2026年第1四半期11週 WTI原油価格見通し/原油CFDトレードブログ

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。

先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、歴史に名を残すほどの凄惨な乱高下を記録しました。

3月9日月曜日の寄り付きからパニック買いが殺到し、一気に119.4ドルまで急上昇。

その後、アメリカ政府によるプロパガンダと恣意的な価格操作とも言える強烈な介入により、76ドルまで急落する展開となりました。

WTI原油日足2026年第1四半期第11週
WTI原油日足2026年第1四半期第11週

先週の記事で、私は「アメリカの対策が意識されれば78ドル〜80ドルのブレイカーブロックまで急反落する」とピンポイントで予測していましたが、まさにその水準が「鉄板の金床」として機能しました。

どれほどアメリカ政府が先物市場で価格を操作し、抑え込もうと試みても、「物理的な実需の逼迫」を人為的に是正することは不可能です。

結果として原油価格は底値圏から力強く反発し、99.2ドル付近まで値を戻して週末のクローズを迎えました。

そして、市場が閉まったこの週末。アメリカ軍によるイラン中枢インフラへの攻撃、そしてイランの報復による中東最大のエネルギーハブの炎上。

停戦の望みが完全に絶たれた今、週明けの原油市場はアメリカの価格操作をあざ笑うかのように、予想を遥かに超える急騰を招くことになります。

今回の記事では、凄まじいファンダメンタルズの激変と、テクニカルが示す「逆ヘッド&ショルダーズ」の完成から導き出される、上昇パスコースについて徹底解説していきます。

日本において証拠金取引は、FXが最初に普及していきましたが、株価指数・金・原油などのFX版ともいえるのが、CFD取引と呼ばれる証拠金取引です。

近年でも原油CFD取引できる環境は整ってきており、多くの証券・FX会社がシェアを競っています。

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WTI原油 2026年3月第3週テクニカル分析

WTI原油月足2026年第1四半期第11週
WTI原油月足2026年第1四半期第11週

現在の相場を支配する巨大なトレンドを把握するために、月足の長期チャートから全体像を確認しましょう。

私が数週間前から繰り返しお伝えしてきた通り、原油の長期チャートでは数年にわたって上値を抑えつけてきた強固な「下降ウェッジ」がすでに明確にブレイクアウトされています。

月足チャートが示す通り、これまで約1年間の上値を阻んできた78〜80ドルの強固なレジスタンスを完全に突破してサポート(金床)へと転換させた今、この超長期フォーメーションのブレイクアウトは、史上最高高値147.27ドルやそれ以上の未知の価格帯(青天井)へ向かう巨大なベクトルを示しています。

WTI原油週足2026年第1四半期第11週
WTI原油週足2026年第1四半期第11週

この下降ウェッジの論理的なターゲット値は240ドル前後です。

このターゲットは直線的なものではありません。

途中乱高下が発生しつつ、目標値を捕捉するまでときに調整して流動性を拾いつつ目標を目指していきます。

後述しますが4時間足では上昇トレンド継続型の下降ウェッジが確認できそのターゲットは141ドルですので、先週のように強力な上昇で141ドルを達成後、78~80ドルのサポートで流動性を拾うような、階段を一歩一歩踏みしめるような動きが見られると思います。

ということは次にレジサポ転換が確認できるのは、一度は急上昇を止めた日足オーダーブロック(116.6~123.7)であろうと思います。

ここを一度はブレイクしたあと、再びリターンムーブでサポートを確認する作業が必要になります。

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2026年第1四半期10週 WTI原油価格見通し/原油CFDトレードブログ

WTI原油日足分析)116.6~123.7ドルの攻防と、強気シナリオが崩壊するリスク要因

WTI原油日足2026年第1四半期第11週
WTI原油日足2026年第1四半期第11週

月足・週足が示す「階段を一歩一歩踏みしめるような上昇」を、日足チャートの具体的なプライスアクションに落とし込んで確認していきましょう。

先週、原油価格は週初に119.4ドルまで急騰した後、アメリカ政府によるプロパガンダや先物市場での人為的な価格操作によって一時76ドルまで急落する場面がありました。

