【dポイント出口戦略】日興フロッギーでdポイントを現金化する方法

dポイントの期間・用途限定ポイントは油断しているとすぐに失効してしまったり、用途も限られますのでかなり不便です。

できれば現金のように自由に使えるようにしたいですね。

ドコモで連発されるキャンペーンで獲得できるdポイントは、かなりまとまったポイント数ですが、期間・用途限定ポイントです。

このdポイントの期間・用途限定ポイントを高レートで現金化する方法があります。

日興フロッギー+docomoを活用すれば99.7%の高レートで現金化が可能ですので、それをメインに解説します。

また実質的な現金化については、より価値を高める(+10%!)方法を追加します。

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ドコモ系のキャンペーンで貯まるポイントは期間・用途限定ポイント

ドコモが運営するコード決済「d払い」は、ついこないだまで毎月開催なのに毎月開催しない「d払いお買物ラリー」など、定期的な大規模キャンペーンでポイントをばらまきまくっていました。

こういったキャンペーンで1,000ポイント単位が貯まってくるのがdポイントは期間・用途限定ポイントです。

通常のdポイントの有効期限は48ヶ月ですが、期間・用途限定ポイントは2ヶ月・3ヶ月程度の期間しかありません。

用途に関しても携帯電話料金への充当やデーター量の追加などに使えず、不便なポイントです。

期限が迫ると消化したくなりますが、「d払い」の支払いでポイントを充当してしまうと、支払った金額に対して「d払い」の支払いでもらえるはずのdポイントがもらえません。

つまり還元率0%ですので、できれば価値を増幅させるか現金化したいところです。

dポイントの期間・用途限定ポイントを現金化する方法で最も高レートなのは日興フロッギー+docomoを活用する方法です。

秀逸なポイント投資サービス「日興フロッギー+docomo」

日興フロッギー+docomo」とは、SMBC日興証券が投資に関する記事を書き、それを読んだ読者がそのまま株式を買えるというサービスです。

日興フロッギー+docomo」では、dポイントを利用して株式・ETFが100ポイント(=100円相当)以上100ポイント単位で購入でき手数料は無料(100万円まで無料)です。

このときに利用できるdポイントは期間・用途限定ポイントも利用できます。

日興フロッギー+docomo」はリアルタイムで注文ができるわけではなく、取引できない時間帯がある点は注意が必要です。  

引用:日興フロッギーのよくある質問

dポイントの現金化とは、この「日興フロッギー+docomo」の機能を使った方法です。 手順は以下の通りになります。

  • 【手順1】:日興フロッギーでdポイント(期間・用途限定ポイント)で株式・ETFを購入する
  • 【手順2】:株式・ETFを売却する(手数料0.5%)
  • 【手順3】:SMBC日興証券から出金する(手数料0%)

【手順1】:日興フロッギーでdポイント(期間・用途限定ポイント)で株式・ETFを購入する

同じく少額投資が可能なSBIネオモバイル証券LINE証券では、1株単位ですが「日興フロッギー+docomo」は100円以上100円単位で株式やETFが購入できます。

株式・ETFの購入時の手数料は以下のとおりです。

  • 100万円以下・・・0円
  • 100万円超・・・1%

ポイントで株式を購入できるのは、他には楽天証券などがありますが、楽天証券は単元に達しない端株であっても株主です。

しかし「日興フロッギー+docomo」では、100株に達してSMBC日興証券に口座振替をしない限り名義が自分のものにならず、株主優待・議決権を得ることができません。

この方式はキンカブといって、金額指定で株が買える仕組みですが、名義はSMBC日興証券となり、単元100株とならないと対象となる株主優待などの特典が受けられないということです。

配当金に関しては、権利確定日(本決算のある月の月末)の保有株数に応じて受け取ることができます。

配当金の計算では1株あたりの配当金に株数をかけて計算された金額を受け取れますので、例えば1株20円の配当がある株式を10株分以上の金額で購入しているとすれば、「20円×10株=200円相当の配当」となります。

