原油価格(WTI/BLENT)2024年3月第5週見通し/CFD取引ブログ

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。

WTI原油の現在のポジションは80.70・81.07・80.60ロング(買い)、上昇トレンドチャネル上値抵抗線までの上昇を見込んでいます。

WTI原油日足

年末に示現したモーニングスター(明けの明星)以降、緩やかな上昇トレンドチャネルを形成しており、先週に引き続き上昇トレンドチャネル上値抵抗線へのトライを続けていると判断しています。

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原油需給バランスは、第二四半期は供給超過が懸念されてきましたが、EIAの2024年3月短観では、一転して供給不足が予測され原油価格高騰の支援材料とされはじめています。

この場合、WTI原油価格は2022年3月から続く長期下落トレンドを抜けて(北海BRENTはすでに上抜けている)、86.50付近まで上昇するはずです。

この記事では、このように原油取引の週単位の見通しについて、Trading Viewで分析し、これから取引する方たちの参考になればと考えています。

しかしTrading Viewで十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので逆に使いにくい部分もあります。

そのため十分な機能でかつ無料で分析を行うことができる楽天MT4CFDも分析ツールとして優秀ですので検討して頂きたいと思います。

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WTI原油・北海ブレントテクニカル分析

テクニカル分析では、北海BRENT(ブレント)のほうが長期的な下落トレンドを上抜けており、右肩上がりの並行チャネルもキレイなので誤判断をしにくいのに対して、WTI原油はトレンドラインの引き方によっては異なった判断を起こしやすい形状になっています。

そのため今回は、北海BRENT(ブレント)で説明しておこうと思います。

北海BRENT(ブレント)日足分析→ブルフラッグブレイクで急上昇→一時的な失速

北海BRENT(ブレント)日足
北海BRENT(ブレント)は日足で確認すると、12月13日で底値をつけて以来、緩やかな上昇トレンドチャネル内で推移しています。
北海BRENT(ブレント)もWTI原油と同じく2/8の急上昇後、1ヶ月にわたるレンジ相場が続いたため判断が難しかったですが、推進波の最終段階で形成しやすい「ブルフラッグ」を完成させこれを同様にブレイクしています。
ブルフラッグ」は、上昇トレンド継続型のチャートパターンでブレイクすると急上昇することで知られています。
ターゲットは上昇してきた値幅(ポール)をフラッグの最下部に加えて求めており、それによると北海BRENT(ブレント)の「ブルフラッグ」のターゲットは88.30~89.10の間となります。
WTI原油の場合も同様にターゲットを導き出すと86.50付近となり、いずれも右肩上がりの上昇トレンドチャネルのレジスタンスラインまで上昇するというシナリオになります。
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北海BRENT(ブレント)4時間足分析→ブルフラッグを上抜けて上昇

北海ブレント4時間足

3/13にすでに「ブルフラッグ」を上抜けて急上昇してきた北海BRENT(ブレント)は、日足の遅行スパンが長期下落トレンドラインまで達した段階で一定の範囲内で反落し、右肩下がりの並行チャネルを形成しています。

この右肩下がりの並行チャネルは、4時間足レベルで形成されている「ブルフラッグ」である可能性が高まっています。

北海ブレントはフィボナッチ61.8%以内の調整でブレイクなら急上昇し1.382=89.38を伺う展開へ

現在の調整が「ブルフラッグ」である条件は、調整が直近高値~安値にフィボナッチを引いた50%~61.8%以内であることが条件です。

現状の位置ならすでに4時間足62EMA(黄太線)付近までの調整ですので、押し目をつけて反発し並行チャネルをブレイクした場合、1.382=89.38または1.618=90.84が上値目処となるでしょう。

北海ブレント4時間足フィボナッチ描画

WTI原油はフィボナッチ61.8%以内の調整でブレイクなら急上昇し1.382=85.51を伺う展開へ

同じくWTI原油では、やはり「ブルフラッグ」を形成しており、調整が直近高値~安値にフィボナッチを引いた50%~61.8%以内で収まっています。

WTI原油の位置もすでに4時間足62EMA(黄太線)付近までの調整ですので、押し目をつけて反発し並行チャネルをブレイクした場合、1.382=85.51が上値目処となるでしょう。

