こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
2025年4月のWTIは、序盤は押される場面もあるものの、81ドル台まで上昇する5波構成の上昇波動を再開すると考えています。

3月初旬で65.30前後でボトムをつけた原油価格は、画像のように2ヶ月間にわたる下降トレンドラインをブレイクし右肩上がりの上昇トレンドチャネルが描画できます。
この反発局面で日足62EMAを上抜けることができませんでしたので、これまでのリバウンドをW1とカウントしなおし、これから修正波W2が開始されると考えています。
よって4月の見通しは、修正波W2の深さと推進波W3がどれくらいの長さまで伸びるかを予測しようと思います。
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WTI原油4月テクニカル分析
4月の原油価格は、季節性から考えると本来は強い見通しですが、チャートを用いたテクニカル分析ではどうなのかを確認していきましょう。
現在のフェーズは、修正波W2の段階で何らかのトレンド継続型のフォーメーションを形成し、それをブレイクする過程にあると推定されます。
2ヶ月間も続いた下降トレンドチャネルをブレイクし、基本的には強気相場に転じていると考えられるからです。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。X(旧:Twitter)で日々、原油取引について投稿しているので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、基本的にWTI原油取引で生計を立てています。そのためトレードの[…]
WTI週足分析)ウォルフ波動④~⑤ライン達成で81ドルまで反発するパスコース

WTIは週足ベースでは、下向きの楔型「ウォルフ波動」を形成し、そのフォーメーションで観測できる①②③④⑤のリバーサルのうち、①~⑤まですべて完了したと推定しています。
ラインの引き方によっては⑤のリバーサルは未達とも判断できましたが、確定したのは2ヶ月間続いた下降トレンドラインをブレイクしたタイミングです。
「ウォルフ波動」では、⑤のリバーサルポイントから反発したら①と④を結んだラインまで戻ってくるという原則があり、そのとおりに原油価格が推移すれば81ドルまたは82ドルまで上昇が期待できるということになります。
3月の見通しでは84ドルに目標値を定めていましたが、エリオット波動によるターゲット推定値・週足200SMA・ウォルフ波動①④を結んだトレンドラインと重複するポイントを今回のターゲットとしています。
ただし4月中に到達できるかどうかは期間が長すぎるため、この上昇トレンドを5波構成と推定して、これから発生するであろう修正波W2の深さともっとも距離が長くなる推進波W3がどこまで到達するのかを予測してポジションメイクしていったほうが良いだろうと思います。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。2025年3月のWTIは84ドル台まで上昇する5波構成の上昇波動を開始すると考えています。決め手は、昨年から続くサポートラインが死守されたことと、スプレッドチャートが[…]
なおテクニカル分析における名著「マーケットのテクニカル分析」においては、P196の”天井や底での反転パターンとしてのウェッジ”を参照していただければよいと思います。
WTI原油日足分析)日足62EMAを上抜けず、反落パターン「ハンギングマン」を示現

