WTIはベアフラッグをブレイクして下落トレンドを再開させる/原油CFDトレードブログ

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。

原油価格は9月11日以来リバウンドが続いています。

9月10日に一時的に12月安値水準$67.71を割り込んで$65に達しましたが、そこから反発しはじめ下落トレンドチャネル上値抵抗線またはトライアングル下値支持線まで戻ろうという動きが続いています。

WTI日足/TradingView

前回の記述では、12月安値水準$67.71付近でフラッグ・ペナントを形成するという見立てでしたが、現在の状況は急落後にやはり右肩上がりの平行チャネルまたはウェッジが形成されているため、下値支持線を割り込めば再度下落トレンドが再開される公算が高いと考えられます。

今回の反発自体はいわゆる「リターンムーブ」で、一度ブレイクしたトレンドラインに相場が戻ってレジサポ転換が確認され、新しいトレンドが再開されるよくあるパターンだと認識しています。

したがって筆者としては、下落トレンドチャネル上値抵抗線またはトライアングル下値支持線までロングポジションを持っていった後に、レジサポ転換を確認してショートポジションを新規で構築する計画です。

この記事では、このように原油取引の週単位の見通しについてTrading Viewで分析していますが、エントリータイミングを図るには、「楽天MT4CFD」のチャートを活用する方法を読者にはオススメしています。

したがってこの記事で、Trading Viewで週足→日足→4時間足もしくは1時間足で大枠の方向性とターゲットを算出して、楽天MT4CFDで精密なエントリーを行うことで難しいとされる原油市場の攻略を目指すことが今回の記事の趣旨になります。

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原油価格(WTI・BRENT)9月第4週の見通し

9月第4週のWTI原油価格の見通しは、下落トレンドチャネル上値抵抗線またはトライアングル下値支持線まで戻った後に下落トレンドを再開させると考えています。

原油価格が形成しているシンメトリカルトライアングルは、2023年5月から形成されている二等辺三角形を横倒しにした形状で、長期間にわたって「これ以上は下がらないだろう」という買い方の思惑と「これ以上は上がらないだろう」という売り方の思惑が綱引きをし続けたことを示しています。

そしてその均衡は9月3日で下方向へブレイクしたことで市場が回答を出しており、原油価格は一時的に$50もしくはそれを割り込んで$47に達するリスクを抱えています。

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WTI原油週足分析)シンメトリカルトライアングルを下方ブレイクした下値目処は.62

WTI週足/TradingView

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WTIは週足ベースでは、2023年5月から続く長大なシンメトリカルトライアングルを形成しています。

これはインフレを抑制するために行ったFEDによる利上げによる景気減速による原油価格の低迷に対して、OPEC+が大規模な協調減産を行って供給を絞ったことがこの均衡状態を作り出しています。

買い方にとってこの下値支持線は強力なサポートでしたが、2024年9月3日にこれが下方ブレイクされたことで三角持ち合いの均衡が下方向に崩れようとしています。

シンメトリカルトライアングルをブレイクアウトした際のターゲットを計測するには、通常トライアングルの底辺の高さを測り、下落トレンドが開始された起点から垂直に距離を測ります。

  • トライアングル底辺の高さ(36.90)
  • E波頂点84.52-底辺の高さ36.90=ターゲット47.62

このターゲットは2転・3転していますが、市場が意識している下値支持線・上値抵抗線が2転・3転したため、当然計測値がその都度変更されています。

これが確定するのが、今回の反発局面でどのラインをテストするかどうかであり、反落を開始したポイントが便宜上引いているトライアングル下値支持線上に位置していれば、今回描画した下値支持線が正解となります。

このように一旦ブレイクしたトレンドラインに再び戻ってくる動作は、一般的に「リターンムーブ」と呼ばれており、押し目買い・戻り売りの好機とされています。

現状の週足チャートでは、先週の反発はまだトライアングル下値支持線までまだ届いておらず、若干の上昇余地を残しています。

したがってショートを狙っているトレーダーは「スパイクハイ→アウトサイド」の組み合わせか、「ベアリッシュリバーサル」などの明確なプライスアクションの出現を待ってエントリーすべきでしょう。

一方でこの反発を目一杯利用したいトレーダーは、確保できる値幅に対して下値目処が長大でリスクリワードがかなり悪いため、ストップをトレーリングさせて利益を確保しつつ反落に備える対応が求められるでしょう。

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WTI原油日足分析)トライアングル下値支持線・下落トレンドチャネル上値抵抗線付近で反落するリスク

WTI日足/TradingView

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WTI日足チャートでは、週足分析で述べたトライアングル下値支持線に加えて、8月13日を起点としている下落トレンドチャネルが描画でき、さらに下落トレンド継続を示唆している右肩上がりの平行チャネルが記述できます。
この右肩上がりの平行チャネルは、ベアフラッグと呼ばれており、急落してきた相場でよく出現する下落トレンド継続型パターンです。
ショートエントリーすべきポイントは、平行チャネルの下値支持線をブレイクしたポイントであるため、ブレイクアウトが確認できるまでじっくり待つ必要があります。
一方で買い方にとっては、平行チャネルの下値支持線が破られない限り買いの好機は続いており、現実筆者も逆張りでロングポジションを構築しています。
よって9月4週は、反発局面がどこまで続くのかが争点ですが、平行チャネルの下値支持線を割り込む事態になれば、直ちにショートポジションに切り替えるべきだといえます。
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BRENT北海原油日足分析)下落トレンド継続型のRising Wedgeを形成中

