こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、予想通り下落からスタートしましたが一時65ドル台から68ドル後半まで持ち直す場面がありました。
しかし4時間足レベルのオーダーブロックに遮られ、週末再び反落しベアフラッグの下値支持線を再び割り込んでいます。

現状は、62EMAと200SMAとの間を往来するレンジ相場になっていますが、相場の押し目・戻り目となりやすい62EMAを下抜いてくる場合、オーダーブロックが位置する61ドル以下まで下値余地があると考えられます。
この記事では、このように2025年7月第4週の原油価格の動向を考察していますが、実際のトレードはCFD取引を提供している各証券会社のレートで再計算し、スプレッドも加味したうえで利益確定ポイント・損切りポイントを再計算してからエントリーしてください。
日本においてもCFD取引ができる環境は整ってきており、GMOクリック証券・GMO外貨exCFD・外為ドットコム・IG証券がコスト面・利便性でトップランクの証券会社(ブローカー)になります。
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WTI原油 2025年7月第4週テクニカル分析
先週の2025年7月第3週までの原油価格の現状は、以下のように3波構成の修正波が進行しているという認識に改めています。
- 5月5日につけた55.30が大底→5月13日の高値63.90までの反発を衝撃波W1トップ
- 5月30日の安値59.74までの反落を修正波W2ボトム
- 6月13日の高値77.62が衝撃波W3トップ
- 6月16日の安値69.38が修正波W4ボトム
- 6月23日の高値78.40が衝撃波W5トップ
- 6月24日の安値64.00がA波ボトム
- 7月14日の高値69.65がB波トップ
したがって現状は69.65から61ドル付近まで落下する修正波C波という認識です。
もともと修正波B波は、レンジ内で乱高下することが多くトレードしにくい特性があるため、1ヶ月にわたる予測しにくい膠着状態が続いていましたが、C波に入れば、直線的な動きをするのでかなりトレードしやすくなります。
また目標値近くまでくれば、次の上昇波動の折り返しも期待できます。
WTI原油週足分析)エリオット波動修正波W2が進行中

WTIを週足で確認すると、反発を開始したが短命だったW1→市場が強気になりきれず押しが深くなるW2が達成される見込みです。
そうなるとようやく最も長い波長になりやすい衝撃波W3が開始され80ドル以上の原油価格が達成される可能性が高くなります。
原油高を嫌うトランプ政権下でそこまでの原油高があると考えるのは不自然かも知れませんが、採算が取れないレベルで原油価格を押さえつけ過ぎた弊害で稼働リグが低下の一途を辿っており、当初期待されてきたほどにはアメリカの原油生産量は伸びないどころかむしろ低下することが予測できます。
Oil rigs in the Permian shale basin – Baker Hughes #oott pic.twitter.com/aRAaISqBpR
— Giovanni Staunovo🛢 (@staunovo) July 18, 2025
一方で5月から増産を急ピッチで進めてきたOPECプラスの採算レベルは比較的低く、低価格化で採算が取れずに撤退していく非OPEC産油国を尻目にOPECプラスはシェアを拡大していくことになります。
ところが実際の輸出量は、4月・5月・6月と低下しており、供給拡大は紙面上の話で実際の需給はタイトになっていくことが想定されます。
これは現実の原油在庫レベル過去5年間のレンジを割り込むほどの低水準であることからも裏付けられています。
したがってOPECプラスによる減産解除のインパクトがなくなれば、原油価格はむしろ切り上がっていくことが想定されます。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、7月5日に決定したOPEC+の548万バレルの増産加速によってギャップダウンしてはじまりましたが、予測通り一時的に[…]
WTI原油日足分析)エリオット波動修正波C波が進行中

