こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、先週に引き続き今週も修正波W3-2の範囲で取引されトレンドのない状態で推移しました。

ただしその値動きは、徐々に右肩下がりの平行チャネル内、つまりブルフラッグに収斂されているようです。
ブルフラッグは、トレンド継続型のチャートパターンですので、ブレイクすることで上昇トレンドが再開される見込みです。
しかし週末のイベントとして、サウジアラビアなど有志8カ国が近く開く別の5月31日の会合で、自主減産分について7月の増産方針を協議します。
その会合では、5月・6月に続いて日量41.1万バレル増産するというコンセンサスでしたが、どうやらそれ以上の増産となる可能性がありそうです。
決定内容によっては、ロングが焼き切られて急落し売るべき勢力がいなくなり、これまでの膠着状態が破れて底打ちする場合もあります。
この記事では、このように2025年6月第1週の原油価格の動向を考察していますが、実際のトレードはCFD取引を提供している各証券会社のレートで再計算し、スプレッドも加味したうえで利益確定ポイント・損切りポイントを再計算してからエントリーしてください。
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WTI原油 2025年6月第1週テクニカル分析
2025年5月第5週の原油価格の現状は、4月9日につけた55.12が大底→4月23日の高値64.87までの反発をW1、5月5日の安値55.30までの反落を修正波W2と推定することができます。
したがって現在進行しているのは、推進波W3でその内部も71.07をターゲットとする5波構成になっています。
その内部は、推進波W3のうち推進波W3-1が通過し、現状継続している修正波W3-2もOPECプラスのさらなる増産により終結して、週明けにでも推進波W3-3が発生する可能性があります。

筆者を含めた読者は、この推進波W3-3を捕捉することが最重要課題になることはいうまでもありません。
OPECプラスがさらなる増産を決定し急落しても、5月5日の安値を割り込まない限り、ギャップによる急落は好機と考えて買いから入るべきだと思います。
WTI原油週足分析)ウォルフ波動による上昇波動のカウンティング