【手順2】:株式・ETFを売却する

日興フロッギー+docomo」では株式・ETFの購入では手数料はかかりませんが、売却時には手数料がかかります。

売却手数料は以下のとおりです。

  • 100万円以下・・・0.5%
  • 100万円超・・・1%

dポイント(期間・用途限定ポイント)を利用して購入した株式・ETFを売却することで現金化できるのですが、売却時には0.5%の手数料が徴収されるため、交換レートは99.5%です。

しかし売却時には売却するとdポイントが還元されます。

株式の売却では500円につき1ポイントとなり、還元率では0.2%となります。

そのため実質99.5%+0.2%=99.7%とレートで現金化が可能だといえます。 500円未満の売却ではポイントは付与されませんので、500円以上で売却するようにしましょう。

【手順3】:SMBC日興証券から出金する

500円以上の株式・ETFを売却しないと「日興フロッギー+docomo」からはポイントが付与されませんが、SMBC日興証券からの出金は1,000円以上にならないと出金できません。

株式・ETFを売却してもすぐに出金可能にはなりません。

国内株式の売却代金は当日を含めた3営業日目に出金可能になります。

引用元:日興イージートレード出金手続き

出金指示を出せる時間帯は、当日出金させたい場合は、0:00~1:00、7:00~10:55までの指示であれば、当日出金となります。

翌日出金になってしまう場合は、11:00~15:55、16:00~19:00、20:00~24:00の時間帯です。

株価の変動リスクを抑えて交換レートを高めたい場合

日興フロッギー+docomo」でdポイントを現金化するのが目的であれば、できるだけ等価で現金化したいところです。

ところが購入した株式が個別株だと変動が激しい為、大幅にマイナス評価になって売却が成立してしまうリスクがあります。

ですのでできるだけ価格変動の少ない日経平均などの株価指数で現金化に取り組みましょう。

しかし株価指数であっても急落リスクはつきまといます。

これを完全に抑えてほぼ99.7%の換金率にする方法が、日経平均の「買い」と日経平均と逆の動きをする日経平均インバース上場投信を組み合わせる方法です。

  • 1320:ダイワ上場投信-日経225ETF
  • 1571:NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信

上記の2つのETFを同時に同額購入して、同時に売却します。

1571:NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信は1320:ダイワ上場投信-日経225ETFと全く逆の動きをする上場投資ですので、同額購入すれば互いの値動きを打ち消し合ってノーリスクで現金化できます。

かりに日経平均が急落しても1571:NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信でヘッジを掛けておけば、損失を防止できます。

dショッピングデーで10%還元率でポイント利用する

dショッピングは実はドコモユーザー以外誰でも利用できます。 特筆すべき利点はdポイントを期間・用途限定ポイントも通常ポイントもショッピングに利用できることです。

しかも、毎月20日に行われる「dショッピングデー」キャンペーンにエントリー後、税抜4,000円以上の購入で利用したdポイントに対して10%還元の対象となります。

期間限定ポイントの消化に「d払い」を充てても、利用したポイントに対して還元率は適用されませんが、dショッピングは適用されるわけです。

毎月10日・20日はポイント最大40倍

ドコモが運営する総合通販サイト「dショッピング」は、ドコモユーザー以外使えないのかといえばそうではなく、dアカウントさえあれば誰でも使えます。

品揃えは日用品から家電まで幅広いのですが、楽天市場・Yahoo!ショッピングと比較すると品目数は少ないのが欠点です。

しかし毎月10日・20日のdショッピングデーでは、キャンペーンにエントリー後、4,400円以上の購入なら誰でもポイント10倍、商品によっては20~40倍ものポイントが付与されます。

