こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
WTI原油の現在のポジションは82.00、82.14ロング(買い)、上昇トレンドチャネル上値抵抗線を少しスローオーバーした86.20までの上昇を見込んでいます。
2023年の年末に示現したモーニングスター(明けの明星)以降、緩やかな上昇トレンドチャネルを形成しており、先週に引き続き上昇トレンドチャネル上値抵抗線へのトライを続けていると判断しています。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。WTI原油の現在のポジションは80.70・81.07・80.60ロング(買い)、上昇トレンドチャネル上値抵抗線までの上昇を見込んでいます。[caption id="a[…]
ファンダメンタルズでは、EIAの2024年3月短観において第二四半期の原油需給バランスが一転して供給不足が予測されているため、相当ファンダメンタルが悪化しない限り、売り崩しが失敗すればショートカバーで徐々に踏み上げられている状態です。
この記事では、このように原油取引の週単位の見通しについて、Trading Viewで分析し、これから取引する方たちの参考になればと考えています。
しかしTrading Viewで十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので逆に使いにくい部分もあります。
そのため十分な機能でかつ無料で分析を行うことができる楽天MT4CFDも分析ツールとして優秀ですので検討して頂きたいと思います。
WTI原油・北海ブレントテクニカル分析
テクニカル分析では、WTI原油・北海ブレントどちらも「シンメトリカルトライアングル」を上抜けて一時的な持ち合いを上方ブレイクしており、8割方勝負は決していると思います。
あとはどこが上値目処で、利益確定はどのポイントにすべきなのかという点だけです。
WTI原油日足分析→ブルフラッグブレイク→上昇トレンドチャネルレジスタンスライン
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。今回はチャートパターンの一つ『ブル(上昇)フラッグ』について解説します。『ブル(上昇)フラッグ』とは、上昇トレンドを保っている相場が調整によって右肩下がりの平行チャネ[…]
WTI原油・北海ブレントCFDトレード精度を高める指標
WTI原油のトレードの成功確率を高めるには、4時間足でトレンドラインを引いて、1時間足を主に確認しつつ以下の3つのポイントでトレードすると良いと考えています。
- 天井圏・底値圏でスパイクorリバーサルをともなうフォールスブレイクアウト
- 天井打ち・底打ちの後、1時間足62EMAで押し目・戻り目
- トレンド継続のブルフラッグ・ウェッジ(下落トレンドではベアフラッグ・ウェッジ)
主な手法としては、これらを使いまわしてより熟練度を高めようとしており、それ以外の値動きに関しては「得意ではない」という判断でスルーすることで勝率を高めることができます。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。X(旧:Twitter)で日々、原油取引について投稿しているので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、基本的にWTI原油取引で生計を立てています。そのためトレードの[…]
他には、以下のようにキレイにチャートパターンをまとめて頂いている方もいますが、概ねこのチャートパターンを使い回すことで十分な成果を収めることができると思います。
#Traders #XAUUSD #Brent #NASDAQ100 #SPX500 pic.twitter.com/S5IJs8bifJ
— Pitan Invest (@strwp) March 29, 2024
これに加えて方向性を補強する指標も確認し、ブレイクアウトの方向が正しいのか確認しておきましょう。
代表的な指標としてチェックしてほしいのが以下の3つです。
- 期待インフレ率
- IGクライアントセンチメント
- 米国エネルギー情報局(EIA)/短期エネルギー見通し(STEO)
①期待インフレ率
原油価格は、あらゆる物価に影響を及ぼすため経済活動にとって非常に重要なものです。
この原油価格の先行指標ともいえるのが、市場が推測するインフレ率を示す「期待インフレ率/BEI(Break Even Inflation rate)」です。
期待インフレ率は、物価連動国債の売買参加者が予測する今後最大10年間(物価連動国債の残存期間次第で10年未満になる場合がある)における年平均物価上昇率を示しており、将来の実際の物価や景気に影響を与え、それらの先行きを予測するうえで重要な指標です。
実際にFEDが公表している期待インフレ率は、原油価格に同調または先行する特徴があります。
今週末までの期待インフレ率は以下のようにやや押された状態になっていますが、総じて安値を切り上げながら徐々に上昇しています。
これだけ見ると期待インフレ率を見て追随したトレードをすれば良さそうに感じますが、一致する確率は0.68~0.78の間であるため、2割~3割程度は外れることがあります。
そのためこの指標が下落傾向にあれば「原油は基本売りから入る」、上昇傾向にあれば「基本買いから入る」ことで無用なリスクを低下させることができるといえるでしょう。
現状の期待インフレ率から考えると原油価格は強気で臨むべきだと考えています。
②IGクライアントセンチメント
IG証券とは、イギリスに拠点を置く、金融オンライン取引サービスのプロバイダー「IGグループ」が日本で展開するサービスで、株式・株価指数・外国為替証拠金取引・商品先物・CFD・バイナリーオプションなどを提供しています。
日本ではFXオンラインジャパンという会社名でしたが、2011年に「IGグループ」に統合されています。
この証券会社が提供している「IGクライアントセンチメント」は、グルーバルに展開している「IGグループ」の顧客がどのようなポジションになっているか示すものです。
原油の個人ポジションを確認すると、先週と比べロングが▼12.71%減少、ショートが+24.46%増加しています。
先週64.84%のネットロングだった勢力図は、56.39%のネットロングと未決済のロングが減少しています。
