WTI原油CFDトレード手法/CFD投資ブログ

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。

X(旧:Twitter)で日々、原油取引について投稿しているので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、基本的にWTI原油取引で生計を立てています。

そのためトレードの基本的な考え方を体系化したり、失敗した経験を注意点として自身のトレード成績の向上に役立てるため、記事にまとめてブログに記録してアップデートすることにしました。

その結果、2024年度ではWTI原油CFDトレードの戦績は以下のように7割前後の勝率になっています。

総利益pips 6,972
総損失pips 786
純利益pips 6,186
損益比率PF 8.9
期待損益pips 92
トレード総数 67
勝トレード 49
負トレード 18
勝率 73.1%

また重要な損益比率(PF/プロフィットファクター)も8.3を記録しているので、読者にとって役立てられるトレード手法なのではないかと思います。

原油(CRUDE OIL)は、商品取引としては抜群にボリュームが大きい市場です。

しかし日本ではFXが普及しており、GOLD(XAUSUD)を取引することはよく見聞きしても、WTI原油・北海原油などの取引についてはあまり見聞きしません。

ですが原油は実際には、FXよりもトレンドが発生しやすくそれに上手に乗ることができれば利益を出しやすい投資対象です。

この記事では、この原油取引でトレンドに乗っていく実践的なトレード手法について記述して、これから原油取引に取り組もうと考えている方たちの参考になればと考えています。

掲載しているWTI原油・北海ブレントのチャート分析では、広く投資家に利用されているTrading Viewを使って説明をしています。

しかし十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので無料版では使いにくい部分もあります。

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WTI原油CFDトレード手法はトレンドフォローが鉄則

FXでは1%程度も動けば値動きとしては大きい方ですが、WTI原油は変動率が遥かに大きく1%~2%は割りと普通で3%~5%も変動することもあります。

したがってトレンドに乗ればFXよりもリターンは大きいのですが、10倍ものレバレッジをかけて思惑と逆方向に5%も動けば、10倍×▼5%=▼50%とあっという間に半分の資金を失って回復するのにかなりの時間を要することになります。

そのため基本的にはトレンドフォローで、トレンドの押し目・戻り目を狙う手法を基本にしています。

押し目・戻り目であれば、「これ以上はあがりにくい」・「これ以上は下がりにくい」ポイントですので、ストップロス(損切り)注文が設定しやすく損失を回復可能なレベルまで限定させることができます。

逆にいえば「ストップロス(逆指値)」を”どの水準で設定すればよいかわからない”場面での取引は避けて、取引を必勝パターンのみ限定することで無駄な敗戦を少なくすることを狙っています。

では「トレンドの押し目・戻り目を狙ったトレード手法」はどのようなものか?というのが最大の課題です。
それは以下の画像ように①②③の場面でトレードすることに徹することです。
画像は上昇トレンド5波構成で上昇していった場合で作成しており、それぞれ3回の売買ポイント(下落トレンドの場合は売りポイント)があると考えています。
  1. 重要なトレンドライン・水平線でスパイクorリバーサルをともなうフォールスブレイクアウト
  2. フォールスブレイクアウトによる天井打ち・底打ちの後、1時間足62EMAで押し目・戻り目
  3. トレンド継続のブルフラッグ・ウェッジ(下落トレンドではベアフラッグ・ウェッジ)

これを順に一つ一つ説明していきます。

①重要なトレンドライン・水平線でスパイクorリバーサルをともなうフォールスブレイクアウト

「フォールスブレイクアウト」とは「偽りの突破」という意味です。

例を挙げると以下の画像のように、重要な高値・安値水準をブレイクしたと見せかけて下落トレンドから上昇トレンドに転換する場合が代表例になります。

まず4時間足で重要な高値を結んだレジスタンスライン、重要な安値を結んだサポートライン、重要な高値・安値を結んだ水平線をチャート上に描画します。

そしてチャートが、トレンドライン・水平線を一旦割り込んだものの、達成感・行き過ぎへの警戒感・ブレイクが失敗した恐怖感から急反転がはじまりトレンドが転換し反対方向へのトレンドが開始されることを「フォールスブレイクアウト」と呼びます。

