2026年第3四半期13週 農産物市場見通し/CFDトレードブログ

2026年第3四半期13週 農産物市場見通しCFDトレードブログ

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。

先週のS&P Agriculture Indexは、4週間にわたる調整の最後にトレンド転換を示唆する長大なスパイクローが出現しています。

S&P Agriculture Index 2026年第三四半期第13週

スパイクローは、大口の売りや損切り連鎖によって価格が急落したときに安値下に置かれていた「ストップロス」・「逆指値」・「清算注文」が体調に執行され、安値で流動性を回収し終えると、大口は反対売買で買い始めます。

この大口の買いにより価格が戻り始めると、先ほど売ったショート勢が慌てて買い戻すことで急反発が発生し長い下ヒゲが形成されます。

押されると売ってしまう弱い買い手が退場し、安値で強力な買い手が参入したことで、潜在的な売り手がいなくなりショートは不利になり買い戻しが始まるため、スパイクローが出現するとトレンドが反転しやすくなります。

ということは農作物が急騰した後の調整が終わり、来週以降小麦・大豆・コーンに対する投資妙味が出てきますが、第9週の説明の通りファンダメンタルズの強固さからコーンへの投資を優先して行います。

今回の記事では、調整が終わり上昇トレンドの再開が期待される農産物の中でもコーンを取り上げます(ファンダメンタルズに関してはXアカウント:@cohamizu1で発信します)。

日本においてはFXが最初に普及していきましたが、株価指数・金・原油・農産物などのFX版ともいえるのが、CFD取引と呼ばれる証拠金取引です。

農産物CFD取引は、取り扱っている証券会社は極端に絞られますが「IG証券」なら、これらも含む17,000以上の銘柄を扱っており戦略の幅を大きく取ることができます。

目次

コーン(ZC) 2026年9月第4週市場分析

ZC週足2026年第三四半期第13週

コーンの週足は、2022年高値圏からの長期下落を消化したあと、2024年〜2025年の安値を起点にした上昇トレンドラインの上で推移しています。

直近終値は528’2付近。

2年間上値を抑制されてきたオーダーブロックを突破し強い上昇トレンドの途上にあります。

この480〜500の青帯は週足のブレイカーブロック候補で、ここを維持できる限り、下げは押し目として消化されやすい構造です。

一方、650〜668の週足オーダーブロックは出来高も厚く、中期の第1ターゲットとして機能しやすい水準です。

チャート上でもこの帯へ向けた矢印を置いていますが、到達には後述する日足の蓄積が「第5段階(レンジ上限突破)」へ移行することが前提になります。

週足の解釈を一文でまとめると、「長期上昇トレンドの再開は進み始めていますが、本格的なトレンド加速はまだ日足のレンジ上限(VAH)突破待ち」です。

週足だけで飛び乗る局面ではなく、下位足で流動性の回収が終わったかを確認してから配分を増やす段階だと考えています。

コーン日足分析)4週間の蓄積が終わり、下限奪回から第5段階へ移行する直前

ZC日足2026年第三四半期第13週

日足は7月の安値(410台)から530台まで一気に切り上げたあと、約4週間にわたって515〜535付近で横ばいを続けてきました。

見た目は「高値圏のもみ合い」ですが、中身はワイコフでいう蓄積(Accumulation)です。

上限では戻り売りと新規ショート、下限では押し目買いとロングの損切りが同時に溜まり、上下両側の流動性が時間をかけて蓄積されました。

金曜日の値動きがその蓄積を次の段階へ進めた、と筆者はみています。

日足ではレンジを下抜けたと見せて急速に買い戻され、底打ちを示唆する長大なスパイクローで引けています。

典型的なストップ狩り(ロングの投げ+下抜け追随売り)のあとに、売り手が継続できず下限を奪回した形です。

この4週間の調整で固定した出来高分布(FRVP)でみると、構造は次のとおりです。

ZC(FRVP)2026年第三四半期第13週
  • レンジ上限(VAH):おおむね533〜535
  • VAHでショートを排除したあと、一度は失敗してレンジ内へ戻った レンジ下限(VAL):おおむね515〜518
  • VALでロングを損切りさせ、下の売り流動性を回収した POC:528前後
  • 現在値はこのPOC付近で引けており、売り手が支配を取り戻せていない

