こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、週明け月曜日に暴落した後は、65ドルを挟んで上下に1ドル値幅で動く膠着状態に陥っています。

イスラエル・イランの紛争勃発で急伸した原油価格は、6月13日に衝撃波W3-3のトップを77.62でつけ、高値安値を拡大しながらA-B-C 3波で構成される修正波W3-4が続いているとの認識です。
そろそろ買い戻されて衝撃波W3-5が始まっても良い頃ですが、6月23日の暴落時の勢いで4月23日に形成されたブレイカーブロックの流動性を吸収してしまっており、それでも上昇に切り替わらないのは、もう1段階下に待機している流動性を拾わなければ膠着が破れないのだろうと思います。
イスラエル・イランの紛争は、トランプ政権が強引に停戦にもっていきましたが、イランは核開発の野心を捨てず、イスラエルはそれを容認しないはずです。
そのためまた、大きなボラティリティで動く展開が十分想定できます。
この記事では、このように2025年7月第1週の原油価格の動向を考察していますが、実際のトレードはCFD取引を提供している各証券会社のレートで再計算し、スプレッドも加味したうえで利益確定ポイント・損切りポイントを再計算してからエントリーしてください。
日本においてもCFD取引ができる環境は整ってきており、GMOクリック証券・GMO外貨exCFD・外為ドットコム・IG証券がコスト面・利便性でトップランクの証券会社(ブローカー)になります。
このブログで紹介している「ハピタス」は、会員向けにCFD取引業者などの企業広告を掲載しているポイントサイトで、ユーザーが広告を利用することで企業から広告費が支払われ、その一部がユーザーに還元されます。
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WTI原油 2025年7月第1週テクニカル分析
2025年6月第4週までの原油価格の現状は、5月5日につけた55.30が大底→5月21日の高値64.14までの反発を衝撃波W3-1、5月30日の安値59.84までの反落を修正波W3-2、6月13日の高値が衝撃波W3-3と推定することができます。
したがって現在進行しているのは修正波W3-4です。

通常、エリオット波動では修正波第4波は、レジスタンスラインとサポートラインの中で乱高下を繰り返すトライアングルパターンになりやすく、中途半端なところから入ると往復ビンタで徹底的にやられることもあります。
ということはレジスタンスラインとサポートラインで、逆張りをすれば損失どころか利益を次々をあげることもできそうですが、トライアングルパターンも収束するシンメトリカル、今回のように反対に拡大していくブロードニングと複数あるため、ある程度A-B-Cとリバーサルポイントを通過していないと信頼に乏しい点が取引を難しくさせています。
そして現段階では、修正波C波は完全にボトムをつけたといえないため、どこで衝撃波W3-5を捕捉するロングに切り替えるかが非常に難しい点になっています。
WTI原油週足分析)原油価格が再び反発すると83ドル到達は確実視
- W3-1の値幅=W3-1のトップ63.90-W3-1のボトム55.30=8.6
- W3-5の最大値=(W3-1の値幅8.6×3.236)+W3-1のトップ63.90=91.73
- W3-5の最小値=(W3-1の値幅8.6×3.236)+W3-1のボトム55.3=83.13
US OIL RIGS FALL 6 TO 432, NEW CYCLE LOW, LOWEST SINCE OCTOBER 2021. #OOTT #CHILLBABYCHILL pic.twitter.com/0n1H9qD8HU
— Z4 Energy Research (@ZmansEnrgyBrain) June 27, 2025
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、イスラエルのイランへの攻撃で急騰したあと、徐々に振れ幅が小さくなり、修正波らしい膠着状態になっています。修[…]
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。トレードをする誰もが天井・大底でポジションを取れないか?押し目・戻り目を的確に捉えられないか?と考えると思います。しかし反発・反落を示唆するローソク足を確認してエント[…]
WTI原油4時間足で現在形成されている拡大フラット修正波を確認しておきたい。
修正波第4波ではトライアングル修正波が発生するケースがかなり多く、A-B-Cの3波構成で構成されます。
