こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
Silver(銀)のトレードに欠かせない指標、Synthetic Silver Price Indexについてこの記事で解説していきます。
Synthetic Silver Price Indexとは、貴金属アナリスト Jesse Colombo氏が考案した銅価格と金価格の合成インデックスです。
この指標は、銅先物価格に540を乗じて金先物価格との平均を算出した合成指標です。
見方は、この指標が上昇に転じれば銀価格が上昇するわけですが、銀価格を単体で分析すると頻繁に発生する「ダマシ」に引っかかってしまう問題点を大幅に減らしてくれるため銀CFDのトレードに欠かせない指標だと考えています。
この合成インデックスを作成するには、Trading Viewで対象のシンボルを入力し計算式を組むことで独自の指標を作成できます。
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Synthetic Silver Price Indexが銀価格の分析に欠かせない理由
貴金属アナリスト Jesse Colombo氏は、GOLD(金)が上昇したのにSilver(銀)が上昇しない場合の理由として、銅価格が上昇していない問題を挙げ、「銀投資家は銅価格の動向に注意を払うべき」と発信しています。
Why is silver down while gold is up today?
The answer is that copper is dragging it down, which confirms why I always say that silver investors need to watch copper:https://t.co/4DjeQAAdlf$SLV $PSLV pic.twitter.com/veLJzLsjVl
— Jesse Colombo (@TheBubbleBubble) October 17, 2024
つまり金価格の上昇はもちろんですが、銅価格も上昇することでSilver(銀)のトレードで最大の課題であるブレイクアウトの「ダマシ」を防止するのに
Synthetic Silver Price Indexは銅価格と金価格の合成インデックス
Synthetic Silver Price Indexは、銅価格と金価格の合成インデックスですが、価格が違いすぎるためJesse Colombo氏は、銅価格に540を乗じ金価格を足して2で割ることでSilver(銀)のトレードで課題となるダマシを防いでいます。
具体的な数式は以下のとおりです。
- (540*HG1!+XAUUSD)/2
このように銅の動きをSilver(銀)の売買判定に反映させると直近では、どのような事例があるのか比較してみましょう。
事例①Silver(銀)の上昇トレンドへの転換
具体例では、Silver(銀)は2024年3月から5月にかけて$22.3から$32.5まで+45%も上昇しましたが、起点となった3/1のブレイクアウトでも同じようなブレイクアウトが確認でき騙される可能性の排除に役立っています。
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事例②絶好調だったSilver(銀)の下落トレンドへの転落
例えば、5/20に一旦天井を打った後、5/27に急反発したためあるいは上昇継続を推測した向きは非常に多かったと思います。
しかし、現実はSynthetic Silver Price Indexは大きく反発することなく5/30(十字カーソルを置いた位置)には、トレンドラインを割り込んでスタートしています。
Synthetic Silver Price Indexを信じてSilver(銀)を5/30の始値よりショートした場合、$32.096(5/30)→$29.496(6/4)まで最大$2.6もの値幅を獲得できたことになります。
このようにSynthetic Silver Price Indexは、その価格形成に影響を与える金価格・銅価格の動向を合成した指標としたことでSilver(銀)単体でチャートを見てトレードした場合のダマシを防ぐ役割を果たしてくれます。
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Synthetic Silver Price Indexの分析はTrading View
世界中で利用されているTrading Viewは、Synthetic Silver Price Indexのように計算式をシンボルに加えて合成インデックスを作成することが可能です。
このようにTrading Viewは、独自の計算式から独自の合成インデックスを作成でき、トレードの成功確率を高められる可能性を広げます。
ですので研究熱心なトレーダーなら、Trading Viewを是非利用してみるべきだと思います。
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【まとめ】Silverのトレードに欠かせない指標「Synthetic Silver Price Index」
Synthetic Silver Price Indexとは、貴金属アナリスト Jesse Colombo氏が考案した銅価格と金価格の合成インデックスです。
この指標は、銅先物価格に540を乗じて金先物価格との平均を算出した合成指標でTrading Viewを使って計算式を入力することで、独自の分析方法を可能にします。
しかしTrading Viewは、無料プランで表示できるインジケーターは2つまで、チャートを同時表示できないなど、十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので不便に感じる場合があります。
そこで無料でありながらテクニカル分析を無限に追加できる楽天MT4CFDを使うことでその問題を解決することができます。
したがってこの記事で行われている分析のように、Trading ViewでSynthetic Silver Price Index等の合成チャートをチェックしつつ、週足→日足で大枠のトレンドとエントリーポイントに目安をつけた後、楽天MT4CFDで精密なエントリーを行うとよいでしょう。