2025年第2四半期7週 WTI原油価格見通し/原油CFDトレードブログ

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。

先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、OPECプラスの追加増産にもかかわらず4月9日の安値を更新せずに反発しました。

これにより修正波W2が終了し、ターゲットを71ドルとする推進波W3が開始されたとみなせると思います。

WTI週足20250510
WTI週足/2025年第2四半期第7週

筆者は、原油価格は2023年9月から下向きのくさび形のチャートパターン「ウォルフ波動」を形成していると考えており、すでに5つのリバーサルポイントを通過したため、定石通り画像の⑤のポイントまで上昇すると考えています。

この上昇波動は5波構成で、すでにW1・W2を通過したため、現状は推進波W3が進行しているという認識です。

今回は、このW3のターゲットはいくらだと推定されるのか?新たにエントリーするとすればどの位置からなのか?目論見が崩れるのはどういったケースなのかを考察したいと思います。

この記事では、このように2025年5月第3週の原油価格の動向を考察していますが、実際のトレードはCFD取引を提供している各証券会社のレートで再計算し、スプレッドも加味したうえで利益確定ポイント・損切りポイントを再研鑽してからエントリーしてください。

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WTI原油 2025年5月第3週テクニカル分析

2025年5月第3週の原油価格の現状は、4月9日につけた55.12が大底→4月23日の高値64.87までの反発をW1、5月5日の安値55.30までの反落を修正波W2と推定することができると思います。

エリオット波動

従って現状は、もっとも最長の推進波となるW3が進行している最中で、そのトレンドに乗ることが基本戦略になります。

この推定が正しければ、エリオット波動理論では、W1の値幅によりこの上昇波動の最終推進波W5のターゲットレベルを最大値と最小値で推定することができます。

  • W1の値幅=W1のトップ64.87-W1のボトム55.12=9.75
  • W5の最大値=(W1の値幅9.75×3.236)+W1のトップ64.87=96.421
  • W5の最小値=(W1の値幅9.75×3.236)+W1のボトム55.12=86.671

つまり買い方は、今後最大と最小でここまで上値余地を期待することができます。

逆に原油価格が下落するリスクは、4月9日の安値55.12を下回ったときで、それが実現した場合は47ドルまで急落する構図となります。

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【2025年5月第2週】WTIは5波構成上昇波動W3に移行する/原油CFDトレードブログ

WTI原油日足分析)5波構成上昇波動のW3トップは71ドル

WTI日足20250510
WTI日足/2025年第2四半期第7週

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WTIは先週、OPECプラスの追加増産の決定にもかかわらず、4月9日の安値55.12を更新せずに反発し61ドルで引けています。

安値更新に失敗したのであれば、55.12→64.87までの反発を推進波W1、64.87→55.30までの下落を修正波W2と推定でき、現状の反発は最長となりやすい推進波W3が進行している途中だと仮定することができます。

おそらく来週は、このW3のトップを示現するかどうか微妙なところであり、ファンダメンタルズでもOPECプラスが設定していた減産割当:日量200万バレル程度を順次解除して実質的な増産をしているため期待は禁物だともいえます。

エリオット波動理論によるW3のターゲット測定

もし筆者の推定が正しく、WTI原油において推進波W3が進行しているのであれば、エリオット波動理論では、W1の値幅とW2の安値とでW3のターゲットレベルを推定できます。

  • W1の値幅=W1のトップ64.87-W1のボトム55.12=9.75
  • W2のボトム=55.30
  • W3のトップ=(W1の値幅9.75×1.618)+W2のボトム55.30=71.076

おそらく原油価格が、W3のトップに達したときにウォルフ波動の上値抵抗線まで達し、一時的な後退を余儀なくされるはずです。

日足62EMAが上値抵抗として機能

ですがその前に、日足62EMAが上値を抑える抵抗線として機能してくるはずなので、その前後に原油価格が差し掛かったときは細心の注意が必要になってきます。

この指数平滑移動平均線は、フィボナッチ61.8を四捨五入したもので、相場の押し目・戻り目の急所として機能しやすく、日足・4時間足・1時間足でも同じように活用できます。

