【Weekly】急騰した原油価格は再上昇のため一時休止が必要/原油CFDトレードブログ

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。

先週は上昇波動第3推進波が進行し、1週間を通して一方的な上昇で終わっています。

目安としていた2024年10月14日の急落時に発生した流動性ギャップも埋めたため、一度71.50ドルまで調整してから反発するパスを予測しています。

WTI日足20250105
WTI日足/TradingView

供給過剰だというなら本来は、在庫が溢れかえっているはずだが実際には石油在庫は5年のレンジを下抜けた低水準で底を這っています。

在庫がカツカツの中で需要が寒波で高まれば、急速に買われて上昇するのは当然だろうと思います。

しかし相場の上昇は、売っている勢力が損失を恐れて慌てて買い戻すからこそ、急速に上昇するのであって「もやは買い戻すものがいない」状態になれば、騰がるどころか売り抜けた勢力の売りを吸収する買いが存在しないため逆に下がってしまいます。

ですので今週は、それがどこで発生するか用心して取り掛からなければならない週になります。

今回は、このように原油取引の週単位の見通しについてTrading Viewで分析していますが、原油価格のトレードは、GMOクリック証券、DMM CFD外為どっとコムCFDネクストなどが低コストで使いやすい証券会社です。

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原油価格1月第2週の見通し(テクニカル分析)

先週の原油価格は、ほぼ一方的に上昇しました。

筆者は73.40ドルでロングを利益確定しましたが、実際には74.35ドルまで上昇しています。

要するに思ったよりも上昇したわけですが、その水準は10月14日 日本時間5:00に急落した直前の価格が73.60~74.30をうろついていたことからも、一方的な投げ売りで値が飛んだときに取り残されたすべての供給を市場は吸収したということになります。

これで終わりかといえばそうではなく10月14日(月)は取引開始でギャップダウンが生じており、そこにも流動性ギャップが75.05~75.56まで生じています。

さらにその水準には1年間の平均取引価格に等しい200日移動平均線まであります。

供給過剰による売れ残りが発生するという懸念が妄想に終わった今となっては、最終的に75.56ドル=200SMAまで上昇することは普通にありえることになったといえそうです。

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WTI原油の見通し【2025年1月】/原油CFDトレードブログ

WTI原油日足分析)第3推進波終了?→第4修正波

WTI日足20250105
WTI日足/TradingView

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先週のWTI原油は、想定以上に順調に上昇し5連騰となりました。
CCIでは急騰ゾーンに入って前回の山を超えているため、ここから調整したとしても0ライン付近で再び上昇余地があることを示しています。
現状は2024年10月14日にの急落時に発生した流動性ギャップを埋め、71.50~73.80間の需給が均衡しています。
そのため買い戻しが一旦途切れた状態になっているため、値動きが軽かったエリアでリセットが発生し71.50のレジサポ転換を確認しなければならなくなる可能性があります。
これがリターンムーブと呼ばれる押し目買い・戻り売りで重要視されるパターンです。
こういった何度も押し戻されたレジスタンスを上抜いて上昇したとき、頻繁に発生するリターンムーブについて「先物市場のテクニカル分析」では以下のような記述があります。
もともと買っていた人たちは上昇したことを喜ぶが、同時にもっと買っておけばよかったと後悔するだろう。もし再びプライスがサポート付近まで戻れば、買い増すだろう。
売り持ちにしている人は、自分が間違っていたと考えるか、あるいは間違っていたのかもしれないと疑いだすだろう。売り持ちの人は、先物を売ったレベル、すなわち無傷で買い戻しが可能ないわゆるブレイク・イーブンポイントにまでプライスが戻ってくれることを望むだろう。
ポジションをもっていなかった人たちも、さらに二つに分類できる。
一つはポジションをもっていなかった人、もう一つは何らかの理由ですでにサポート付近で以前に買った先物を売ってしまった人たちである。後者の人たちは、もちろん早まってポジションをクローズしてしまったことで自分に腹を立てているだろう。そして売ってしまったレベルで、もう一度買い持ちのポジションを作るチャンスが来ることを望んでいる。
最後のグループ、つまり買うかうるか決めかねていた人は、ここで価格上昇の現実を前に、買いからマーケットに参入する前提で次の買い場を探すだろう。
これで四つに分類したすべての人達が押し目買いを決心していることとなる。
引用:先物市場のテクニカル分析
つまり一旦は重要なブレイクポイント=71.50を抜いて上昇した価格は、いったんブレイク・イーブンポイントに戻って(リターンムーブ)上記の四者が買い注文をいれる事によって再び上昇することになります。
よってこの段階では、強気派ならリターンムーブによる押し目買い待ちとなります。
逆に弱気派なら、この戻っていく動作をショートすることで利益に変えることもできるでしょう。
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【Weekly】上昇トレンドへ舵を切ったWTI原油の上値目処/原油CFDトレードブログ

BRENT北海原油日足分析)トライアングルのブレイク成功による上値余地拡大

BRENT日足20250106
BRENT日足/TradingView

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BRENT北海原油日足では、膠着状態を示していたシンメトリカルトライアングルが確認でき、これをブレイクアウトしています。
CCIでも前回の山よりも高く、再び0ラインまで調整した後、再び買われて上昇トレンドに回帰することが想定できます。
ブレイクアウトに達成したので、この二等辺三角形の底辺部分の長さをブレイクしたポイントに加えて目標値を算出することで画像のように200SMAを超えた水準がターゲットになることがわかると思います。
ただこちらもブレイクアウト後のリセットには注意しなければならない水準になっています。
ここからトレンド継続型のフラッグ・ウェッジ・ペナントなどが出現すれば、そのブレイクを確認して再上昇のトレンドを確実に捕捉すれば今回のように効率よくリターンを得ることができるでしょう。
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シンメトリカルトライアングルとは?トレードのタイミング(上抜け・下抜け・利益確定)は?