つまり買い手が有利になる核心は、「上下両側の流動性を回収したあと、下限を奪回して上方向へ実需と損切り買いが集中すること」にあります。

日足は第4段階(下限奪回)を終え、第5段階(VAH突破で強制買いが連鎖)へ入る直前です。

日足の需要ゾーンとしては、480〜510の紫色オーダーブロック(出来高比率も高い帯)まで下落するシナリオがリスク要因です。

ここを日足終値で明確に割れると、蓄積失敗として400〜415の下位需要まで視野に入ります。

逆に533〜535を日足で定着できれば、週足で示した650〜668が現実的な射程に入ります。

今週の日足の争点は単純です。

  • 515〜518(VAL)を維持できるか
  • 533〜535(VAH)を終値で超えられるか

前者を守れなければ蓄積はやり直し、後者を超えればショートカバーが加速します。

金曜のスパイクローは前者の防衛に成功したサインであり、後者はまだ未達成です。

コーン4時間足分析)下抜け失敗のスパイクローで売り吸収、VAH突破が今週のトリガー

ZC日足2026年第三四半期第13週

4時間足は、9月初旬の540付近を起点にした下降チャネル(または緩やかな下降ウェッジ)の中で、約4週間の調整を描いてきました。

黄線のVWAPがレンジの重心として機能し、価格はその上下を往復していました。

金曜日は、チャネル下限〜VAL付近を割ったあとに急反発し、長大な下ヒゲを残して528’6近辺で確定しています。

「急落が始まった」と見えた瞬間に売りが吸収され、トレンド転換を示唆して引けた、というのが4時間足の結論です。

チャネル下限を割っても続落せず、すぐにレンジ内へ戻した時点で、売り手の継続力は疑わしくなっています。

累積出来高デルタ(CVD)

累積出来高デルタ(CVD)は、期間中の買いと売りの出来高を累積し出来高の勢いを方向性として表すことができるインジケーターです。

純粋にモメンタムとして0ラインから上に変化すれば「買い」、下に変化すれば「売り」と考えても良いですが、リバーサル・ダイバージェンスなどトレンド転換のシグナルとしても有効です。

CVD

4時間足チャートでは、CVDはプラス圏にあり強気を維持しており、現状では弱気ダイバージェンス・リバーサルは確認できません。

むしろ安値を更新したにもかかわらず成り行きの買いが参入しデルタが積み上がっていますので、来週以降これを確認した勢力が次々買っていく現象がみられるか否かに注目します。

オーダーブロック・ブレイカーブロック(需要ゾーン・供給ゾーン)

オーダーブロックは、指値注文が集まるところで、価格のトレンドが止められやすい傾向にあります。

またこのオーダーブロックが、突破されると(できれば一発で抜ける状態が望ましい)ブレイカーブロックと呼ばれるものになり、押し目買い・戻り売りのポイントになります。

4時間足で意識している帯は500~510のブレイカーブロックです。

ZC4時間足2026年第三四半期第13週
ZC4時間足2026年第三四半期第13週

買い手として理想は、2年間上値を抑えられてきた500〜510まで戻ったところで買いから入ることですが、重要な水平線を突破した強い相場では、そこまで戻らない可能性も高いと思います。

上値抵抗となるブロックが無い小麦と違い、コーンは頭上に533〜537と、さらに週足の650〜668があるため、「一気に空白を走る」より「段階的にショートを巻き込む」イメージになります。

出来高加重平均価格(VWAP)

