こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、堅調な動きを続けて長大なトライアングルをブレイクアウトしています。
さらに7月の高値をブレイクアウトしたことで「カップウィズハンドル型」の強気パターンを形成しています。

ただ筆者は直進するとは思っておらず、AVPが示す最後のボリュームゾーンが96~97レベルになっている点からも、売り方は最後の抵抗を試みると考えています。
つまりいったんプルバックで地盤を固めてから再上昇し104~105レベルへの上昇を達成すると考えています。
97ドルより上には、AVPは非常に低く抵抗が少なく非常に素早く価格が動くと考えています。
今回の記事では、主にテクニカル分析において今週の原油価格を予測していきます(ファンダメンタルズに関してはXアカウント:cohamizu1で発信します)。
日本においてはFXが最初に普及していきましたが、株価指数・金・原油などのFX版ともいえるのが、CFD取引と呼ばれる証拠金取引です。
近年でも原油CFD取引できる環境は整ってきており、多くの証券・FX会社がシェアを競っています。
原油CFD取引では、世界的な原油価格の指標である北海原油の実質的なコストであるスプレッドが2.8pipsと低コストな「IG証券」がおすすめです。
WTI原油 2026年9月第1週テクニカル分析

週足の長期チャートは、2022年から続く下降ウェッジをブレイクアウトし、いったん67ドルまで戻して流動性を充填した後、再び上昇トレンドチャネルを形成しながら上昇していると考えています。
エリオット波動としては、衝撃波W3に相当したフェーズが継続しています。
衝撃波W1が67→93.45=値幅42.8でしたので、基本的には衝撃波W3は以下のように計算できます。
値幅42.8×1.618+修正波W2安値74.24=117.04
これは概ね概算ですが、他のフォーメーションパターンで算出できるターゲットも115付近ですので115~117が目標値になってくるはずです。
その衝撃波W3は、日足もしくは4時間足で確認すれば通常5波構成で動きますので、現在のどの位置であるかは後述します。

WTI原油日足分析)衝撃波W3内の小波W3の目標値は104~105

日足では週足で説明した衝撃波W3(5波構成)のうちW3が進行していると考えています。
W3はおそらく今回形成されている上昇トレンドチャネル上値抵抗線とオーダーブロックが重複した箇所で抵抗を受けると考えると104~105付近がターゲットと考えてよいと思います。
ただしAVP(アンカーボリュームプロファイル)を確認すると、現在差し掛かっている97ドルが最後の山になっており、それ以上の価格帯では極めて出来高が薄くなっています。
AVPでは価格帯は出来高の山に引き寄せられ、薄い箇所では動きやすい性質を持っています。
つまり97ドルレベルを突破されると価格帯は、次のオーダーブロックがある115~117まで一気に上昇する可能性もありますので利益確定はせず目標値までポジションを保有したほうが効率が良いと考えています。
すでにこの段階で原油先物を空売りしている勢力は、介入勢力しか考えられません。
彼らはこの原油価格の急伸を止めるために97ドルレベルで抵抗を試みるはずですので、プルバックを狙って押し目買いを狙うべきだと思います。

WTI原油4時間足分析)Buying Prior Resistanceによる押し目買い

次に、4時間足チャートと直近のプライスアクションを分析します。
日足で述べた価格帯出来高の中央値であることと、累積出来高デルタが価格の切り上げについていかずに下降気味になっている逆行状態になっていることから一定の反落が予測されます。
これは買い手がこれ以上の価格上昇に興味を持っていないということですので、次の買い手が現れる水準まで価格が調整するリスクがあるのです。
といっても思惑通り安値をつけても、累積出来高デルタの切り下がりに対して価格が上昇している場合は、成り行きの売りに対して価格が指値で止められているということですので、上昇トレンドに復帰してさらに高値を更新するというシグナルになります。

狙うべきプライスアクションは「Buying Prior Resistance」です。
要するにこれまで上値を抑制していた92~93のレジスタンスレベルが今度はサポートになるというシンプルなメカニズムです。
したがってチャート画像に表示されているブレイカーブロックで買い手が現れて、サポートが確立されて上昇トレンドが再開するというシナリオになります。
累積出来高デルタ(CVD)
累積出来高デルタ(CVD)は、期間中の買いと売りの出来高を累積し出来高の勢いを方向性として表すことができるインジケーターです。
純粋にモメンタムとして0ラインから上に変化すれば「買い」、下に変化すれば「売り」と考えても良いですが、リバーサル・ダイバージェンスなどトレンド転換のシグナルとしても有効です。

