日5:55
ヒロセ通商2.81(約530円)7:00~翌日6:00
IG証券2.810(約5,300円)7:00~翌日6:00

現状ではコスト的に最安値は、楽天証券CFDがトップ、ついでGMOクリック証券・GMO外貨・外為ドットコムといったところになっています。

またGMOクリック証券・GMO外貨・ヒロセ通商では、0.1枚という1,000円以下の証拠金から取引をスタートできるので、少額から取り組むには最適です。

こういった証券会社・FX業者等に口座を開設するときには、ハピタスを経由することで公式サイトからの特典とポイントサイトからも報酬がもらえますので、事前に登録し忘れずに経由しましょう。

\高還元率ポイントサイト/

WTI原油の分析精度を高める指標

原油価格は、商品先物の中でも最もボリュームが大きく、その価格推移はあらゆる物価に影響を及ぼすため、その動きに影響を及ぼす情報がいくつかあります。

代表的な指標としてチェックしてほしいのが以下の4つです。

  1. IG証券顧客センチメント
  2. 期近~期先のスプレッドチャート
  3. 期待インフレ率
  4. 原油価格の過去20年月度別平均騰落率

①IG証券顧客センチメント

IG証券クライアントセンチメント

引用:IG証券

IG証券の口座開設者が閲覧可能なデータが、この顧客センチメントです。

CFD取引ができる業者は数あれど、実際利用している顧客の売買動向を確認できる業者は貴重な存在です。

基本的な考え方は、未決済ポジションが多いということは将来そのポジションが決済されたときに反対に動くと考え、未決済ポジションが増加している方向に進んでいくと考えます。

なぜならテクノロジーがどんなに発達しても、人は利益をすぐに欲しがり損失を先延ばしにするトレードに不向きな性質があるからです。

そのため含み益が出始めるともっと利益を伸ばせる可能性があるのにすぐに決済し、含み損が出始めるとプラスに転じるまで耐えるという、利益を積み重ねているトレーダーとは正反対の行動をとります。

しかし証拠金取引は、レバレッジをかけているため含み損が大きくなると本人とって精神的に耐えられないため損切りするポイントではないのに決済してしまったり、取引ルール的にロスカットといって自動的に決済されるのです。

つまり損切りポイントも決めずに「いつかプラスに転じるだろう」という非経済的な期待を持って祈っている敗者の心理を読むことができます。

2025年第3四半期9週までの顧客センチメントは、80%→82%→81%→80%と反発したにも関わらずさほど個人の買いポジションが整理されていないことから、まだまだ潜在的な売り注文のほうが多く、上値も彼らによる売り注文によって限定的になりやすいと考えられます。

つまりこの買い方が一斉に損切りする状況が発生することで、もはや売り手がいなくなってしまえば、ようやく上値が軽くなり上昇しやすくなるが提供されます。

このIG証券の顧客センチメントは、直近・日別・週別・月別で推移を確認でき非常に有用ですが、IG証券の口座開設が必須になります。

IG証券はCFD・FX・ノックアウトオプションなどのデリバティブに特化した証券会社です。


  1. CFD取扱銘柄が17,000以上と突出して多く取引機会が豊富
  2. ノックアウトオプションで損失を限定しつつ利益を狙ったり、CFDのポジションをヘッジするなど多彩な戦略を選択可能
  3. Google二段階認証で堅牢なセキュリティ

\CFD・FX・オプション取引なら/

②期近~期先のスプレッドチャート

原油先物スプレッドチャート

\利用登録無料の高機能チャート/

原油先物の期近と期先とのスプレッドは需給状態を端的に表しており、Trading Viewでチャート化するとさらに状況判断がしやすくなりトレードに役立てることができます。

現在の原油先物のスプレッドチャートは、見たこともない吹き上げ方から急落したあと、一時持ち直しする動きを見せていましたが、再び低下し需給が弱まっていることを示しています。

