こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
WTI原油は、2024年4月5日に87.63の高値をつけた後、右肩下がりの価格調整をしています。
しかしレジスタンスラインとサポートラインを引くと、徐々にその範囲が狭まっています。
このチャートパターンは、上昇トレンド継続型のパターン「下降ウェッジ」であり、反落するのではなくさらなる上昇のために力をためている段階だと考えて良いと思います。
大局的にも2022年3月以来続いた下落トレンドラインを完全にブレイクしているため、今回のように多少の調整はあれど基本的には上昇トレンドを崩すことなく原油価格は上昇していくというスタンスになります。
したがって今後のスタンスは「押し目買い」であり、「下降ウェッジ」のブレイクに乗ってロングポジションを形成するタイミングだと思います。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。 現在のポジションはWTI・BRENTともにノーポジションです。 WTI原油に関しては、2024年4月3日にブルフラッグで計測したターゲット86.20を達成し緩やかに調整[…]
ファンダメンタルでも、イスラエル・イランの対立激化と石油供給の逼迫観測から、長期的にも原油価格の上昇は不可避になりつつあります。
この記事では、このように原油取引の見通しについてTrading Viewで分析し、CFDで原油のトレードに取り組む方たちの参考になればと考えています。
Trading Viewは分析ツールとして広く一般的に使われていますが、十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので逆に使いにくい部分もあります。
そのため実際には、十分な機能でかつ無料で分析を行うことができる楽天MT4CFDのチャートでトレードのタイミングを図ったほうが、コストも掛からず取り組みやすいと思います。
WTI・BRENTは基本上昇トレンド
WTI・BRENTともに共通の認識は、2022年3月から続いた下落トレンドをブレイクして上昇トレンドに移行しているという現実です。
そのため基本的には押し目を作りつつも高値・安値を切り上げて上昇していくという認識でよいと考えています。
ただ一本調子で上昇するわけではなく、相場は人がジャンプするときに一旦しゃがむように調整する動作を繰り返しながら高値・安値を切り上げていきます。
トレーダーはこの押し目を上手に拾う手法を習得してタイミングよく乗っていく必要があります。
WTI・BRENT、上昇トレンド継続パターン「下降ウェッジ」を形成中
現在の原油価格は、4/5に高値をつけたあと、右肩下がりの調整が続いています。
しかし安値を結んだサポートラインを引くと、徐々にレジスタンスラインとの幅が狭まっており、「下降ウェッジ」だと考えられます。
このチャートパターンは、上昇トレンドを保っている相場が調整によって右肩下がりのウェッジを形成するチャートパターンで、ブレイクすると価格が急上昇するため利益獲得の好機だといえます。
このチャートパターンを形成している場合は、上方ブレイクで買いから入るか、サポートラインへのテストで逆張りでエントリーします。
ウェッジの調整は強気であれば38.2%未満であり、50%未満までなら許容されます。
しかし50%より押し込まれたり、ウェッジのサポートを割り込んで下落したまま、当日引けた場合は「下降ウェッジ」はキャンセルされます。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。 今回はチャートパターンの一つ『ブル(上昇)フラッグ』について解説します。 『ブル(上昇)フラッグ』とは、上昇トレンドを保っている相場が調整によって右肩下がりの平行チャネ[…]
WTI、下降ウェッジブレイクのターゲットは91.60ドル
今回のWTI原油が形成している「下降ウェッジ」のターゲットは、91.60ドル付近です。
「下降ウェッジ」のイグジットポイント(利益確定)は、最初の上昇トレンドの長さ(フラッグポールの長さ)を平行チャネルのサポートラインから反発したポイントに加えた値となります。
したがって今回のWTI原油であれば、ここまで急上昇したポール部分の値幅は87.59-80.51=7.08と算出できます。
それを「下降ウェッジ」の最安値の上昇起点に加えることでターゲットが算出されます。
それによるとWTI原油のターゲットは、起点84.52+値幅7.08=目標91.60となります。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。 X(旧:Twitter)で日々、原油取引について投稿しているので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、基本的にWTI原油取引で生計を立てています。 そのためトレードの[…]
