【2025年4月第2週】WTI 65.20を下抜けた今後の動向/原油CFDトレードブログ

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。

WTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は、長期にわたるトライアングルパターンを下抜けて急落するリスクに晒されています。

トランプ政権の4月2日の相互関税の発表による景気後退懸念によるリスクオフ、その後追い打ちをかけるようにOPEC+のさらなる増産が発表されたことで原油価格は72ドル台から60ドルまで2日で急落しました。

WTI週足トライアングルブレイクアウト
WTI週足/TradingView

通常なら、トライアングル下値支持線を下抜けている事実から、戻りをつけた後は40ドルを割るところまで急落するリスクがあると判断できます。

しかし、これまで金利引下げのために株価を気にしなかったトランプ政権の態度が少し変わってきています。

また投稿してきたようにウォルフ波動の最終リバーサルポイントでは、行き過ぎる動きが発生することが多々あり、市場参加者の多くが「売り」と判断したところで急速に変化していくことも十分ありえると思います。

よって4月第2週の見通しは、トライアングルパターンによる下落リスクと、ウォルフ波動による反発の両面で、どのように対処するのか対応策を考えておきたいと思います。

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WTI原油 2025年4月第2週テクニカル分析

チャートを分析する前に前提条件として、トランプ政権は金利・ドル・原油価格を引き下げるために株価の下落を許容している点は外せないと思います。

そのため政府組織のリストラと関税を優先して行っており、これによりアメリカの株式市場を代表する「S&P500」は、天井圏から17%も下落しています。

S&P500週足
S&P500週足/TradingView

これまでのバイデン政権によるバラマキにより、アメリカ政府の債務は膨大に膨らみ多額の利払いが生じています。

よってトランプ政権では、長期金利を引き下げるために政府組織のリストラと関税引き上げを経済対策の前に行っており、これが優先して行うであろう経済対策を後回しにして行われたことが、市場では驚きをもって迎えられています。

この結果、長期金利は一時3%台に低下し、原油価格は急落し、冒頭のようにトライアングルパターンを下抜けてクローズしてしまっています。

WTI週足ウォルフ波動
WTI週足/TradingView

よって通常なら40ドル割れまで落下コースを想定するところだと思いますし、おそらく来週の月曜日あたりまではそれを想定した勢力が多く売りで参入してくると思います。

だからこそ、そこで大方の予想を裏切って反発すると、強気で売り攻勢に出ただけに状況が変化しやすくなるため、ブレイクアウトしたときほど注意する必要があります。

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WTI原油CFDトレード手法/CFD投資ブログ

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WTI原油日足分析)ウォルフ波動の最終リバーサルポイントの動向に注意

WTI日足ウォルフ波動
WTI日足/TradingView

確かにWTIはトライアングルパターンに近いですが、筆者はどちらかといえばウォルフ波動に近いと考えています。

ウォルフ波動
WTI/ウォルフ波動

このフォーメーションの厄介なところは、安値を更新して大方が売りに傾いたところで相場が反転し、ショートカバーを呼んで大勢の思惑が外れるところです。

様々なフォーメーションパターンでは、最後のリバーサルポイントで市場参加者に誤認させ、そのブレイクアウトを狙ったポジションを捕捉し、燃料として反対方向に動く「スローオーバー」が度々見られます。

トライアングルパターン失敗例

今回の最終的なブレイクポイントは、65.20と多くの市場参加者に認識されていると思います。

通常、ブレイクしたところで参入するのではなく、一度ブレイクした水平線に戻るリターンムーブを待ってからポジションを取る方法が確実ですが、逆に水平線を奪還させてしまうと、逆方向に進むリスクがあります。

もっともこれが正となるには、月曜日のアジア時間で売られた市場が買い戻され反発で応える必要があるため、市場がウォルフ波動下値支持線を奪回してくるなら買い、逆に戻ってきて再び売られるようなら売りで対処すべきところで、方向性をいま断定することは危険だと思います。

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WTI原油4時間足分析)売られすぎ・下降トレンドが一旦収束