WTI原油日足では、6月23日の高値78.40から6月24日の安値64.00までが修正波-A波だと推定できるので、7月14日の高値69.65が修正波-B波のトップであると考えています。
その理由は、A波の値動きが急速だったためB波はFVGによる反発が期待されるものの、6月16日の安値レベル69.40前後のブレイカーブロックがレジサポ転換してB波のトップを抑えると考えられるからです。
それでも再度高値を狙おうという動きが週末に見られましたが、4時間足レベルの売りのオーダーブロックで遮られて反落し、再びベアフラッグ下値支持線を割り込んでクローズしているため高値を更新できなかった失望からC波による下落トレンドは一層補強されると予測できます。

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。トレードをする誰もが天井・大底でポジションを取れないか?押し目・戻り目を的確に捉えられないか?と考えると思います。しかし反発・反落を示唆するローソク足を確認してエント[…]
WTI原油4時間足分析)修正波C波-W3の目標値は62.1

- W1の値幅=W1のトップ69.65-W1のボトム65.40=4.25
- W2のトップ=68.94
- W3のボトム=W2のトップ68.94-(W1の値幅4.25×1.618)=62.07
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。移動平均線の組み合わせは、個々人のトレードの方法によって実に様々ですが、筆者はアリゾナルールの発案者であるロブ・ブッカーが提唱する62EMA・200SMA・800SMAを主に[…]
WTI原油のエリオット波動分析について
ここまでWTI原油について週足→日足→4時間足で説明してきましたが、筆者は週単位では日足~4時間足でトレンドラインを引いて、1時間足を主に確認しトレードを行っています。
具体的には、以下の3つのポイントを重視したトレード手法が取り組みやすいと考えています。
- 重要なトレンドライン・水平線の安値でフォールスブレイクアウトを示現し反発開始
- 急反発で発生した需要を埋めWボトム、ヘッド&ショルダーズボトムを形成
- トレンド継続のブルフラッグ・下降ウェッジ・ペナント(またはトライアングル)のブレイクアウト
主な手法としては、これらを使いまわしてより熟練度を高めようとしており、それ以外の値動きに関しては「得意ではない」という判断でスルーすることで勝率を高めることを狙っています。
2025年7月第3週の現状認識
先週の2025年7月第3週までの状況は、3波構成の修正波W2が進行中という認識です。

