Googleコアアップデート後のブログや収入源の施策について

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。

皆さんは、2023年秋から2024年にかけて普段使っているGoogle検索で以降で大きな変化を感じないでしょうか?

実はこのときにGoogleのコアアップデートが大規模に行われました。

その結果、検索エンジンで得られる検索順位が大きく入れ替わり、上位はほぼ公式サイトや法人サイトで埋め尽くされて、いわゆる個人が運営しているブログが上位に食い込んで集客することはほぼ不可能になりました。

Googleは、かねてから権威性のある法人サイトや公式サイトを優遇する傾向になっており、過去にも似たような例はあり、その都度改善を重ねることで順位を保ってきました。

ですが2023年秋から2024年にかけて行われたGoogleのコアアップデートは、優遇というよりも個人運営のブログを排除した内容で完全に一掃された感じです。

これによってピークからすると悪い日によっては、アクセスが1/20にまで落ち込みました。

これによって多くのブログが活動休止に追い込まれたり、自分もメンタル的に厳しい状況に追い込まれましたが、諦めずに試行錯誤した結果、その悪い日から8倍にくらいは押し返す日も出始めるようになってきました。

この記事では、このGoogleアップデート後にどう考えて、どう行動していったのかを備忘録的に記述しておきたいと思います。

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検索エンジンからのアクセスの低下を止めたのはSNS

Googleのコアアップデートから検索エンジンからの流入は激減し、ブログからの収入も激減していきました。

そのため気力が大きく削がれて、メンテナンスする意味もなくなった記事を消していったりもしました。

しかし落ち込む一方だった流入経路(セッション)の低下を止めたのが、他でもないSNSの存在です。

SNSでは、毎日欠かさず投稿しており、特にX(旧Twitter)では、ありがたいことにフォロワー数が4,000人を越えて増え続けたため、ここからのサイトへのアクセスが増え続け検索エンジンからの流入を2024年12月中旬で越えるようになったのです。

SNS

そして現在も、X(旧Twitter)からの流入は前月比+40%ものペースで拡大していっています。

正直、これに勇気づけられました。

一億総SNS時代の戦略:カレー沢薫(著)

何屋さんかわからない状態から脱却して専門的なサイト運営にした

SNSからのサイトへのアクセスが検索エンジンを超えたからといっても、いろいろ手を付けたところで時間が足りずに中途半端になります。

そのため業務改善手法のECRSのE=Eliminate(排除)を最初に行うことにしました。

すなわち上位に入っているエース記事であっても不必要なものは、思い切って削除することに決め100記事くらいゴミ箱行きにして、内容を絞り込んでメンテナンス可能な記事数に調整していきました。

ただこれは見極めるのに時間がかかる作業なのでまだ道半ばですが、むしろ記事を削除したことで冒頭のようにアクセスが伸びるようになっています。

やはり読者が最も必要としていることを記事として揃えるほうが、関連性も高く見やすいのでしょう。

SNS投稿も似たようなことをまとめた

またSNSも色々あって、それぞれ似たような投稿をするよりは、目的に沿った投稿を続けられるようにX(旧Twitter)・Pinterestだけに絞り込みました。

業務改善手法ECRSのC=Combine(結合)です。

Facebookページ、Instagramもユーザーが多いので魅力的なSNSかも知れませんが、それぞれ交流してコメントを返したりすればコンテンツを作る労力が削られてしまいます。

そのためテキストベースでブログと相性が良いX(旧Twitter)と画像検索エンジンとしてかねてから注目していたPinterestの運用に統合して、Facebookページ、Instagramはコンテンツを消して休止しました。

日本では、Instagramの利用者が6,000万人に対してPinterestは870万人とかなり差があるので、Instagramを続けたほうがセッションを集められるかも知れませんが同じことならリンクを貼れるPinterestのほうが直接記事にアクセスしてくれます。

検索エンジンからの流入をSNSに置き換える

検索エンジンからの流入は、本来なら大きなものであるはずですが、実は2023年2月に大きな変化が起きています。

OPEN AIをはじめとした対話型AIの驚異的な発展です。

この驚異的な性能の向上で、これまでは検索エンジンで疑問に対する回答が載っている記事を探していたものが、対話型AIによって直接的に回答を得られるようになったのです。