このときのローソク足は、以下のような特徴があります。

  • 下落トレンドから上昇トレンドへの転換①→下ヒゲが長くローソク足の実体が短い「スパイクロー」
  • 下落トレンドから上昇トレンドへの転換②→直前の陰線をすっぽり包み込む大陽線「ブリッシュリバーサル
  • 上昇トレンドから下落トレンドへの転換③→上ヒゲが長くローソク足の実体が短い「スパイクハイ」
  • 上昇トレンドから下落トレンドへの転換④→直前の陽線をすっぽり包み込む大陰線「ベアリッシュリバーサル
ストップロスは、上昇トレンドへの転換なら「スパイクロー」・「ブリッシュリバーサル」を示現したときの安値、下落トレンドへの転換なら「スパイクハイ」・「ベアリッシュリバーサル」を示現したときの高値水準に設定してください。
①スパイクロー(③反落の場合はスパイクハイ)
②ブリッシュリバーサル(④反落の場合はベアリッシュリバーサル)

「スパイクロー(スパイクハイ)」が出現した場合は、単位ではまだ信頼性が低いことに注意が必要です。

確実性を高めるためには、画像のように直後のローソク足でアウトサイド(包み足)が出現してからエントリーするとより確実性が高くなります。

一方で「ブリッシュリバーサルベアリッシュリバーサル)」では、以下のように変則的な派生型も存在します。

リバーサル+アウトサイド
スローリバーサル

それぞれ実例を交えて説明していきます。

ブリッシュリバーサル(ベアリッシュリバーサル)+フォールスブレイクアウト

重要な安値水準・サポートラインを一旦割り込んだと見せて急騰し直前の陰線をすっぽり包み込む大陽線『ブリッシュリバーサル』が出現すると、トレンド転換を示唆するプライスアクション「フォールスブレイクアウト」が成立します。

WTI原油1時間足/Trading View

売り方の立場からすれば、重要なサポートラインをブレイクしたため「売り」判断を下してショートポジションを構築するはずですが、決して一枚岩ではなく達成感・行き過ぎへの警戒感から内部で裏切り(利益確定)に走ったりします。

そうしてブレイクが失敗に終わると失望感や恐怖で寝返りが相次ぎ、売り方が設定したストップに次々誘爆して買い戻され反対方向への一方的な値動きに発展していきます。

この「フォールスブレイクアウト」では時間軸も重要です。

WTI原油の主な売買は、本来NYMEX(ニューヨーク商品先物取引所)であるはずなのに、NYタイムまでにジリジリ下がって重要な安値・サポートラインを割り込む動作をしている場合、NY勢が取引を開始した直後に相場がひっくり返ることが頻繁にあります。

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この逆の上昇トレンドから下落トレンドへの転換を示唆するプライスアクションは『ベアリッシュリバーサル』となります。

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リバーサル+アウトサイドはロンドン~NYタイムでエントリー

重要な安値水準やサポートラインに向かってゆっくり下落が進み、一旦安値・サポートラインを割り込みますが急速に買い戻されそれまでの下落幅をすっぽり包み込むうような大陽線が出現すると強い買いサインとなります。

ブリッシュリバーサル』にかなり似た値動きになりますが、アジアタイム~ロンドンタイムまでジリジリ下落してきた場合に適用されるトレード手法です。

WTI原油1時間足/Trading View

WTI原油だと1月22日の事例が鮮明です。

当日の取引からジリジリ下がってきた相場は、当日の安値を割って800SMA(緑線)にまで達して弱気に傾いていましたが、18:00のロンドン勢の参戦から逆転しそれまでの下落幅をすっぽり包み込む大陽線が発生すると大きな調整もなくトータルで4%近い急騰になっています。

それまでのトレンドを一挙に覆して、一気に強気相場に持っていった劇的なトレードでした。

スローリバーサルはアジアタイムの値動きを注視

スローリバーサルは、何かの突発的な出来事で急落・急伸した相場がゆっくりと時間をかけて否定されるプライスアクションです。

非常に多いケースは、先週までの相場を引き継いでパニック的に急落・急伸した場合で重要な安値・サポートラインをブレイクしたものの、ゆっくりと買い戻され全戻しすると今度は逆方向に相場が進んでいきます。

GOLD1時間足/Trading View

著名な例が、2023年12月4日に過去最高高値を更新したGOLDの相場で、アジア時間8:00~9:00で大陽線を形成したものの徐々に下落し始め、すべての上昇幅を消してしまうと反対方向に急落しています。

このように売買の主体となる勢力が不在な時間帯でパニック的な値動きになった場合は、スローリバーサルを疑ってみてください。

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②天井打ち・底打ちの後、1時間足62EMAで押し目・戻り目