WTI原油4時間足フィボナッチ描画

現状は下落を日足800SMAが支えており(800SMAはトレンドが発進・終着する移動平均線)、新たなトレンドを形成する前の段階だといえそうです。

4時間足でサポートとなっている下値抵抗帯は、日足800SMA(800日単純移動平均線)に相当します。
トレンドが発生するとき800SMAを起点として発進し、そのトレンドが終息すると62EMAから800SMAまで戻って来る習性があります。
2/5を起点として勢いよく上昇してきた原油価格は、2/8の急上昇を除くと一進一退のレンジ相場を1ヶ月も形成してきました。
その際に上値をことごとく800SMAで抑え込まれていましたが、これをブレイクしたことでレジスタンスがサポートに転換しており下値を支えています。
従って相場は、実際にサポートに転換されたかテストしている状態であり、今後は新たな買いが入り、これまで売ってきた勢力が敗退して買い戻すことで相場はさらに上昇していきます。
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WTI原油CFDトレード精度を高める指標

WTI原油のトレードの成功確率を高めるには、4時間足でトレンドラインを引いて以下の3つのポイントでトレードすると良いと考えています。

  1. 天井圏・底値圏でスパイクorリバーサルをともなうフォールスブレイクアウト
  2. 天井打ち・底打ちの後、1時間足62EMAで押し目・戻り目
  3. トレンド継続のブルフラッグ・ウェッジ(下落トレンドではベアフラッグ・ウェッジ)
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勿論、人によって得意なパターンはあるため、これ以外でも新たな発見はあると思います。

これに加えて方向性を補強する指標も確認し、ブレイクアウトの方向が正しいのか確認しておきましょう。

代表的な指標としてチェックしてほしいのが以下の3つです。

  1. 期待インフレ率
  2. IGクライアントセンチメント
  3. 米国エネルギー情報局(EIA)/短期エネルギー見通し(STEO)

①期待インフレ率

原油価格は、あらゆる物価に影響を及ぼすため経済活動にとって非常に重要なものです。

この原油価格の先行指標ともいえるのが、市場が推測するインフレ率を示す「期待インフレ率/BEI(Break Even Inflation rate)」です。

期待インフレ率は、物価連動国債の売買参加者が予測する今後最大10年間(物価連動国債の残存期間次第で10年未満になる場合がある)における年平均物価上昇率を示しており、将来の実際の物価や景気に影響を与え、それらの先行きを予測するうえで重要な指標です。

実際にFEDが公表している期待インフレ率は、原油価格に同調または先行する特徴があります。

今週末までの期待インフレ率は以下のようになっており、一時的に押した後に急上昇し、原油価格の高騰を予期させる動きになっています。

引用:期待インフレ率

ただ期待インフレ率はリアルタイムの動向はわかりませんし、相関関係を確認すると0.68~0.78の間であるため2割~3割程度は、外れることがあります。

そのためこの指標が下落傾向にあれば「原油を買いから入ることは避け」、上昇傾向にあれば「売りから入ることは避け」ることで無用なリスクを低下させることができるといえるでしょう。

現状の期待インフレ率から考えると原油価格は強気で臨むべきだと考えています。

②IGクライアントセンチメント

IG証券とは、イギリスに拠点を置く、金融オンライン取引サービスのプロバイダー「IGグループ」が日本で展開するサービスで、株式・株価指数・外国為替証拠金取引・商品先物・CFD・バイナリーオプションなどを提供しています。

日本ではFXオンラインジャパンという会社名でしたが、2011年に「IGグループ」に統合されています。

この証券会社が提供している「IGクライアントセンチメント」は、グルーバルに展開している「IGグループ」の顧客がどのようなポジションになっているか示すものです。

原油の個人ポジションを確認すると、先週と比べロングが+8.84%増、ショートが▼2.78%減少しています。

先週58.01%のネットロングだった勢力図は、64.84%のネットロングと未決済のロングが増加しています。

引用:「IGクライアントセンチメント」

個人投資家にも優れた方はいますが、それは基本少数派で、大勢の投資家はトレンドと逆のポジションをとっています。

なぜかというと、訓練されていない個人投資家は利益は一刻も早く利益確定して、損失は先延ばしにする悪癖があるからです。

そのため強い上昇トレンドが発生するとロングが減ってショートが急増し、逆に強い下降トレンドが発生するとロングが急増してショートが減ります。

未決済のロングポジションが増えたのは、含み損を抱えて戻ってくることを祈っている状態なので、さらにレートが下落すると彼らの口座はパンクし耐えきれずに損切りするか強制決済されます。

いずれにしても投げ売りする作業が発生するため将来の売り勢力となり、これらの損失確定の決済注文で原油価格の下押し要因になることを予測することができます。

よって、「IGクライアントセンチメント」で確認できる未決済ポジション(おそらく含み損を抱えたポジション)を観察することで、常に自身のポジションが少数派に属していてトレンドに乗れているか確認しておくことができるでしょう。

