JCBの提携カードのポイント還元率をアップできる「ANA JCB プリペイドカード」

JCBカードの還元率を+0.5~0.65%底上げできるANA JCB プリペイドカードについて解説します。

ANA JCB プリペイドカードの基本的な還元率は+0.5%で、チャージでポイントが付与されるクレジットカードからチャージして利用することでクレジットカードのポイント還元とキャッシュバック・マイルの2重どりができるプリペイドカードです。

基本的なスペックは以下のとおりです。

  • 年齢制限は15歳以上で中学生ではないことが条件です。
  • 信用調査なし
  • 発行手数料無料(2022年3月31日まで利用開始手数料550円が無料になっています)
  • 年会費無料

このプリペイドカードの利点は3つあります。

  1. ANA JCB プリペイドカードはJCBカード還元率を+0.5~0.65%底上げできる
  2. 本人名義以外のクレジットカードでもチャージできるため、家族カードの代わりに利用でき家計管理に便利
  3. 本人確認(3Dセキュア)対応でセキュリティも強い

個人的には必ず保有していたほうが良いと思っているプリペイドカードです。

ANA JCB プリペイドカードが必ず保有したほうが良いと考えている理由と利便性と記事後半ではチャージに適したクレジットカードについて解説していきます。

チャージに適したJCB提携クレジットカードは、先に結論から言えば「マネックスカード」です。

マネックスカードはマネックス証券のクレカ投信積立で1.1%還元、ANA JCB プリペイドカードへのチャージで1%還元ですので、プリペイドカードのキャッシュバックとあわせて最大1.65%の還元率でつかえます。

マネックスカードは実は直接申し込むことはできず、マネックス証券の総合口座を保有していると発行することができます。

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②2022年1月からマネックスカードによる投信積立で1.1%のポイント還元なので「つみたてNISA」でおすすめ
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①ANA JCB プリペイドカードはJCBカード還元率を+0.5~0.65%底上げできる

ANA JCB プリペイドカードの発行は「ANA」です。

ANA JCB プリペイドカード

そのためマイルも貯めることもできますし、キャッシュバックも選択することができます。

ANA JCB プリペイドカードで支払いが行われた際の還元率は+0.5%で、チャージでポイント付与対象となるJCBブランドのクレジットカードでチャージして、カードのポイントとANA JCB プリペイドカードのキャッシュバック・マイルの2重どりができます。

ANA JCB プリペイドカードは、キャッシュバックとマイルの両方のうちどちらかが選択できます。

 基本還元率半年間チャージ12万円半年間チャージ24万円

キャッシュバックコース選択

0.5%
200円につき1円キャッシュバック

0.65%
180円キャッシュバック

0.65%
360円キャッシュバック

マイルコース選択

0.5%
1,000円につき5マイル
0.65%
180マイル付与
0.65%
360マイル

ですが実際のところマイルは航空券に利用するとその価値は1マイル=2円相当といって良いと思います。

そのためマイルをためている方は、マイルコースを選択したほうが有利です。

支払い方法

決済できる店舗はJCB加盟・QUIC Pay+加盟店であれば決済できます。

カードとして実店舗で使用するとき

カードとして利用するときは、クレジットカードを使用するときと変わりませんが、一括払いのみです。

QUIC Pay+で非接触決済で使用するとき

Google Payに登録してQUIC Pay+が利用できますので、スマホ決済に強いプリペイドカードです。

店頭では「QUIC Pay」でと宣言して、リーダーにかざすことで決済が完了しますが、QUIC PayとQUIC Pay+は実は別のもので、クレジットカードが支払い元の場合はあまり気にしないですが、支払い元がプリペイドカード・デビットカードの場合は、QUIC Pay加盟店では支払えないので注意が必要です。

QUIC Pay

インターネットの支払いで利用するとき

インターネットの決済に関しては、本人確認(3Dセキュア)に対応しており、カード番号・有効期限・セキュリティ番号を突破しても本人が管理しているパスワードを突破しなければ、利用できませんのでセキュリティが高いです。