【①フォールスブレイクアウト】で天井・大底でポジションをとるのは、実際のトレードとしては難易度は非常に高いと思います。

しかし大天井・大底でポジションを取れなかったからといって焦ることはありません。

実は原油相場は、フォールスブレイクアウトで天井・大底をつけた後、人が跳躍する前に一旦かがむように1時間足62EMAまで調整し急速に反発してフォールスブレイクアウトで示された方向に沿ってダメ押しの大きな上昇、下落をする習性があるからです。

このときは、フォールスブレイクアウトで1時間足GMMAの長期線の束が「下向き」だったものが、ねじれて「上向き」に拡散され始める時間帯が狙い目です。

WTI原油1時間足/Trading View

画像例では1時間足GMMAの長期線の束が当初「下向き」だったものが、フォールスブレイクアウトによって逆転した相場でねじれはじめて「上向き」に拡散しはじめています。

このとき上位足である4時間足では長期線の束に短期線の束が突入して、下落トレンドから上昇トレンドへトレンドがかわりはじめており、上位足と下位足の方向性が一致していますのでレートが伸びやすくなります。

WTI原油4時間足/Trading View

画像の値動きがあった2024年2月9日は、一旦上抜いた1時間足62EMAまでプルバック(4時間足チャートでは青線=200SMAまでプルバック)したあと即座に反発しはじめNYMEXの立会取引時間が終わるまで3.8%もの急騰となっています。

このときのように1時間足62EMAと4時間足200SMAという時間軸の違うサポートで支えられる場合、より成功確率が高くて反発力も高くなります。

他にも1時間足62EMAとトレンドラインなどのように性質のことなるテクニカル分析が重複している場合も同様に確実性が増します。

ここでは概略にとどめていますがこれまでのトレード記録の結果、WTI原油のトレードでもっともリターンが大きいのは、この1時間足62EMAへの押し目・戻り目を狙うトレードです。

そのため、この手法に磨きをかけてチャンスを確実に捕捉することが重要です。

ストップロスは、1時間足62EMAでつけた押し目なら安値、戻り目なら高値水準に設定します。
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③トレンド継続のブルフラッグ・ウェッジ(下落トレンドではベアフラッグ・ウェッジ)

【①フォールスブレイクアウト】~【1時間足62EMAで押し目・戻り目】ですっかり上昇トレンドに変化した後、4時間足で引いたレジスタンスライン・サポートラインでまだ上昇する余地を残している場合、さらなる上昇に乗るためエントリーポイントを探ります。

代表的なフォーメーションが、上昇トレンド継続パターン「ブルフラッグ・ブルウェッジ」(下降トレンド継続パターンは「ベアフラッグ・ベアウェッジ)」です。

このフォーメーションは、上昇トレンドを保っている相場が調整によって右肩下がりの平行チャネルまたはウェッジを形成するチャートパターンで、ブレイクすると価格が急上昇します。

調整の度合いが高値から安値までひいたフィボナッチ38.2%以内であれば上昇力が強く急上昇しますが、50%を割り込んでいるようだと「ブルフラッグ・ブルウェッジ」は成立しません。
ブルフラッグ・ブルウェッジ

画像例では、上昇トレンドから価格が上下する持ち合いに移行して徐々にレジスタンスライン・サポートラインが形成されて、右肩下がりのウェッジ(クサビ)が形成されています。

WTI原油1時間足/Trading View

アクティブなエントリーポイントは、サポートラインと1時間足62EMA(黄太線)などの主要な移動平均線が重複しているポイントでのエントリーです。

しかし右肩下がりのウェッジの上方ブレイクが失敗してウェッジ内の調整が続行する場合もあり得るため、全力でエントリーするのは避けましょう。

全力エントリーするポイントはレジスタンスラインをローソク足の実体が上抜けたところで、そこからはほぼ調整なく一直線にレートが急伸する傾向にあります。

このように上昇トレンド継続パターン「ブルフラッグ・ブルウェッジ」(下降トレンド継続パターンは「ベアフラッグ・ベアウェッジ」)は、下落を期待した売り勢力が失敗を認めて次々損切りをするためレートが伸び続けるため、早期に利益確定するのではなくスイングトレードでターゲットまでポジションをホールドするべきです。

ストップロスは一旦ブレイクしたはずのフラッグにローソク足が戻ってくるポイントとなります。

↓「ブルフラッグ・ブルウェッジ」↓

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↓「ベアフラッグ・ベアウェッジ」↓

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WTI原油CFDトレード精度を高める指標

WTI原油のトレードの成功確率を高めるには、4時間足でトレンドラインを引いて以下の3つのポイントでトレードすると良いと考えています。

  1. 天井圏・底値圏でスパイクorリバーサルをともなうフォールス(偽り)ブレイクアウト
  2. 天井打ち・底打ちの後、1時間足62EMAで押し目・戻り目
  3. トレンド継続のブルフラッグ・ウェッジ(下落トレンドではベアフラッグ・ウェッジ)