③米国エネルギー情報局(EIA)/短期エネルギー見通し(STEO)

米国エネルギー情報局(EIA)が毎月発表している短期エネルギー見通し(STEO)は、毎月発表されており原油価格を左右する需給状況をつぶさに知ることができます。

引用:EIA
引用:EIA
株式投資する際に金利を見て、個別株の業績をチェックするのと同じくらいEIAのデータは重要です。
原油を売買する以上は、この掲載データに関心がない人はいないと思います。
現状の米国エネルギー情報局(EIA)3月短観では、2024年の需要は日量1億243万バレル(前月比+1万)、供給は1億217万バレル(前月比▲13万)となっています。
差し引き26万バレルの供給不足となります。
日本経済新聞

【ロンドン=大西康平】国際エネルギー機関(IEA)は14日に公表した3月の石油市場リポートで、2024年の石油需給見通し…

にもかかわらずFEDの金融政策は金利を抑制し緩和に転じる方向性であるため、金融緩和(FFレートの利下げ)により需要が旺盛になって、さらに原油価格が上昇するリスクが高まっていると考えられます。

分析チャートツールはダントツでTrading Viewが便利(代替は楽天MT4CFD)

読者の方におすすめしているWTI原油(または北海ブレント)のチャート分析では、Trading Viewを使っています。

WTI原油日足/Trading View

一般的なチャートシステムでは、この記事で掲載しているチャートのようなGMMA(複合型移動平均線)は標準装備されていないため、トレンドがどちらの方向に傾いているか直感ではわかりにくいかも知れません。

ですので、まずはTrading Viewの無料版からはじめてみましょう。

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Trading Viewは、無料で閲覧できる高機能ツールですが、無料プランで表示できるインジケーターは2つまで、チャートを同時表示できないなど、十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので不便に感じる場合があります。

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MT4で原油のチャートをチェックするには、USOILのシンボルを追加することで可能になります。

Trading Viewに対する利点は、楽天MT4CFD口座を開設していれば無料で機能を使えることとローソク足の動きが非常に速く(MT4ではトレンドに乗ったポジションを維持しやすくなるため平均足を使っています)判断を下しやすいことです。

Trading Viewはリアルタイムの反応速度が少し遅いです

そのため短期売買になればなるほど楽天MT4CFDの利点がいきてきます。

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チャートに関しては、Trading Viewまたは楽天MT4CFDで十分な分析ができます。

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さらにアップデートにより例えばS&P500では、これまでCFD取引するのに必要だった最低証拠金65,000円前後が1/10の6,500円前後からでも取引できるように大きく改善され他の証券会社と比べて少額からでもスタートできるようになっています。

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CFD取引会社 S&P500 WTI原油 GOLD
GMOクリック証券 0.3pips 3.0pips 0.4pips
IG証券 0.6pips 2.8pips 0.3pips
サクソバンク証券 0.5pips 6.0pips 0.3pips
OANDA Japan CFD 0.4pips 3.0pips 0.3pips
DMM CFD 0.5pips 3.9pips 1.2pips
楽天MT4CFD 0.5pips 8.0pips 2.7pips

このようにGMOクリック証券はコスト面でも優れており、株価指数・商品・外国株を少額からでも取引できるメリットがあります。

そのためか取引高シェアにおいても証券CFDでは72%・商品CFDでは65%など「国内店頭CFD取引高9年連続No,1(GMOクリック証券調べ2014年1月〜2022年12月)」になっている証券会社です。

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こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。 ネット証券は国内株式手数料無料化に踏み切ったSBI証券・楽天証券の口座を保有してない方はいないと思いますが、今回紹介するGMOクリック証券は、両者と比較しても国内株式の手数料が安[…]

【結論】WTI原油/北海ブレント2024年3月第5週見通し

WTI原油2024年3月第5週の見通しは、「ブルフラッグ」をブレイクした原油価格は、上昇した値幅にフィボナッチを引いて61.8%の調整で反発に移行すると予想しています。

したがって上昇時の上値目処は、WTI原油ではフィボナッチ1.382=85.51、北海ブレントでは1.382=89.38、いずれも上昇トレンドチャネルの上値抵抗線までの上昇を見込んでいます。

WTI原油のトレードは実質的なコストであるスプレッドが3pipsと業界最安のGMOクリック証券を使っています。
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