よって、大事なクレジットカードは普段表に出さずに、こういったプリペイドカードに一旦チャージして利用しておけばいざというときに安心ですね。

②本人名義以外のカードでもチャージできるため、家族カードの代用となり家計管理に便利

ANA JCB プリペイドカードは、チャージでポイント付与対象となるクレジットカードでチャージすれば、クレジットカードのポイントとANA JCB プリペイドカードのキャッシュバック・マイルを獲得できる2重どりができるプリペイドカードです。

チャージするクレジットカードは、本人名義以外のカードを登録できます。

※本人確認(3Dセキュア)はあるためチャージする方がパスワードをしっかり管理されていれば安全です。

家計を管理するために、家族にANA JCB プリペイドカードを渡して、予算額をチャージして支出をコントロールするという使い方ができるプリペイドカードです。

プリペイドカードは残高以上利用することはできませんので、使いすぎを防止することができます。

チャージできるクレジットカードはJCBブランドのみ(一部を除く)

このANA JCB プリペイドカードにクレジットチャージできる上限は30万円(1回49,000円)とかなり大きい金額になります。

チャージ方法は以下の3つになります。

  1. クレジットカードからチャージ
  2. ローソン店頭で現金でチャージ
  3. 銀行口座からチャージ(インターネットバンキングチャージ)
  4. webコンビニでチャージ

①の気になる点はクレジットチャージでポイントが付与されるか否かですが、JCBのクレジットカードかつJ/secureに対応しているカードであればチャージ可能です。

カード番号が「354」「355」「3573」で始まるMy JCB登録可能なカードはポイントが付与されません。

他にも高還元率で有名なリクルートカードのJCBブランドはポイント付与対象外であることを明記していますので、それぞれのカードでもポイント付与のルールが異なっています。

例えばセブンカード・プラスカード(JCB)などはMy JCB登録可能なカードですのでポイント付与対象外なのですが、これは④で救済措置があります。

チャージでポイントが付与されて高還元率なクレジットカードは以下のラインナップです。

番外編としては、楽天デビットカードJCB(還元率1.0%)もチャージよるポイント付与が可能でした。
正直JCBカードでは還元率的には低率なカードが多いのですが、ANA JCB プリペイドカードに1%のクレジットカードでチャージを行えば、合計の還元率を最大1.65%にまで高めつことが可能になります。
②③は特別なメリットはありません。
④は「Webコンビニチャージ」で店舗をセブンイレブンを選択すると、Eメールが届きますので、それに従ってセブンイレブンのレジでnanacoでチャージすることができます。
注意点は手数料が10,000円未満のチャージでは110円の手数料が課金されることです。
10,000円以上のチャージであれば手数料はかかりませんので、1回あたり10,000円以上チャージするようにしましょう。
1回あたりのチャージ上限は29,000円となります。
そのためセブンカード・プラスカード(JCB)はMy JCB登録可能なカードですのでポイント付与対象外なのですが、一旦nanacoにチャージして、セブンイレブンのレジで支払えば、ポイントの2重どりが可能になります。

本人確認(3Dセキュア)対応でセキュリティも強い

クレジットカードなどで設定できる本人確認サービス(3Dセキュア)は、ネットショッピングなどのオンライン決済時にカード番号・有効期限・セキュリティーコードに加えて、設定したパスワードによって本人認証を行う仕組みです。

ANA JCB プリペイドカードは、プリペイドカードとしては異例で「J/Secure」に対応しています。

そのため、「J/Secure」参加加盟店でインターネットショッピングをする際は、通常の取引情報(カード番号・有効期限・セキュリティ番号)に加え、パーソナルメッセージの確認とパスワードを入力しないと決済されませんので、不正にも強いので安心です。

本人確認(3Dセキュア)対応ならd払いに利用してコード決済でも利用可能

「J/Secure」に対応していることで便利なのは、ネットショッピングなどのオンライン決済の世界だけではなく、ドコモが運用しているコード決済サービス「d払い」に登録して利用することが可能になります。

これで利用範囲がぐっと広がってきますが、残念なことに2022年6月1日からd払いでポイントが付与されるのはdカードdカードGOLD・d払い残高払い・電話料金合算払いのみとなり、他のクレジットカードやプリペイドカードを登録してもポイントが付与されません。

