2024年12月5日のOPEC+会合の結果は減産延長!今後の原油価格の見通し/原油CFDトレードブログ

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。

OPEC+は2024年12月5日に閣僚級会合を開催し、日量220万バレルに及ぶ自主減産の段階的解除を予定より3ヶ月延期しました。

この予測は、当初12月1日予定だった会合が延期になったことで急速に市場に織り込まれて67ドル半ばから70ドル半ばまで上昇した後、12月4日に大規模な売りが持ち込まれて会合結果後もダラダラと売られています。

WTI4時間足20241207
WTI4時間足/TradingView

この記事では、OPEC+閣僚級会合後、原油価格がどのような推移になるのか考察したいと思います。

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OPEC+会合の結果は、3ヶ月の減産延長

原油価格を左右する勢力として最大の価格カルテルがOPECであることは周知の事実ですが、これにロシア・メキシコなど従来はOPECに属さなかった産油国を加えてたOPEC+が新たな枠組みを2016年に結成されています。

今回のように原油価格の低迷時には、協調して減産をすることで影響力の維持を図っていますが、ここ最近ではアメリカ・カナダ・ブラジル・ガイアナといった非OPEC諸国の産油拡大によりそのシェアを低下させています。

OPEC+閣僚級会合は、半年に1回のペースで開催され、今回は12月5日13時(ウィーン時間/日本時間20時)からスタートし日量220万バレルに及ぶ自主減産の解除を3ヶ月延長しています。

OPEC+会合結果

引用:第38回OPECおよび非OPEC閣僚会議

主な内容は以下のとおりです。

  • 2023年11月に発表された1日あたり220万バレルの追加的な自主的調整を2025年3月末まで延長する
  • この1日あたり220万バレルの調整を2026年9月末まで毎月段階的に廃止する予定とされるが、市場の状況に応じて一時停止または元に戻される可能性がある
  • 2023年4月に発表された日量165万バレルの追加的自主的調整を2026年12月末まで延長する
  • 2025年5月28日に第39回OPEC・非OPEC閣僚会合を開催する

引用:第38回OPECおよび非OPEC閣僚会議

この決定の意味は、2025年に懸念されていた供給過剰分をこの減産延長によって吸収し低迷している原油価格を下支えしたい意図があります。

今後想定される原油価格の動向

WTI日足20241207
WTI日足/TradingView

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12月3日の原油価格の唐突な急上昇で織り込まれたように、OPEC+の自主減産が3ヶ月延長されたことは、原油市場に取ってはポジティブ・サプライズです。

ただすでに市場に織り込まれている内容であるため、その時の急上昇による流動性ギャップを埋めるため、67.12ドル付近にある需要ゾーンまで売られると考えます。

これは原油価格が軟調な推移を繰り返してきた近年によく見られる傾向で、買いポジションを保有していた勢力が織り込み済みの会合結果を受けて投げ売りし、売り手がいなくなることでそれ以降、原油価格が上昇しだすきっかけとなっています。

一方で下値リスクは、シェールオイルの採算コストと想定されている65ドル~66ドル以下程度であり、買いポジションをそれ以下で売る現象はパニック的な危機が発生しない限り想定しづらいと思います。

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OPEC+会合は12月5日に延長!減産延長か増産開始かポジションは?

原油価格が反発しやすくなっているイランという一つの要因

OPEC+前後を境目にして軟調だった原油価格が一時的に息を吹き返すことは、これまでも何度も事例があります。

少なくとも会合前まで市場が想定していた供給過剰分は、OPEC+の減産延長によってなくなっており、取引される価格レンジが切り上がっていく可能性は高くなっています。

これに加えて原油価格を下支えするのは、トランプ政権で経済制裁を受けることが不可避になっているイランの存在です。

トランプ政権は、イスラエルに対するテロを幇助しているイランの資金源を断つため、現在フリーパスになっているイランの産油を抑えにかかることはすでに必然的な事項です。

そのイランが産油している規模は、日量320万バレルとかなりの規模であるため、OPEC諸国が減産枠を緩和して増産したとしても一時的な欠乏を埋めるには時間がかかります。

またシェールオイルで埋めるにしても、増産体制には89ドル以上の原油価格であることが不可欠であるため容易には行われないでしょう。

直近の原油価格の評価は20ドルもの過小評価

今回のOPEC+会合の決定から、ポジションの調整が行われた後のWTIの上昇余地はどれくらいあるかですが、在庫状況から分析されている適正価格と比較すると現在のWTI先物は著しく過小評価で20ドルもディスカウントされた状態になっています。

そのためWTIで考えた場合、OPEC+会合という大きなイベントが通過した後に、この適正価格に修正される動きが発生していくと考えられます。

季節性を考慮しても、原油価格は10月~11月は確かに軟調ですが、12月には暖房需要の高まりにより修正高となるケースが多いため、ポジション整理のあとは着実に買い集められる傾向です。

原油価格の季節性
原油価格の季節性/TradingView

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もちろん着実な上昇には、裏付けとなる需要が回復していくことが欠かせませんが、幸いトランプ政権が最初に行うのは、トランプ政権の新財務長官に指名されたスコット・ベッセント氏が提唱する経済政策となります。
ベッセント氏は、トランプ政権で実現できなかった年率3%を超える実質経済成長率の達成を目指しており、その場合はシンプルに需要が拡大傾向となるため原油価格にとっては価格の押し上げ要因となります。
ただベッセント氏は、シェールオイルをはじめとするエネルギー産業の産出拡大により、インフレを抑えようとしていますが、これまでの民主政権で投資が抑制されていた状態では、すぐに増産はできません。
また新規投資するには60ドル台の原油価格では採算割れの危険性があるため、一向に進まないどころかシェブロンの発表の通り、むしろ投資削減の可能性があります。
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こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。原油価格についても株価指数と同様に季節性があり、買いから入ったほうが有利な時期と売りから入ったほうが有利な時期があります。[caption id="attachmen[…]

原油価格の季節性と売買方針について

2024年12月5日のOPEC+会合の結果は減産延長!まとめ

OPEC+閣僚級会合後、原油価格は買いポジションが投げ売りされたことで却って上昇しやすくなると思います。

また季節性で考慮しても12月は、それまでの下落傾向だった原油を買い戻す動きが出やすい月度です。

原油価格の季節性

そのためWTI原油は、OPEC+会合以降は基本的に買いから入るべきです。

また上値余地は、かなり売られたことで在庫状況との適正価格と20ドルも乖離しており、思わぬ反発に直結する可能性があります。

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