今回のように高値・安値を拡大しながら形成される「拡大フラット修正波」は、最後の最後で気づくケースが多く非常に厄介な形状です。
論理的には、C波はA波の1.618倍に相当する値幅を形成するため、論理的には65.07でC波のボトムが形成されるはずで、そのため筆者はXで投稿しているように当初は64.575でロングを敢行しました。
さっきリポストしましたが、日本だと西側だけの情報に偏りがちなので、イスラム側の情報も見ておいてください。
少なくともイラン側は停戦提案を受け取ってないようです。
これまでのトランプ政権の外交を見ると厳しいんじゃないかと思います。
※筆者の原油のロングポジションの平均建値は64.575 pic.twitter.com/7Zb3Baofwl— cohamizu (@cohamizu1) June 24, 2025
しかし反発するというよりも、先週は65ドルを中央値に上下に1ドル幅で乱高下するトライアングルを徐々に形成していっています。
この場合、シンプルに反発していくプランを捨てて、トライアングルを下抜けた方向にポジションをとり、日足で確認できるヘッド&ショルダーズボトムのネックラインに向け絶好の押し目を作ったところでドテンロングする戦術としています。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。相場はいつも一方方向で推移するわけではなく、どこかで売り方・買い方の勢力が拮抗し「持ち合い」と呼ばれる均衡状態が発生し方向性が一時的に失われることがあります。しかし均[…]
WTI原油のエリオット波動分析について
ここまでWTI原油について週足→日足→4時間足で説明してきましたが、筆者は週単位では日足~4時間足でトレンドラインを引いて、1時間足を主に確認しトレードを行っています。
具体的には、以下の3つのポイントを重視したトレード手法が取り組みやすいと考えています。
- 重要なトレンドライン・水平線の安値でフォールスブレイクアウトを示現し反発開始
- 急反発で発生した需要を埋めWボトム、ヘッド&ショルダーズボトムを形成
- トレンド継続のブルフラッグ・下降ウェッジ・ペナント(またはトライアングル)のブレイクアウト
主な手法としては、これらを使いまわしてより熟練度を高めようとしており、それ以外の値動きに関しては「得意ではない」という判断でスルーすることで勝率を高めることを狙っています。
2025年6月第4週の現状認識
先週の2025年6月第4週までの状況は、大型の上昇推進波W3が進行途中という認識です。
内部構成は、小波5波構成W3-1・W3-2・W3-3・W3-4・W3-5で編成されており、現在は衝撃波W3-3を通過して、高値・安値を更新しながら形成される「拡大トライアングル」が進行中です。
修正波第4波は、複雑なトライアングルパターンになることが多く、上昇すると思ったら急に反落したり、下落すると思えば急に反発するなど、非常に読みにくい動きをします。
そのため明確にトライアングル上値抵抗線をブレイクしたポイントがもっとも安全だといえそうです。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。X(旧:Twitter)で日々、原油取引について投稿しているので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、基本的にWTI原油取引で生計を立てています。そのためトレードの[…]
原油CFD取引できる業者間スプレッド比較
WTI原油の取引コストは、手数料は無料と謳われていますが売りと買いの差であるスプレッドが実質的な手数料となります。
したがって以下の表の中で取り組みやすいコスト提示をしている業者に口座を開いてトレードすべきです。
WTI原油スプレッド | 最低取引数量(最低証拠金) | 取引時間 | |
GMOクリック証券 | 2.6 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
GMO外貨 | 2.6 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
外為ドットコム | 2.6 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 |
ヒロセ通商 | 2.8 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
IG証券 | 2.8 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 |
現状ではコスト的に最安値は、GMOクリック証券・GMO外貨・外為ドットコムが最も取引環境において優れた内容になっていますが、これくらいなら誤差の範囲です。
