原油価格(WTI/BLENT)2024年3月第4週見通し/CFD取引ブログ

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。

WTI原油の現在のポジションは78.30・80.35ロング(買い)、上昇トレンドチャネル上値抵抗線までの上昇を見込んでいます。

年末に示現したモーニングスター(明けの明星)以降、緩やかな上昇トレンドチャネル(週足ではベアフラッグ)を形成しており現在上昇波動第5波が進行していると考えています。

wti原油週足20240316
WTI原油週足

第5波が終了すれば勿論、下落を開始し日足ベースのベアフラッグをブレイクして急落することになるのですが、それはまた別の話になります。

まずは、WTI原油は上昇トレンドチャネル上値抵抗線まで届く、83.50~84.00までの上昇を達成するはずです。

この記事では、この原油取引の週単位の見通しについて記述して、これから取引する方たちの参考になればと考えています。

WTI原油・北海ブレントのトレード分析で使うツールは、Trading Viewがおすすめです。

しかし十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので逆に使いにくい部分もあるでしょう。

そのため十分な機能でかつ無料で分析を行うことができる楽天MT4CFDも分析ツールとして優秀ですので検討して頂きたいと思います。

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WTI原油日足20240316
WTI原油日足
WTI原油は日足で確認すると、12月13日で底値をつけて以来、緩やかな上昇トレンドチャネル内で推移しています。
この右肩上がりのチャネル内で第1推進波・第2修正波・第3推進波・第4修正波を確認することができ、残るは推進波である第5波です。
2/8の急上昇後、1ヶ月にわたるレンジ相場が続いたため判断が難しかったですが、推進波の最終段階で形成しやすい「ブルフラッグ」を完成させこれをブレイクしています。
ブルフラッグ」は、上昇トレンド継続型のチャートパターンでブレイクすると急上昇することで知られています。
そのターゲットを割り出すと86.50付近の長大な値幅が浮上しますが、そこまでいかずとも上昇トレンドチャネル上値抵抗線にあたる84ドルにまで到達すれば十分成果をあげられると判断しています。
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WTI原油4時間足分析→80.60~80.80の上値抵抗帯を抜けリターンムーブで上昇

WTI原油4時間足20240316
WTI原油4時間足
4時間足で示している上値抵抗帯は、日足800SMA(800日単純移動平均線)に相当します。
トレンドが発生するとき800SMAを起点として発進し、そのトレンドが終息すると62EMAから800SMAまで戻って来る習性があります。
2/5を起点として勢いよく上昇してきた原油価格は、2/8の急上昇を除くと一進一退のレンジ相場を1ヶ月も形成してきました。
その際に上値をことごとく800SMAで抑え込まれていたため、80ドルからさらに上昇するためには800SMAを上抜くことが必須であることはいうまでもありません。
4時間足では上値抵抗帯を上抜いて、その後「人が跳躍する時に一度しゃがむ」ように戻っていることがわかります。
これはレジサポ転換といって、レジスタンスとして機能してきた水準が、一旦ブレイクすることでサポートとして機能しはじめることを意味しています。
従って相場は、実際にサポートに転換されたかテストしている状態であり、今後は新たな買いが入り、これまで売ってきた勢力が敗退して買い戻すことで相場はさらに上昇していきます。
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WTI原油CFDトレード精度を高める指標

WTI原油のトレードの成功確率を高めるには、4時間足でトレンドラインを引いて以下の3つのポイントでトレードすると良いと考えています。

トレンドフォロー

  1. 天井圏・底値圏でスパイクorリバーサルをともなうフォールスブレイクアウト
  2. 天井打ち・底打ちの後、1時間足62EMAで押し目・戻り目
  3. トレンド継続のブルフラッグ・ウェッジ(下落トレンドではベアフラッグ・ウェッジ)
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WTI原油CFDトレード手法/CFD投資ブログ

勿論、人によって得意なパターンはあるためトレードしている最中でも、新たな発見はあると思います。

これに加えて方向性を補強する指標も確認し、ブレイクアウトの方向が正しいのか確認しておきましょう。

代表的な指標としてチェックしてほしいのが以下の3つです。

  1. 期待インフレ率
  2. IGクライアントセンチメント
  3. 米国エネルギー情報局(EIA)/短期エネルギー見通し(STEO)