しかし、先ほどの長期分析でも触れた通り、かつて強固な上値抵抗線であった「78ドル〜80ドル」のゾーンが日足レベルでもブレイカーブロックとして完璧なサポート(金床)の役割を果たし、そこから99.2ドル付近まで買い戻されています。

この78〜80ドルの領域で、枯渇を恐れた実需の流動性を完全に吸収したことにより、WTI原油は再び100ドルの大台を突破し、次なる目標値へと向かう強固な発射台を再構築しました。

それは累積出来高デルタ(CVD)を確認しても着実かつ急峻な積み上がりが確認できます。

その場合、後述する4時間足レベルの下降ウェッジの目標値141ドルが短期的なターゲットとなります。

240ドルまでの到達には、途中のレジサポ転換が必要

しかし、上昇トレンドを継続するためには、途中で必ず「レジサポ転換(レジスタンスがサポートに変わる現象)」の確認作業を伴います。

日足チャートにおいて次に立ちはだかる最大の関門は、先週の急上昇を一度は食い止めた日足オーダーブロック「116.6ドル〜123.7ドル」の供給ゾーンです。

今後の健全な上昇パスコースとしては、この116.6〜123.7ドルを強いモメンタムでブレイクアウトした後、再びリターンムーブ(戻り)が発生し、この価格帯を新たな「サポート(金床)」として底固めする作業が行われると予想しています。

このように流動性を拾いながら段階的に上値を切り上げていくのが、現在の強気サイクルの特徴です。

強気シナリオが外れるリスク要因(インバリデーション)

とはいえ、相場において「絶対」はありません。現在私たちが描いている141ドル、さらには最終ターゲット240ドルという強気な目論見が外れ、シナリオが完全に崩壊するリスクについても冷静に把握しておく必要があります。

ファンダメンタルズの観点からこの強気シナリオを破壊する唯一の反落要因は、米軍が圧倒的な戦力でホルムズ海峡の「安全通行を強制的・完全に確保」し、タンカーが再び滞りなく動き出すという公式声明が出た場合です。

世界の石油供給の約20%(日量約1,500万〜2,000万バレル)が通過するホルムズ海峡の封鎖リスクが完全に払拭されれば、現在の価格に上乗せされている巨大な地政学パニックプレミアムは一気に剥落し、急反落を招くことになります。

そしてテクニカルの観点では、現在絶対的な金床として機能している「78〜80ドルのブレイカーブロック」を日足の実体ベースで明確に下抜け(ブレイクダウン)してしまった時が、この強気トレンドの終了を意味します。

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WTI原油CFDトレード手法/CFD投資ブログ

WTI原油4時間足分析)下降ウェッジブレイクと強気リバーサルが示す140ドルへの道

WTI原油4時間足2026年第1四半期第11週
WTI原油4時間足2026年第1四半期第11週

さらに短い時間軸である4時間足チャートで、より詳細なプライスアクションと内部構造(出来高)を分析していきましょう。

日足で確認した「78ドル〜80ドル」のブレイカーブロックが、4時間足においても完璧なサポート(金床)として機能していることが明確に分かります。

119ドルからの急落によって形成されていた「下降ウェッジ」がこのゾーンでピタリと止められ、そこから力強く反発したローソク足が、調整を示唆していた下降ウェッジの上値抵抗線を明確にブレイクアウトしました。

これにより、短期的な調整フェーズは完全に終了し、相場は再び強気に転じています。

重要なのは、この下降ウェッジパターンをブレイクしたことによる論理的な上値余地(ターゲット)が140〜141ドルと算出される点です。

  • 値幅=119.48-63.60=55.88
  • 下降ウェッジブレイクポイント84.18
  • ターゲット=84.18+55.88=140.06

この圧倒的な強気トレンドの継続を、以下の3つのテクニカル要因が強力に裏付けています。

累積出来高デルタでは強気リバーサルが確認できる

累積出来高デルタ(CVD)は、期間中の買いと売りの出来高を累積し出来高の勢いを方向性として表すことができます。
純粋にモメンタムとして0ラインから上に変化すれば「買い」、下に変化すれば「売り」と考えても良いですが、リバーサル・ダイバージェンスなどトレンド転換のシグナルとしても有効です。