WTIは日足ベースでは、もっとも重要と考えていた日足62EMAの上抜けに失敗し反落しています。
基本的には2ヶ月間続いた下降トレンドラインをブレイクしたことで”強気”に転じているはずですが、反落時に生じたプライスアクション「ハンギングマン(首吊り線)」が基本的には下落へのトレンド転換を意味するローソク足であるため推進波W1は終了し、修正波W2が発生していると考えています。
問題はW1に続く修正波W2の長さを完全に特定することはできないことです。
しかし、ここまでの反発では右肩上がりの平行チャネルが描画できるため、この平行チャネルの下値支持線まで調整し、フィボナッチ50%=67.70程度の下落となるというのがいまのところ推定されるシナリオです。
確かにCCIでも+100ライン超の位置から+100ラインを割り込んでおり、0ラインまでの浅い調整か、反対側の-100ラインまで深い調整になるケースも考えられます。
筆者もいわゆるOrder Blockから考えられるサポートは、おそらく67.155前後と考えており、最悪そこまでの反落を見込んで備えたほうが良さそうです。
最大の課題は、もっとも波長が長く利益が最大化されやすい推進波W3はどれくらいの距離になるかです。
エリオット波動においてW3の長さは、W1・W2が確定した場合に求められるため、W2が目論見通り67.50~67.70付近でサポートを受けたと仮定した場合は以下のようにターゲットを求められます(取引しているブローカーの提示しているプライスを当てはめて計算してください)。
- W1の値幅=W1のトップ70.194-W1のボトム65.277=4.917
- W2のボトム=67.50~67.70(推定)
- W3のトップ=(W1の値幅4.917×1.618)+W2のボトム67.50~67.70=75.45~75.65
W3の長さは、W1×1.618である場合が一般的で、2.168倍・3.168倍にまで拡張する場合もありますが、現状ではこの水準を目標とします。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。「CCI(コモディティ・チャネル・インデックス)」は、相場のトレンド変化を判断するインジケーターです。CCIは、その名の通り商品先物取引で効果的なインジケーターで、特[…]
WTI原油4月第1週)1時間足GMMAは陰転、4時間足では遅行スパン実線割れ
月度の見通しなので、日足から考えられるシナリオで十分だともいえそうですが、直近2025年4月第1週の見通しについてもここで触れておきたいと思います。
GMMAは指数平滑移動平均線を3・5・8・10・12・15・30・35・40・45・50・60の期間で表示し(筆者は60EMAではなく62EMAを表示しています)、全体のトレンドを視覚的にわかりやすくしたテクニカル分析です。
先週では、このGMMAが1時間足・4時間足ともに上方向に拡散しており、強気の推移をしていましたが、金曜日に実線が1時間足62EMAを下抜けてGMMA短期線の束が、長期線の束を下抜いてしまっています。
かつ1時間足GMMA長期線の束が上方向の拡散状態から下方向への拡散に変化しはじめています。
通常下抜いたところからのエントリーは、一旦62EMAに戻って収束する過程でストップを取られてしまう恐れがあるため、ブレイクアウトした後に一旦62EMAに戻ってきたところを狙う方法がセオリーです。
したがって現在の1時間足GMMAの状態は、戻り売りに適した状況になっていると考えられ、4時間足CCIがダイバージェンスをつけて反転の兆しが見えるまでショートを維持し、買いから入るのを待つべきではないかと思います。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。移動平均線の組み合わせは、トレードの方法によって実に様々ですが、押し目買い・戻り売りで非常に役立っている62EMA(62本指数平滑移動平均線)を紹介します。この移動平[…]
過去20年間におけるアノマリーでは4月は強気
原油は過去のデータからは、原油は過去のデータによると4月は、軟調な3月から一転して強気になるケースが多いです。
原油月度別平均騰落率

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これまで原油価格は、2024年度7月から11月まで原油価格は地政学リスクで急速に吹き上がる場面はあっても、基本的には徐々に高値・安値を切り下げて低下していくプロセスを経ています。
しかし原油価格の動向としては、この期間の調整は需要低迷期とも重なるため例年どおりの現象で、11月を通過してし12月に入ってしまえば暖房需要によって底を打ち、需要が強い春から夏にかけて上昇トレンドを形成する傾向にあります。
グラフはTradingViewに掲載されているものですが、オレンジ色のバーは通常の平均騰落率、白色のバーが異常な価格変動があった年度を除いた平均騰落率です。
それによれば4月は、2月に次いで強い反発が期待できます。

年初からの平均騰落率をインデックス化しても3月の低調な時期から一転して4月は強勢になるケースが多いようです。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。原油価格についても株価指数と同様に季節性があり、買いから入ったほうが有利な時期と売りから入ったほうが有利な時期があります。[caption id="attachmen[…]
原油のファンダメンタルズ-米国生産ピークという静かな衝撃
直近の原油価格は、景気後退を懸念する需要低迷から、反落するリスクに晒されているとみています。
現にアメリカの株価指数を代表するS&P500は、2月のトップから10%以上も下落しています。

