OPEC+増産延期も原油価格の押し上げに失敗、ターゲットは$55

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。

いよいよWTIが$55に至るパスコースが鮮明になってきました。

OPEC+の減産緩和を予定通り10月から開始するという報道でWTI原油は、サポートになっていた71.50~72.50をブレイクし12ヶ月ぶりの安値水準に転落しています。

WTI日足20240906

一旦リターンムーブで$71.50に戻ってきたあと、反落して木曜日には$68割れまで到達と考えていましたが、原油価格を支えるべくOPEC+がすかさず増産延期を検討→合意まで繰り出してきたので、その都度原油価格が押し戻されています。

といってもせいぜい1ドル程度しか押し戻されておらず、すぐに全戻ししていますので景気後退懸念が払拭されない限り、この劣勢を覆すことはできないと思います。

したがって12月の安値水準である$67.71も維持できなければ、シンメトリカルトライアングルが示している$55への到達はもやは既定路線ですね。

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WTI原油日足テクニカル分析20240615

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OPEC+の増産延期が意味するもの

原油価格を左右する勢力として最大の価格カルテルがOPECであることは周知の事実ですが、これにロシア・メキシコなど従来はOPECに属さなかった産油国を加えてたOPEC+が新たな枠組みを2016年に結成して原油価格への影響力の維持を図っています。

このOPEC+閣僚級会合は、半年に1回のペースで開催され、今回は6月2日13時(ウィーン時間/日本時間20時)にからスタートし非常に早い合意にいたっています。

主な内容は以下のとおりです。

  • 自主的な減産を実施した8カ国は、前回合意した日量220万バレルの減産を2024年9月末まで延長する
  • 2025年1月1日から2025年12月31日まで、OPECおよび非OPEC参加国の全体的な原油生産レベルを順次拡大する
  • 2024年12月1日に第38回OPEC・非OPEC閣僚会合を開催する

引用:第37回OPECおよび非OPEC閣僚会議

問題はこの減産緩和(実質増産)を景気後退が鮮明になってくる中で、10月に敢行するのか否かというところだったのですが、結果は12月まで延期という合意になっています。

OPEC+の増産検討→合意も原油価格は全戻しで応える

今回は、この合意通り減産緩和するという一報で原油価格が5%を超える暴落に陥って、慌てたOPEC+が10月に開始する実質増産の延期を9/4検討→9/5合意というスピード解決で押し上げを図ったという顛末でした。

WTI4時間足20240906

WTI原油が$55まで下落するという前提でショートし続けている立場からすると、怖いのがOPEC+が供給を絞って対抗してくることでしたが、9/4の増産延期検討で実際に押し上げられたのが1.4ドル程度の値幅で終わっています。

これで安心してショートを前提としたポジションを追加したのですが、さらにOPEC+は増産延期で合意をまとめたため、一時$70.80あたりまで押し上がりましたがこれも結局$69.30辺りまで全戻ししてひけています。

つまりOPEC+はカードを出し切ったわけで、売り方から見ると大規模なショートカバーの心配がなくなったので大きなショートポジションを取ることができます。

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OPEC+の増産合意は供給サイドのカードが無くなったことを意味する

このOPEC+の決定と原油価格の反応が意味するところは、市場が懸念しているのは景気後退による需要増であって、逆に手の内を見せてカードを切ってしまったOPEC+にはもうやれることがなくなったと見て良いと思います。

これでさらに米国指標が滑ってしまうと、景気後退=原油価格下落といういつもの方程式で原油価格が暴落するわけですが、供給サイドからはさらなる減産しかカードがない状況に陥っています。

もともとOPEC+各国の減産はほぼ限界に来ており、裕福なサウジアラビアでさえこの流れを止めるのは難しく、6月のOPEC+会合では順次増産に応じざるを得ない状況なわけで、さらなる減産はどう考えても難しい状況です。

したがって今後は、原油価格の下落に慌てて、サウジアラビアがさらなる減産をまとめようとして一斉に離反され逆ギレ増産が発生する可能性を残すのみとなっています。

先週までは、OPEC+がそういったカードを繰り出して原油価格を一時的に押し上げる図式も考えることもあったのですが、市場が思ったよりも厳しい反応を下したことで、もうFEDの利下げによる需要回復しか原油価格を押し上げる手段はなくなっていると思います。

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WTIトライアングル上値抵抗線まで反発開始か?/原油CFDトレードブログ

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【結論】OPEC+増産延期も原油価格の押し上げに失敗、ターゲットは

というわけで原油価格の動向については、OPEC+が出せるカードを出し切ったにもかかわらず、WTIでは$1~$2しか押し戻す効果が得られなかったので、もうできる手段は限られてしまったと見ています。

となると下値支持帯$71.50~72.50を下抜けてしまった原油価格は、もう市場がOPEC+の対抗手段を恐れる必要がなくなったため、遠慮なく売ってくると思いますので、Xでポストしているように計算上$55を一時割り込む大きな下落トレンドに陥るだろうと思います。

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