CVD

チャート下部のCVDに注目してください。

WTI原油4時間足CVD

2月26日20:00の安値と、今回の急落でつけた3月10日23:00の安値を比較すると、CVD(売り圧力の累積)は切り下がっているのに対し、価格は明確に切り上がっています。

これは、前述した78〜80ドルレベルのブレイカーブロック前後に存在する「巨大な指値注文の壁」によって、積極的な成り行きの売りが完全に吸収され、価格の下落が食い止められたことを示しています。

これはいわゆるトレンド継続を示す「強気リバーサル」の典型的なパターンであり、今後はこの3月10日の安値を更新することなく、力強い上昇トレンドが継続していくと分析できます。

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累積出来高デルタ(CVD)とはどんなテクニカル指標?特徴・使い方を徹底解説

オーダーブロック

オーダーブロックは、指値注文が集まるところで、価格のトレンドが止められやすい傾向があります。
4時間足のプライスアクションにおいてさらに注目すべきは、価格の反転を決定づけた「オーダーブロック(需要・供給ゾーン)」の存在です。
オーダーブロックは、大口の指値注文が集まる価格帯であり、トレンドが止められやすいという特徴を持っています。
今回、週明けに大きなギャップ(窓)が生じ、それを埋めるべく下落傾向となった原油価格を完璧にサポートしたのが、78〜80ドルレベルに存在する「ブレイカーブロック」でした。
実はこの水準、2025年1月15日の高値と2025年6月23日の高値で形成されていた過去の強力なオーダーブロック(供給ゾーン)です。
およそ1年間にもわたって原油の上値を執拗に抑制してきた、極めて重要な上値抵抗帯でした。
では、なぜ今回このポイントで急落がピタリと止められたのでしょうか? それは、過去の強固なレジスタンスが明確に突破(ブレイク)されたことで、その役割が完全に反転したからです。
強い抵抗線がさしたるプルバック(押し目)を伴わずに貫通された場合、そこには「ここで反落する」と誤認して売り(ショート)を仕掛けた市場参加者が、多大な損失を抱えたまま取り残されています。

価格が再びこの水準まで落ちてくると、損失を最低限に抑えよう(建値で逃げよう)とする売り方の「買い戻し(決済の買い)注文」が発生します。

さらにそこへ、上昇トレンドに乗り遅れて決定的な押し目を待っていた新規の買い方の「押し目買い注文」が殺到します。

つまり、このブレイカーブロック周辺は、損失を回避したい売り方と、チャンスを待っていた買い方の「少なくとも2者が買いを決意しているエリア」となるのです。

この需給のメカニズムによって、1年間上値を抑えつけた過去のレジスタンスが、今度は下値を支える絶対的な「金床」として機能し、ギャップ埋めの下落圧力を完全に跳ね返しました。

この鉄壁のサポートが実証されたことは、今後の上昇トレンド継続と140ドルへの到達をさらに確固たるものにしています。

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オーダーブロックとは?手法・種類/原油CFDトレードブログ

出来高加重平均価格(VWAP)と下降ウェッジブレイクパターン

VWAPはイベント、出来高、価格を考慮したツールで、市場参加者の強気・弱気を判断するほか、抵抗線・支持線として機能します。

固定期間は、日・週・月で区切るのが通常ですが、下降トレンド・上昇トレンド期間で描画しても分析できます。

VWAPの上で推移していれば強気、下で推移していれば弱気と判断されますが、±2σを表示すると行き過ぎたローソク足が、平均回帰で月間VWAPまで戻ってくることも期待されます。

WTI原油4時間足2026年第1四半期第11週
WTI原油4時間足2026年第1四半期第11週

アメリカ・イスラエルによるイラン攻撃のヘッドラインによって、3月の月間VWAPから極端に上振れて急騰したローソク足が、今回の調整によって再びVWAPの基準線まで戻ってきました(平均回帰)。

そして、このVWAPでしっかりと支えられて再び上昇を開始したという事実も、相場が健全な押し目を形成し、上昇トレンドの継続に向けたエネルギーを充電し終えたことを明確に裏付けています。