VWAPはイベント、出来高、価格を考慮したツールで、市場参加者の強気・弱気を判断するほか、抵抗線・支持線として機能します。

固定期間は、日・週・月で区切るのが通常ですが、下降トレンド・上昇トレンド期間で描画しても分析できます。

4時間足では今週〜直近調整期間のVWAP(黄線)が530前後を横切っており、買い手がこれを上で維持できるかが短期の分かれ目です。

  • VWAPを上で維持:調整期間のショートが含み損になり、買い戻しが入りやすい
  • VWAPを明確に下回って定着:金曜のスパイクは「ダマシ」となり、VAL再テストへ戻りやすい

金曜終値はVWAPのすぐ下で推移しており、まだ「完全に買い手がVWAPを奪った」とは言い切れません。

ただし下ヒゲでVALを回収した以上、次の攻防はVWAP奪還とVAH突破という上方向の攻防に移っています。

コーンCFD取引におけるスプレッド比較

コーンのCFD取引は、最近の証券会社は手数料無料とうたっていますが、実質のコストは売りと買いの価格差(スプレッド)です。

コーンに関しては、着目されていないこともあり比較的広いスプレッドですので取引する場合、入念な調査が必要です。

CFD業者スプレッドpips最低証拠金取引時間
IG証券0.6210円9:00 ~ 21:45、22:30 ~ 翌3:15
GMOクリック証券0.48360円9:00 ~ 21:45、22:30 ~ 翌3:15
楽天CFD(MT4)0.863,600円9:00 ~ 21:40、22:30 ~ 翌3:15
サクソバンク証券1.2510,700円9:00 ~ 翌3:15

コストが大きいので比較的安い取引コストで済む、GMOクリック証券またはIG証券がお勧めです。

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【結論】コーン(ZC) 2026年9月第4週市場分析

コーンは、ワイコフの蓄積フェーズ「買い手が優位になる5工程」の第4段階完了〜第5段階入りを待つ形です。

ZC(FRVP)2026年第三四半期第13週
ZC(FRVP)2026年第三四半期第13週

第1〜第3段階(完了)

4週間のレンジで上下に流動性を溜め、上限でショートを刈り、下限でロングを刈った。

第4段階

VALを割ったあとにすぐ奪回。

下抜けショートが含み損になり、大口の買いが投げを吸収した。

ロング候補は「下抜けそのもの」ではなく、下限奪回後のVAH突破。

第5段階(未達成・今週のトリガー)

調整期間のVAH(533〜535)を明確に突破すると、

  • 下限割れで売ったショートの損切り買い
  • 上限に残っていたショートの損切り買い
  • レンジブレイクを狙う新規ロング
  • 下限奪回から保有していたロングの追加

以上の買いが重なります。ここが「テクニカルな抜け」ではなく、参加者に買いを強制する局面です。

金曜の長大なスパイクローは、4週間かけて準備した蓄積が「売りで終わらなかった」ことを示すローソク足だと判断しています。

ただし第5段階はまだ確認前なので、断定的な追撃買いより、VAH突破かVAL再防衛かを週初で見極める方が再現性は高いと考えています。

筆者は、Xに日々の見立て、Instagram・Pinterestにストラテジーを投稿しています。

利用しているSNSが該当していれば、フォローしていただいて随時最新の見通しを確認していただければと思います。

農産物市場についてよくある質問

CFD取引全体についてよくある質問をまとめました

ターゲットはいくらか?売買判断は?

これは自分でストラテジーを立案していないと、突発的に逆行した時に対処できないので、ご自分で立案してください。

その際には、実際に取引しているCFD取引業者のレートで再計算し、利益確定・損切ポイントを再計算しエントリーしてください。

結局どのブローカーで取引すればよいですか

農産物CFDの取引については、銘柄数が17,000と圧倒的に多くコストも安いIG証券がお勧めです。

株価指数・原油・ゴールドといったメジャーな商品取引では、国内の取引高が最も多いGMOクリック証券もお勧めです。

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