こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
先週のWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、97ドルへギャップアップしてスタートしましたが、朝から積極的な売り浴びせにより88ドルまで下落しました。
そこから水曜日にかけて買い戻され96ドルまで戻しましたがこの前後にあるレジスタンスに抑えられています。

月曜日が下落トレンドを払しょくできるか否かの分岐点でしたが、106ドルの高値に固定したVWAPで拒否され反落してしまったことで却って不利な状況に転じてしまっています。
問題はこの上昇トレンドチャネルの下値支持線を守れるかどうかで、守れれば87.5付近で反発できるかも知れませんが、失敗すると画像のように73ドルレベルまで軟化しかねない状況になると思います。
今回の記事では、一転して長期的な弱気相場に陥りかねない原油価格の見通しについて解説します(ファンダメンタルズに関してはXアカウント:@cohamizu1で発信します)。
日本においてはFXが最初に普及していきましたが、株価指数・金・原油などのFX版ともいえるのが、CFD取引と呼ばれる証拠金取引です。
近年でも原油CFD取引できる環境は整ってきており、多くの証券・FX会社がシェアを競っています。
原油CFD取引では、世界的な原油価格の指標であるWTI・BRENTのスプレッド(実質コスト)が2.8pipsと低コストな「IG証券」がおすすめです。
WTI原油 2026年9月第4週テクニカル分析

現在の相場を支配する巨大なトレンドを把握するために、週足の長期チャートから全体像を確認しましょう。
繰り返しお伝えしてきた通り、原油の長期チャートでは数年にわたって上値を抑えつけてきた強固な「下降ウェッジ」がすでに明確にブレイクアウトされています。
その後の急伸後、ブレイクしたポイントまで価格が戻り、新たな買い手を補充して上昇トレンドチャネルを形成していると考えています。
その形状は、もし描画している上昇トレンドチャネルを防衛できなければ画像で確認いただける通り長大なトライアングルパターンになり72~73ドルのギャップを埋めるまで軟化する可能性があります。
逆に防衛しきって反発できればカップウィズハンドル型の急上昇シナリオに乗れます。

つまり筆者は、今週は両方の可能性がある分岐点に差し掛かると考えています。

WTI原油日足分析)上昇トレンドか下降トレンド転落かはトレンドチャネル次第

日足では週足で説明したように上昇トレンドチャネルを死守できるか、ブレイクダウンするか判断する局面になると思います。
上昇トレンドチャネル下値支持線をブレイクダウンすると、トライアングル下値支持線72~73レベルまで下落するリスクがある一方で、87.5前後で反発することに成功すれば描画している上値抵抗線を突破次第価格が急騰するリスクもあります。
それはイラン戦役から固定したAVP(アンカーボリュームプロファイル)に相当する91.57前後がまずは重要になってきます。
市場はこのPOCを中心にして放たれた方向にトレンドが続き終われば戻っています。
今回は上昇したトレンドが引き戻された最も取引が大きかったエリアを下抜けてしまうと、次のボリュームが高いエリア82.7付近まで下落するリスクがあると考えています。
次に重要な防衛線は、67ドルの大底から固定したVWAPです。
これは現在上昇トレンドチャネル下値支持線近くで推移していますが、これが突破されるとこれまで上昇トレンドで買っていた勢力が損失を抱え始めることを意味しており、とりもなおさず上昇トレンドが終わったことを示唆するからです。
確かにSPRが枯渇しディーゼル燃料価格が高騰している中では、原油価格の下落は考えにくいかも知れませんが、先物に関しては現実問題として現物価格とかなり乖離しています。
そのためWTI・BRENTに関しては、買い手の力を売り手が上回れば考えられない水準まで価格が下がることもあり得ます。

WTI原油4時間足分析)CVD・OB・VWAP・AVP

4時間足では106ドルの高値固定VWAPで上昇を拒否され、先週のVAL=90ドル前後まで軟化するリスクが高まっています。
これを突破すると87.5もしくは、67ドルの大底から固定したVWAP86.8がサポートになりますが、これを失陥すると前述の日足AVPで確認できたようにVAL=82.7付近まで急落するリスクがあります。
累積出来高デルタ(CVD)が示す強気ダイバージェンス
累積出来高デルタ(CVD)は、期間中の買いと売りの出来高を累積し出来高の勢いを方向性として表すことができるインジケーターです。
純粋にモメンタムとして0ラインから上に変化すれば「買い」、下に変化すれば「売り」と考えても良いですが、リバーサル・ダイバージェンスなどトレンド転換のシグナルとしても有効です。
いまのところCVDは大きく切り下がり、強気ダイバージェンス・リバーサルも確認できません。
検討するのであれば、価格が低下しているにも関わらずCVDが切り上がり始めた時であり、現状は逆張りすべき環境にはありません。