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WTI原油 2026年3月第3週ファンダメンタルズ分析

原油のファンダメンタルズ分析は、先物における期先・期近とのスプレッドをTrading Viewで複合チャートにすると視覚化できます。

原油先物スプレッドチャート2026年第1四半期第11週

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原油先物の期近と期先とのスプレッドは、需給状態を端的に表しており、Trading Viewでチャート化するとさらに状況判断がしやすくなりトレードに役立てることができます。

現在の原油先物のスプレッドチャートは、三角持ち合いから勢いよく放たれて、瞬間的に2025年6月のイスラエルのイラン攻撃の高値・ウクライナ侵攻当時の高値を超えていますが、一旦アメリカ政府のプロパガンダと介入で急反落しています。

しかしここでしっかりとした買いが入っており、次の準備ができた段階だと言えそうです。

こういったスプレッドの状態は通常、「コンタンゴ」・「バックワーデーション」で分けられます。

期先の価格が期近の価格よりも高い状態をコンタンゴと呼びます。

スプレッドチャートでは下降トレンドになっている状態であり、在庫が多くダブついていたり将来的な供給過剰が予想される場合にこのような現象が見られます。

コンタンゴ幅の拡大は、一般的に弱気な市場心理を示す可能性があります。

期近の価格が期先の価格よりも高い状態をバックワーデーションと呼びます。

スプレッドチャートでは上昇トレンドになっている状態で、現在の需給が逼迫していたり、近い将来の供給不足が懸念されるケースが考えられます。

一般的に原油を必要とする買い手が、将来の原油よりも高い価格を支払っても良いと考えるため、このような価格差が生じるのです。

バックワーデーション幅の拡大は、一般的に強気な市場心理を示す可能性があります。

これまでのテクニカル分析で確認した圧倒的な強気セットアップ(78〜80ドルの金床からの反発と、140ドルへのパスコース)をファンダメンタルズの側面から完全に裏付けているのが、週末に中東で発生した「激震」です。

事態はもはや「単なる地政学リスク」の枠を超え、後戻りのできないフェーズへと突入しています。

1. 直近の価格動向と週末の「激震」

3月13日(金)のNY市場は、原油価格が99.3ドル(前日比 +3.1%)まで上昇してクローズしました。

しかし、真のショックは市場が閉まった週末に起こりました。 土曜日にトランプ大統領の指示により、イランの「ハルグ島(Kharg Island)」に対する大規模空爆が実行されたのです。

軍事施設を「完全に粉砕」したとする一方で、石油インフラそのものは温存されたというこの「戦略的カード」が、週明けの寄り付きに強烈なインパクトを与えることになります。

2. 供給サイド:物理的な「消失」と「人質」

現在、供給サイドのファンダメンタルズは極限状態にあります。

ハルグ島の「生殺与奪」

ハルグ島はイラン産原油の輸出の9割を担う中枢です(イラン革命で奪われるまでは、アメリカのメジャーがこの島を開発しました)。

ガイアナやベネズエラ等の開発加速は「5年後」の解決策であり、来週の不足を埋めることは不可能です。

ここが攻撃対象となった事実は、極限の恐怖を市場に植え付けました。

トランプ大統領が石油インフラをあえて破壊しなかったのは交渉の「究極のレバレッジ」とするためですが、市場はこれを「供給再開への期待」ではなく、「戦場の拡大」と読み取っていく可能性があります。

ホルムズ海峡の「実質的沈黙」

さらに深刻なのは、世界の石油供給の約20%が通過するホルムズ海峡の現状です。

海峡を通過するタンカー数は依然として平時の数%に留まっており、保険の消滅と機雷リスクにより、物理的な封鎖が解けても経済的な麻痺が継続している状態です。

イラン外相が、「アメリカ・イスラエルとその同盟国以外には開かれている」とコメントしましたが、彼らはその都度タンカーが通過できる基準を変えており、それは安心感を与えるものにはなりえません。

