こんにちは、cohamizu（@cohamizu1）です。
Silver（銀）が重要な抵抗線と目されてきた$32.5を2024年10月18日にブレイク・アウトしました。
日足・週足の終値で$32.5を明確に超えていることが重要です。
なぜなら2024年の5月にこの水準に達してから調整が始まって5ヶ月の間、銀価格は停滞しこの水準を一時的に超える場面もあったものの、すぐに引き戻される場面が続いており、重要な水準であることが認識されてきたからです。
買い方からすれば$32.5は、短期的に利益確定する目安となり、売り方からしても新たにショートする水準となります。
この水準を終値で超えて取引が終了したことで、含み損を抱える売り方は損失の拡大を恐れ買い戻しを行うかヘッジの買いを行い、新規参入を狙う買い方も$32.5を下値支持線と認識し直してそれ以上の価格で買うようになります。
そしてそれ以上に重要なのは、$32.5以上の価格水準は12年ぶりという点です。
つまり買い方なら利益確定の売り、売り方なら新規でショートする基準を失い、新規で入ってくる買いに対して対応する売りが少なく価格が上に伸びやすくなるのです。
これは実際に10/18のセッションにおいて$32.5をブレイクしてからの価格の伸びが指数関数的になっていることでもわかります。
今後はSilver（銀）は、$32.5が下値支持線と認識されその価格水準に接近すると買いが入りやすくなり、次第にこの水準が底値だと認識されるようになり、それ以上の価格帯で取引されるようになります。
この記事では、このようにSilver（銀）の週単位の見通しについてTrading Viewで分析していますが、Silver（銀）のトレードは、GMOクリック証券、DMM CFD、外為どっとコムCFDネクスト、楽天MT4CFDなどが低コストで使いやすい証券会社です。
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32.5ドルをブレイクしたSilver（銀）の今後の見通しは？
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GOLD（金）の上値目処とGOLDSILVER RATIO（金銀比率）の下値目処から逆算される目標値
とくに今年になって非西側諸国による脱ドル化により、GOLD（金）が大量に買われています。
通貨価値の信用の裏付けとして買われている一方で、インフレに対して毀損していく資産価値（主に通貨価値）を守るため買われるため、歴史的な高値$2,075を超えたあたりから上昇が加速し、年初来32％（Silverは38％上昇）も上昇しています。
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このGOLD（金）でも上昇トレンドチャネルが描画でき、GOLD（金）の保有者が一旦現金化しようとするなら、平行チャネルの上値抵抗線に接触する$2,760を目安とするだろうと推定されます。
そして銀投資家が常に認識しているのがGOLDSILVER RATIO（金銀比率）です。
古くはニュートンが金に対する銀価格の比率を1：15.2と定めたこともありましたが、現在ではその比率は50倍～80倍で推移しています。
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このGOLDSILVER RATIO（金銀比率）は、長期的にはジリジリ上昇していますが中央銀行の金融緩和など貴金属価格を押し上げるような出来事が発生すれば、この比率が急落し銀価格が急上昇しています。
ちょうどSilver（銀）が、$32.5を達成して下落していった5月下旬から上昇トレンドラインを引くと、このラインが意識され金価格に対して銀価格が抑制されていたことがわかります。
しかし$32.5をブレイクした10/18にこのラインも完全に下抜かれています。
当面の目安を求めるならGOLDSILVER RATIO（金銀比率）は、76.60付近で一応の目処をつけやすいはずなので、GOLDの上値目処$2,760をGOLDSILVER RATIOの下値目処76.60で割れば銀価格は$36に達するのではないかという推測ができます。
Silver（銀）の中期的な目標値はシンメトリカルトライアングルから算出される45ドル
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- 底辺の距離 $32－$11.64=$20.36
- ブレイクポイントからの距離 $24.83+$20.36=$45.19
10/18の先物価格から実に+36％もの上昇となります。
あるいは重要な抵抗帯をブレイクしたことで勢いがついて、10月中にその価格水準に達してしまう可能性もあり得ると思いますが、銀投資家にとってかなり悲観的な見通しとして、11月5日のアメリカ大統領選挙前後の乱高下で再び$32.5を再テスト(調整)して上昇すると考えれば中期的な目標値として$45.19が妥当な線だと推測できます。
こんにちは、cohamizu（@cohamizu1）です。相場はいつも一方方向で推移するわけではなく、どこかで売り方・買い方の勢力が拮抗し「持ち合い」が発生し方向性が一時的に失われることがあります。しかし均衡が破れどちらかの[…]
Silver（銀）への投資に役立つ指標について
