こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。
この記事では、チャートパターンのうち、反転パターンとして広く知られており信頼性が高い「ヘッド・アンド・ショルダーズ」を解説します。
このパターンは、トレンド転換パターンで上昇トレンドの終焉を示唆し、逆に下降トレンドの終焉を示唆するのが「逆ヘッド・アンド・ショルダーズ」と呼ばれる形状になります。
「ヘッド・アンド・ショルダーズ」または「逆ヘッド・アンド・ショルダーズ」は、3つの山と2つの谷で構成されたチャートパターンで、3つの山のうち、最も高い部分が頭、他の2つの山を肩に見立てていることからそのように呼ばれています。
通常天井または大底が形成される場合、ほとんどV字型に急反転することはなく、トレンドが推進力を失うと暫くの間横ばいの状態になります。
そしてその需要と供給が釣り合っている売り抜け期間が終了すると形成されたサポート(またはレジスタンス)がブレイクされて新たなトレンドが形成されます。
つまり実際の「ヘッド・アンド・ショルダーズ」を活用したトレードでは、チャートがトレンド転換を示唆する兆候を発見し、横ばいの状態では取引を避け、ブレイクアウトを的確に捕捉しなければなりません。
この記事では、「ヘッド・アンド・ショルダーズ」について解説していますが、実際のトレードはCFD取引を提供している各証券会社のチャートシステムで実践してみてください。
日本においてはFXが最初に普及していきましたが、株価指数・金・原油などのFX版ともいえるのが、CFD取引と呼ばれる証拠金取引です。
近年でもCFD取引できる環境は整ってきており、多くの証券・FX会社がシェアを競っていますが、その中でもIG証券は、CFD・FX・ノックアウトオプションなどのデリバティブに特化した証券会社です。
ヘッド・アンド・ショルダーズの形成推移と見極める方法

早速、実際のチャートを使いながら「ヘッド・アンド・ショルダーズ」が形成されていく経緯について解説していきましょう。
①左ショルダーの形成時
上昇トレンドでは、高値安値を切り上げながら、トレンドが進行していき「左ショルダー→1つ目の谷」までは上昇トレンドが崩れる兆候は示しておらず、実際に程なくその高値を上抜いて上昇トレンドが継続しています。
②左ショルダーの高値更新時の出来高の減少
しかし左ショルダーの高値を更新して上昇していったときの出来高が左ショルダーの高値のときよりもやや少なく減少気味であるときには、それは注意すべき兆候となってきます。
この状態で次のヘッド部分でトレンド転換を示唆するプライスアクションが発生すれば、ほどなく大きな下落トレンドが待っているからです。
③ヘッド部分でトレンド転換を示唆するプライスアクション
そしてヘッド(天井)をつけた市場は、スパイクハイまたはベアリッシュリバーサルなどのトレンド転換を示唆するプライスアクションを発しながら下落しはじめ左ショルダーでつけた高値を下回ってクローズしてしまっています。
上昇トレンドで一度突破された高値は、調整の際にサポート(ミティゲーションブロック)として機能するはずなのに、機能しなくなってくると市場に不安が生まれてきます。
またこのときに2つの谷を結んだネックラインも形成されています。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。今回はローソク足をもちいたプライスアクションの一つ『ベアリッシュ・エンガルフィング(ベアリッシュリバーサル)』について解説します。一般的には「ベアリッシュ・エンガルフ[…]
④高値更新に失敗し右ショルダーを形成
市場はそれでも買い意欲が旺盛で再び右ショルダーの位置まで上昇していますが、ヘッド部分の高値まで上昇しきれなければ黄色信号が灯ります。
この場合、フィボナッチを引くとヘッドからネックラインまでの50%または61.8%となることが多く、下降トレンドの成立条件である「高値切り下げ」の条件を満たしてきます。
この③ヘッド部分から④右ショルダーが形成されるまでは、トレンドが転換したとはいえず、上向きだった方向性が横ばいに変わったというだけです。
陥りがちな失敗は、③で上昇トレンド転換を示唆するプライスアクションが出現したら一直線に下落していくという誤解です。
実際にこの事例では、ヘッド部分からかなり下落したものの、ネックラインから2/3程度(正確にはフィボナッチ61.8%)戻しています。