内部構成は、A・B・C波3波構成で編成されており、B波が6月16日の安値水準でレジストされたという認識からすでにトップをつけてC波が開始されているという推測をしています。
この目論見が正しければ、ショートで61ドル~59.70あたりで利益確定し、原油の底打ちを確認してから順張りで買えば、それ以降の大きな上昇トレンドで大きな利益を期待できそうです。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。X(旧:Twitter)で日々、原油取引について投稿しているので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、基本的にWTI原油取引で生計を立てています。そのためトレードの[…]
原油CFD取引できる業者間スプレッド比較
WTI原油の取引コストは、手数料は無料と謳われていますが売りと買いの差であるスプレッドが実質的な手数料となります。
したがって以下の表の中で取り組みやすいコスト提示をしている業者に口座を開いてトレードすべきです。
WTI原油スプレッド | 最低取引数量(最低証拠金) | 取引時間 | |
GMOクリック証券 | 2.6 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
GMO外貨 | 2.6 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
外為ドットコム | 2.6 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 |
ヒロセ通商 | 2.8 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
IG証券 | 2.8 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 |
現状ではコスト的に最安値は、GMOクリック証券・GMO外貨・外為ドットコムが最も取引環境において優れた内容になっていますが、これくらいなら誤差の範囲です。
またGMOクリック証券・GMO外貨・ヒロセ通商では、0.1枚という1,000円以下の証拠金から取引をスタートできるので、少額から取り組むには最適です。
こういった証券会社・FX業者等に口座を開設するときには、ハピタスを経由することで公式サイトからの特典とポイントサイトからも報酬がもらえますので、事前に登録し忘れずに経由しましょう。
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原油先物の期近と期先とのスプレッドは需給状態を端的に表しており、Trading Viewでチャート化するとさらに状況判断がしやすくなりトレードに役立てることができます。
現在の原油先物のスプレッドチャートは、見たこともない吹き上げ方から急落し、ズルズル低下しトレンドラインを割っています。
こういったスプレッドの状態は通常、「コンタンゴ」・「バックワーデーション」で分けられます。
コンタンゴ
期先の価格が期近の価格よりも高い状態をコンタンゴと呼びます。
スプレッドチャートでは下降トレンドになっている状態であり、在庫が多くダブついていたり将来的な供給過剰が予想される場合にこのような現象が見られます。
コンタンゴ幅の拡大は、一般的に弱気な市場心理を示す可能性があります。
バックワーデーション
期近の価格が期先の価格よりも高い状態をバックワーデーションと呼びます。
スプレッドチャートでは上昇トレンドになっている状態で、現在の需給が逼迫していたり、近い将来の供給不足が懸念されるケースが考えられます。
一般的に原油を必要とする買い手が、将来の原油よりも高い価格を支払っても良いと考えるため、このような価格差が生じるのです。
バックワーデーション幅の拡大は、一般的に強気な市場心理を示す可能性があります。
現状はややコンタンゴが進行
現状では、イスラエル・イラン間の本格的な紛争により、スプレッドは猛烈に吹き上げた状態から、ズルズル低下気味になっています。
つまり需給の強さを感じない緩み気味の状態ですので、下値リスクはかなり大きいと思います。
②期待インフレ率
原油価格は、あらゆる物価に影響を及ぼすため経済活動にとって非常に重要なものです。
この原油価格の先行指標ともいえるのが、市場が推測するインフレ率を示す「期待インフレ率/BEI(Break Even Inflation rate)」です。
期待インフレ率は、物価連動国債の売買参加者が予測する今後最大10年間(物価連動国債の残存期間次第で10年未満になる場合がある)における年平均物価上昇率を示しており、将来の実際の物価や景気に影響を与え、それらの先行きを予測するうえで重要な指標となります。
実際にこの期待インフレ率は、原油価格に同調または先行する特徴があるため、定期的に確認しておく必要があります。
今週末までの期待インフレ率は、むしろ上昇気味になっています。
この傾向が引き続き継続するなら原油価格は、上昇していくはずですが、スプレッドとは真逆の動きになっています。
現状ではトランプ関税によるインフレ要因を先に読み取っている可能性のほうが高いかも知れません。
期待インフレ率は若干先行した動きをしており、追随したトレードをすれば良さそうに感じますが、一致する確率は68%~78%の間で2割~3割程度は外れることがあります。
そのためこの指標が下落傾向にあれば「原油は基本売りから入る」、上昇傾向にあれば「基本買いから入る」ことで無用なリスクを低下させることができる指標だと考えればちょうどよいと思います。
③原油価格の過去20年月度別平均騰落率

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これまで原油価格は、2024年度7月から11月まで原油価格は地政学リスクで急速に吹き上がる場面はあっても、基本的には徐々に高値・安値を切り下げて低下していくプロセスを経ています。
しかし原油価格の動向としては、この期間の調整は需要低迷期とも重なるため例年どおりの現象で、11月を通過して12月に入ってしまえば暖房需要によって底を打ち、需要が強い春から夏にかけて上昇トレンドを形成する傾向にあります。
グラフはTradingViewに掲載されているものですが、オレンジ色のバーは通常の平均騰落率、白色のバーが異常な価格変動があった年度を除いた平均騰落率です。
それによれば7月は数字の上では、6月に比べて横ばいに傾きやすい傾向にあります。