そのため対話型AIに適応できる若い世代からAIを使うようになり、検索キーワードで疑問に対する回答を探す手間のかかる作業がなくなってきています。

これは検索エンジンにとっては脅威であり、検索エンジンは廃れていくのと同時に、コンテンツを作る側からすればこれまでのGoogleが上位表示にするために課してきた条件をすっ飛ばしても良いことになります。

ですので思い切ってSEOという検索エンジンに最適化して上位表示を狙う技術を捨てて、検索エンジンから期待されていたブログへのアクセスをSNSに置き換えることにしたのです。

業務改善手法ECRSのR=Rearrange(入れ替え)です。

これを進めていくにあたって2024年は、アメリカ大統領選挙や兵庫県知事選でSNSがニュースメディアとして飛躍的に有効性を高めた象徴的な時期だったと思います。

上記の出来事により有効性を高めたSNSは、テレビや新聞はもとより、検索エンジンで上位に表示される大手メディアが書いた記事やGoogleディスカバーも超えて情報を探すために利用されるようになると思います。

ですのでこのような新しい行動様式に対応してSNSで情報を探そうとするユーザー向けに役立つ情報をポストしていくことを基本方針として行こうと思います。

ユーザーが情報を探す方法をシンプルにする

実は、SNSでフォローいただいている方は、検索エンジンでcohamizuで検索していただいています。

ですのでこれを機会に、ブログのタイトルも『cohamizuのCFD投資ブログ』に思い切って変更して探しやすくすることにしました。

これで検索エンジンから読者が記事を探すときは、「cohamizu」と入力してホームから新着記事を読むか、メニューでカテゴリーから探すか、筆者がオススメ記事を載せているカルーセルスライダーからコンテンツを選ぶことになります。

これは記事を作成するプロセスとしては非常にシンプルです。

これまでは、ある事象に関して検索時に使用されると予想されるキーワードをタイトルに組み込んで、目次までそれに最適化した内容で記事を書いていました。

しかし「cohamizu」というキーワードでブログのトップにたどり着いて、関連記事を探すのであればトップページで記事を探しやすいようにメニューやナビゲーションに改善を重ねれば良いということになります。

これからの収入源はさらに多様化しそう

筆者は、もともと会社員としての収入拡大に限界を感じて、ブログをはじめました。

そしてそのブログから得られた収入を元に原油トレードをすることで収入を得て、会社員は生活はすでに辞めています。

ところが冒頭で書いたように、ブログの収入が低下しているのでトレードが上手く行かなくなったとき収入として安定して期待されてきたものが不安定になってきています。

ブログの安定した収入がないと、トレードで思い切った決断ができなくなるデメリットも感じているため、安定的な収入源をもっと増やすべきなのではないかと考えました。

一般的には、安定的な収入とは労働収入だと思いますが、まず大きな時間を割り当てなければならないデメリットがあります。

また労働収入は、近年のインフレに対して賃金上昇が追いつかずメリットが大幅に低下し続けているため(特に日本の場合)、多くの人にとっては悩みのタネだと思います。

収入源として注目される資本への投資

そこで注目しているのが資本による収入の増加、つまりトレードではなく継続的なインデックス投資によって年収を上回るかそれに準ずるキャピタルゲインを得たり、同じく継続的な高配当株投資によって年収を上回るかそれに準ずる配当収入を得ることです。

こういった株式投資の利点は、残念な話ですが投資による収入が大きくなれば労働収入をわざと絞っていき、所得を少なく見せることで政府からの労働からの搾取を最小限にする効果があります。

自分も元々投資(投資というより投機ですが)をしていることもあって、自分の時間を削らなくても収入を増やしてくれる資本への投資は重要なことだと考えていますし、ブログ記事の新しいカテゴリーとして育てたい内容でもあります。

これは、近年のNISAへの対応もあってコスト的にも優れた投資信託が開発されています。

インデックスファンドへの投資例

例えば全世界の株式に1本で投資できる『楽天・プラス・オールカントリー株式インデックスファンド』に投資した場合、連動している「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI) 」は30年率で9.7%ものリターンです。

ということは『楽天オールカントリー株式インデックスファンド』への投資額が4,123万円に達すれば、毎年生活費を取り崩しても日本人の平均年収400万円と同水準のリターンを提供してくれる計算になります(この30年間の環境が続けば)。

ただ全世界の株式市場を丸ごと買うという投資方法は堅実なものの、できるだけ早く資産を安全圏内に到達させたいという投資家の思惑もあって、同じインデックスでもNASDAQ100をはじめとした成長著しいハイテク株をメインにした投資信託も人気を集めています。