WTIは週足ベースでは、ウォルフ波動といって2023年9月から右肩下がりの楔形を形成しています。
ウォルフ波動では、①②③④⑤のリバーサルポイントがあり、すでにすべて通過していると考えると⑤から発した上昇波動は①④を結んだラインまで到達するのがセオリーとなります。
上昇波動は通常5波構成であり、推進波W1・修正波W2を通過しているため現在は推進波W3が進行しています。
W3のトップを求める計算式は以下の通りです。
- W1の値幅=W1のトップ64.87-W1のボトム55.12=9.75
- W2のボトム=55.30
- W3のトップ=(W1の値幅9.75×1.618)+W2のボトム55.30=71.076
この水準は日足レベルで記述しているブルフラッグにより推定されるターゲット値とほぼ一致しているため、いまのところ読者はどうやって推進波W3の発生を捕捉し、トレンドに乗れるかが鍵になってきます。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、その前の週よりも振れ幅を大きくして乱高下しており、5波構成の上昇波動W3の内部で拡大フラット修正波W3-2が進行中[…]
WTI原油日足分析)ブルフラッグのターゲットは71.3
- ポールの長さ($63.90-$55.30=$8.6)
- ブレイクポイント$62.70+$8.6=$71.3
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。今回はチャートパターンの一つ『ブル(上昇)フラッグ』について解説します。『ブル(上昇)フラッグ』とは、上昇トレンドを保っている相場が調整によって右肩下がりの平行チャネ[…]
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。トレードをする誰もが天井・大底でポジションを取れないか?押し目・戻り目を的確に捉えられないか?と考えると思います。しかし反発・反落を示唆するローソク足を確認してエント[…]
WTI原油のエリオット波動分析について
ここまでWTI原油について週足→日足→4時間足で説明してきましたが、筆者は週単位では日足~4時間足でトレンドラインを引いて、1時間足を主に確認しトレードを行っています。
具体的には、以下の3つのポイントを重視したトレード手法が取り組みやすいと考えています。
- 重要なトレンドライン・水平線の安値でフォールスブレイクアウトを示現し反発開始
- 急反発で発生した需要を埋めWボトム、ヘッド&ショルダーズボトムを形成
- トレンド継続のブルフラッグ・下降ウェッジ・ペナント(またはトライアングル)のブレイクアウト
主な手法としては、これらを使いまわしてより熟練度を高めようとしており、それ以外の値動きに関しては「得意ではない」という判断でスルーすることで勝率を高めることを狙っています。
2025年5月第5週の現状認識
先週の2025年5月第5週までの状況は、大型の上昇推進波W3が進行途中で内部構成は、5波構成W3-1・W3-2・W3-3・W3-4・W3-5で編成されており、推進波W3-1(55.30~63.90)まで通過した段階と考えています。
従って2025年6月第1週においては、修正波W3-2がようやく終了し、推進波W3-3が進行しはじめると推定して、それに追随して乗っていく戦略を取ったほうがよいと思います。
おそらくリスクを果敢に取ったほうが良いのではないかと考えています。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。X(旧:Twitter)で日々、原油取引について投稿しているので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、基本的にWTI原油取引で生計を立てています。そのためトレードの[…]
原油CFD取引できる業者間スプレッド比較
WTI原油の取引コストは、手数料は無料と謳われていますが売りと買いの差であるスプレッドが実質的な手数料となります。
したがって以下の表の中で取り組みやすいコスト提示をしている業者に口座を開いてトレードすべきです。
WTI原油スプレッド | 最低取引数量(最低証拠金) | 取引時間 | |
GMOクリック証券 | 2.6 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
GMO外貨 | 2.6 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
外為ドットコム | 2.6 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 |
楽天証券CFD | 2.0 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日5:55 |
ヒロセ通商 | 2.8 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
IG証券 | 2.8 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 |
現状ではコスト的に最安値は、楽天証券CFDがトップ、ついでGMOクリック証券・GMO外貨・外為ドットコムといったところになっています。
またGMOクリック証券・GMO外貨・ヒロセ通商では、0.1枚という1,000円以下の証拠金から取引をスタートできるので、少額から取り組むには最適です。
こういった証券会社・FX業者等に口座を開設するときには、ハピタスを経由することで公式サイトからの特典とポイントサイトからも報酬がもらえますので、事前に登録し忘れずに経由しましょう。
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原油先物の期近と期先とのスプレッドは需給状態を端的に表しており、Trading Viewでチャート化するとさらに状況判断がしやすくなりトレードに役立てることができます。
正直、原油先物の弱さとは裏腹にかなり強く、現状のWTIはかなり上昇してこの動きにチャッチアップするはずです。
このスプレッドの状態は通常、「コンタンゴ」・「バックワーデーション」と呼ばれています。
コンタンゴ
期先の価格が期近の価格よりも高い状態をコンタンゴと呼びます。
スプレッドチャートでは下降トレンドになっている状態であり、在庫が多くダブついていたり将来的な供給過剰が予想される場合にこのような現象が見られます。
コンタンゴ幅の拡大は、一般的に弱気な市場心理を示す可能性があります。
バックワーデーション
期近の価格が期先の価格よりも高い状態をバックワーデーションと呼びます。
スプレッドチャートでは上昇トレンドになっている状態で、現在の需給が逼迫していたり、近い将来の供給不足が懸念されるケースが考えられます。
一般的に原油を必要とする買い手が、将来の原油よりも高い価格を支払っても良いと考えるため、このような価格差が生じるのです。
バックワーデーション幅の拡大は、一般的に強気な市場心理を示す可能性があります。
現状はバックワーデーションが進行
OPECプラスが増産しても、損益分岐点63ドルを下回って低迷する原油価格によりシェールオイルの供給は停滞しむしろ後退していきます。
したがって産出コストが高い非OPECプラス産油国の供給が、時間の経過とともに予測を下回っていくため、5月でそれまでの供給を上回る原油が放出されているにもかかわらず、原油価格は安値を更新せずむしろスプレッドチャートがバックワーデーション化しています。
このため市場は、OPECプラスが増産ペースよりも非OPECプラス産油国の産油量の低下のほうが大きいと推定し始めていると考えています。
また地政学的リスクとして、イスラエルがイランへの攻撃を実行に移せば、イラン産原油が市場に供給されている量が増産した分をほぼ帳消しにするはずです。
②期待インフレ率
原油価格は、あらゆる物価に影響を及ぼすため経済活動にとって非常に重要なものです。
この原油価格の先行指標ともいえるのが、市場が推測するインフレ率を示す「期待インフレ率/BEI(Break Even Inflation rate)」です。
期待インフレ率は、物価連動国債の売買参加者が予測する今後最大10年間(物価連動国債の残存期間次第で10年未満になる場合がある)における年平均物価上昇率を示しており、将来の実際の物価や景気に影響を与え、それらの先行きを予測するうえで重要な指標となります。
実際にこの期待インフレ率は、原油価格に同調または先行する特徴があるため、毎日確認しておく必要があります。
今週末までの期待インフレ率は、4月2日のトランプ関税騒ぎで大きく下がったところから、ほぼ全回復にちかいところまで戻ってきています。
一時的な下がった日もありましたが、再び上昇し始めています。
期待インフレ率は若干先行した動きをしており、追随したトレードをすれば良さそうに感じますが、一致する確率は68%~78%の間で2割~3割程度は外れることがあります。
そのためこの指標が下落傾向にあれば「原油は基本売りから入る」、上昇傾向にあれば「基本買いから入る」ことで無用なリスクを低下させることができる指標だと考えればちょうどよいと思います。
③原油価格の過去20年月度別平均騰落率