またGMOクリック証券・GMO外貨・ヒロセ通商では、0.1枚という1,000円以下の証拠金から取引をスタートできるので、少額から取り組むには最適です。
こういった証券会社・FX業者等に口座を開設するときには、ハピタスを経由することで公式サイトからの特典とポイントサイトからも報酬がもらえますので、事前に登録し忘れずに経由しましょう。
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原油先物の期近と期先とのスプレッドは需給状態を端的に表しており、Trading Viewでチャート化するとさらに状況判断がしやすくなりトレードに役立てることができます。
現在の原油先物のスプレッドチャートは、見たこともない吹き上げ方から急落したものの、現実のチャートに比べてかなり堅調です。
こういったスプレッドの状態は通常、「コンタンゴ」・「バックワーデーション」で分けられます。
コンタンゴ
期先の価格が期近の価格よりも高い状態をコンタンゴと呼びます。
スプレッドチャートでは下降トレンドになっている状態であり、在庫が多くダブついていたり将来的な供給過剰が予想される場合にこのような現象が見られます。
コンタンゴ幅の拡大は、一般的に弱気な市場心理を示す可能性があります。
バックワーデーション
期近の価格が期先の価格よりも高い状態をバックワーデーションと呼びます。
スプレッドチャートでは上昇トレンドになっている状態で、現在の需給が逼迫していたり、近い将来の供給不足が懸念されるケースが考えられます。
一般的に原油を必要とする買い手が、将来の原油よりも高い価格を支払っても良いと考えるため、このような価格差が生じるのです。
バックワーデーション幅の拡大は、一般的に強気な市場心理を示す可能性があります。
現状はバックワーデーションが進行
現状では、イスラエル・イラン間の本格的な紛争により、スプレッドは猛烈に吹き上げた状態から調整していますが、それほど崩れておらず再び買われています。
OPECプラス側からは減産していた220万バレルを、5月から毎月のように41万バレルづつ増加させていますが、5月実績は+18万バレルの増加に過ぎません。
また長期間の原油価格の低迷により、稼働リグはかなり減少しており、アメリカ側からの供給は明らかに低迷しつつあります。
これが先物のスプレッドチャートが堅調な理由だと思います。
②期待インフレ率
原油価格は、あらゆる物価に影響を及ぼすため経済活動にとって非常に重要なものです。
この原油価格の先行指標ともいえるのが、市場が推測するインフレ率を示す「期待インフレ率/BEI(Break Even Inflation rate)」です。
期待インフレ率は、物価連動国債の売買参加者が予測する今後最大10年間(物価連動国債の残存期間次第で10年未満になる場合がある)における年平均物価上昇率を示しており、将来の実際の物価や景気に影響を与え、それらの先行きを予測するうえで重要な指標となります。
実際にこの期待インフレ率は、原油価格に同調または先行する特徴があるため、毎日確認しておく必要があります。
今週末までの期待インフレ率は、あれだけの急落でありながらそれほどのダメージにはなっていません。
したがって前述の先物スプレッドの堅調さと相まって、力強い上昇が戻って来る可能性が高くなっていると思います。
期待インフレ率は若干先行した動きをしており、追随したトレードをすれば良さそうに感じますが、一致する確率は68%~78%の間で2割~3割程度は外れることがあります。
そのためこの指標が下落傾向にあれば「原油は基本売りから入る」、上昇傾向にあれば「基本買いから入る」ことで無用なリスクを低下させることができる指標だと考えればちょうどよいと思います。
③原油価格の過去20年月度別平均騰落率

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これまで原油価格は、2024年度7月から11月まで原油価格は地政学リスクで急速に吹き上がる場面はあっても、基本的には徐々に高値・安値を切り下げて低下していくプロセスを経ています。
しかし原油価格の動向としては、この期間の調整は需要低迷期とも重なるため例年どおりの現象で、11月を通過して12月に入ってしまえば暖房需要によって底を打ち、需要が強い春から夏にかけて上昇トレンドを形成する傾向にあります。
グラフはTradingViewに掲載されているものですが、オレンジ色のバーは通常の平均騰落率、白色のバーが異常な価格変動があった年度を除いた平均騰落率です。
それによれば6月のほう数字の上では、強気に傾きやすい傾向にあります。