WTI20250406
WTI/楽天CFDMT4

短期的には、拡大トライアングルを下方にブレイクして、GMMAで見れば誰が見ても強力な下落トレンドを発生させていることがわかります。

ただ短期的な部分では、4時間足ではCCIが強気ダイバージェンスし、1時間足ではDMIの下降トレンドが終了しています。

これから売り込もうとする勢力は、少なくとも1時間足62EMAまで市場が一時戻ろうとする動作をする点に注意が必要です。

水準はやはり65.20付近で、一旦戻ってきたところで再び売られて、冒頭の40ドルを割り込むようなクラッシュに乗る方法もありえるでしょう。

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OPEC+の増産発表により、原油価格はさらに押し下げ

石油輸出国機構(OPEC)にこれにロシア・メキシコなど従来はOPECに属さなかった産油国を加えたOPECプラスは、すでに決定していた日量13万8千バレルの増産幅をさらに超え、日量41万1千バレルを市場に追加供給することを発表しました。

これによりすでにトランプ政権が発表した相互関税で腰折れしていた原油価格は、さらに下げ幅を広げ一時60ドル台まで急落しています。

OPECプラスの意図について

しかし今回の増産は、「市場の基礎的条件が健全で市場見通しが前向きなこと」・「当初5月に予定されていた分と、2カ月の増産分を合わせたもの」という理由もリリースされています。

現実問題としてトランプ政権が発表したベネズエラ対策により、インド・中国で必要とする重質原油が日量50万バレル不足している現状にOPEC+は対応しただけともいえます。

そしてもう一つ重要なことは、OPECプラスは会合のペースを月次ベースに変更し、原油市場の動向に合わせた機動的な対応が取れるようにしています。

実際に声明では、「段階的な増産分は、変化する市場状況に応じて一時停止または元に戻される可能性がある。この柔軟性により、グループは引き続き石油市場の安定を支援することができる。」と発表されており、原油価格が低迷すればOPEC+は適切な手段を講じることが可能になります。

OPECプラスの政策発表後は原油価格は下落するが、その後回復しやすい

2024年6月のOPECプラス会合から、何らかの原油減産・増産に関する取り決めが決定されると、市場はまずは売りで応えていますが、その後は買い手が一度手放したためかそれ以上は下がらず、急速に回復に向かう傾向にあります。

今回も同じ結果になるかどうかはわかりませんが、OPECプラスの原油価格にネガティブな決定を受けて、売りが加速したことは事実ですので、かなりの買いポジションが整理されたことは確かでしょう。

WTI原油の季節性は4月は強気

原油は過去のデータからは、原油は過去のデータによると4月は、軟調な3月から一転して強気になるケースが多いです。

原油月度別平均騰落率

原油価格の季節性
原油価格の季節性/TradingView

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これまで原油価格は、2024年度7月から11月まで原油価格は地政学リスクで急速に吹き上がる場面はあっても、基本的には徐々に高値・安値を切り下げて低下していくプロセスを経ています。

しかし原油価格の動向としては、この期間の調整は需要低迷期とも重なるため例年どおりの現象で、11月を通過してし12月に入ってしまえば暖房需要によって底を打ち、需要が強い春から夏にかけて上昇トレンドを形成する傾向にあります。

グラフはTradingViewに掲載されているものですが、オレンジ色のバーは通常の平均騰落率、白色のバーが異常な価格変動があった年度を除いた平均騰落率です。

それによれば4月は、2月に次いで強い反発が期待できます。

原油季節性インデックス

原油価格の季節性
原油価格の季節性/TradingView

年初からの平均騰落率をインデックス化した場合、2月・4月の右肩上がりの傾斜角度はかなりあり、通常はこのときに上昇する傾向にあります。

しかし今回は、かなり軟調な展開になっています。

4月初旬の下落は実は、4月の反発に向けた予備動作になっていた場合もあり得るので、注意して臨まなければならないと思います。

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原油価格の季節性と売買方針について

WTI原油 2025年4月第2週見通し

トランプ政権の関税発表と報復関税による市場センチメントの悪化、次いでOPEC+の増産によりWTI原油は2日間で10ドル以上も下落して65.20を下抜いています。

WTI原油日足
WTI原油/TradingView

通常はブレイクアウトをもってショートポジションを形成していく方法が定石だと思いますが、売り方はいったん65.20まで戻って来る過程を待つべきだと思います。

一方で買い方は、反発が強く65.20を奪還した場合、ウォルフ波動の下値支持線で反発している動作をしていると考える必要があると思います。

よって週初に発生するであろうリターンムーブがどこで着地するのか、入念に確認して動くことになりそうです。

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