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これまで原油価格は、2024年度7月から11月まで原油価格は地政学リスクで急速に吹き上がる場面はあっても、基本的には徐々に高値・安値を切り下げて低下していくプロセスを経ています。
しかし原油価格の動向としては、この期間の調整は需要低迷期とも重なるため例年どおりの現象で、11月を通過してし12月に入ってしまえば暖房需要によって底を打ち、需要が強い春から夏にかけて上昇トレンドを形成する傾向にあります。
グラフはTradingViewに掲載されているものですが、オレンジ色のバーは通常の平均騰落率、白色のバーが異常な価格変動があった年度を除いた平均騰落率です。
それによれば5月は、異常値を除くと平凡な数値で、むしろ6月のほうが好調なことが多くなっています。

年初からの平均騰落率をインデックス化した場合、2月・4月の右肩上がりの傾斜角度は急角度で、通常はこのときに上昇する傾向にあります。
しかし今年は、2月も4月も軟調です。
例えば2023年では5月まで非常に軟調でしたが、6月から徐々に上昇を開始して9月末まで猛烈なブルトレンドを形成したことがありました。
このように価格が押さえつけられれば産油業界の設備投資が低下して急速に増加しはじめる需要に対応できず想像を超える上昇トレンドが年度後半に現れるケースもあります。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。原油価格についても株価指数と同様に季節性があり、買いから入ったほうが有利な時期と売りから入ったほうが有利な時期があります。[caption id="attachmen[…]
【結論】原油価格2025年6月第1週見通し
原油価格の2025年6月第1週の見通しは、大きな上昇推進波W3の内部で推進波W3-1が終了し、修正波W3-2はどうやら「ブルフラッグ」を形成しているようです。

この推測が正しければ、ブルフラッグのブレイクで原油価格は急上昇し、ターゲットである71.08に達するはずです。
下値目処は、OPECプラス会合の増産度合いによっては、思いの外下落するかも知れませんが、55.30を下回らない限り修正波W3-2の終結から推進波W3-3が開始し、場合によってはベストなポジションを構築できると思います。
原油のトレードをメインとする読者にとっては、チャンスの大きい週になると思います。
筆者は、X・Facebook・Blueskyいずれにも日々原油価格の見通しを投稿していますので、利用しているSNSが該当していればフォローいただいて、随時最新の見通しを確認していただきたいと思います。
原油価格の見通しについて、アーカイブをまとめています。1年は52週あり、それをシーズンごとで4分割(春・夏・秋・冬)すると13週単位となります。今後はすでに投稿されている1シーズン13週分の記事を更新し、過去の反省もしくは[…]
原油価格についてよくある質問
原油価格についてよくある質問をまとめました。
原油価格は今後いくらになりますか?
この記事では、原油価格の動向を考察していますが、基礎的なテクニカル分析とターゲットの出し方は変わりません。
「マーケットのテクニカル分析」などを読破して、ご自分でターゲットを算出することをおすすめします。
しかし実際のトレードはCFD取引を提供している各証券会社のレートで再計算し、スプレッドも加味したうえで利益確定ポイント・損切りポイントを再計算してからエントリーしてください。
原油価格の見通しについて最新の情報を入手するにはどのSNSをフォローしたらよいか?
速報性としては、X公式・Bluesky公式で最新の見解を投稿するようにしています。
基本的に1年は52週=13週×4シーズンで構成されており、月度ごとで見通しを立てるよりも1週間毎、1年間52週で戦略を立案してその都度軌道修正していくべきだと考えています。
そのため今後は、予め作成した13記事を残し、4シーズン×13週単位で更新していく方法をとります。
そして文字数の制約のないFacebookページで投稿した内容を今後の検証材料・アーカイブとして残す形式をとることにしました。
結局どのブローカーで取引を開始すればよいですか?
下記の表に有力なCFD業者を比較して掲載しています。
WTI原油スプレッド | 最低取引数量(最低証拠金) | 取引時間 | |
GMOクリック証券 | 2.6 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
GMO外貨 | 2.6 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
外為ドットコム | 2.6 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 |
楽天証券CFD | 2.0 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日5:55 |
ヒロセ通商 | 2.8 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
IG証券 | 2.8 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 |
コスト的に最安値は、楽天証券CFDがトップ、ついでGMOクリック証券・GMO外貨・外為ドットコムといったところになっています。
この記事で紹介しているポイントサイト「ハピタス」は、会員向けにさまざまな企業広告を掲載しているサイトで、ユーザーが広告を利用することで企業から広告費が支払われ、その一部がユーザーに還元されます。
とくに証券会社の広告では、飛び抜けた還元率を維持しているポイントサイトですので、新規で証券会社の口座開設をするときには忘れずに経由しましょう。