個人投資家にも優れた方はいますが、それは基本少数派で大勢の投資家は訓練を受けておらずトレンドと逆のポジションをとっています。
なぜかというと、訓練されていない個人投資家は利益は一刻も早く利益確定して、損失は先延ばしにする悪癖があるからです。
そのため強い上昇トレンドが発生するとロングが減ってショートが急増し、逆に強い下降トレンドが発生するとロングが急増してショートが減ります。
先週に未決済のショートポジションが増えたのは、含み損を抱えて身動きがとれず運良く下落してくることを祈っている状態なので、さらにレートが上昇すると彼らの口座はパンクし耐えきれずに損切りするか強制決済されます。
つまりショートポジションを買い戻す作業が発生するため将来の買い勢力となり、これらの損失確定の決済注文で原油価格の押し上げ要因になることを予測することができます。
よって、「IGクライアントセンチメント」で確認できる未決済ポジション(おそらく含み損を抱えたポジション)を観察することで、常に自身のポジションが少数派に属していてトレンドに乗れているか確認しておくことができるでしょう。
③米国エネルギー情報局(EIA)/短期エネルギー見通し(STEO)
米国エネルギー情報局(EIA)が毎月発表している短期エネルギー見通し(STEO)は、毎月発表されており原油価格を左右する需給状況をつぶさに知ることができます。
分析チャートツールはダントツでTrading Viewが便利(代替は楽天MT4CFD)
読者の方におすすめしているWTI原油(または北海ブレント)のチャート分析では、Trading Viewを使っています。
一般的なチャートシステムでは、この記事で掲載しているチャートのようなGMMA(複合型移動平均線)は標準装備されていないため、トレンドがどちらの方向に傾いているか直感ではわかりにくいかも知れません。
ですので、まずはTrading Viewの無料版からはじめてみましょう。
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無料で便利なチャートツールは楽天MT4CFD
Trading Viewは、無料で閲覧できる高機能ツールですが、無料プランで表示できるインジケーターは2つまで、チャートを同時表示できないなど、十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので不便に感じる場合があります。
そこで無料でありながらテクニカル分析を無限に追加できる楽天MT4CFDを使うことでその問題を解決することができます。
MT4で原油のチャートをチェックするには、USOILのシンボルを追加することで可能になります。
Trading Viewに対する利点は、楽天MT4CFD口座を開設していれば無料で機能を使えることとローソク足の動きが非常に速く(MT4ではトレンドに乗ったポジションを維持しやすくなるため平均足を使っています)判断を下しやすいことです。
そのため短期売買になればなるほど楽天MT4CFDの利点がいきてきます。
楽天MT4CFDならS&P500などの株価指数や金・銀・原油などの商品の高機能チャートMT4を無料で閲覧でき、リアルタイムでも取引ができます。
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低コストで少額資金からでも投資できるのはGMOクリック証券
チャートに関しては、Trading Viewまたは楽天MT4CFDで十分な分析ができます。
しかしWTI原油・北海ブレンド原油など世界中のあらゆる投資対象を現物株取引・CFD取引・FX取引により低コストで取引できるのは、GMOクリック証券です。
さらにアップデートにより例えばS&P500では、これまでCFD取引するのに必要だった最低証拠金65,000円前後が1/10の6,500円前後からでも取引できるように大きく改善され他の証券会社と比べて少額からでもスタートできるようになっています。
また実質的な取引コストであるスプレッドでも以下のように低コストです。
CFD取引会社 | S&P500 | WTI原油 | GOLD |
GMOクリック証券 | 0.3pips | 3.0pips | 0.4pips |
IG証券 | 0.6pips | 2.8pips | 0.3pips |
サクソバンク証券 | 0.5pips | 6.0pips | 0.3pips |
OANDA Japan CFD | 0.4pips | 3.0pips | 0.3pips |
DMM CFD | 0.5pips | 3.9pips | 1.2pips |
楽天MT4CFD | 0.5pips | 8.0pips | 2.7pips |
このようにGMOクリック証券はコスト面でも優れており、株価指数・商品・外国株を少額からでも取引できるメリットがあります。
そのためか取引高シェアにおいても証券CFDでは72%・商品CFDでは65%など「国内店頭CFD取引高9年連続No,1(GMOクリック証券調べ2014年1月〜2022年12月)」になっている証券会社です。
スタートは、GMOクリック証券からはじめてみましょう。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。ネット証券は国内株式手数料無料化に踏み切ったSBI証券・楽天証券の口座を保有してない方はいないと思いますが、今回紹介するGMOクリック証券は、両者と比較しても国内株式の手数料が安[…]
【結論】WTI原油/北海ブレント2024年4月第1週見通し
WTI原油2024年4月第1週の見通しは、「ブルフラッグ」をブレイクし上昇トレンドを再開している最中だと考えています。
3/19~3/17の期間で一時的な持ち合い(シンメトリカルトライアングル)になりましたが、これを上方ブレイクしたことで上昇トレンドを再確認することができたと思います。
したがって上値目処は、WTI原油では「ブルフラッグ」のターゲット86.20、北海ブレントでは88.40となり、いずれも上昇トレンドチャネルの上値抵抗線あたりでリミット(指値)を設定しておくべきでしょう。
ただ需要に関しては極端に拡大しているわけでもないので、主要産油国の供給サイドで大きなニュースでもない限り、WTI原油が90ドルなどの野心的な価格になることは考えにくいでしょう。