Liquidity Sweep(流動性の吸収)ボトムパターンの特徴と活用方法

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。

トレードでは、すべての値動きを捉えることは難しく、チャートの値動きの中で最も得意とするパターンを見つけ出して、そのエントリーパターンを発見することが成功への近道です。

数あるチャートパターンの中でも実戦的で勝率が高かったパターンが、今回紹介する「Liquidity Sweep(流動性の吸収)」ボトムパターンです。

今回は、「Liquidity Sweep(流動性の吸収)」について解説していますが、実際のトレードはFXのみならず、株価指数・金・原油などのFX版ともいえるCFD取引も同時に監視して、記事中のパターンが出現した銘柄でトレードするとチャンスを逃しにくくなります。

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Liquidity Sweep(流動性の吸収)の特徴と概要

Liquidity Sweep(流動性の吸収)
Liquidity Sweep(流動性の吸収)

この記事で説明する「Liquidity Sweep(流動性の吸収)」ボトムパターンは、一般的なダブルボトムではなく以下の経過を特徴があります。

  1. 左側に大きな下ヒゲを有する大きな陰線(重要な安値を一時割り込む)
  2. いったん反発し下降トレンドラインを形成する
  3. 再度反落して急反発した時の流動性を拾う(安値を切り上げる)
  4. 反発箇所にオーダーブロック・ブレイカーブロックが存在し、CVDが強気ダイバージェンス
  5. 下降ウェッジをブレイクアウト

重要な点は、このフォーメーションはトレンド継続型であり、一度発生したトレンドを確認できているため、大底を狙ったギャンブル的なポジションメイクに比べて遥かに成功確率が高いことです。

Liquidity Sweep(流動性の吸収)の分解説明

Liquidity Sweep(流動性の吸収)ボトムパターンについて時系列的に分解説明をします。

Bic Wick(大きな下ヒゲ)

これまで下落を止めてきた安値にサポートが確認できる場面では、安値割れでショートを狙っている勢力と、安値の下にストップが蓄積された状態になっています。

何らかの指標や事件で急落した場合、こういった重要な安値を割り込む場合があり、その時にロングのストップが刈られ、新たなショートが参入します。

しかしこの時に一気に下に走らず流動性を回収して大口の買いが入ることがあります。

そうすると大きな下ヒゲが出現し「安値圏で売りを吸収した痕跡が確認」できます。

Temporary Rebound(一時的な反発)

大きな下ヒゲが確認されるとボトムではないかという推定から強い戻りが確認できます。

これは以下の要因が考えられます。

  1. 安値更新でショートした勢力が反発に慌てた買戻し
  2. 下ヒゲを確認した勢力の新規の買い
  3. 損切が出尽くしたことによる売り圧力の減少

ここが底ではないかという空気が流れ始めますが、一直線の反発は実際にはあまりなくもう一度反落するパターンがおおくなります。

Partial Fill(二番底)

急速な反発は持続性がなくもう一度安値を試す場合がありますが、安値の切り上げが確認できると、そこから急速な上昇が期待できます。

  1. 急反発時の流動性の補充(売り方の買い戻しによる脱出)
  2. 買い遅れた勢力の下ヒゲ部分での押し目買い(流動性の再吸収)

このときに反発したエリアにオーダーブロックもしくはブレイカーブロックがあれば信頼性が高まります。

Break of Structure

流動性を吸収し反発してくると次に注目するのは形成された下降トレンドラインの突破です。

  1. トップと途中の一時的な反発で描画できる下降トレンドラインを突破
  2. さらに一時的な反発でできたブレイカーブロックを突破すると上昇傾向が加速

Liquidity Sweep(流動性の吸収)の実戦事例

Liquidity Sweep(流動性の吸収)4時間足事例
Liquidity Sweep(流動性の吸収)4時間足事例

WTI原油の事例としては、2026年3月23日(月)に発生したトランプ大統領のイラク戦争期間の突然の停戦示唆による急落(99.43→84.37/▲15.1%)後のパターン形成です。

下ヒゲ出現を確認したあとの反発を見て、買いたいところですがレンジに戻り切れずに再度反落して二番底を形成しています(Partial Fill)。

ここで確認することは、反発したエリアがオーダーブロック(過去に強力な反発が確認された最後の陰線)ないしブレイカーブロックであるかどうかです。

存在すれば、そのエリアに流動性が存在しますので、その後に下降トレンドラインを突破した際のロング時に確信が高まります(もしオーダーブロックが明確に確認できない場合、プルバックして流動性を拾ってくる可能性があります)。

その後、下降ウェッジ上値抵抗線のブレイクアウトで上昇していきましたがブレイクアウト後にとったロングポジションのターゲットとしてはBic Wickの値幅をブレイクポイントに加えた数値が好ましかったようです。

勝率をさらに高める指標との組み合わせ(応用編)

「Liquidity Sweep(流動性の吸収)」ボトムパターンは、類似の事例が出現しただけでエントリーするのではなく、ボトム部分で信頼できる以下の指標を加えることが重要です。

  1. 累積出来高デルタ(CVD)
  2. オーダーブロック
  3. VWAP

これを一つ一つ解説していきます。

累積出来高デルタ(CVD)

累積出来高デルタ(CVD)は、期間中の買いと売りの出来高を累積し出来高の勢いを方向性として表すことができます。
純粋にモメンタムとして0ラインから上に変化すれば「買い」、下に変化すれば「売り」と考えても良いですが、リバーサル・ダイバージェンスなどトレンド転換のシグナルとしても有効です。
CVD

一般的にダイバージェンスはトレンド転換、リバーサルはトレンド継続を察知するために使われます。

流動性の吸収(累積出来高デルタ)
流動性の吸収(累積出来高デルタ)

例えば上記の例では、Liquidity Sweep(流動性の吸収)ボトムパターンが形成されているときに、価格が切りあがったのに累積出来高デルタが切り下がっている場合は、上昇トレンドの途中の深い押しであると判定できます。

そうして二番底の安値が切り上がったのを確認してロングポジションをとります。

このように累積出来高デルタは、価格の動きと逆行しているかどうかを確認して、このフォーメーションパターンの正誤の裏付けを取るのに使います。

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Liquidity Sweep(流動性の吸収)ボトムパターンのまとめ

今回説明した「Liquidity Sweep(流動性の吸収)」ボトムパターンは、一般的なダブルボトムではなく以下の経過を特徴があります。

Liquidity Sweep(流動性の吸収)
Liquidity Sweep(流動性の吸収)
  1. 左側に大きな下ヒゲを有する大きな陰線(重要な安値を一時割り込む)
  2. いったん反発し下降トレンドラインを形成する
  3. 再度反落して急反発した時の流動性を拾う(安値を切り上げる)
  4. 反発箇所にオーダーブロック・ブレイカーブロックが存在し、CVDが強気ダイバージェンス
  5. 下降ウェッジをブレイクアウト

これに画像のように、止められたエリアにオーダーブロック・ブレイカーブロックが存在していると、流動性を吸収したという信頼性がより高まります。

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さらに累積出来高デルタ(CVD)が強気ダイバージェンスしていることで、市場が実際にはそれ以上の価格の下落に興味をもっておらず、むしろ買っていることを確認できることが重要になります。

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