確かにNASDAQ100の30年間の年率リターンは15.5%なので、この環境が続けば(そんな保証はありませんが計算上の前提としては)安全圏内といえる水準は2,580万円にハードルが下がります。

そのため全世界株式への投資よりも、いちはやく安全圏内にたどり着けると考えて選好する人も多くなっている傾向です。

おそらく誰にでもおすすめできるのが、こういった全世界株式S&P500などの広く分散したインデックスファンドへの継続的な投資です。

お金は寝かせて増やしなさい:水瀬ケンイチ(著)

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楽天・プラス・NASDAQ100インデックス・ファンドに投資する理由・評価は?

高配当株への投資例

一方ですでにまとまった資金がある場合や相当の収入があるため手っ取り早くもう一つの収入源を作りたいというニーズに対応しているのが、楽天・SBIが相次いで設定している高配当株投信です。

高配当株に投資して配当で生活費を賄えたら最高ですが、個別銘柄を絞りすぎるとその企業が無配に転落した場合や大幅な下落で見舞われた場合のリスクがあるためできるだけ分散したいところです。

楽天投信投資顧問、SBIアセットマネジメントでは、以下のようにで相次いで高配当株に分散投資した低コストな投資信託を設定しており、しかも年4回決算で分配金を出すという設計にしたタイプも設定しています。

ベンチマーク/5年率リターン想定配当利回り信託報酬
楽天・高配当株式・米国ファンド
(2・5・8・11月決算)
SCHD/12.37%3.69%0.192%
SBI・SPYD・S&P500高配当株式
(2・5・8・11月決算)
SPYD/8.34%4.00%0.1338%
SBI・S・米国高配当株式ファンド
(3・6・9・12月決算)
SCHD/12.37%3.41%0.1238%
SBI・V・米国高配当株式インデックス
(2・5・8・11月決算)

VYM/10.78%

2.59%

0.1238%

SBI全世界好配当株式ファンド
(2・5・8・11月決算)
4.00%0.055%

といっても、年間400万円の分配金を受け取るには、想定配当利回りが4%だと投資資金が1億円以上は必要になる計算です。

しかし投資資金が800万円なら400万円の年収の1ヶ月分にあたる32万円が配当収入として期待できます。

インデックスファンドでキャピタルゲインを狙って割とハイリスクなNASDAQ100に投資している場合、値下がりリスクもあるためハイテク銘柄を全く含まず成熟した高配当銘柄で組成されているこういった投信を一定割合で保有するのは、全体的にバランスを取る意味で重要だと思います。

筆者の場合は、楽天証券で楽天・プラス・NASDAQ100インデックス・ファンド、SBI証券でSBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)に積立投資しており、それに関しても記事を作っていこうと考えています。

【まとめ】Googleコアアップデート後のブログや収入源の施策について

2023年秋から2024年上半期のGoogleコアアップデートは、多くの個人運営のブログに多大な影響を与えたと思います。

とくに今回の場合は、AIが吐き出す回答の元となる情報の信憑性で、順位を大幅に失ったブログが多かったはずです。

今後もユーザーが疑問点における回答を検索エンジンではなく、AIによる即答を求める傾向は拡大する一方であることは間違いありません。

AIに参照記事にされるには、記事の情報が最新状態に保たれるようにメンテナンス可能なボリュームに抑える必要があり、方向性が絞られたサイト運営に徹する必要がありそうです。

一方でSNSは新たなニュースメディアとしての地位を確立しつつあり、SNSで「この情報ならこのアカウント」という権威性を確立できれば真っ先にアクセスを受けてブログにも大きなセッションを確保できる可能性が高くなっています。

したがってこれまでの検索エンジンから得られたセッションをSNS経由のものに置き換えることで、Google検索に依存しないブログ運営を進めていくことができると思います。

どちらにしても日本の労働に対する搾取が度を超えている状況下では、ブログ・SNSに限らず副業収入を育てつつ、資本投資によるリターンで労働以外の収入源を確保して、労働収入は課税を逃れ得るレベルにまで抑えておく必要があると思います。

最後にYouTubeやInstagramのようなSNSのほうがコンテンツを作るにあたって手っ取り早く見えますが、この場合プラットフォーマー側の論理でアカウントを削除される致命的なリスクがあります。

そのためブログレンタルサーバーを契約し自分に所有権があるサイトでアンカーとなるサイトを保有することは非常に重要です。

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