そのため売り目線はあっているものの、かなり後になって売りポジションを建ててしまうと、この右ショルダーが形成される過程で損失を被ってしまい、次の項目で説明するフォーメーションの完成までに大切な資金を減らしてしまう可能性があります。
⑤フォーメーションはネックライン割れで完成する
このときまでには、2つの谷で構成されるネックラインが確認され、このラインのブレイクでショートポジションを建てます。
このネックラインは、通常やや右肩上がりの直線で、水平になる場合やまれに右肩下がりとなるケースもあります。
「ヘッド・アンド・ショルダーズ」は、ローソク足がこのラインを完全に下抜けてクローズしたときに成立し、左側に配置している価格帯別出来高でも最も大きな出来高が確認できます。
⑥ターゲットはヘッド部分→ネックラインまでの垂直距離
ネックライン割れでクローズが確認できたらショートポジションを建てますが、いわゆるイグジット=利益確定ポイントはどこかという解を知らなければトレーダーは、途中で発生する反発などに心を惑わされて本来得るはずだった利益を失いかねません。
そのためOCO注文で計算される利益確定ポイントに利益確定注文とネックラインを超えて戻ってブレイクが不成立になる水準に損切り注文をいれます。
利益確定ポイントの計算方法は、トップの部分からネックラインまで垂直距離を出して、その値幅をブレイクした価格から引けば導き出せます。

このように「ヘッド・アンド・ショルダーズ」は、典型的な反転パターンとして広く知られているため信頼性が高いフォーメーションであり、このフォーメーションブレイクによって市場はトレンド発生を認識し大きく価格が変動するのです。
逆ヘッド・アンド・ショルダーズの形成推移と見極める方法

次に実際のチャートを使いながら、今度は底打ちパターンである「逆ヘッド・アンド・ショルダーズ」が形成されていく経緯について解説していきましょう。
①左ショルダーの形成時
下降トレンドでは、高値安値を切り下げながら、トレンドが進行していき「左ショルダー→1つ目の山」までは下降トレンドが崩れる兆候は示しておらず、戻ったところで程なくその下降トレンドが継続しています。
この事例では、左肩の安値がヘッド部分よりも安いのですが、当時は4月9日の大底のあたりでトランプ関税の通告で市場が大混乱していたこともあり、市場が一時的に異常値をつけたことも考慮する必要があります。
そのため異常な下ヒゲが出現している4月9日を除外して4月8日のローソク足を基準に考察したいと思います。
②左ショルダーの安値更新時の出来高の減少
左ショルダーの安値を更新してさらに下落していったときの出来高が左ショルダーの安値のときよりもやや少なく減少気味であるときには、それは注意すべき兆候となってきます。
この状態で次のヘッド部分でトレンド転換を示唆するプライスアクションが発生すれば、ほどなく大きな上昇トレンドが待っているからです。
③ヘッド部分でトレンド転換を示唆するプライスアクション
そしてヘッド(大底)をつけた市場は、スパイクローまたはブリッシュリバーサルなどのトレンド転換を示唆するプライスアクションを発しながら反発しはじめ左ショルダーでつけた高値を上回ってクローズしてしまっています。
下降トレンドで一度突破された安値は、調整の際にサポート(ミティゲーションブロック)として機能するはずなのに、機能しなくなってくると市場に不安が生まれてきます。
またこのときに2つの山を結んだネックラインも形成されています。
こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。今回はローソク足をもちいたプライスアクションの一つ『ブリッシュ・エンガルフィング(ブリッシュリバーサル)』について解説します。一般的には「ブリッシュ・エンガルフィング[…]
④安値更新に失敗し右ショルダーを形成
市場はそれでも売り意欲が旺盛で再び右ショルダーの位置まで下降していますが、ヘッド部分の安値まで下降しきれなければ黄色信号が灯ります。
この場合、フィボナッチを引くとヘッドからネックラインまでの50%または61.8%となることが多く、上昇トレンドの成立条件である「安値切り上げ」の条件を満たしてきます。
この③ヘッド部分から④右ショルダーが形成されるまでは、トレンドが転換したとはいえず、下向きだった方向性が横ばいに変わったというだけです。
陥りがちな失敗は、③で下降トレンド転換を示唆するプライスアクションが出現したら一直線に上昇していくという誤解です。
実際にこの事例では、ヘッド部分からかなり反発したものの、ネックラインから2/3程度(正確にはフィボナッチ61.8%)押されています。