年初からの平均騰落率をインデックス化した場合、2月・4月の右肩上がりの傾斜角度は急角度で、通常はこのときに上昇する傾向にあります。
しかし今年は2月も4月も軟調、6月も急上昇から引き戻されてそれほどの上昇が達成できませんでした。
例えば2023年では5月まで非常に軟調でしたが、6月から徐々に上昇を開始して9月末まで猛烈なブルトレンドを形成したことがあります。
このように価格が押さえつけられれば産油業界の設備投資が低下して急速に増加しはじめる需要に対応できず想像を超える上昇トレンドが年度後半に現れるケースもあります。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。原油価格についても株価指数と同様に季節性があり、買いから入ったほうが有利な時期と売りから入ったほうが有利な時期があります。[caption id="attachmen[…]
【結論】原油価格2025年7月第4週見通し
2025年7月第4週の原油価格は、上昇トレンドを形成していた推進波5波構成が終了し、修正波W2が進行しており、最終的なC波によって61ドル割れもありうると推定しています。

強力なオーダーブロックが存在し、そこで買い支えられる可能性があるから、60~61ドルレベルの買い戻しを予測しているのですが、ベアフラッグ・エリオット波動から推定される下値目処は56ドルにも及ぶので、現在のショートポジションを安直にドテンするよりも経過を見守ってから判断したいと思います。
まずは現在のショートポジションを目論見通りのポイントで利益確定できるか否かが先決ですので、62ドルまでショートを引っ張って理想的な利益確定を目指したいと思います。
筆者は、X・Facebook・Blueskyいずれにも日々原油価格の見通しを投稿していますので、利用しているSNSが該当していればフォローいただいて、随時最新の見通しを確認していただきたいと思います。
原油価格の見通しについて、アーカイブをまとめています。1年は52週あり、それをシーズンごとで4分割(春・夏・秋・冬)すると13週単位となります。今後はすでに投稿されている1シーズン13週分の記事を更新し、[…]
原油価格についてよくある質問
原油価格についてよくある質問をまとめました。
原油価格は今後いくらになりますか?
この記事では、原油価格の動向を考察していますが、基礎的なテクニカル分析とターゲットの出し方は変わりません。
「マーケットのテクニカル分析」などを読破して、ご自分でターゲットを算出することをおすすめします。
しかし実際のトレードはCFD取引を提供している各証券会社のレートで再計算し、スプレッドも加味したうえで利益確定ポイント・損切りポイントを再計算してからエントリーしてください。
原油価格の見通しについて最新の情報を入手するにはどのSNSをフォローしたらよいか?
速報性としては、X公式・Bluesky公式で最新の見解を投稿するようにしています。
基本的に1年は52週=13週×4シーズンで構成されており、月度ごとで見通しを立てるよりも1週間毎、1年間52週で戦略を立案してその都度軌道修正していくべきだと考えています。
そのため今後は、予め作成した13記事を残し、4シーズン×13週単位で更新していく方法をとります。
そして文字数の制約のないFacebookページで投稿した内容を今後の検証材料・アーカイブとして残す形式をとることにしました。
結局どのブローカーで取引を開始すればよいですか?
下記の表に有力なCFD業者を比較して掲載しています。
WTI原油スプレッド | 最低取引数量(最低証拠金) | 取引時間 | |
GMOクリック証券 | 2.6 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
GMO外貨 | 2.6 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
外為ドットコム | 2.6 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 |
楽天証券CFD | 2.0 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日5:55 |
ヒロセ通商 | 2.8 | 1(約530円) | 7:00~翌日6:00 |
IG証券 | 2.8 | 10(約5,300円) | 7:00~翌日6:00 |
コスト的に最安値は、楽天証券CFDがトップ、ついでGMOクリック証券・GMO外貨・外為ドットコムといったところになっています。
この記事で紹介しているポイントサイト「ハピタス」は、会員向けにさまざまな企業広告を掲載しているサイトで、ユーザーが広告を利用することで企業から広告費が支払われ、その一部がユーザーに還元されます。
とくに証券会社の広告では、飛び抜けた還元率を維持しているポイントサイトですので、新規で証券会社の口座開設をするときには忘れずに経由しましょう。