勿論、人によって得意なパターンはあるためトレードしている最中でも、新たな発見はあると思います。

これに加えて方向性を補強する指標も確認し、ブレイクアウトの方向が正しいのか確認しておきましょう。

代表的な指標としてチェックしてほしいのが以下の3つです。

  1. 期待インフレ率
  2. IGクライアントセンチメント
  3. 米国エネルギー情報局(EIA)/短期エネルギー見通し(STEO)

①期待インフレ率

原油価格は、あらゆる物価に影響を及ぼすため経済活動にとって非常に重要なものです。

この原油価格の先行指標ともいえるのが、市場が推測するインフレ率を示す「期待インフレ率/BEI(Break Even Inflation rate)」です。

期待インフレ率は、物価連動国債の売買参加者が予測する今後最大10年間(物価連動国債の残存期間次第で10年未満になる場合がある)における年平均物価上昇率を示しており、将来の実際の物価や景気に影響を与え、それらの先行きを予測するうえで重要な指標です。

実際にFEDが公表している期待インフレ率は、以下のように推移しており原油価格に先行する特徴があります。

引用:期待インフレ率

ただリアルタイムでは、わからないためこの指標が下落傾向にあれば「原油を買いから入ることは避け」、上昇傾向にあれば「売りから入ることは避け」ることで無用なリスクを低下させることができるでしょう。

4時間足で現在取ろうとしているポジションのレートが伸びるか伸びないかは、この期待インフレ率の方向にかかっているため、方向性の確認のため常にチェックをしておきましょう。

②IGクライアントセンチメント

IG証券とは、イギリスに拠点を置く、金融オンライン取引サービスのプロバイダー「IGグループ」が日本で展開するサービスで、株式・株価指数・外国為替証拠金取引・商品先物・CFD・バイナリーオプションなどを提供しています。

日本ではFXオンラインジャパンという会社名でしたが、2011年に「IGグループ」に統合されています。

この証券会社が提供している「IGクライアントセンチメント」は、グルーバルに展開している「IGグループ」の顧客がどのようなポジションになっているか示すものです。

引用:「IGクライアントセンチメント」

個人投資家にも優れた方はいますが、それは基本少数派で、大勢の投資家はトレンドと逆のポジションをとっています。

なぜかというと、利益は一刻も早く利益確定して、損失は先延ばしにする悪癖があるからです。

そのため強い上昇トレンドが発生するとロングが減ってショートが急増し、逆に強い下降トレンドが発生するとロングが急増してショートが減ります。

未決済のショートポジションが増えたのは、含み損を抱えて戻ってくることを祈っている状態なので、さらにレートが上昇すると彼らの口座はパンクし耐えきれずに損切りするか強制決済されます。

いずれにしても買い戻す作業が発生するため将来の買い勢力となり、これらの損失確定の決済注文でレートは急速に上昇していきます。

逆に未決済のロングポジションが増えたのは、やはり含み損を抱えて戻ってくることを祈っている状態なので、さらにレートが下降すると彼らの口座はパンクし耐えきれずに損切りするか強制決済されます。

損切り・強制決済どちらともポジションを売る作業が発生するため将来の売り勢力となり、これらの損失確定の決済注文でレートは急速に下落していきます。

この大勢の負け組のポジションを観察することで、常に自身のポジションが少数派に属していてトレンドに乗れているか確認しておきましょう。

③米国エネルギー情報局(EIA)/短期エネルギー見通し(STEO)

米国エネルギー情報局(EIA)が毎月発表している短期エネルギー見通し(STEO)は、毎月発表されており原油価格を左右する需給状況をつぶさに知ることができます。

引用:EIA
引用:EIA
株式投資する際に金利を見て、個別株の業績をチェックするのと同じくらいEIAのデータは重要です。
原油を売買する以上は、この掲載データに関心がない人はいないと思います。
現状では、2024年第二四半期は供給過剰から一転して供給不足に転落しており、当方が買いから入る戦略が多くなっているのは、この需給バランスに基づいた戦略になっているからです。
これにFEDの金融政策が引き締めから緩和に転じれば、金融緩和により需要が旺盛になって、トレンドがさらに加速する可能性が高くなるなど、予測が変化していく点には注意が必要です。