①期待インフレ率

原油価格は、あらゆる物価に影響を及ぼすため経済活動にとって非常に重要なものです。

この原油価格の先行指標ともいえるのが、市場が推測するインフレ率を示す「期待インフレ率/BEI(Break Even Inflation rate)」です。

期待インフレ率は、物価連動国債の売買参加者が予測する今後最大10年間(物価連動国債の残存期間次第で10年未満になる場合がある)における年平均物価上昇率を示しており、将来の実際の物価や景気に影響を与え、それらの先行きを予測するうえで重要な指標です。

実際にFEDが公表している期待インフレ率は、以下のように推移しており原油価格に先行する特徴があります。

今週末までの期待インフレ率は以下のようになっており、一段と上昇する可能性を示唆しています。

期待インフレ率20240316

引用:期待インフレ率

ただ期待インフレ率はリアルタイムの動向はわかりませんし、相関関係を確認すると0.68~0.78の間であるため2割~3割程度は、外れることがあります。

そのためこの指標が下落傾向にあれば「原油を買いから入ることは避け」、上昇傾向にあれば「売りから入ることは避け」ることで無用なリスクを低下させることができるといえるでしょう。

4時間足で現在取ろうとしているポジションのレートが伸びるか伸びないかは、この期待インフレ率の方向にかかっているため、方向性の確認のため常にチェックをしておきましょう。

②IGクライアントセンチメント

IG証券とは、イギリスに拠点を置く、金融オンライン取引サービスのプロバイダー「IGグループ」が日本で展開するサービスで、株式・株価指数・外国為替証拠金取引・商品先物・CFD・バイナリーオプションなどを提供しています。

日本ではFXオンラインジャパンという会社名でしたが、2011年に「IGグループ」に統合されています。

この証券会社が提供している「IGクライアントセンチメント」は、グルーバルに展開している「IGグループ」の顧客がどのようなポジションになっているか示すものです。

原油の個人ポジションを確認すると、先週と比べロングが▼24.21%減、ショートが+63.23%増加し、先週74.85%のネットロングだった勢力図は、58.01%のネットロングに変わっています。

IGクライアントセンチメント

引用:「IGクライアントセンチメント」

個人投資家にも優れた方はいますが、それは基本少数派で、大勢の投資家はトレンドと逆のポジションをとっています。

なぜかというと、訓練されていない個人投資家は利益は一刻も早く利益確定して、損失は先延ばしにする悪癖があるからです。

そのため強い上昇トレンドが発生するとロングが減ってショートが急増し、逆に強い下降トレンドが発生するとロングが急増してショートが減ります。

未決済のショートポジションが増えたのは、含み損を抱えて戻ってくることを祈っている状態なので、さらにレートが上昇すると彼らの口座はパンクし耐えきれずに損切りするか強制決済されます。

いずれにしても買い戻す作業が発生するため将来の買い勢力となり、これらの損失確定の決済注文でレートは急速に上昇するであろうと予測することができます。

よって、「IGクライアントセンチメント」で確認できる未決済ポジション(おそらく含み損を抱えたポジション)を観察することで、常に自身のポジションが少数派に属していてトレンドに乗れているか確認しておくことができるでしょう。

③米国エネルギー情報局(EIA)/短期エネルギー見通し(STEO)

米国エネルギー情報局(EIA)が毎月発表している短期エネルギー見通し(STEO)は、毎月発表されており原油価格を左右する需給状況をつぶさに知ることができます。

EIA需給バランス引用:EIA
EIA価格予測データ引用:EIA
株式投資する際に金利を見て、個別株の業績をチェックするのと同じくらいEIAのデータは重要です。
原油を売買する以上は、この掲載データに関心がない人はいないと思います。
現状では、2024年第1四半期は供給不足も第二四半期は逆に供給過剰になる見込みとなっており、なぜこの時期に買いから入る選択を多く採用しているのかはそういった需給バランスに基づいた戦略になっているからです。
ただFEDの金融政策が引き締めから緩和に転じる場合は、このトレンドが変わり金融緩和により需要が旺盛になって、予測が変化していく点には注意が必要です。
現状では、第二四半期は供給超過となる予測であり、現状の価格を維持できるかどうかは疑問だといえます。