BRENT日足/TradingView

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BRENT(北海原油)は、WTIに比べてチャートがキレイでトレンドライン・水平線が的確にレジスタンス・サポートとして機能しています。
日足では、ベアフラッグではなくRising Wedge(上昇ウェッジ)となっており、来週にこのウェッジの上値抵抗線まで戻ってくれば、ラインタッチで反落したのを確認した後、ショートポジションを構築することが可能になるでしょう。
その後のターゲット測定も日足ベースの下落トレンドチャネル下値支持線までピッタリ落下する計算になるため、ポジションのエントリー・イグジットが明確にできます。

増産延期でも原油価格の押し上げに失敗したOPEC+ができることは限られている

週足チャートで説明したトライアングルが形成された要因は、インフレを抑制するために行ったFEDによる利上げによる景気減速による原油価格の低迷に対して、OPEC+が大規模な協調減産を行って供給を絞ったことが原因となっています。

OPEC+は、$70前後を巡る攻防の際に原油価格を下支えすべく、本来10月に予定されていた増産を12月まで延長する合意内容を早急にまとめて発表しています。

しかし検討中のニュースも増産延長の合意も原油価格を押し戻す力はなく、すぐさま$65まで急落していることから、すでにOPEC+には価格カルテルとしての力は失われていると考えたほうが良いでしょう。

したがって市場が懸念しているのは景気後退による需要増であって、逆に手の内を見せてカードを切ってしまったOPEC+にはもうやれることがなくなったと見て良いと思います。

もともとOPEC+各国の減産はほぼ限界に来ており、特段優れた産業もない産油国は収入を増やすためにすぐにでも増産したい欲求が抑えきれないほど高まっています。

また実際にOPEC+が増産できなくとも、ガイアナなどの非OPEC+加盟国の産油が増大しているため、2025年には供給過剰に陥ることが予想されています。

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WTI原油・BRENT北海原油のチャート分析について

ここまで原油価格(WTI・BRENT)のトレードについて週足→日足→4時間足で説明してきましたが、基本的にこの記事のトレード手法は4時間足でトレンドラインを引いて、1時間足を主に確認しつつ以下の3つのポイントを重視したトレード手法を採用しています。

その手法とは、以下の3つです。

  1. 天井圏・底値圏でスパイクorリバーサルをともなうフォールスブレイクアウト
  2. 天井打ち・底打ちの後、1時間足62EMAで押し目・戻り目
  3. トレンド継続のブルフラッグ・ウェッジ(下落トレンドではベアフラッグ・ウェッジ)

主な手法としては、これらを使いまわしてより熟練度を高めようとしており、それ以外の値動きに関しては「得意ではない」という判断でスルーすることで勝率を高めることを狙っています。

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先週の2024年9月第3週の状況は、BRENTの日足チャートで説明したように③トレンド継続パターン「ウェッジ」・「フラッグ」が確認できる状態です。

したがってそのフォーメーションの下値支持線をブレイクするタイミングでショートポジションを構築すべきでしょう。

このように一見無限に存在しそうなチャートパーターンの中で効率よくリターンを得られるものだけ抽出し、そのパターンの出現を待ってエントリーすべきです。

反対にすべての場面で利益を獲得しようとすると無駄な損失を招く結果になるので、逆に遠回りになると思います。

以上①②③のパターンについて説明しましたが、エントリーにはこれから説明するチャートシステムで分析したうえでエントリーすると良いでしょう。

①分析チャートツールはダントツでTrading Viewが便利

WTI原油(または北海ブレント)のチャート分析では、Trading Viewを読者の方におすすめしています。

WTI原油4時間足

一般的なチャートシステムでは、この記事で掲載しているチャートのようなGMMA(複合型移動平均線)は標準装備されていないため、トレンドがどちらの方向に傾いているか直感ではわかりにくい問題があります。

ですので、まずはGMMA(複合型移動平均線)を導入できるTrading Viewの無料版からはじめてみましょう。

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②無料で便利なチャートツールは楽天MT4CFD

Trading Viewは、無料で閲覧できる高機能ツールですが、無料プランで表示できるインジケーターは2つまで、チャートを同時表示できないなど、十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので不便に感じる場合があります。

そこで無料でありながらテクニカル分析を無限に追加できる楽天MT4CFDを使うことでその問題を解決することができます。

MT4で原油のチャートをチェックするには、USOILのシンボルを追加することで可能になります。

Trading Viewに対する利点は、楽天MT4CFD口座を開設していれば無料で機能を使えることとローソク足の動きが非常に速く(MT4ではトレンドに乗ったポジションを維持しやすくなるため平均足を使っています)判断を下しやすいことです。

使い方の一例では、Xで楽天MT4CFDチャートを使った15分足平均足トレードのエントリー方法を具体的な内容で公開しています。

このように短期売買になればなるほど、楽天MT4CFDを利用する優位性が活きてくるでしょう。

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【結論】WTI原油/BRENT北海原油2024年9月第4週見通し

原油価格(WTI・BRENT)の2024年9月第4週の見通しは、$47~$50に向けた反落が発生すると考えられます。

原油価格は、確かに反発局面ですがトレンド継続型の「ウェッジ」・「フラッグ」が形成されており、反落リスクを警戒すべき局面です。

BRENT日足/TradingView

買い勢力がこれを払拭するには、描画している下落トレンドチャネルをブレイクアウトして新たな上昇トレンドを形成する必要がありますが、FEDの利下げで需要が喚起されるまで時間差がかなりあり、景気後退に対して原油価格は極めて弱いことから下落方向にリスクが高いと考えています。

原油価格のトレードは、GMOクリック証券、DMM CFD、外為どっとコムCFDネクストなどが低コストで使いやすい証券会社ですが、いずれもポイントサイトを経由するだけで大量のポイントが獲得できます。

とりわけポイントサイトの中でもハピタスは、高還元ポイントサイトとしてよく知られていますので、口座開設時には事前登録して忘れずに経由しておきましょう。
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