こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
この記事で説明する「POC再訪反発パターン」レンジ上抜けの起点付近にあるPOCを価格が再訪し、そこで売りを吸収して上昇へ戻るパターンです。
POCとは、「Point of Control」のことであり、出来高プロファイルにおいて最も出来高が大きかった価格帯のことです。
具体的な工程を図解すると以下のようになります。

ただし、POCへ触れただけでは買いではなく、POC付近で下落が止まり、反発によって買い手の防衛が確認されることが重要です。
今回はこの「POC再訪反発パターン」について説明します。
このプライスアクションは、AVP(アンカーボリュームプロファイル)と組み合わせることでより精度を高めることができますので、Trading Viewで設定をして取り組みましょう。
「POC再訪反発パターン」完成までの5行程
「POC再訪反発パターン」とは、レンジ上抜けの起点付近にあるPOCを価格が再訪し、そこで売りを吸収して上昇へ戻るプライスアクションパターンです。
第1段階:レンジ内で出来高が蓄積する
価格が狭い範囲で往復し、売買が集中します。
このレンジ内で最も取引が成立した価格帯がPOCです。POC付近では買い手と売り手のポジションが大量に形成され、市場参加者に強く意識される基準価格になります。
第2段階:POC上で売りを吸収し、上方へ突破する
レンジ上限付近の売り注文を買い手が吸収すると、価格がレンジを上抜けます。
図では、レンジ上限を越えた後に急角度で上昇しています。この上昇によって、
- レンジ内のショートが含み損になる
- 上限突破を確認した新規ロングが入る
- ショートの損切り買いが発生する
という買い注文の連鎖が始まります。
第3段階:高値圏で利益確定が発生する
急騰後は高値圏で上下動し、上昇に乗った短期ロングの利益確定が進みます。
その後、利益確定売りが増えることで価格は下落します。
ただし、この時点では下降トレンドへの転換が確定したわけではありません。
市場は、上昇の起点となった価格帯に買い手が残っているかを確認しに行きます。
第4段階:POC再訪で売りを吸収する
価格が元のレンジ付近まで下落し、POCへ再訪します。
この地点では、
- 最初の上昇に乗れなかった参加者の押し目買い
- 上昇を作った買い手の追加買い
- 下落を取っていたショートの利益確定買い
- POCを基準にした指値買い
以上のフローが入りやすくなります。
よって反発地点は、単なるPOC接触ではなく、POC付近で下落が止まり、価格が上向きに転じた確認地点です。
第5段階:反発高値を突破し、上昇が再開する
POCから反発した価格が、直前の短期戻り高値を突破すると、買い手の防衛成功が確認されます。
POC割れを期待して売ったショートが損切りに追い込まれ、新規ロングとショートカバーが重なることで、上昇が加速します。
AVP(アンカーボリュームプロファイル)との組み合わせ
POCは、どこか確認するためにはAVP(アンカーボリュームプロファイル)が必要になります。

AVP(アンカーボリュームプロファイル)は、指定した期間から現在までの価格帯別出来高プロファイルのことで、先物なら9月物・10月物で一カ月単位で区切れます。
確認したい期間が1カ月以上にわたる取引期間であれば、そのトレンドが始まったローソク足を始点としてもよいでしょう。
概ねこういった箇所では、売りと買いの攻防があったはずですが、明確なオーダーブロック・ブレイカーブロックが配置されていることが多いので重複している場合は特にサポートとして期待できます。

POC再訪反発パターンまとめ
「POC再訪反発パターン」とは、レンジ上抜けの起点付近にあるPOCを価格が再訪し、そこで売りを吸収して上昇へ戻るプライスアクションパターンです。

特に重要なのは、POCはそれ自体が必ず反発を起こす支持線ではないという点です。POC再訪後に「下落停止、奪回、短期高値突破」が確認されて初めて、買い手優位と判断します。
- 買い候補: 緑点への接触そのものではなく、POC奪回後に反発足の高値を突破した地点
- 有効条件: POC付近で下落が止まり、安値を切り上げる
- 無効化: POCを明確に下抜け、戻してもPOCを回復できない
- Pattern fakeout: POCで一度反発するが、直前の戻り高値を抜けずにPOCを再度割る
- 利確候補: 最初の上昇後に形成された高値圏、または次の上位足の抵抗帯
このプライスアクションは、AVPと組み合わせることでより精度を高めることができますので、標準搭載されているTrading Viewで設定をして取り組みましょう。