前述の通り、価格の切り上がりに対し買い手が見送っている状態になっていますので、いわゆる弱気ダイバージェンスです。
一定のプルバックが予測されるため、現在は押し目買いを待つフェーズとなります。

オーダーブロック(需要ゾーン・供給ゾーン)
オーダーブロックは、指値注文が集まるところで、価格のトレンドが止められやすい傾向にあります。
またこのオーダーブロックが、突破されると(できれば一発で抜ける状態が望ましい)ブレイカーブロックと呼ばれるものになり、押し目買い・戻り売りのポイントになります。

4時間足チャートでは、93ドル台に買いのブレイカーブロックが走っており、週固定VWAPも配置されています。
したがってここまでの下落を使ってロングポジションを取りたいと考えています。

出来高加重平均価格(VWAP)・AVP
VWAPはイベント、出来高、価格を考慮したツールで、市場参加者の強気・弱気を判断するほか、抵抗線・支持線として機能します。
固定期間は、日・週・月で区切るのが通常ですが、下降トレンド・上昇トレンド期間で描画しても分析できます。

筆者の場合は、週固定VWAPを黄線、上昇トレンドまたは下降トレンドの起点固定VWAPが青線、アメリカ・イラン戦役期間中のVWAPが緑線です。
したがって現在の価格推移は、戦役期間中のショートポジションは含み損になっており、週固定VWAPも売り方が踏まれている状態です。
これに1週間のAVP(アンカーボリュープロファイル)も表示するとこの1週間で取引された多くのロングポジションは含み益でショートポジションは含み損です。
これにより、ショートポジションは短期でも長期でも不利な状態に陥っていることが明白です。
売り方は、これからこのポジションをカバーするため、上昇は現在のジリジリ上昇していく状態から一気に吹き上がる場面が出現することになります。

原油CFD取引できる業者間スプレッド比較
WTI原油の取引コストは、手数料は無料と謳われていますが売りと買いの差であるスプレッドが実質的な手数料となります。
したがって以下の表の中で取り組みやすいコスト提示をしている業者に口座を開いてトレードすべきです。
| CFD業者 | スプレッドpips | 最低証拠金 | 取引時間 |
|---|---|---|---|
| IG証券 | 2.8 | 4,290円 | 7:00~翌6:00 |
| GMOクリック証券 | 3.0 | 690円 | 7:00~翌6:00 |
| 楽天証券CFD | 3.0 | 6,900円 | 7:00~翌5:55 |
| 外為どっとコム | 3.6 | 6,900円 | 7:00~翌5:55 |
| ヒロセ通商 | 4.9 | 800円 | 7:00~翌6:00 |
最も低コストなのは、IG証券でその次にGMOクリック証券という順番になります。
また各証券会社は、ハピタスにも広告を掲載しており、経由することでポイントも獲得できます。
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【結論】原油価格2026年9月第1週見通し
先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、堅調な動きを続けてカップウィズハンドル型のネックラインをブレイクアウトしています。

そのまま上昇していく場合は、104~105ドルが目標値になりますが、一度プルバックして92~93の抵抗帯で再び買い手を補充することに成功すると115ドルまで急伸する可能性があります。
筆者は、Xに日々の見立て、Instagram・Pinterestにストラテジーを投稿しています。
利用しているSNSが該当していれば、フォローしていただいて随時最新の見通しを確認していただければと思います。
原油価格についてよくある質問
原油価格についてよくある質問をまとめました。
ターゲットはいくらか?売買判断は?
これは自分でストラテジーを立案していないと、突発的に逆行した時に対処できないので、ご自分で立案してください。
その際には、実際に取引しているCFD取引業者のレートで再計算し、利益確定・損切ポイントを再計算しエントリーしてください。
基本的なトレード手法はどのように習得すればよいですか?
個人的にはテクニカル分析に関しては、この「マーケットのテクニカル分析」を読めば必要にして十分だと思います。
ただ近年は、筆者のようにオーダーブロック・累積出来高デルタ・VWAPを用いた分析手法が増えてきており、新たにこれらを網羅した書籍の出現が待たれます。
結局どのブローカーで取引を開始すればよいですか?
原油CFDの取引コストが最も安いIG証券がお勧めです。
株価指数・原油・ゴールドといったメジャーな商品取引では、国内の取引高が最も多いGMOクリック証券も他の金融商品も揃っておりバランスが取れています。