今回は下落トレンドを脱したかに見えたところから一気に引き戻されて、はじめて62EMAをテストすることになりますが、大抵は反落を余儀なくされます。

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62EMA(62本指数平滑移動平均線)/押し目買い・戻り売りで機能する重要なインジケーター

WTI原油4時間足分析)ヘッド&ショルダーズボトムのターゲットは64ドル前半

WTI4時間足20250510
WTI4時間足/2025年第2四半期第7週

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4時間足では、伝統的なチャートフォーメーションである「ヘッド&ショルダーズボトム」が形成され、このネックラインをブレイクしていますので、ターゲットは64ドル前半だと推定されます。
このフォーメーションのブレイクアウトでは、大抵ネックラインへのリターンムーブが発生し、そこからヘッドとネックラインまでの長さを加えることでターゲットを導き出せます。
筆者の場合は、55.598ドルで買ったポジションをギャップを埋めた58ドルで利益確定→ネックラインに達したところでショート→Mitigation Block(ちょうど右ショルダーの最下部)でドテンロング→週末61.051で利益確定して、リターンムーブに備えています。

フォーメーションをブレイクすると飛びつきたくなりますが、ブレイク後にGMMAなどの移動平均線の束が一度収束して力を蓄積するタイミングを待ってからエントリーしたほうがより確実です。
こういった移動平均線の収束を伴う、引き戻しはブレイク後は頻繁にあることで、損失が膨らんできた売り方は買い戻すタイミングを図っており、買えなかった勢力は新規で買うタイミングを図っています。
この少なくとも2者が買いオペレーションを行うことを決心しているポイントが、逆H&Sのネックラインであり、これから新規で買うならこのタイミングしかないでしょう。
後述する原油のトレード手法でも、この段階は上昇トレンドのスタートの段階であり、数日単位で売買するスイングトレードなら絶好の好機になるはずです。
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WTI原油CFDトレード手法/CFD投資ブログ

WTI原油のエリオット波動分析について

ここまでWTI原油について週足→日足→4時間足で説明してきましたが、筆者は週単位では日足~4時間足でトレンドラインを引いて、1時間足を主に確認しトレードを行っています。

具体的には、以下の3つのポイントを重視したトレード手法が取り組みやすいと考えています。

原油トレード手法

これらを順番に説明すると以下のような内容となります。
  1. 重要なトレンドライン・水平線の安値でフォールスブレイクアウトを示現し反発開始
  2. 急反発で発生した需要を埋めWボトム、ヘッド&ショルダーズボトムを形成
  3. トレンド継続のブルフラッグ・下降ウェッジ・ペナント(またはトライアングル)のブレイクアウト

主な手法としては、これらを使いまわしてより熟練度を高めようとしており、それ以外の値動きに関しては「得意ではない」という判断でスルーすることで勝率を高めることを狙っています。

2025年5月第2週の現状認識

先週の2025年5月第2週までの状況は、底値圏で形成したヘッド&ショルダーズボトムをブレイクした直後で、上昇波動5波構成の推進波W3が進行している状態です。

エリオット波動は、数多く事例がある3パターンを予め示しておきますので、どのパターンとなるか認識して、W2は押しが深い点やW3は最も伸びる可能性が高いことを知っておくだけでトレードの幅が広がります。

エリオット波動

W1またはW2を捕捉するのは難しい場合が多く、値幅が大きくわかりやすいW3や短期間に急上昇するW5に的を絞るだけでも実際は十分だと思います。

逆にすべての場面で利益を得ようとするのは非常に難しいため、得意なエントリーポイントに絞り込むことも重要です。

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WTI原油CFDトレード手法/CFD投資ブログ

原油CFD取引できる業者間スプレッド比較

WTI原油の取引コストは、手数料は無料と謳われていますが売りと買いの差であるスプレッドが実質的な手数料となります。

WTI原油スプレッド最低取引数量(最低証拠金)取引時間
GMOクリック証券2.61(約530円)7:00~翌日6:00
GMO外貨2.61(約530円)7:00~翌日6:00
外為ドットコム2.610(約5,300円)7:00~翌日6:00
楽天証券CFD2.010(約5,300円)7:00~翌日5:55
ヒロセ通商2.81(約530円)7:00~翌日6:00
IG証券2.810(約5,300円)7:00~翌日6:00