そしてこれだけ破壊された設備をもとに戻すには数ヶ月かかることも留意が必要です。

3.マクロ的観点:緊急防御策と圧倒的な軍事展開

この絶望的な需給逼迫に対し、アメリカはなりふり構わぬ対策と軍事圧力の行使に踏み切っています。

ロシア原油の「事実上の解禁」

スコット・ベッセント財務長官は、「洋上に浮遊するロシア原油の制裁一時緩和」という緊急防御策を打ち出しました。

通常であればこれは強力な下押し要因(売り材料)となりますが、現状の市場においては「中東の供給喪失を補うための、最後の必死の手段」と受け止められており、価格を抑え込む効果は限定的です。

3隻の空母と2,200名の海兵隊の展開

事態の深刻さを決定づけているのが米軍の動きです。

第31海兵遠征部隊(31st MEU)を乗せた強襲揚陸艦トリポリ、そしてジョージ・H・W・ブッシュ空母打撃群の増派は、「イラン主要拠点の物理的占領・管理」という最終段階のシナリオを想起させ、原油市場のリスクプレミアムを最大化させています。

【結論】来週(3月16日週)の予測シナリオと最大の警戒ポイント

これまで段階的に提示されてきた「米シェールの生産減少」「機雷敷設」「交渉相手の不在」、そして今回の「ハルグ島への王手」という材料は、すべてが「供給の不可逆的な減少」と「制御不能な戦時リスク」を指し示しています。

現在のWTI 90ドル台という水準は、単なるプレミアムではなく「石油という資源がこの世から一時的に枯渇リスク」を反映し始めています。

私の最終見解

来週の原油市場は、週末の「ハルグ島の石油施設攻撃」のあるなしに関わらず、テクニカルで算出した140ドルというターゲットに向け、116.6〜123.7ドルの日足オーダーブロックを猛烈な勢いで試しにいく展開が本線です。

唯一の「出口戦略」への警戒

しかし、これほどの軍事戦力(3隻の空母など)が集中しているという事実は、裏を返せばトランプ大統領が「短期決戦によるエネルギー価格の強制的な正常化」を狙っている証拠でもあります。

上昇にしっかりと乗って利益を最大化しつつも、トランプ大統領の「Deal Done(合意成立)」という一言で、原油価格が垂直落下する「出口戦略」の瞬間には最大限の警戒を払うべき局面です。

テクニカル分析のセクションでも述べた通り、米軍によってホルムズ海峡の安全通行が強制的・完全に確保された瞬間こそが、この強気シナリオの「インバリデーション(無効化)」となります。

押し目買いを徹底しつつも、ヘッドラインによる急反落リスクに対しては厳格な資金管理で臨んでください。

WTI原油の波動分析について

ここまでWTI原油について週足→日足→4時間足で説明してきましたが、筆者は週単位では日足~4時間足でトレンドラインを引いて、1時間足を主に確認しトレードを行っています。

具体的には、以下の3つのポイントを重視したトレード手法が取り組みやすいと考えています。

原油トレード手法

これらを順番に説明すると以下のような内容となります。
  1. 重要なトレンドライン・水平線の安値でフォールスブレイクアウトを示現し反発開始
  2. 急反発で発生した需要を埋めWボトム、ヘッド&ショルダーズボトムを形成
  3. トレンド継続のブルフラッグ・下降ウェッジ・ペナント(またはトライアングル)のブレイクアウト

主な手法としては、これらを使いまわしてより熟練度を高めようとしており、それ以外の値動きに関しては「得意ではない」という判断でスルーすることで勝率を高めることを狙っています。

2026年3月第2週の現状認識

先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、窓を開けて強烈な上昇からはじまり、119ドルに到達してから急反落し76ドルまで急落するという歴史に名を残すほどの凄惨な乱高下を記録しました。

WTI原油日足2026年第1四半期第11週
WTI原油日足2026年第1四半期第11週

まずは4時間足分析のセッションで述べた140ドルまでの到達、その後の日足オーダーブロック(116.6~123.7)までのプルバックと、その後の原油の枯渇が進むにつれて発生する逆のフラッシュクラッシュで原油価格は240ドルに達するリスクがあると考えています。

