こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、じりじりと上昇し9/10(木)に一気にPOC(Point of Control)を突破して上昇トレンドチャネル上値抵抗線104ドルまで急伸しました。
しかし9/11(金)は、利益確定売りによって99.99まで反落して引けています。

WTI原油は、上昇トレンドチャネル上値抵抗線で拒否されたことで96ドル台(95ドル台まで突っ込む場合もある)のPOCまで修正波W4による調整を受けるでしょう。
これは健全な調整であり、新たな買い手を補充することで、カップウィズハンドル型フォーメーションの目標値である114~115に到達すると考えています。

もう一つの原油先物指標であるBRENTの場合は、もっとクリアで長大なトライアングルの上値抵抗線をブレイクアウトし、リターンムーブによる上値抵抗線のリテストを受けようとしています。
来週はじめは、このように一度ブレイクしてから、流動性を拾うためにいったん戻るリターンムーブを通過してから再上昇するのがメインシナリオになります。
今回の記事では、原油価格の見通しについて解説していきます(ファンダメンタルズに関してはXアカウント:@cohamizu1で発信します)。
日本においてはFXが最初に普及していきましたが、株価指数・金・原油などのFX版ともいえるのが、CFD取引と呼ばれる証拠金取引です。
近年でも原油CFD取引できる環境は整ってきており、多くの証券・FX会社がシェアを競っています。
原油CFD取引では、世界的な原油価格の指標であるWTI・BRENTのスプレッド(実質コスト)が2.8pipsと低コストな「IG証券」がおすすめです。
WTI原油 2026年9月第2週テクニカル分析

現在の相場を支配する巨大なトレンドを把握するために、週足の長期チャートから全体像を確認しましょう。
繰り返しお伝えしてきた通り、原油の長期チャートでは数年にわたって上値を抑えつけてきた強固な「下降ウェッジ」がすでに明確にブレイクアウトされています。
その後の急伸後、ブレイクしたポイントまで価格が戻り、新たな買い手を補充して上昇トレンドチャネルを形成していると考えています。
エリオット波動としては、衝撃波W3(5波構成)に相当したフェーズが継続しており、現在は衝撃波W3-3が終了し修正波W3-4が発生している最中だと考えています。
したがって来週は、後述するPOC(Point of Control)で再び流動性を吸収して、衝撃波W3(5波構成)の目標値である114~115まで上昇すると考えています。
こういったときに目安にするのはフィボナッチなどは根拠はありません。
基本的にはAVP(アンカーボリュームプロファイル)で確認した時にボリュームが高い価格帯まで回帰すると考えたほうがよいでしょう。

WTI原油日足分析)新規ロングは95~96ドルが最有力

日足では週足で説明した衝撃波W3(5波構成)のうち小波W4が進行し、AVPのボリュームが大きかった95~96を再訪し流動性を拾うと考えています。
これはXアカウント:@cohamizu1で説明した通り「POC再訪反発パターン」である可能性が高く、AVPの高いポイントまで戻ってくるまで待つ必要があります。

AVPでは、ボリュームの高いところから放たれた価格は、低いエリアで価格が素早く動き、再び高いところに回帰する性質があります。
このPOCで反発を確認してから買いから入る所作が必要になってきます。
エリオット波動としては、衝撃波W3に対する修正波W4の終点を見極めて、衝撃波W5を捕捉するオペレーションになります。

WTI原油4時間足分析)POC Revisit・CVD・OB・VWAP

4時間足では、AVPの最大ボリューム帯を突破した後、急騰し急反落しています。
このパターンで取り組むべきプライスアクションは「POC Revisit」であり、この戦役期間中のAVPを表示すれば96ドルがPOCに該当することは一目瞭然です。
つまり売り手の多くが、価格急騰によって買い戻す間もなく損失を抱える事態に追い込まれており、彼らは96ドルに価格が再訪すれば買い戻してイーブンにすることを狙っています。
一方で96ドル以下で買っており含み益がある買い手は、さらに利益を拡大するための追加ロングができるポイントを探しておりそれが96ドルに該当してきます。
最後に買い遅れた新規参入者は、6月3日の高値で形成されたブレイカーブロックで新規ロングする方法が定石です。
つまり3者が買いを決意している場所ですので、この付近において予測通り反発が見られたらロングから入るべきです。
累積出来高デルタ(CVD)では弱気リバーサルが確認できる
累積出来高デルタ(CVD)は、期間中の買いと売りの出来高を累積し出来高の勢いを方向性として表すことができるインジケーターです。
純粋にモメンタムとして0ラインから上に変化すれば「買い」、下に変化すれば「売り」と考えても良いですが、リバーサル・ダイバージェンスなどトレンド転換のシグナルとしても有効です。
チャートを確認すると、高値は切り上がっているのに、CVDは切り下がっていますので、買い手はそれ以上の高値更新に興味を持っておらず、買いたいと考える安値まで価格が来訪する必要があります。
この点が筆者が、97ドル台のロングポジションを104ドルで利益確定した理由です。
次に買うポイントでは、安値が切り上がっているのにCVDが切り下がっている箇所を見つけ、価格が安値を更新しているのにCVDが逆行しはじめれば、ロングポジションを構築する準備にはいります。

