こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
株価指数・商品取引のFX版ともいえる「CFD取引」。
S&P500などの株価指数、金・銀・原油などの商品取引を上昇局面と判断したら買い、下落局面と判断すれば売りからでも入ることができます。
CFD取引は、できればデイトレか数日程度のスイングトレードが活用方法としては望ましいです。
なぜかというと数日~何週間も例えばトレンドに取ったポジションを保有していても、経済指標・紛争・事件・要人の発言などによる大きな値動きが突発的に発生し、一時的でも思惑と異なる値動きになって思わぬ損失になることがあるからです。
当然レバレッジを掛ければリスクはその分増します。
ですのでレバレッジを掛けた原油CFD取引では、長期間の保有よりもデイトレード・数日のスイングトレードに限定してリスクを抑えてトレードをすべきです。
原油CFDに関しては、15分足・1時間足の移動平均線に忠実に動いており、その法則性を見つけ出すことでより勝率を高めることができると思います。
トレードの方法は、移動平均線の序列に従って以下の順番で循環する過程でそれぞれのフェーズに合った取引方法を選択していきます。
- トレンド発生中
- →トレンド終焉
- →レンジ
- →トレンド発生
①FXと同じ仕組みで世界中の株価指数・商品・株式・ETFを買いからも売りからも売買可能
②国内CFD取引シェアNo.1!証券CFD62%、商品CFD70%
③株価指数の取引なら、最も低コストでオーバーナイト金利がないので長期保有で最も低コスト
④原油・金・銀などのコモディティも低コストで23時間売買可能
⑤米国株も厳選された69銘柄にも低コストで投資できます。
原油CFDトレード手法「移動平均線トレンド終焉フェーズ」とは?
「トレンド終焉フェーズ」とは、移動平均線が示しているトレンドが、上昇トレンド→下落トレンドへ、下落トレンド→上昇トレンドへ変化するときです。
それまでのトレンドが変化するため、反対売買が発生しやすく大きな値幅が期待できます。
これから確認していくチャートは誰でも自由に閲覧できるTradingviewを使いながら説明していきます。
原油CFDトレード手法/Tradingviewで表示すべきインジケーター
原油CFDトレードでは、表示するインジケーターは判断を容易にするために以下の3つに絞って表示します。
- 62EMA(62本指数平滑移動平均線)
- 200SMA(200本単純移動平均線)
- 800SMA(800本単純移動平均線)
長期移動平均線800SMAは、相場の中心ともいえる存在でここから発進してトレンドを形成したり、トレンドが終了すれば800SMAに戻ってくる特性があります。
上昇トレンドが発生しているときには、長期移動平均線800SMAを短期移動平均線62EMAが上回って推移し、下落トレンドなら長期移動平均線800SMAを短期移動平均線62EMAが下回って推移します。
トレンドが発生しているフェーズでは、以下のように移動平均線が並んでいます。
トレンドは上昇トレンド、下落トレンドがあり移動平均線の位置は以下のように定義づけされます。
- 【上昇トレンド】上から62EMA→200SMA→800SMA
- 【下落トレンド】上から800SMA→200SMA→62EMA
原油CFDトレード手法/表示すべき時間軸
確認する時間軸は、15分足・1時間足・日足が好ましいです。
全体のトレンドを確認するためにトレードに入る前に日足で重要な高値・安値水準に差し掛かっていないか、重要な移動平均線に差し掛かっていないか、ローソク足の形状(プライスアクション)を確認しておきます。
それから1時間足で移動平均線の位置関係を確認して、15分足でピンポイントでポジションメイクします。
時間軸を変更してみると、チャートで反発したり反落したりするポイントでは、15分足200SMAと1時間足62EMAがほぼ同じ位置になっていることに気づくと思います。
他にも15分足800SMAと1時間足200SMAも同じ位置関係になっています。
原油CFDトレード手法/「トレンド終焉フェーズ」とは?