金利上昇と株価上昇が同時に発生した前回のトランプ政権を経験した投資家にとっては意外な出だしになっています。
この理由は、インフレが発生していった過程の金利上昇で米国政府にはこれまで発行した米国債に多額の利払いが発生しており、財政を健全化するベッセント財務長官の目標から考えても、これ以上利払いを増やすわけにはいかず、金利を下げるために意図的に株価を犠牲にしていると考えられるのです。
ベッセント氏による意図的な金利引下げと株価下落
これまでのバイデン政権下でイエレン前財務長官が行ったような国債利払いを新たな国債発行で補うようなことをすれば、新たな利払いが雪だるま式に増えて、いずれ米国債は買い手不足に陥り価格が低下して金利が上昇する最悪の事態が到来します。
近代の先進国にありがちなこの債務の罠を抜け出すために、トランプ政権におけるベッセント氏をはじめとするブレーンたちは一計を考えました(あくまで筆者の推定です)。
それはトランプが前政権時代に知った政府の腐敗と汚職を、イーロン・マスクが率いるDOGEに徹底的にリストラさせることで、維持できないはずの政府支出で支えられてきた雇用を失わせ一時的に失業者を増やし、消費を急低下させ、住宅価格を下落させることで経済指標を悪化させて、長期金利を低下させてFEDにも利下げを迫るというものです。
これを実現すれば、金利を低下させて国債の利払い負担を低減させることも可能になるし、経済政策としてもっともパワフルな金融緩和を中央銀行から引き出すこともできます。
一時的に失われた雇用も、金融緩和を引き出せば高金利に苦しむ企業活動も活性化され、一時的に職を失った政府関係者だった労働者も額に汗をかく新たな仕事について、有益な生産活動に従事して新たな消費を生み出すようになります。
しかし悪化していく経済指標を眼の前にすれば株価指数は、景気後退を意識して下落せざるを得ません。
景気後退は、原油価格にとっても需要後退につながるため、基本的に売られてFEDが利下げして需要を喚起しない限り厳しい価格推移になります。
しかし、市場がベッセント氏が行っている政府の支出削減の意図を理解して、金利が下がり民間の重要が戻って来ると原油価格は上昇するでしょう。
それは実はアメリカ原油生産がすでに成長が止まり衰退期に入っているからです。
米国生産ピークという静かな衝撃
出典:HFI Research
HFI Researchによれば、すでに米国原油生産の成長は頭打ちとなっており、2023年半ばから実質成長していないのです。
原油の常識が書き換わる──米国生産ピークという静かな衝撃
米国シェール原油生産をめぐる市場の見方が、いま転換期を迎えつつあります。https://t.co/D0BEpU6hwA pic.twitter.com/Qb9Zf86iVF
— HFI Research Japan (@HFIRJapan) March 28, 2025
まずバイデン政権下における脱炭素制作により、原油採掘における新規投資が凍結され、原油生産者は現行のリグを効率化して採掘量を増やしてきましたが当然それは掘り尽くせば限界がきます。
次に2024年後半における原油価格の低迷により、新たに非効率なリグを開発するというリスクを取れなかったこと。
これによりトランプ政権が提唱する「どんどん掘りまくれ」という掛け声とは裏腹に、まったく原油生産が伸びないという状態になっています。
同様な経過を辿っている非OPEC諸国の原油生産も予想を覆して伸び悩むと推定され、おそらくEIAが予想している供給予測は徐々に下方修正させていくだろうと考えています。
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米国シェール原油生産をめぐる市場の見方が、いま転換期を迎えつつあります。…
4月からのOPEC+は実質減産
弱気派が期待してきたOPEC+の4月からの増産は、実は日量10万バレル程度の減産になる見込みです。
どういうことかというと、これまでの合意水準をこえて生産してきたカザフスタン・ロシア・イラクなどの7カ国は、その超過分を相殺するため追加減産を来年の6月まで行うことになったからです。
OPEC Secretariat receives updated compensation plans from Saudi Arabia, Russia, Iraq, the United Arab Emirates, Kuwait, Kazakhstan, and Oman. The total of 4.2 million bpd to be compensated over a period of 16 months. #OOTT #Opec
— Amena Bakr (@Amena__Bakr) March 20, 2025
この追加減産の規模は、OPEC+の他の産油国が予定している増産幅を上回っており、OPEC+全体ではむしろ減産することになります。
2025年4月WTI原油の見通しまとめ
4月のWTIは、序盤こそ経済指標の悪化で軟調な展開も考えられますが、反転上昇に転じる可能性が高いと考えています。

具体的には、5波構成の推進波W1が終了し、修正波W2が発生していると考えられます。
その深さは浅い水準で終わる可能性は低く、W1の50%ないし61.8%付近の水準になりそうです。
そこから推進波W3が発生していくとすれば、エリオット波動から75ドル台まで上昇する目論見となりますので、それを狙うのが4月のメインシナリオになると思います。
したがって4月は、WTIを買いから入る目論見です。
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