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この記事で掲載しているチャートは、Trading Viewを使っています。

WTI原油日足/Trading View

とくに同じく持ち合いを示すトライアングルパターンをa・b・c・d・eでカウンティング機能、またはエリオット波動のカウンティング機能は、かなり便利で広く世界中のトレーダーに使われています。

まずはTrading Viewの無料版からはじめてみましょう。

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Trading Viewは、無料で閲覧できる高機能ツールですが、無料プランで表示できるインジケーターは2つまで、チャートを同時表示できないなど、十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので不便に感じる場合があります。

そこで無料でありながらテクニカル分析を無限に追加できる楽天MT4CFDを使うことも手段の一つです。

WTI原油日足/楽天MT4CFD

MT4で原油のチャートをチェックするには、USOILのシンボルを追加することで可能になります。

Trading Viewに対する利点は、楽天MT4CFD口座を開設していれば無料で機能を使えることとローソク足の動きが非常に速く判断を下しやすいことです(Trading Viewはリアルタイムの反応速度が少し遅いです)。

そのため短期売買になればなるほど楽天MT4CFDの利点がいきてきます。

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低コストで少額資金からでも投資できるのはGMOクリック証券

チャートに関しては、Trading Viewまたは楽天MT4CFDで十分な分析ができます。

しかしWTI原油・北海ブレンド原油など世界中のあらゆる投資対象を現物株取引・CFD取引・FX取引により低コストで取引できるのは、GMOクリック証券です。

さらにアップデートにより例えばS&P500では、これまでCFD取引するのに必要だった最低証拠金65,000円前後が1/10の6,500円前後からでも取引できるように大きく改善され他の証券会社と比べて少額からでもスタートできるようになっています。

また実質的な取引コストであるスプレッドでも以下のように低コストです。

CFD取引会社 S&P500 WTI原油 GOLD
GMOクリック証券 0.3pips 3.0pips 0.4pips
IG証券 0.6pips 2.8pips 0.3pips
サクソバンク証券 0.5pips 6.0pips 0.3pips
OANDA Japan CFD 0.4pips 3.0pips 0.3pips
DMM CFD 0.5pips 3.9pips 1.2pips
楽天MT4CFD 0.5pips 8.0pips 2.7pips

このようにGMOクリック証券はコスト面でも優れており、株価指数・商品・外国株を少額からでも取引できるメリットがあります。

そのためか取引高シェアにおいても証券CFDでは72%・商品CFDでは65%など「国内店頭CFD取引高9年連続No,1(GMOクリック証券調べ2014年1月〜2022年12月)」になっている証券会社です。

スタートはGMOクリック証券からはじめてみましょう。

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WTI原油CFDトレード手法まとめ

WTI原油・北海原油は、FXよりもトレンドが発生しやすくそれに上手に乗ることができれば、利益を出しやすい取引だと考えています。

反面値動きが大きいためたった一回の失敗で資金を半減させてしまうほどのリスクもあります。

そのため基本的にはトレンドフォローで、トレンドの押し目・戻り目を狙うトレード手法を採用すべきです。

押し目・戻り目であれば、「これ以上はあがりにくい」・「これ以上は下がりにくい」ポイントですので、ストップロス(損切り)注文が設定しやすく損失を回復可能なレベルまで限定させることができます。

逆にいえば「ストップロス(逆指値)」を”どの水準で設定すればよいかわからない”場面での取引は避けて、取引を必勝パターンのみ限定することで無駄な敗戦を少なくすることができます。

具体的には、以下のような場面を待ってポジションメイクを行います。

画像は上昇トレンド5波構成で上昇していった場合で作成していますが、基本的に重要な売買ポイントは以下のように3回あると思います(下落トレンドの場合は売りポイント)。
  1. 重要なトレンドライン・水平線でスパイクorリバーサルをともなうフォールスブレイクアウト
  2. フォールスブレイクアウトによる天井打ち・底打ちの後、1時間足62EMAで押し目・戻り目
  3. トレンド継続のブルフラッグ・ウェッジ(下落トレンドではベアフラッグ・ウェッジ)

今回はこの3つの売買ポイントに絞って説明をしました。

WTI原油の分析ツールとしては、多くの投資家が使っているTrading Viewが優れていますが、無料プランでは機能に制限があり、十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ却って使いにくい場合があります。

その場合は、無料でありながらテクニカル分析を無限に追加できる楽天MT4CFDを活用しましょう。

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