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WTI原油CFDトレード手法/CFD投資ブログ

原油CFD取引できる業者間スプレッド比較

WTI原油の取引コストは、手数料は無料と謳われていますが売りと買いの差であるスプレッドが実質的な手数料となります。

したがって以下の表の中で取り組みやすいコスト提示をしている業者に口座を開いてトレードすべきです。

WTI原油スプレッド最低取引数量(最低証拠金)取引時間
FXTF0+取引手数料10(約5,300円)7:00~翌日6:00
ヒロセ通商2.91(約530円)7:00~翌日6:00
外為ドットコム3.010(約5,300円)7:00~翌日6:00
GMOクリック証券3.01(約530円)7:00~翌日6:00
GMO外貨3.01(約530円)7:00~翌日6:00
IG証券3.810(約5,300円)7:00~翌日6:00

コスト的に最安値は、ヒロセ通商がベストですが、外為ドットコムGMOクリック証券でも誤差の範囲でしょう。

またGMOクリック証券・GMO外貨・ヒロセ通商では、0.1枚という1,000円以下の証拠金から取引をスタートできるので、少額から取り組むには最適です。

こういった証券会社・FX業者等に口座を開設するときには、ハピタスを経由することで公式サイトからの特典とポイントサイトからも報酬がもらえますので、事前に登録し忘れずに経由しましょう。

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WTI原油の分析精度を高める指標

原油価格は、商品先物の中でも最もボリュームが大きく、その価格推移はあらゆる物価に影響を及ぼすため、その動きに影響を及ぼす情報がいくつかあります。

代表的な指標としてチェックしてほしいのが以下の3つです。

  1. IG証券顧客センチメント
  2. 金・原油比率
  3. 原油価格の過去20年月度別平均騰落率

①IG証券顧客センチメント

IG証券顧客センチメント

引用:IG証券顧客センチメント

IG証券の口座開設者が閲覧可能なデータが、この顧客センチメントです。

CFD取引ができる業者は数あれど、実際利用している顧客の売買動向を確認できる業者は貴重な存在です。

基本的な考え方は、未決済ポジションが多いということは将来そのポジションが決済されたときに反対に動くと考え、未決済ポジションが増加している方向に進んでいくと考えます。

なぜならテクノロジーがどんなに発達しても、人は利益をすぐに欲しがり損失を先延ばしにするトレードに不向きな性質があるからです。

そのため含み益が出始めるともっと利益を伸ばせる可能性があるのにすぐに決済し、含み損が出始めるとプラスに転じるまで耐えるという、利益を積み重ねているトレーダーとは正反対の行動をとります。

しかし証拠金取引は、レバレッジをかけているため含み損が大きくなると本人にとって精神的に耐えられないため損切りするポイントではないのに決済してしまったり、取引ルール的にロスカットといって自動的に決済されてしまいます。

つまり損切りポイントも決めずに「いつかプラスに転じるだろう」という非経済的な期待を持って祈っている敗者の心理を読むことができます。

2025年第4四半期の顧客センチメントでは一時88%まで顧客ポジションが高まっていましたが、それを頂点として買い戻しが進み先週の63%から現在は68%で推移しています。

これだけ個人の買いが整理できたということは、潜在的な売り要因が減少したのでかなり強気に振れ始めていると考えてよいでしょう。

このようにIG証券の顧客センチメントは、直近・日別・週別・月別で推移を確認でき非常に有用ですが、IG証券の口座開設が必須になりますので、開設しておきましょう。

IG証券はCFD・FX・ノックアウトオプションなどのデリバティブに特化した証券会社です。


  1. CFD取扱銘柄が17,000以上と突出して多く取引機会が豊富
  2. ノックアウトオプションで損失を限定しつつ利益を狙ったり、CFDのポジションをヘッジするなど多彩な戦略を選択可能
  3. Google二段階認証で堅牢なセキュリティ

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②金・原油比率

金/原油比率2026年第1四半期第11週

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金/原油比率は、コロナショックの時のイレギュラーな数値に匹敵する危険な上昇が続いてきましたが、急反落しトレンドが転換し、原油強気の方向に急加速しています。

方向性としては、ゴールドの価格の伸び悩みと原油価格の急騰が予想される方向であるため、原油価格の上昇に対してトレンドフォローで追随する手法が有効だと考えています。

③原油価格の過去20年月度別平均騰落率

原油価格の季節性
原油価格の季節性/TradingView

これまで原油価格は、2024年度7月から2025年12月まで原油価格は地政学リスクで急速に吹き上がる場面はあっても、基本的には徐々に高値・安値を切り下げて低下していくプロセスを経てきました。