WTI原油1月度の季節性

原油価格には、季節性があり強気で問題ない時期と弱気になりやすい傾向の時期があります。

WTI原油月度別騰落率

1月の原油価格の季節性は、12月に比べて上昇しやすい環境で翌年6月まで続く上昇トレンドが始まりやすい月度です。

原油価格の季節性
原油価格の季節性/TradingView

しかし2月ほどは強くなく、すでに月間で3%以上も上昇したので、平均値からは乖離しています。

そのため一時引き戻されるケースに注意が必要です。

原油価格の季節性

一方で月度ではなく営業日ごとで1年のスタートを100としてインデックス化すると年初はやや軟調で後半に入るにつれ上昇する傾向にあります。
年初に強力な上昇したのであれば、いつもどおりなら月度中旬まで引き戻される傾向にありそうです。
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原油価格の季節性と売買方針について

WTI原油1月曜日別騰落率・勝率

WTI1月度平均騰落率・勝率

一方でWTI原油は、1月度の曜日別平均騰落率では月曜日が顕著に弱い月度です。

そのため買いを狙うなら、下落しやすい月曜日は様子見として、下落したら火曜日から金曜にかけて反発を狙うという戦略は十分機能しそうです。

とくに週明けのアジア時間で積極的に買われていった場合は、反落する可能性に留意し、反落を待って安い価格で買い戻すべきでしょう。

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原油が強い曜日・弱い曜日とトレード方法/原油CFDトレードブログ

WTI原油のチャート分析について

ここまでWTI原油について日足で説明してきましたが、月度の見通しで週足・日足で概要を押さえつつ、週単位では日足~4時間足でトレンドラインを引いて、1時間足を主に確認しつつ以下の3つのポイントを重視したトレード手法が取り組みやすいと考えています。

トレンドフォロー

その手法とは、以下の3つです。

  1. 天井圏・底値圏でスパイクorリバーサルをともなうフォールスブレイクアウト
  2. 天井打ち・底打ちの後、1時間足62EMAで押し目・戻り目
  3. トレンド継続のブルフラッグ・ウェッジ(下落トレンドではベアフラッグ・ウェッジ)

主な手法としては、これらを使いまわしてより熟練度を高めようとしており、それ以外の値動きに関しては「得意ではない」という判断でスルーすることで勝率を高めることを狙っています。

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WTI原油CFDトレード手法/CFD投資ブログ

先週の2025年1月第1週までの状況は、①②についてはすでに通過済みで、③の新たなトレンド継続パターンを待っている状態だと思います。

このように一見無限に存在しそうなチャートパーターンの中で効率よくリターンを得られるものだけ抽出し、そのパターンの出現を待ってエントリーすべきです。

反対にすべての場面で利益を獲得しようとすると無駄な損失を招く結果になるので、逆に遠回りになると思います。

以上①②③のパターンについて説明しましたが、エントリーにはこれから説明するチャートシステムで分析したうえでエントリーすると良いでしょう。

①分析チャートツールはダントツでTrading Viewが便利

WTI原油(または北海ブレント)のチャート分析では、Trading Viewを読者の方におすすめしています。

WTI原油4時間足
WTI原油4時間足

一般的なチャートシステムでは、この記事で掲載しているチャートのようなGMMA(複合型移動平均線)は標準装備されていないため、トレンドがどちらの方向に傾いているか直感ではわかりにくい問題があります。

ですので、まずはGMMA(複合型移動平均線)を導入できるTrading Viewの無料版からはじめてみましょう。

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②無料で便利なチャートツールは楽天MT4CFD

Trading Viewは、無料で閲覧できる高機能ツールですが、無料プランで表示できるインジケーターは2つまで、チャートを同時表示できないなど、十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので不便に感じる場合があります。

そこで無料でありながらテクニカル分析を無限に追加できる楽天MT4CFDを使うことでその問題を解決することができます。

MT4で原油のチャートをチェックするには、USOILのシンボルを追加することで可能になります。

Trading Viewに対する利点は、楽天MT4CFD口座を開設していれば無料で機能を使えることとローソク足の動きが非常に速く(MT4ではトレンドに乗ったポジションを維持しやすくなるため平均足を使っています)判断を下しやすいことです。

使い方の一例では、Xで楽天MT4CFDチャートを使った15分足平均足トレードのエントリー方法を具体的な内容で公開しています。

このように短期売買になればなるほど、楽天MT4CFDを利用する優位性が活きてくるでしょう。

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【結論】WTI/BRENT原油2025年1月第2週見通し

2025年1月の原油価格は、年初からブルフラッグをブレイクして急騰しています。

しかし月度中旬にかけてその上昇幅を削る傾向も見られるため、チャート上でも埋めるであろう10月14日の急落分の流動性ギャップも埋めたことから、一時後退・調整してくる可能性に留意すべきです。

WTI日足20250105
WTI日足/TradingView

調整はトレンド継続型のブルフラッグ・下降ウェッジ・ペナントが形成されることが多く、その後のターゲットも推定しやすくなります。

その後の上昇でCCIが、弱気のダイバージェンスを示していれば、この上昇波動はABC3波構成の修正波をこなすケースが出てきます。

この記事では、このように原油取引の週単位の見通しについてTrading Viewで分析していますが、エントリータイミングを図るには、「楽天MT4CFD」のチャートを活用する方法を読者にはオススメしています。

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【Weekly】急騰した原油価格は再上昇のため一時休止が必要/原油CFDトレードブログ
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