コスト的に最安値は、楽天証券CFDがトップ、ついでGMOクリック証券・GMO外貨・外為ドットコムといったところになっています。

またGMOクリック証券・GMO外貨・ヒロセ通商では、0.1枚という1,000円以下の証拠金から取引をスタートできます。

こういった証券会社・FX業者等に口座を開設するときには、ハピタスを経由することで公式サイトからの特典とポイントサイトからも報酬がもらえますので、事前に登録し忘れずに経由しましょう。

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WTI原油の分析精度を高める指標

原油価格は、商品先物の中でも最もボリュームが大きく、その価格推移はあらゆる物価に影響を及ぼすため、その動きに影響を及ぼす情報がいくつかあります。

代表的な指標としてチェックしてほしいのが以下の3つです。

  1. 期近~期先のスプレッドチャート
  2. 期待インフレ率
  3. 原油価格の過去20年月度別平均騰落率

①期近~期先のスプレッドチャート

スプレッドチャート
期近・期先スプレッドチャート

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期近と期先とのスプレッドをチャート化すると需給状態を把握しやすくなります。

現在は、これまでの順調な拡大傾向からOPECプラスの増産観測により一時的に落ち込んだ状態になっています。

コンタンゴ

期先の価格が期近の価格よりも高い状態をコンタンゴと呼びます。

一般的に在庫が多く、または将来的な供給過剰が予想される場合にこのような現象が見られます。

コンタンゴ幅の拡大は、弱気な市場心理を示す可能性があります。

バックワーデーション

期近の価格が期先の価格よりも高い状態をバックワーデーションと呼びます。

こういった場合では、現在の需給が逼迫していたり、近い将来の供給不足が懸念されるケースが考えられます。

原油を必要とする買い手が、将来の原油よりも高い価格を支払っても良いと考えるため、このような価格差が生じます。

バックワーデーション幅の拡大は、強気な市場心理を示す可能性があります。

②期待インフレ率

原油価格は、あらゆる物価に影響を及ぼすため経済活動にとって非常に重要なものです。

この原油価格の先行指標ともいえるのが、市場が推測するインフレ率を示す「期待インフレ率/BEI(Break Even Inflation rate)」です。

期待インフレ率は、物価連動国債の売買参加者が予測する今後最大10年間(物価連動国債の残存期間次第で10年未満になる場合がある)における年平均物価上昇率を示しており、将来の実際の物価や景気に影響を与え、それらの先行きを予測するうえで重要な指標となります。

実際にこの期待インフレ率は、原油価格に同調または先行する特徴があるため、毎日確認しておく必要があります。

今週末までの期待インフレ率は、大きく下がったところから緩やかに回復しつつあることがわかります。

期待インフレ率

引用:期待インフレ率

これだけ見ると期待インフレ率を見て追随したトレードをすれば良さそうに感じますが、一致する確率は68%~78%の間で、変化が一致していたり先行したりと2割~3割程度は外れることがあります。

そのためこの指標が下落傾向にあれば「原油は基本売りから入る」、上昇傾向にあれば「基本買いから入る」ことで無用なリスクを低下させることができる指標だと考えればちょうどよいと思います。

③原油価格の過去20年月度別平均騰落率

原油価格の季節性
原油価格の季節性/TradingView

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これまで原油価格は、2024年度7月から11月まで原油価格は地政学リスクで急速に吹き上がる場面はあっても、基本的には徐々に高値・安値を切り下げて低下していくプロセスを経ています。

しかし原油価格の動向としては、この期間の調整は需要低迷期とも重なるため例年どおりの現象で、11月を通過してし12月に入ってしまえば暖房需要によって底を打ち、需要が強い春から夏にかけて上昇トレンドを形成する傾向にあります。