分析チャートツールはダントツでTrading Viewが便利(代替は楽天MT4CFD)

読者の方におすすめしているWTI原油(または北海ブレント)のチャート分析では、Trading Viewを使っています。

上昇フラッグ
WTI原油日足/Trading View

一般的なチャートシステムでは、この記事で掲載しているチャートのようなGMMA(複合型移動平均線)は標準装備されていないため、トレンドがどちらの方向に傾いているか直感ではわかりにくいかも知れません。

ですので、まずはTrading Viewの無料版からはじめてみましょう。

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無料で便利なチャートツールは楽天MT4CFD

Trading Viewは、無料で閲覧できる高機能ツールですが、無料プランで表示できるインジケーターは2つまで、チャートを同時表示できないなど、十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので不便に感じる場合があります。

そこで無料でありながらテクニカル分析を無限に追加できる楽天MT4CFDを使うことも手段の一つです。

WTI原油日足/楽天MT4CFD
WTI原油日足/楽天MT4CFD

MT4で原油のチャートをチェックするには、USOILのシンボルを追加することで可能になります。

Trading Viewに対する利点は、楽天MT4CFD口座を開設していれば無料で機能を使えることとローソク足の動きが非常に速く判断を下しやすいことです(Trading Viewはリアルタイムの反応速度が少し遅いです)。

そのため短期売買になればなるほど楽天MT4CFDの利点がいきてきます。

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低コストで少額資金からでも投資できるのはGMOクリック証券

チャートに関しては、Trading Viewまたは楽天MT4CFDで十分な分析ができます。

しかしWTI原油・北海ブレンド原油など世界中のあらゆる投資対象を現物株取引・CFD取引・FX取引により低コストで取引できるのは、GMOクリック証券です。

さらにアップデートにより例えばS&P500では、これまでCFD取引するのに必要だった最低証拠金65,000円前後が1/10の6,500円前後からでも取引できるように大きく改善され他の証券会社と比べて少額からでもスタートできるようになっています。

また実質的な取引コストであるスプレッドでも以下のように低コストです。

CFD取引会社S&P500WTI原油GOLD
GMOクリック証券0.3pips3.0pips0.4pips
IG証券0.6pips2.8pips0.3pips
サクソバンク証券0.5pips6.0pips0.3pips
OANDA Japan CFD 0.4pips3.0pips0.3pips
DMM CFD 0.5pips3.9pips1.2pips
楽天MT4CFD0.5pips8.0pips2.7pips

このようにGMOクリック証券はコスト面でも優れており、株価指数・商品・外国株を少額からでも取引できるメリットがあります。

そのためか取引高シェアにおいても証券CFDでは72%・商品CFDでは65%など「国内店頭CFD取引高9年連続No,1(GMOクリック証券調べ2014年1月〜2022年12月)」になっている証券会社です。

スタートはGMOクリック証券からはじめてみましょう。

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FX/CFD国内最強の証券会社「GMOクリック証券」のメリット・デメリット

【結論】WTI原油/北海ブレント2024年3月第4週見通し

WTI原油2024年3月第4週の見通しは、「ブルフラッグ」をブレイクした原油価格は、上昇トレンドチャネル上値抵抗線への到達を達成する(83.50~84.00)と考えています。

先週はじめでは、悲観的な見方をしていましたが、水曜日の時点で「ブルフラッグ」が形成されつつあり、ブレイクする兆しがあったので買い方に転向しています。

ブルフラッグ」の論理的なターゲットは86.50ドルですが、果たしてそこまで到達するかどうかはまだわからず状況次第であり、その手前の84.00ドルでも十分すぎる成果になりうると考えています。

 

WTI原油のトレードは実質的なコストであるスプレッドが3pipsと業界最安のGMOクリック証券を使っています。
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