年初からの平均騰落率をインデックス化した場合、2月・4月の右肩上がりの傾斜角度は急角度で、通常はこのときに上昇する傾向にあります。
しかし今年は2月も4月も軟調です。
例えば2023年では5月まで非常に軟調でしたが、6月から徐々に上昇を開始して9月末まで猛烈なブルトレンドを形成したことがありました。
このように価格が押さえつけられれば産油業界の設備投資が低下して急速に増加しはじめる需要に対応できず想像を超える上昇トレンドが年度後半に現れるケースもあります。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。原油価格についても株価指数と同様に季節性があり、買いから入ったほうが有利な時期と売りから入ったほうが有利な時期があります。[caption id="attachmen[…]
【結論】原油価格2025年7月第1週見通し
内部の修正波は、A-B-C 3波構成が確認できるので、問題はC波がどこでボトムを打つかで、4日間の膠着で底値圏でトラインアングルが確認できます。
通常はトライアングルを上方向にブレイクするパターンが期待されているはずですが、一旦下方向にブレイクして買った勢力に失望させたほうが、あるいは上昇しやすいかも知れません。
筆者は、X・Facebook・Blueskyいずれにも日々原油価格の見通しを投稿していますので、利用しているSNSが該当していればフォローいただいて、随時最新の見通しを確認していただきたいと思います。
原油価格の見通しについて、アーカイブをまとめています。1年は52週あり、それをシーズンごとで4分割(春・夏・秋・冬)すると13週単位となります。今後はすでに投稿されている1シーズン13週分の記事を更新し、過去の反省もしくは[…]
原油価格についてよくある質問
原油価格についてよくある質問をまとめました。
原油価格は今後いくらになりますか?
この記事では、原油価格の動向を考察していますが、基礎的なテクニカル分析とターゲットの出し方は変わりません。
「マーケットのテクニカル分析」などを読破して、ご自分でターゲットを算出することをおすすめします。
しかし実際のトレードはCFD取引を提供している各証券会社のレートで再計算し、スプレッドも加味したうえで利益確定ポイント・損切りポイントを再計算してからエントリーしてください。
原油価格の見通しについて最新の情報を入手するにはどのSNSをフォローしたらよいか?
速報性としては、X公式・Bluesky公式で最新の見解を投稿するようにしています。
基本的に1年は52週=13週×4シーズンで構成されており、月度ごとで見通しを立てるよりも1週間毎、1年間52週で戦略を立案してその都度軌道修正していくべきだと考えています。
そのため今後は、予め作成した13記事を残し、4シーズン×13週単位で更新していく方法をとります。
そして文字数の制約のないFacebookページで投稿した内容を今後の検証材料・アーカイブとして残す形式をとることにしました。
結局どのブローカーで取引を開始すればよいですか?
下記の表に有力なCFD業者を比較して掲載しています。
WTI原油スプレッド | 最低取引数量(最低証拠金) | 取引時間 | |
GMOクリック証券 | 2.6 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
GMO外貨 | 2.6 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
外為ドットコム | 2.6 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 |
楽天証券CFD | 2.0 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日5:55 |
ヒロセ通商 | 2.8 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
IG証券 | 2.8 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 |
コスト的に最安値は、楽天証券CFDがトップ、ついでGMOクリック証券・GMO外貨・外為ドットコムといったところになっています。
この記事で紹介しているポイントサイト「ハピタス」は、会員向けにさまざまな企業広告を掲載しているサイトで、ユーザーが広告を利用することで企業から広告費が支払われ、その一部がユーザーに還元されます。
とくに証券会社の広告では、飛び抜けた還元率を維持しているポイントサイトですので、新規で証券会社の口座開設をするときには忘れずに経由しましょう。