こういったスプレッドの状態は通常、「コンタンゴ」・「バックワーデーション」で分けられます。

コンタンゴ

期先の価格が期近の価格よりも高い状態をコンタンゴと呼びます。

スプレッドチャートでは下降トレンドになっている状態であり、在庫が多くダブついていたり将来的な供給過剰が予想される場合にこのような現象が見られます。

コンタンゴ幅の拡大は、一般的に弱気な市場心理を示す可能性があります。

バックワーデーション

期近の価格が期先の価格よりも高い状態をバックワーデーションと呼びます。

スプレッドチャートでは上昇トレンドになっている状態で、現在の需給が逼迫していたり、近い将来の供給不足が懸念されるケースが考えられます。

一般的に原油を必要とする買い手が、将来の原油よりも高い価格を支払っても良いと考えるため、このような価格差が生じるのです。

バックワーデーション幅の拡大は、一般的に強気な市場心理を示す可能性があります。

現状は、再びコンタンゴが進行気味

現状では、8月18日から反発してスプレッドも若干改善されていますが、明確な反発が確認できているわけではありません。

おそらくこの需給の緩みを反映した厳しい売り込みが近々発生すると思われます。

問題はその後、しっかりとしたバックワーデーションが発生するかどうかに注目したいと思います。

③期待インフレ率

原油価格は、あらゆる物価に影響を及ぼすため経済活動にとって非常に重要なものです。

この原油価格の先行指標ともいえるのが、市場が推測するインフレ率を示す「期待インフレ率/BEI(Break Even Inflation rate)」です。

期待インフレ率は、物価連動国債の売買参加者が予測する今後最大10年間(物価連動国債の残存期間次第で10年未満になる場合がある)における年平均物価上昇率を示しており、将来の実際の物価や景気に影響を与え、それらの先行きを予測するうえで重要な指標となります。

実際にこの期待インフレ率は、原油市場よりも大きな債券市場で決定されている点と、原油価格に同調または先行する特徴があるため、定期的に確認しておく必要があります。

今週末までの期待インフレ率は、一時的な下落傾向からある程度持ち直したような動きをしていますが、下落する前の一時的な持ち直しのような動きにも見えます。

これは明確な値動きでもないので、やはり来週からどちらの方向に動いていくのか注視する必要があります。

期待インフレ率20250830

引用:期待インフレ率

期待インフレ率は若干先行した動きをしており、追随したトレードをすれば良さそうに感じますが、一致する確率は68%~78%の間で2割~3割程度は外れることがあります。

そのためこの指標が下落傾向にあれば「原油は基本売りから入る」、上昇傾向にあれば「基本買いから入る」ことで無用なリスクを低下させることができる指標だと考えればちょうどよいと思います。

④原油価格の過去20年月度別平均騰落率

原油価格の季節性
原油価格の季節性/TradingView

\利用登録無料の高機能チャート/

これまで原油価格は、2024年度7月から11月まで原油価格は地政学リスクで急速に吹き上がる場面はあっても、基本的には徐々に高値・安値を切り下げて低下していくプロセスを経ています。

しかし原油価格の動向としては、この期間の調整は需要低迷期とも重なるため例年どおりの現象で、11月を通過して12月に入ってしまえば暖房需要によって底を打ち、需要が強い春から夏にかけて上昇トレンドを形成する傾向にあります。

グラフはTradingViewに掲載されているものですが、オレンジ色のバーは通常の平均騰落率、白色のバーが異常な価格変動があった年度を除いた平均騰落率です。

それによれば9月は数字の上では、ある程度持ち直す8月に比べて下落する傾向が強い月度になっています。

原油価格の季節性
原油価格の季節性/TradingView

年初からの平均騰落率をインデックス化した場合、9月度はやはり横ばいに推移する傾向にあります。

ただそれ以降、11月に向けては軟化する傾向にあるので、買い方は注意が必要になってきます。

関連記事

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。原油価格についても株価指数と同様に季節性があり、買いから入ったほうが有利な時期と売りから入ったほうが有利な時期があります。[caption id="attachmen[…]

原油価格の季節性と売買方針について

【結論】原油価格2025年9月第1週見通し

先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)の反発は、当初は65.3ドルまで期待していましたが、そこまで到達せず下降トレンドラインの上抜けも失敗したことで、今度は60ドル割れ(またはそれ以上に)まで落下する公算が高くなっています。

したがって61.4ドルからの反発を支えてきたサポートライン割れで、ショートポジションを構築したいと思います。

WTI原油日足20250830
WTI原油日足/逆H&S

8月18日の直近安値からの反発は、あくまで逆ヘッド&ショルダーズの右肩と考えており、当初想定していたオーダーブロックまで深く下押す可能性があります。

また9月は株価指数にとっては鬼門と呼べる時期で、市場の雰囲気が悪化してリスク回避の色が濃くなれば、景気動向に敏感な原油はさらに落下する可能性があります。

実際、今回の分析ではエリオット波動から最大56.53まで下値目処が予測できます(筆者は5月5日に形成されたオーダーブロックから57.71からロングポジションを構築したいと考えています)。