原油CFDトレード手法②トレンド終焉-1『ブリッシュリバーサル』
1時間足移動平均線の序列が、上から800SMA→200SMA→62EMAとなっているときには、順張りで売りから入ると非常に利益が得やすいフェーズです。
しかしこの下落トレンドが終焉するシグナルが、『ブリッシュリバーサル』というプライスアクションです。
原油CFDトレード手法/トレンドの転換を示唆する『ブリッシュリバーサル』
下落トレンドが終焉し底打ちを示唆するのが、『ブリッシュリバーサル』と呼ばれるローソク足の出現です。
『ブリッシュリバーサル』の定義は以下のとおりです。
- 1時間足ローソク足の安値を更新
- 前の陰線を包み込む大陽線
- 前の陰線の高値を終値で上回る
この『ブリッシュリバーサル』が発生すると、それまでの下落トレンドが覆ります。
ですがチャートの確認は、1時間足単体ではなく1時間足チャートの上位に位置する日足チャートも確認しましょう。
原油CFDトレード手法/1時間足でチャートを確認する前に日足チャートで位置確認
日足チャートで62EMA・200SMA、トレンドライン、重要な高値・安値に引いた水平線まで「押されている」場合が狙い目となります。
原油日足
例えば、2021年に発生したインフレを抑えるために2022年初頭からFED(連邦準備制度)が開始した量的引き締め・急ピッチの利上げにより原油相場は、チャートのように下落を余儀なくされました。
しかし2023年に入ってそれ以上は下落せず、底付近でレンジを形成するようになり、重要な安値水準に引いた水平線では反発しやすくなってきました。
原油CFDトレード手法/1時間足ブリッシュリバーサル
日足でサポートされる可能性の高い、62EMA・200SMA、トレンドライン、重要な高値・安値に引いた水平線に日足のローソク足が差し掛かったら、反発してくる可能性がでてきます。
そこで1時間足で確認しこの重要な安値水準で反発するのか、それとも下抜けていくのか確認していきます。
チャート上では以下のように前の安値をブレイクアウトしたものの、急落せず反発し画像のようなローソク足『ブリッシュリバーサル』が出現すると偽りのブレイクアウトとなる「フォールスブレイクアウト」というプライスアクションが成立します。

ここでは重要な安値水準を一旦割り込みながら、急落せずに重要な安値水準を回復し、『ブリッシュリバーサル』を示現しています。
『ブリッシュリバーサル』の定義は、再三ですが以下のようになります。
- 1時間足ローソク足の安値を更新
- 前の陰線を包み込む大陽線
- 前の陰線の高値を終値で上回る
このときには、一挙に1時間足では800SMAまで、72.22→78.00と578pipsも買い戻されています。
原油CFDトレード手法/1時間足の前の高値を15分足の終値でブレイクしたらエントリー
1時間足で『ブリッシュリバーサル』が完成したら、いよいよエントリーです。
この時は15分足にチャートを変更して、大陽線の高値(水平線)を15分足終値でブレイクすれば(赤▲)、ロング(買い)でエントリーします。
画像では、すぐにはブレイクせず7本目の15分足でブレイクしています。
しかしこれだとかなり長く待つことになります。
そこでIFD-OCOをセットして大陽線の高値に到達したら逆指値の「買い」、1時間足800SMAに利益確定のリミット注文、ストップは当日の安値の下にセットしておきます。
※ストップはご自身が許容できる損失までに限定しておけば予想以上の損失が発生するリスクを抑えることができます。
引用:GMOクリック証券CFD
そうすれば自動的に注文が執行されますので、ずっと画面に貼り付いている必要はありません。
S&P500などの株価指数でオーバーナイト金利がかからないGMOクリック証券CFDは、投資信託・ETFよりも低コストで株価指数への投資が22時間ほぼリアルタイムでできます。
また米国株も厳選された30銘柄、原油・金・銀などの商品にも投資ができ『買い』からも『売り』からも入れるので収益機会を逃しません。
原油CFDトレード手法/1時間足ブリッシュリバーサル実績
この手法は、2023年4月22日の公開からトレードを3回行っています。
大底からの反発ですので値幅が大きいことが特徴です。
総利益pips | 452 |
総損失pips | 0 |
純利益pips | 452 |
損益比率PF | 0.0 |
期待損益pips | 151 |
トレード総数 | 3 |
勝トレード | 3 |
敗トレード | 0 |
勝率 | 100% |
注意すべき点としては、1時間足62EMAの一回目のトライでは、一度失速したり抜けても人が跳躍するときに一度かがむように、チャートでも一旦押す場面があるということです。
直近の例では以下のようになっています。
2023年4月24日 原油CFDトレード
直近の安値更新と見せて急反発した例です。
しかしNYタイム開始直後(COMEX・NYMEX)で一時反落し(一旦かがんで)急速に上昇し62EMAをブレイクしています。
2023年4月28日 原油CFDトレード
日本時間の17:00~18:00あたりで一時的に直近の安値更新と見せて急反発した例です。
やはり急反発は続かずNYタイム開始直後(COMEX・NYMEX)で一時反落し(一旦かがんで)ています。
しかしそこから急速に上昇し62EMAをブレイクしています。
そのため、前回で学習した経験を生かして2回トレードしています。
- 【一回目の急反発】74.00ロング→75.14イグジット/+114pips
- 【二回目の急反発】74.70ロング→76.70イグジット/+200pips
CFDで損失を抑えるメリット
前述のエントリーの記述で「ストップはご自身が許容できる損失までに限定」と解説しました。
なぜ、損失を抑えるべきなのでしょうか?