オーダーブロック(需要ゾーン・供給ゾーン)
オーダーブロックは、指値注文が集まるところで、価格のトレンドが止められやすい傾向にあります。
またこのオーダーブロックが、突破されると(できれば一発で抜ける状態が望ましい)ブレイカーブロックと呼ばれるものになり、押し目買い・戻り売りのポイントになります。

反落のきっかけとなる売りが供給されたのが5月18日のオーダーブロックですが、6月3日の高値圏で形成されたオーダーブロックがブレイクアウトされたことで、今度はサポートとなるブレイカーブロックに転換しています。
ここで売りを吸収出来れば、理想的な買いポイントになります。

出来高加重平均価格(VWAP)・AVP
VWAPはイベント、出来高、価格を考慮したツールで、市場参加者の強気・弱気を判断するほか、抵抗線・支持線として機能します。
固定期間は、日・週・月で区切るのが通常ですが、下降トレンド・上昇トレンド期間で描画しても分析できます。

ここでは、先週の週固定VWAP:黄線、上昇トレンドの起点固定:青線、この戦役開始固定:緑線としています。
つまり緑線を越えているので、売り方(介入勢力)は、劣勢になり損失が膨らみ撤退を余儀なくされつつあります。
それが97→104で示現された急騰です。
この上昇トレンドが維持されるのは青線VWAPの上で買い方が押し目買いできる余裕がある段階です。
逆に上昇トレンドが失われるのは青線VWAPを失った場合ですが、調整が深い場合、96で止めきれずにここまで突っ込むこともリスクとして予想できます。

原油CFD取引できる業者間スプレッド比較
WTI原油の取引コストは、手数料は無料と謳われていますが売りと買いの差であるスプレッドが実質的な手数料となります。
したがって以下の表の中で取り組みやすいコスト提示をしている業者に口座を開いてトレードすべきです。
| CFD業者 | スプレッドpips | 最低証拠金 | 取引時間 |
|---|---|---|---|
| IG証券 | 2.8 | 4,290円 | 7:00~翌6:00 |
| GMOクリック証券 | 3.0 | 690円 | 7:00~翌6:00 |
| 楽天証券CFD | 3.0 | 6,900円 | 7:00~翌5:55 |
| 外為どっとコム | 3.6 | 6,900円 | 7:00~翌5:55 |
| ヒロセ通商 | 4.9 | 800円 | 7:00~翌6:00 |
最も低コストなのは、IG証券でその次にGMOクリック証券という順番になります。
また各証券会社は、ハピタスにも広告を掲載しており、経由することでポイントも獲得できます。
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【結論】原油価格2026年9月第2週見通し
先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、堅調な動きを続けてカップウィズハンドル型のネックラインをブレイクアウトしています。
その後、じりじり上昇しPOC(Point of Control)を突破して上昇トレンドチャネル上値抵抗線104ドルまで急伸しました。

いったんはオーダーブロックで売り供給を受けて、一気に98ドルまで後退しているため、再度POCを再訪しそこで売りを吸収して再度反発し、114~115ドルを目指した上昇トレンドになるのがメインシナリオです。
筆者は、Xに日々の見立て、Instagram・Pinterestにストラテジーを投稿しています。
利用しているSNSが該当していれば、フォローしていただいて随時最新の見通しを確認していただければと思います。
原油価格についてよくある質問
原油価格についてよくある質問をまとめました。
ターゲットはいくらか?売買判断は?
これは自分でストラテジーを立案していないと、突発的に逆行した時に対処できないので、ご自分で立案してください。
その際には、実際に取引しているCFD取引業者のレートで再計算し、利益確定・損切ポイントを再計算しエントリーしてください。
基本的なトレード手法はどのように習得すればよいですか?
個人的にはテクニカル分析に関しては、この「マーケットのテクニカル分析」を読めば必要にして十分だと思います。
ただ近年は、筆者のようにオーダーブロック・累積出来高デルタ・VWAPを用いた分析手法が増えてきており、新たにこれらを網羅した書籍の出現が待たれます。
結局どのブローカーで取引を開始すればよいですか?
原油CFDの取引コストが最も安いIG証券がお勧めです。
株価指数・原油・ゴールドといったメジャーな商品取引では、国内の取引高が最も多いGMOクリック証券も他の金融商品も揃っておりバランスが取れています。