したがって原油のトレードをメインとする読者にとっては、大きな下落幅も取れる可能性もあり、原油価格の大底で買いポジションを構築する好機も転がり込んでくるチャンスの大きい週になると思います。

筆者は、X・Facebook・Blueskyいずれにも日々原油価格の見通しを投稿していますので、利用しているSNSが該当していればフォローいただいて、随時最新の見通しを確認していただきたいと思います。

cohamizu Xアカウント          

cohamizu Blueskyアカウント

cohamizu Facebookページ    

関連記事

原油価格の見通しについて、アーカイブをまとめています。1年は52週あり、それをシーズンごとで4分割(春・夏・秋・冬)すると13週単位となります。今後はすでに投稿されている1シーズン13週分の記事を更新し、[…]

2025年原油価格見通しアーカイブ

原油価格についてよくある質問

原油価格についてよくある質問をまとめました。

原油価格は今後いくらになりますか?

この記事では、原油価格の動向を考察していますが、基礎的なテクニカル分析とターゲットの出し方は変わりません。

マーケットのテクニカル分析」などを読破して、ご自分でターゲットを算出することをおすすめします。

しかし実際のトレードはCFD取引を提供している各証券会社のレートで再計算し、スプレッドも加味したうえで利益確定ポイント・損切りポイントを再計算してからエントリーしてください。

原油価格の見通しについて最新の情報を入手するにはどのSNSをフォローしたらよいか?

速報性としては、X公式Bluesky公式で最新の見解を投稿するようにしています。

基本的に1年は52週=13週×4シーズンで構成されており、月度ごとで見通しを立てるよりも1週間毎、1年間52週で戦略を立案してその都度軌道修正していくべきだと考えています。

そのため今後は、予め作成した13記事を残し、4シーズン×13週単位で更新していく方法をとります。

そして文字数の制約のないFacebookページで投稿した内容を今後の検証材料・アーカイブとして残す形式をとることにしました。

結局どのブローカーで取引を開始すればよいですか?

下記の表に有力なCFD業者を比較して掲載しています。

WTI原油スプレッド最低取引数量(最低証拠金)取引時間
GMOクリック証券2.61(約530円)7:00~翌日6:00
GMO外貨2.61(約530円)7:00~翌日6:00
外為ドットコム2.610(約5,300円)7:00~翌日6:00
ヒロセ通商2.81(約530円)7:00~翌日6:00
IG証券2.810(約5,300円)7:00~翌日6:00

コスト的に最安値は、GMOクリック証券・GMO外貨・外為ドットコムといったところがベストですが、ヒロセ通商・IG証券でも誤差の範囲でしょう。

この記事で紹介しているポイントサイト「ハピタス」は、会員向けにさまざまな企業広告を掲載しているサイトで、ユーザーが広告を利用することで企業から広告費が支払われ、その一部がユーザーに還元されます。

とくに証券会社の広告では、飛び抜けた還元率を維持しているポイントサイトですので、新規で証券会社の口座開設をするときには忘れずに経由しましょう。

新規口座・NISA・iDeCo開設数No.1 楽天証券


  1. 国内株式手数料無料!
  2. 楽天プレミアムカード投信積立1%還元、楽天キャッシュ投信積立最大2.7%還元
  3. 単元未満株取引「かぶミニ™」・単元株積立「かぶツミ™」
  4. 投資に必須な有益な書籍が無料で読めます(iSPEEDアプリなら日経テレコン楽天証券版も無料で読めます)。
  5. S&P500などの株価指数や金・銀・原油などの商品のリアルタイムチャートが無料で閲覧でき、効率の高い投資もできる楽天MT4CFD

本日なら楽天証券の口座開設は、ハピタス経由+5万円入金で7,500円相当が獲得できますので登録して必ず経由してポイントを獲得しましょう。


\高還元率ポイントサイト/

登録+広告利用で紹介特典最大2,100円相当
2025年第3四半期10週 WTI原油価格見通し/原油CFDトレードブログ
最新情報をチェックしよう!