分析チャートツールはダントツでTrading Viewが便利(代替は楽天MT4CFD)
読者の方におすすめしているWTI原油(または北海ブレント)のチャート分析では、Trading Viewを使っています。
一般的なチャートシステムでは、この記事で掲載しているチャートのようなGMMA(複合型移動平均線)は標準装備されていないため、トレンドがどちらの方向に傾いているか直感ではわかりにくいかも知れません。
ですので、まずはTrading Viewの無料版からはじめてみましょう。
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無料で便利なチャートツールは楽天MT4CFD
Trading Viewは、無料で閲覧できる高機能ツールですが、無料プランで表示できるインジケーターは2つまで、チャートを同時表示できないなど、十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので不便に感じる場合があります。
そこで無料でありながらテクニカル分析を無限に追加できる楽天MT4CFDを使うことでその問題を解決することができます。
MT4で原油のチャートをチェックするには、USOILのシンボルを追加することで可能になります。
Trading Viewに対する利点は、楽天MT4CFD口座を開設していれば無料で機能を使えることとローソク足の動きが非常に速く(MT4ではトレンドに乗ったポジションを維持しやすくなるため平均足を使っています)判断を下しやすいことです。
そのため短期売買になればなるほど楽天MT4CFDの利点がいきてきます。
楽天MT4CFDならS&P500などの株価指数や金・銀・原油などの商品の高機能チャートMT4を無料で閲覧でき、リアルタイムでも取引ができます。
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低コストで少額資金からでも投資できるのはGMOクリック証券
チャートに関しては、Trading Viewまたは楽天MT4CFDで十分な分析ができます。
しかしWTI原油・北海ブレンド原油など世界中のあらゆる投資対象を現物株取引・CFD取引・FX取引により低コストで取引できるのは、GMOクリック証券です。
さらにアップデートにより例えばS&P500では、これまでCFD取引するのに必要だった最低証拠金65,000円前後が1/10の6,500円前後からでも取引できるように大きく改善され他の証券会社と比べて少額からでもスタートできるようになっています。
また実質的な取引コストであるスプレッドでも以下のように低コストです。
CFD取引会社 | S&P500 | WTI原油 | GOLD |
GMOクリック証券 | 0.3pips | 3.0pips | 0.4pips |
IG証券 | 0.6pips | 2.8pips | 0.3pips |
サクソバンク証券 | 0.5pips | 6.0pips | 0.3pips |
OANDA Japan CFD |
0.4pips | 3.0pips | 0.3pips |
DMM CFD |
0.5pips | 3.9pips | 1.2pips |
楽天MT4CFD | 0.5pips | 8.0pips | 2.7pips |
このようにGMOクリック証券はコスト面でも優れており、株価指数・商品・外国株を少額からでも取引できるメリットがあります。
そのためか取引高シェアにおいても証券CFDでは72%・商品CFDでは65%など「国内店頭CFD取引高9年連続No,1(GMOクリック証券調べ2014年1月〜2022年12月)」になっている証券会社です。
スタートは、GMOクリック証券からはじめてみましょう。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。 ネット証券は国内株式手数料無料化に踏み切ったSBI証券・楽天証券の口座を保有してない方はいないと思いますが、今回紹介するGMOクリック証券は、両者と比較しても国内株式の手数料が安[…]
【結論】原油(WTI/BLENT)上昇トレンド継続を示唆する下降ウェッジ示現
イスラエル・イランの対立による緊張の高まりとひっ迫する供給が原油価格を支えています。
原油価格と相関しやや先行する「期待インフレ率」は、徐々に上昇していき、米CPIの発表があった4/10には2023年11月6日ぶりの2.40に達したため、今後も原油価格は強気で推移すると見てよいでしょう。
テクニカル分析では、4/5の高値からやや調整気味に推移していましたが、どうやら上昇トレンド継続型パターンである「下降ウェッジ」を形成しつつあります。
もちろんブレイクすれば、さらに上に急上昇するため、買い方にとっては絶好のチャンスだと云えるでしょう。