オーダーブロック(需要ゾーン・供給ゾーン)
オーダーブロックは、指値注文が集まるところで、価格のトレンドが止められやすい傾向にあります。
またこのオーダーブロックが、突破されると(できれば一発で抜ける状態が望ましい)ブレイカーブロックと呼ばれるものになり、押し目買い・戻り売りのポイントになります。

現在の4時間足では、80.9ドルレベルまでオーダーブロックが確認できない状態で、サポートが少ない空白地域だといえます。

したがってトレンドラインを過信して逆張りで買いから入るのは危険です。
サポートが少なくさらに下がる要因が多すぎるからです。

出来高加重平均価格(VWAP)・AVP
VWAPはイベント、出来高、価格を考慮したツールで、市場参加者の強気・弱気を判断するほか、抵抗線・支持線として機能します。
固定期間は、日・週・月で区切るのが通常ですが、下降トレンド・上昇トレンド期間で描画しても分析できます。

筆者の場合は、週固定VWAPを黄線、高値(106ドル)固定VWAPを青線、安値(67ドル)固定VWAPを緑線としています。
緑線VWAPより上を維持して青線VWAPを突破かつ維持できると、買い方が有利になり上昇が継続します。
しかし今回のように青線VWAPを突破したものの、引き戻され反落するケースでは、これまで上昇トレンドを支えてきた緑線VWAPを失う可能性があります。
もし失陥すればVAL=82.7やオーダーブロックで確認できる80.9レベルまで下落するリスクが高まります。

原油CFD取引できる業者間スプレッド比較
WTI原油の取引コストは、手数料は無料と謳われていますが売りと買いの差であるスプレッドが実質的な手数料となります。
したがって以下の表の中で取り組みやすいコスト提示をしている業者に口座を開いてトレードすべきです。
| CFD業者 | スプレッドpips | 最低証拠金 | 取引時間 |
|---|---|---|---|
| IG証券 | 2.8 | 4,290円 | 7:00~翌6:00 |
| GMOクリック証券 | 3.0 | 690円 | 7:00~翌6:00 |
| 楽天証券CFD | 3.0 | 6,900円 | 7:00~翌5:55 |
| 外為どっとコム | 3.6 | 6,900円 | 7:00~翌5:55 |
| ヒロセ通商 | 4.9 | 800円 | 7:00~翌6:00 |
最も低コストなのは、IG証券でその次にGMOクリック証券という順番になります。
また各証券会社は、ハピタスにも広告を掲載しており、経由することでポイントも獲得できます。
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【結論】原油価格2026年9月第4週見通し

しかし市場は介入勢力によって紙の価格を、実需はSPR放出によって供給不足が補われており、スイングトレードによる買いはSPR放出が終了する7月上旬まで待つ必要があるでしょう。
よって買いはNY市場の時間に限定したもので、介入勢力がまだ価格抑制を手控えない場合は、アジア時間での売りを続ける必要があるでしょう。
筆者は、Xに日々の見立て、Instagram・Pinterestにストラテジーを投稿しています。
利用しているSNSが該当していれば、フォローしていただいて随時最新の見通しを確認していただければと思います。
原油価格についてよくある質問
原油価格についてよくある質問をまとめました。
ターゲットはいくらか?売買判断は?
これは自分でストラテジーを立案していないと、突発的に逆行した時に対処できないので、ご自分で立案してください。
その際には、実際に取引しているCFD取引業者のレートで再計算し、利益確定・損切ポイントを再計算しエントリーしてください。
基本的なトレード手法はどのように習得すればよいですか?
個人的にはテクニカル分析に関しては、この「マーケットのテクニカル分析」を読めば必要にして十分だと思います。
ただ近年は、筆者のようにオーダーブロック・累積出来高デルタ・VWAP・AVPを用いた分析手法が増えてきており、これらをまとめた書籍はまだない状態です。
結局どのブローカーで取引を開始すればよいですか?
原油CFDの取引コストが最も安いIG証券がお勧めです。
株価指数・原油・ゴールドといったメジャーな商品取引では、国内の取引高が最も多いGMOクリック証券も他の金融商品も揃っておりバランスが取れています。