それは思わぬ損失を受けて資産が減ればそれを取り戻すにはそれ以上の利益をあげなければならないからです。
50%もの損失を受ければ、取り戻すには100%のリターンが必要になる
「CFD取引」では、レバレッジをかけてハイリターンを狙うこともできますが、反面損失も大きくなるリスクがあります。
自身のポジションの思惑と違った方向に相場が動いて、大きな損失を受けてしまえばそれを取り戻すには以下のように損失以上の利益をあげなければ元本を取り戻すことができません。
- 20%の損失→25%のリターン
- 30%の損失→42.8%のリターン
- 50%の損失→100%のリターン
Twitterなどでは、レバレッジをかけた3倍ETFなどで散々にやられて50%もの含み損を抱えた状況を投稿している方も見かけます。
50%もの損失は、含み損でも確定した損失であっても、そこから100%のリターンをあげなければ取り戻すことはできず、それはトレードをしている方ならわかるようにとても困難なことなのです。
CFD取引の魅力は、ストップロスを設定して損失を抑えることができること
「CFD取引」では、株価指数・個別株・商品のFX版ですので多彩な注文方法を使うことができ、利益確定の注文はもちろん、損失を限定的にする注文もできます。
これをストップロスと呼びます。
例えば、最悪でも自身の資金の10%の損失までに抑えようということで、ストップロスを設定しても間違ってはいません。
思惑通りに相場がすすんで含み益がでてきたら、急に相場が戻ってくるリスクに備えて建値前にストップを移動して絶対に損をしないというポジションの取り方もできます。
しかしポジションを取るときには、リスク(損失):リワード(利益)が1:2以上になる有利な注文としておいて、取引を重ねるごとに段々利益が積み上がっていくようにすべきです。
今回の「②トレンド終焉フェーズ」のトレード例では、重要な安値水準というサポートあるためリスクは限定的になりやすいです。
一方で反発し始めると、それまで売り方に回っていた勢力が損切り(買い戻し)を行うため、予想以上に急速に上昇していきます。
つまりリスク(損失):リワード(利益)の割合がよいトレードがしやすいフェーズだともいえます。
【まとめ】原油CFDトレード手法②トレンド終焉-1 『ブリッシュリバーサル』
今回は、「②トレンド終焉フェーズ」の中でも、下落トレンドから上昇トレンドへトレンド転換する代表的なシグナル『ブリッシュリバーサル』について解説しました。
よりトレードを確実にするために、重要な安値水準に引いた水平線でサポートされたのを確認し(フォールスブレイクアウト)トレードをすれば勝率はかなり高いと思います。
『ブリッシュリバーサル』のローソク足パターンは以下の画像のような形状ですので、1時間足の重要な安値水準で出現したら絶好機です。
そしてエントリーは、『ブリッシュリバーサル』を示現した大陽線の高値を超えたポイントになります。
エントリーポイントが明確なので、「CFD取引」のメリットであるIFD-OCO注文などを活用して逆指値の買い注文を入れて、あとは自動執行されるのを寝て待てば良いと思います。
①FXと同じ仕組みで世界中の株価指数・商品・株式・ETFを買いからも売りからも売買可能
②国内CFD取引シェアNo.1!証券CFD62%、商品CFD70%
③株価指数の取引なら、最も低コストでオーバーナイト金利がないので長期保有で最も低コスト
④原油・金・銀などのコモディティも低コストで23時間売買可能
⑤米国株も厳選された69銘柄にも低コストで投資できます。