そのため買い目線はあっているものの、かなり後になって買いポジションを建ててしまうと、この右ショルダーが形成される過程で損失を被ってしまい、次の項目で説明するフォーメーションの完成までに大切な資金を減らしてしまう可能性があります。
⑤フォーメーションはネックライン突破で完成する
このときまでには、2つの山で構成されるネックラインが確認され、このラインのブレイクでロングポジションを建てます。
このネックラインは、通常やや右肩下がりの直線で、水平になる場合やまれに右肩上がりとなるケースもあります。
「逆ヘッド・アンド・ショルダーズ」は、ローソク足がこのラインを完全に下抜けてクローズしたときに成立し、左側に配置している価格帯別出来高でも大きな出来高が確認できます。
⑥ターゲットはヘッド部分→ネックラインまでの垂直距離
ネックライン突破でクローズが確認できたらロングポジションを建てますが、いわゆるイグジット=利益確定ポイントはどこかという解を知らなければトレーダーは、途中で発生する反落などに心を惑わされて本来得るはずだった利益を失いかねません。
そのためOCO注文で計算される利益確定ポイントに利益確定注文とネックラインを超えて戻ってブレイクが不成立になる水準に損切り注文をいれます。
利益確定ポイントの計算方法は、トップの部分からネックラインまで垂直距離を出して、その値幅をブレイクした価格から加えれば導き出せます。

ただしこのときには、イスラエル・イラン間の軍事紛争が勃発し、予想できる範囲を超えて上昇しています。
このように原油の需要・供給を脅かす事件が発生した場合、計算できる範囲を飛び越えて価格が動くことがあるため、注意が必要となってきます。
しかし「逆ヘッド・アンド・ショルダーズ」は、典型的な反転パターンとして広く知られているため信頼性が高いフォーメーションであるため、このフォーメーションのブレイクでもって市場トレンドの発生を認識し大きく動き出すことはご理解いただけたと思います。
【結論】ヘッド・アンド・ショルダーズのチャートパターンと見つけ方
この記事では、以上のように天井付近の上昇トレンド反転パターン「ヘッド・アンド・ショルダーズ」と大底付近の下降トレンド反転パターン「逆ヘッド・アンド・ショルダーズ」についてその形成推移を実例で説明しました。
最後に「ヘッド・アンド・ショルダーズ」の基本について復習をしておきたいと思います。
- 上昇トレンドが確認でき、大きな出来高で左ショルダーが形成され、その後一旦後退し1つ目の谷を作る
- 高値を更新するも出来高は減少する
- トレンド転換を示唆するプライスアクションを伴いながら反落し、左ショルダーの高値を下回ってクローズし2つ目の谷ができる
- 3つ目の上昇で右ショルダーが形成され、ヘッドからネックラインまで約50%もしくは61.8%戻るもヘッドまで到達できない
- ネックラインを下回って引ける
- ターゲットはヘッド~ネックラインまでの値幅を測り、ブレイクした価格から引くことで目標値が導き出せる
もっとも強調したいことは、スパイクハイまたはベアリッシュリバーサルなどのトレンド転換を示唆するプライスアクションを示現したからといって、市場はV字で下落トレンドを形成することは稀であるということです。
概ね「ヘッド・アンド・ショルダーズ」の形成推移で説明したように、横ばいの期間があり、その期間中に売り抜けが完了し、ネックラインをブレイクすることで完成します。
少なくとも焦って、横ばいの期間の乱高下でポジションを取って往復ビンタを喰らって資金を失わないことです。
確定していない段階では、トレーダーは判断を保留してポジションを取らないという選択ができます。
決断はブレイクアウトを確認してからでも遅くはありません。
この記事では、「ヘッド・アンド・ショルダーズ」について解説していますが、実際のトレードはCFD取引を提供している各証券会社のチャートシステムで実践してみてください。
日本においてはFXが最初に普及していきましたが、株価指数・金・原油などのFX版ともいえるのが、CFD取引と呼ばれる証拠金取引です。
近年でもCFD取引できる環境は整ってきており、多くの証券・FX会社がシェアを競っていますが、その中でもIG証券は、CFD・FX・ノックアウトオプションなどのデリバティブに特化した証券会社です。
取扱銘柄が17,000以上と突出して多く、ノックアウトオプションで損失を限定しつつ利益を狙ったり、ヘッジするなど多彩な戦略を選択できるのでトレードチャンスが拡がります。