また攻略の鍵になるのが、使いにくい期間・用途限定dポイントを使うことです。

dポイントを使った金額分には10%還元されますので、購入分にできるだけ期間・用途限定dポイントを使っていったほうが最も効率的になるからです。

d払いは使えない

dショッピングでは「d払い」できそうなものですができません。

dショッピングの支払い方法は、別にdカードじゃなくてもポイント多重取りしたTOYOTA Wallet(トヨタウォレット)ならもっとも還元率が高くなります。

なぜならdショッピングで可能な決済は方法は以下の2つで、TOYOTA Wallet(トヨタウォレット)のようなプリペイドカードでも決済可能だからです。

  • クレジットカード(プリペイドカード可)
  • ドコモ払い(携帯電話料金と合算払)

dカードdカード GOLDによる支払いなら、確かに通常時のdカードの還元率1%に加えて以下の2%分のdポイントも付与されます。

  • 対象ストア特典で+1%
  • 特約店ポイントで+1%

しかしdカードdカード GOLDでは、セキュリティ対策が厳しすぎて、普通に決済しているのに支払えないという例が跡を絶たないことと、ポイント多重どりしたTOYOTA Wallet(トヨタウォレット)のほうが還元率が高いので現状はTOYOTA Walletによる決済をオススメしています。

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日興フロッギーで本来の使い方をしてもOK

日興フロッギー+docomoの本来の使い方は、dポイントを成長に期待できる個別株に投資することです。

個人が個別株の成長を見抜けるというのが儲かる前提ですが、現実はかなり難易度が高いと思います。

ですので同じく日興フロッギー+docomoで株価指数などの市場に連動するETFに投資して全世界・先進国に分散投資する方法もあります。

上昇幅としては緩やかですが、世界の経済成長とともに自身の資産を着実に増やすという観点から見れば悪くはありません。

>>【参考記事】秀逸なポイント投資サービス「日興フロッギー+docomo 」爆誕!

日興フロッギー+docomoでポイント投資できるETFは以下の5つがオススメです。

  • 1554:上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本/信託報酬0.264%
  • 2513:NEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI指数連動上場投信/信託報酬0.187%
  • 2514:NEXT FUNDS外国株式・MSCI-KOKUSAI指数連動上場投信(為替ヘッジあり)/信託報酬0.187%
  • 2521:上場インデックスファンド米国株式・S&P500(為替ヘッジあり)/信託報酬0.165%
  • 2563:iシェアーズS&P500米国株式ETF(為替ヘッジあり)/信託報酬0.0825%

この中のETFで世界中の株式に分散を図って投資できるのは、「1554:上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本」ですが、このMSCI ACWIの30年来のリターンは以下のようになります。

ファンド・指数 10年 15年 20年 30年
MSCI ACWI 12.7% 7.3% 6.4% 8.6%

この30年のMSCI ACWIの年率リターン8.6%で10万円(ないし10万ポイント)を運用した場合は、以下のように増加する可能性があります。

10年で2倍、20年で5倍に達します。 これがいわゆる複利の力です。

大量にドコモが付与してくれるdポイントを有効に利用する方法としては悪くないどころか、むしろかなり優秀な利用方法だと思います。

まとめ

  • ドコモのキャンペーン等で貯まるポイントは有効期限がある期間・用途限定ポイントですので期限内で使い切れないと失効します。
  • 日興フロッギー+docomoでdポイント(期間・用途限定ポイント)を現金化できます。

手順は以下の通りになります。

  • 【手順1】:日興フロッギーでdポイント(期間・用途限定ポイント)で株式・ETFを購入する
  • 【手順2】:株式・ETFを売却する(手数料0.5%)
  • 【手順3】:SMBC日興証券から出金する(手数料0%)
  • 日経平均連動のETFと日経平均インバース上場投信を同時購入して売却すれば、株式・ETFの価格変動リスクを極力回避できます。
  • 日興フロッギー+docomoで株式・ETFをdポイントを使って購入する本来の使い方は非常に優秀な資産形成方法です。
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