グラフはTradingViewに掲載されているものですが、オレンジ色のバーは通常の平均騰落率、白色のバーが異常な価格変動があった年度を除いた平均騰落率です。

それによれば5月は、異常値を除くと平凡な数値で、むしろ6月のほうが好調なことが多くなっています。

原油価格の季節性
原油価格の季節性/TradingView

年初からの平均騰落率をインデックス化した場合、2月・4月の右肩上がりの傾斜角度は急角度で、通常はこのときに上昇する傾向にあります。

しかし今年は、2月も4月も軟調です。

例えば2023年では5月まで非常に軟調でしたが、6月から徐々に上昇を開始して9月末まで猛烈なブルトレンドを形成したことがありました。

このように価格が押さえつけられれば産油業界の設備投資が低下して急速に増加しはじめる需要に対応できず想像を超える上昇トレンドが年度後半に現れるケースもあります。

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こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。原油価格についても株価指数と同様に季節性があり、買いから入ったほうが有利な時期と売りから入ったほうが有利な時期があります。[caption id="attachmen[…]

原油価格の季節性と売買方針について

【結論】原油価格2025年5月第3週見通し

原油価格の2025年5月第3週の見通しは、底値圏で底打ちを示唆する「ヘッド&ショルダーズボトム」をブレイクし強気に転換しており、引き続き買いから入るべきだと思います。

WTI日足20250510
WTI日足/2025年第2四半期第7週

エリオット波動では、推進波W1・修正波W2を経て推進波W3が進行している可能性が高いと思います。

このW3のトップは、記事中で述べた通り71ドル前半がターゲットとなるため、かなりの上昇余地を残していると考えて良いでしょう。

このプランが破綻するのは、原油価格が4月9日の安値55.12より下で推移したときで、その場合は景気後退リスクが顕在化して原油価格が47ドル台まで急落する場面でそのようなケースが考えられます。

原油価格についてよくある質問

原油価格についてよくある質問をまとめました。

原油価格は今後いくらになりますか?

この記事では、原油価格の動向を考察していますが、基礎的なテクニカル分析とターゲットの出し方は変わりません。

マーケットのテクニカル分析」などを読破して、ご自分でターゲットを算出することをおすすめします。

しかし実際のトレードはCFD取引を提供している各証券会社のレートで再計算し、スプレッドも加味したうえで利益確定ポイント・損切りポイントを再研鑽してからエントリーしてください。

原油価格の見通しについて最新の情報を入手するにはどのSNSをフォローしたらよいか?

速報性としては、X公式Bluesky公式で最新の見解を投稿するようにしています。

基本的に1年は52週=13週×4シーズンで構成されており、月度ごとで見通しを立てるよりも1週間毎、1年間52週で戦略を立案してその都度軌道修正していくべきだと考えています。

そのため今後は、予め作成した13記事を残し、4シーズン×13週単位で更新していく方法をとります。

そして文字数の制約のないFacebookページで投稿した内容を今後の検証材料・アーカイブとして残す形式をとることにしました。

結局どのブローカーで取引を開始すればよいですか?

下記の表に有力なCFD業者を比較して掲載しています。

WTI原油スプレッド最低取引数量(最低証拠金)取引時間
GMOクリック証券2.61(約530円)7:00~翌日6:00
GMO外貨2.61(約530円)7:00~翌日6:00
外為ドットコム2.610(約5,300円)7:00~翌日6:00
楽天証券CFD2.010(約5,300円)7:00~翌日5:55
ヒロセ通商2.81(約530円)7:00~翌日6:00
IG証券2.810(約5,300円)7:00~翌日6:00

コスト的に最安値は、楽天証券CFDがトップ、ついでGMOクリック証券・GMO外貨・外為ドットコムといったところになっています。

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とくに証券会社の広告では、飛び抜けた還元率を維持しているポイントサイトですので、新規で証券会社の口座開設をするときには忘れずに経由しましょう。

ハピタスへの登録は、このサイト経由で特別紹介特典として合計2,100円相当のポイントがプレゼントされます。

  • 登録で100円(認定ユーザー経由限定特典)
  • 掲載広告を利用し、有効判定期限までに1,000pt以上有効判定で1,500円
  • 登録後7日限定でスタンプラリークリアで500円

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