しかしようやく2025年6月の高値を突破し、これまで長期間続いたダウントレンドを打破しています。

原油価格は、11月前後こそ弱いですが、需要が強い春から夏にかけて上昇トレンドを形成する傾向にあります。

グラフはTradingViewに掲載されているものですが、オレンジ色のバーは通常の平均騰落率、白色のバーが異常な価格変動があった年度を除いた平均騰落率です。

それによれば3月は数字の上では、2月の強い状況からやや弱体化する傾向にあるため、上昇トレンドが一服したあとの調整には注意が必要です。

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こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。原油価格についても株価指数と同様に季節性があり、買いから入ったほうが有利な時期と売りから入ったほうが有利な時期があります。[caption id="attachmen[…]

原油価格の季節性と売買方針について

【結論】原油価格2026年3月第3週見通し

先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、窓を開けて強烈な上昇からはじまり、119ドルに到達してから急反落し76ドルまで急落するという歴史に名を残すほどの凄惨な乱高下を記録しました。

WTI原油日足2026年第1四半期第11週
WTI原油日足2026年第1四半期第11週

WTI原油の来週のパスコースとしては、4時間足のセッションで述べた下降ウェッジのブレイクアウトから計測される140ドルが当面のターゲットになります。

次にその途中に配置されている日足オーダーブロック(116.6~123.7)をほぼ一撃で突破した場合、そのオーダーブロックをサポートに転換したのをテストするリターンムーブと、その期間で状況が解決に向かわなかった場合、原油現物の枯渇による発生する逆のフラッシュクラッシュで原油価格は240ドルに達するリスクがあると考えています。

筆者は、X・Facebook・Blueskyいずれにも日々原油価格の見通しを投稿していますので、利用しているSNSが該当していればフォローいただいて、随時最新の見通しを確認していただきたいと思います。

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2026年第1四半期原油価格見通しアーカイブ

原油価格についてよくある質問

原油価格についてよくある質問をまとめました。

原油価格は今後いくらになりますか?

この記事では、原油価格の動向を考察していますが、基礎的なテクニカル分析とターゲットの出し方は変わりません。

マーケットのテクニカル分析」などを読破して、ご自分でターゲットを算出することをおすすめします。

しかし実際のトレードはCFD取引を提供している各証券会社のレートで再計算し、スプレッドも加味したうえで利益確定ポイント・損切りポイントを再計算してからエントリーしてください。

原油価格の見通しについて最新の情報を入手するにはどのSNSをフォローしたらよいか?

速報性としては、X公式Bluesky公式で最新の見解を投稿するようにしています。

基本的に1年は52週=13週×4シーズンで構成されており、月度ごとで見通しを立てるよりも1週間毎、1年間52週で戦略を立案してその都度軌道修正していくべきだと考えています。

そのため今後は、予め作成した13記事を残し、4シーズン×13週単位で更新していく方法をとります。

そして文字数の制約のないFacebookページで投稿した内容を今後の検証材料・アーカイブとして残す形式をとることにしました。

結局どのブローカーで取引を開始すればよいですか?

下記の表に有力なCFD業者を比較して掲載しています。

WTI原油スプレッド最低取引数量(最低証拠金)取引時間
FXTF0+取引手数料10(約5,300円)7:00~翌日6:00
ヒロセ通商2.91(約530円)7:00~翌日6:00
外為ドットコム3.010(約5,300円)7:00~翌日6:00
GMOクリック証券3.01(約530円)7:00~翌日6:00
GMO外貨3.01(約530円)7:00~翌日6:00
IG証券3.810(約5,300円)7:00~翌日6:00

コスト的に最安値は、ヒロセ通商がベストですが、外為ドットコムGMOクリック証券でも誤差の範囲でしょう。

またGMOクリック証券・GMO外貨・ヒロセ通商では、0.1枚という1,000円以下の証拠金から取引をスタートできるので、少額から取り組むには最適です。

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