Synthetic Silver Price Index
Jesse colombo氏の「銀投資家は銅に注意する必要がある」という指摘通り、銀のブレイクアウトのダマシ（割と結構ある）を防止するため以下の指標を確認してからシルバーでポジションを取ったことで今回の成功につながっています。… pic.twitter.com/gkoVpqJcp1— cohamizu (@cohamizu1) October 19, 2024
貴金属アナリスト Jesse Colombo氏は、「銀投資家は銅価格の動向に注意を払うべき」という助言を発しており、独自の指標としてSynthetic Silver Price Indexという独自の指標を考案しています。
正直、Silver（銀）はダマシも非常に多く、トレードの難易度が非常に高い問題点がありますが、銅価格に注意を払うことでダマシを排除できトレードの成功確率を高めることが可能になります。
筆者も先週Silver（銀）が$32.5をブレイクした週では、この指標と銅価格を参照しつつトレードを行って、ダマシのないブレイクアウトを確信することができました。
現状のSynthetic Silver Price Indexは、上昇トレンド継続型のFalling Wedgeのブレイクアウトが確認でき、同指数の急上昇が期待できる状況です。
したがって目安としては、フィボナッチ1.382＝2,771ポイントまで上昇し、その間Silver（銀）は堅調な上昇を続けるという目論見が成り立ちます。
こんにちは、cohamizu（@cohamizu1）です。Silver（銀）のトレードに欠かせない指標、Synthetic Silver Price Indexについてこの記事で解説していきます。[caption id="a[…]
Synthetic Silver Price Indexの分析はTrading View
世界中で利用されているTrading Viewは、Synthetic Silver Price Indexのように計算式をシンボルに加えて合成インデックスを作成することが可能です。
このようにTrading Viewは、独自の計算式から独自の合成インデックスを作成でき、トレードの成功確率を高められる可能性を広げます。
ですので研究熱心なトレーダーなら、Trading Viewを是非利用してみるべきだと思います。
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エントリーで使うチャートツールは楽天MT4CFD
Trading Viewは、無料で閲覧できる高機能ツールですが、無料プランで表示できるインジケーターは2つまで、チャートを同時表示できないなど、十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので不便に感じる場合があります。
そこで無料でありながらテクニカル分析を無限に追加できる楽天MT4CFDを使うことでその問題を解決することができます。
MT4でSilver（銀）のチャートをチェックするには、XAGUSDのシンボルを追加することで可能になります。
Trading Viewに対する利点は、楽天MT4CFD口座を開設していれば無料で機能を使えることとローソク足の動きが非常に速く（MT4ではトレンドに乗ったポジションを維持しやすくなるため平均足を使っています）判断を下しやすいことです。
使い方の一例では、Xで楽天MT4CFDチャートを使った15分足平均足トレードのエントリー方法を具体的な内容で公開しています。
#WTI(#原油)15分平均足トレード基本パターンまとめ
①平均足・15EMA・遅行スパン・DMIのシグナルが一致
②トレンドラインタッチ後、もしくは上位足の押し目・戻り目を狙う
③水平線をブレイクしたところは抵抗がなく伸びる
④ADXの低下もしくはDMIの反転で手仕舞い pic.twitter.com/fvtAhAcI4n— cohamizu (@cohamizu1) September 1, 2024
【結論】Silver（銀）32.5ドルの抵抗線をブレイク！今後の見通しまとめ
Silver（銀）が重要な抵抗線と目されてきた$32.5を2024年10月18日に上方ブレイク・アウトしました。
短期的には、$35.10～$36に達したところで利益確定の売りが発生する可能性が高いため、確実な利益を確保したい場合はこの水準が一応の上値目処になりやすいと思います。
一方で2020年3月から2024年3月まで長大なシンメトリカルトライアングルを形成し、それをブレイク・アウトしたことから判明している上値目処としては$45も中期的に有望な上値目処として浮上します。
この記事では、このようにSilver（銀）の週単位の見通しについてTrading Viewで分析していますが、エントリータイミングを図るには、「楽天MT4CFD」のチャートを活用する方法を読者にはオススメしています。
したがってこの記事で行われている分析のように、Trading ViewでSynthetic Silver Price Index等の合成チャートをチェックしつつ、週足→日足で大枠の方向性とターゲットを算出して、楽天MT4CFDで精密なエントリーを行うことで難しいとされるSilver（銀）の攻略を目指していただきたいと思います。
