こんにちは、cohamizu（@cohamizu1）です。
Silver（銀）は、2024年10月22日に上昇トレンドチャネル上値抵抗線で天井をつけて以来、下落トレンドが続いています。
しかし11月14日に底打ちを示唆するスパイクローを示現しています。
スパイクローは単体では成立せずスパイクローを母線として翌日以降にその高値を超える陽線で引けることで、それまでの下落トレンドが覆ります。
しかし翌11月15日は、Silver（銀）のドライバーであるGOLD（金）の動きが不活発で、上昇が継続せずスパイクローのローソク足の実体を包み込むアウトサイドの形成に失敗して引けています。
上ヒゲの長いローソク足はネガティブイメージがありますが、底値圏で発生する場合は売り方の利益確定の証跡になります。
またスパイクローの安値が両側のローソク足よりも低く、安値高値を切り上げているため翌週も引き続きSilver（銀）は買いから入る予定です。
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スパイクローを示現したSilver（銀）の今後の見通しは？
Silver（銀）は、前述のように10月22日に上昇トレンドチャネル上値抵抗線で1トロイオンス＝$34.869をつけて以来、下落トレンドが継続してきました。
その結果、1トロイオンス＝$29.678まで下落を余儀なくされたわけですが、10月18日のサポートレベルを一旦下方ブレイクしてから長大な下ヒゲとローソク足の実体が極めて短いスパイクローを示現しています。
このようなサポートレベルで出現するスパイクローは、一般的に底打ちを示唆するプライスアクションとして認識されており、CCI（コモディティチャネルインデックス）でも底打ちが示唆されています。
スパイクローとなった11月14日の安値が両側のローソク足の安値より低く、定義上の直近安値が形成された可能性が高いです。
こんにちは、cohamizu（@cohamizu1）です。Silver（銀）が重要な抵抗線と目されてきた$32.5を2024年10月18日にブレイク・アウトしました。[caption id="attachment_43263[…]
Silver（銀）が示現したスパイクローは底打ちを示唆するプライスアクション
スパイクローは、①発生までのトレンドが下降局面、②当日の安値が前後数日間の安値に比べて明確に低く、③下ヒゲが極端に長く（上ヒゲは非常に短い）当日の終値が始値付近でひけているローソク足のパターンです。
特にサポートレベルで出現することが重要で、売り方がサポートのブレイクを狙って追撃売りを行って最後の買い方の投げによって下ヒゲ先端まで急落したものの、売り方の利益確定と割安とみた買い方の新規参入で価格が押し上げられ、売り方が撤退したと推定されます。
ただ単体では完成せず、翌日以降でローソク足の実体を包み込む陽線（アウトサイド）が出現することでトレンドの転換が確定します。
このアウトサイドの完成を目指すべく、買い方は11月15日19時～23時にかけて買い進めましたが、11月13日に形成されたFVGでレジストされて失速してしています。
こんにちは、cohamizu（@cohamizu1）です。チャートを見ていくとこれは「底打ちではないか？」と考えられるローソク足が出現することがあります。FXで著名な陳満咲杜氏は、このローソク足のことをプライスアクションの教[…]
Silver（銀）の現状認識は、下降ウェッジ～ブリッシュリバーサル
では現状のSilver（銀）の状況認識は、弱い状態かというとそうではありません。
スパイクローを完成させた後、翌日やや押されるケースはそれほどめずらしいことではないからです。
また、これまでの下落トレンドの高値・安値にラインを引くと下降ウェッジというフォーメーションができており、これをすでに上方向にブレイクして、上昇トレンドが開始された可能性を高めています。
CCIでもダイバージェンスを連発して一時0ラインを抜けて「買い」判断を下すレベルまで状況が改善している点もポジティブ要因です。
確かにそこから一気呵成に上昇せずに一度サポートレベルまで引き戻されていますが、30.232付近に設定しているサポートレベルは①新規で買いたいと考えている勢力、②戻り売りを行った勢力、③サポートレベルより下でブレイクアウトと誤認してショートした勢力が同時に買いを行う水準です。
したがってここから反発上昇し、スパイクローの高値を超えて引ける陽線が完成すればSilver（銀）は、継続的に上昇すると判断できます。
Silver（銀）への投資に役立つ指標について
現状のSilver（銀）が継続的に上昇できると確信できるには、いくつか同時に確認する指標がありますので紹介します。
貴金属に反相関するドルインデックス/反落するかどうかは未知数
今回の貴金属の下落は、トランプ大統領候補が11月5日の選挙での勝利によってもたらされた一方的なドル買いによって加速されています。
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貴金属はXAUUSD・XAGUSDというシンボルで表されているように対ドルで取引されていますので、ドルインデックスの上昇は貴金属にとってネガティブです。
Silver（銀）のスパイクローを確認して買いから入ることを決定した身としては、ドルインデックスが上記のように下落してくれることが必須条件なのですが残念ながら明確な下落には至っていません。
ただ前日の安値を一旦下抜いたものの買い戻されて下ヒゲの長いローソク足となっており、いわゆる首吊線となっていますので大勢力が利益確定を行った痕跡が見えます。
対円では明確に反落しており、これが他の通貨ペアでも波及するかどうかですが、これは全く未知数ですので翌週以降の動向に注意を払いたいと思います。
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Synthetic Silver Price Indexもスパイクローを示現
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貴金属アナリスト Jesse Colombo氏は、「銀投資家は銅価格の動向に注意を払うべき」という助言を発しており、独自の指標としてSynthetic Silver Price Indexという独自の指標を考案しています。
Silver（銀）は、そもそも取引量が少なくダマシが非常に多く、トレードの難易度が非常に高い問題点がありますが、銅価格に注意を払うことでダマシを排除できトレードの成功確率を高めることが可能になります。
こちらも長大な下ヒゲを示現したスパイクローで引けているものの、翌日のローソク足でアウトサイドを形成しきず上ヒゲの長い陰線で引けてしまっています。
一度は大きく上昇していますので、銅先物に対するショートポジションが一斉に利益確定されて価格が上昇した痕跡はみえます。
したがって翌日以降、スパイクローの高値を超えて引ける陽線が出現すれば銀価格は継続的な上昇にはずみがつくと考えられます。
こんにちは、cohamizu（@cohamizu1）です。Silver（銀）のトレードに欠かせない指標、Synthetic Silver Price Indexについてこの記事で解説していきます。[caption id="a[…]
【結論】Silver（銀）底打ちを示唆するスパイクローを示現！今後の見通しまとめ
Silver（銀）は、11月14日に底打ちを示唆するスパイクローを示現し、形成していた下降ウェッジをブレイクアウトしています。
ですのでここから$32.18～$32.29レベルに存在するレジスタンスまで上昇し、そこから一旦引き戻される可能性は高いものの、調整が完了すれば10月31日形成されているFVGを埋めるため、価格が戻っていくパスが当面考えられる値動きでしょう。
確かにスパイクローの両側のローソク足が陰線で引けている点を不安視する向きもありますが、同じようにスパイクローの両側のローソク足が上ヒゲの長い陰線で週を終えた事例があります。
2021年12月3日のWTI原油です。
上昇トレンドのさなかに大きな調整を受けましたが、このスパイクローが$62.46の安値から$129.42まで上昇する分岐点になったことは明らかです。
ですのでSilver（銀）においても、上昇トレンドの予兆としてこのスパイクローを捉えておく必要があると思います。
この記事では、このようにSilver（銀）の週単位の見通しについてTrading View・楽天MT4CFDで解説しています。
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