ただ決済手数料の関係でコード決済は採用しているが、カード払いには対応していないお店などには、d払いが使えるので利用範囲が広がります。

このときにANA JCB プリペイドカードへチャージするカードは何が良いかですが、マネックス証券のクレカ投信積立で1.1%のポイント還元を実現しているとなっているマネックスカードがポイント二重どりとして適切だと思います。

チャージにオススメのJCBカード

ANA JCB プリペイドカードへクレジットチャージでポイントが付与されるか気になるところですが、これはHPを見てもさっぱりわかりません。

やってみないとわからない、カード会社で異なるというのが実態です。

基本的には、JCBのクレジットカードかつJ/secureに対応しているカードであればチャージ可能です。

カード番号が「354」「355」「3573」で始まるMy JCB登録可能なカードはポイントが付与されません。

他にも高還元率で有名なリクルートカードのJCBブランドはポイント付与対象外であることを明記していますので、それぞれのカードでもポイント付与のルールが異なっています。

ANA JCB プリペイドカードを利用する理由は、JCBブランドのサブカードの還元率を高められるのが主な理由です。

そのANA JCB プリペイドカードのチャージで力を発揮するのがマネックスカードです。

マネックスカードならポイント二重どりで還元率1.65%

ANA JCB プリペイドカードへのチャージでオススメのJCBカードは、マネックスカードです。

マネックスカード

マネックス証券マネックスカード(1%還元)によるクレジットカード投信積立が1.1%の還元率でできるため、資産運用に向いているクレジットカードです。

マネックスカードの還元率は1%ですが、ANA JCB プリペイドカードを組み合わせると、ポイント二重取りとなる1.65%の還元率を達成できます。

マネックスカードはプリペイドカードへのチャージはポイント還元対象

マネックスカードの「ポイントについてのご注意」に以下のような記載があったのでANA JCB プリペイドカードへのチャージではポイントが付与されます。

【カードキャッシング・年会費・特定のお取引についてはポイントの対象外となります。】

  • 〈特定のお取引〉
  • 楽天Edyチャージ(2018年2月1日~)
  • BANKITチャージ(2020年3月25日~)

たとえばリクルートカード(1.2%還元)などでは明確にポイント対象外と記載があるので、JCBブランドのカードからのチャージはポイント対象外かを規約からチェックしておく必要があります。

マネックスカード×ANA JCB プリペイドカード=還元率最大1.65%

ANA JCB プリペイドカードの還元率は、半年間のチャージが24万円を超えるとボーナスとして+0.15%相当の360円分のキャッシュバックがもらえます。

したがって計画的に半年間で24万円のチャージになるようにすれば最大の還元率になります。

 還元ポイント/還元率
マネックスカードから半年で24万円チャージ2,400pt/1%
ANA JCB プリペイドカードのキャッシュバック

1,200円/0.5%+360円/0.15%

合計3,960円/1.65%

ANA JCB プリペイドカードは本人確認サービス(3Dセキュア)対応ですので、前述しているようにd払いにも登録できますので、コード決済のみ対応しているお店でも使うことができます。

ただし、ANA JCB プリペイドカードは申し込んでからがクレジットカードよりはるかに長くかかるので、できるだけお早めがよいと思います。

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【まとめ】JCBの提携カードのポイント還元率をアップできる「ANA JCB プリペイドカード」

ANA JCB プリペイドカードは、JCBブランドのカードからのクレジットチャージでカードのポイントと、ANA JCB プリペイドカードのキャッシュバック・マイルの2重どりができるプリペイドカードです。

これにより保有するJCB提携カードの還元率は0.5~0.65%底上げできます。

スマホ決済では、本人確認(3Dセキュア)にも対応しているため、d払いに登録してコード決済でも利用でき、Google Payに登録して非接触決済「QUIC Pay+」も利用できますので、カードを取り出さなくても支払いに利用できます。

オススメの利用方法は、本人名義のクレジットカードでなくてもチャージできますので(3Dセキュアのパスワードはしっかり管理されてください)、家族に渡して予算額を予めチャージすることで使いすぎを防止して、家計をしっかり管理するという利用方法です。

これで15歳以上のご家族にもたせて予算としてチャージした金額を渡せば使いすぎを防止でき家計管理が楽になります。

チャージに適したカードは、マネックスカードが現状最強だと思います。

申込みは、マネックス証券の総合口座を開設すれば申し込むことができます。

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