原油価格の季節性と売買方針について/原油CFDトレードブログ

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。

原油価格についても株価指数と同様に季節性があり、買いから入ったほうが有利な時期と売りから入ったほうが有利な時期があります。

出典:EquityClock.com

この記事では、原油価格の季節性とそれをトレードにどのように活かすのかを考えてみましょう。

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原油価格の季節性と20年間における月度別平均騰落率

原油が上昇する時期と調整する時期はある程度規則性があり、それは20年間の平均在庫を見れば明らかで、在庫がダブつけば取引価格は安くなり、逼迫すれば高くなりやすくなります。

過去20年間における原油価格の季節性

原油価格の季節性/TradingView

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原油価格の季節性は、春から夏にかけて上昇する傾向にあります。

その理由は、石油の需要における重要なポジションを持つアメリカでは、ドライブシーズンにかけて需要が高くなることが主な理由でしょう。

そのため原油価格は、9月中旬から10月にかけて原油価格がピークを迎える傾向にあります。

一方で需要がピークを過ぎる10月から11月にかけて価格が低迷する傾向にあります。

しかし暖房需要により12月に反発する傾向にありますが、1月~2月はやや不明瞭で価格は膠着状態になりやすい傾向です。

過去20年間におけるWTI月度別平均騰落率

原油価格の季節性/TradingView

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このチャートのオレン色のバーは、20年間の平均騰落率を示したものですが、白色のバーはコロナショックなどの異常値を除いたものです。

その傾向によると3月から上昇傾向になりますが7月から軟調になりやすく、その下落傾向は11月にピークを迎え、12月に底打ちし2月まで上昇する傾向にあるようです。

こういった季節性は、通常の需給状況においては原油価格に影響を及ぼしますが、地政学リスク、OPEC+をはじめとする産油国の供給状況によっては原油価格に影響を及ぼします。

原油在庫の季節性と供給状況

原油の需要が供給より少なければ在庫が積み上がるため原油価格は低迷しますが、需要が供給を上回れば在庫水準は低下し原油価格は上昇圧力がかかります。

そのため現在の在庫水準が数年間の平均値と比較してどれくらいの乖離があるのかを把握しておく必要があります。

例えば現在の原油価格は低迷していますが、実際の在庫水準が低水準で推移していることを考慮すると、この先物価格とかなりの乖離が認められると考えています。

これに関しては、さらに細かい分析を加えている方がいて、彼の分析では本来の在庫状況からの評価額87ドルと比較すると▼20ドルもの著しい過小評価という判定になっています。

そのためWTIでは、売り込んだショートポジションの買い戻しを狙った戦略は決して悪いものではないと思います。

では供給状況はどのようになっているか確認しておく必要があります。

トランプ政権はシェールオイルを増産してインフレを抑えようとしている

次期トランプ政権における重要な課題は、経済政策を推進しつつインフレを抑えるという難しいものです。

これを提唱しているのが、新財務長官に指名したスコット・ベッセント氏で、かれは実質3%を超える経済成長率を確保しつつ、政府の効率化で財政赤字を抑えインフレの原因を摘み、シェールオイルを増産することでエネルギー価格を抑え込もうとしています。

目標とされるのは日量300万バレルと現状から24%の増産ですが、世界的には供給量の3~4%を押し上げる程度になるため原油価格に与える影響は平均3ドル前後となります。

これがどれくらいの影響を及ぼすのかは、原油先物のチャートを見ていただく至極明瞭で、すでに200日移動平均線から▼12%も下落した価格で推移しておりさらに大きく下押す力はそれほどないと考えられます。

当のシェールオイルの採算ラインは65ドル程度であり、政府が直接補助金でも注入しない限りエネルギー会社がさらに産油を拡大することは現実的には難しいといえます。

この状況を空売りしている投機筋は、「さらなる下落が見込めない=利益を拡大できる見込みがない」と通常は判断すると思います。

そのため利益確定のためショートポジションを買い戻す作業をすることになり、原油価格にとっては買い要因になります。

OPEC+の直近の供給状況について

原油価格を左右する勢力として最大の価格カルテルがOPECであることは周知の事実ですが、これにロシア・メキシコなど従来はOPECに属さなかった産油国を加えてたOPEC+が新たな枠組みを2016年に結成して、原油価格の低迷時には協調して減産をすることで影響力の維持を図っています。

OPEC+閣僚級会合は、半年に1回のペースで開催され、今回は12月5日13時(ウィーン時間/日本時間20時)からスタートし日量220万バレルに及ぶ自主減産の解除を3ヶ月延長しています。

引用:第38回OPECおよび非OPEC閣僚会議

今回のOPEC+閣僚級会合で決定した事項は以下のとおりです。

  • 2023年11月に発表された1日あたり220万バレルの追加的な自主的調整を2025年3月末まで延長する
  • この1日あたり220万バレルの調整を2026年9月末まで毎月段階的に廃止する予定とされるが、市場の状況に応じて一時停止または元に戻される可能性がある
  • 2023年4月に発表された日量165万バレルの追加的自主的調整を2026年12月末まで延長する
  • 2025年5月28日に第39回OPEC・非OPEC閣僚会合を開催する

引用:第38回OPECおよび非OPEC閣僚会議

これまでの原油価格の低迷は、OPEC+の1月以降の実質的な増産による供給超過を懸念したものなので、この供給超過がなくなった状態で市場は原油価格を再評価する必要があります。

したがって現状の価格水準でシェールオイルを増産することは不可能であることを考慮すれば評価額は切り上がらざるを得ないでしょう。

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原油価格の季節性を考慮した売買方針について

原油価格が上昇しやすいあるいは、下落しやすい期間を掌握し、今後の供給状況について情報を集めたら買いから入るか売りから入るか決定します。

買いから入る場合

買いから入る場合は、重要な安値水準で発生し反発を示唆するプライスアクションスパイクロー」・「ブリッシュリバーサル」の出現をまってから行動に移すべきです。

WTI原油2024年2月5日
WTI原油2021年8月23日

このプライスアクションは、それぞれ以下のように定義されます。

スパイクロー

スパイクロー」は、日本では”たくり足”と呼ばれるローソク足で、下ヒゲが異様に長くローソク足の実体が短いのが特徴です。

エントリータイミングは、この安値を記録したローソク足を母線として、その母線の高値を抜くタイミングで買いから入ります。

そのため出現を確認したら逆指値の買い注文をセットし損切りを母線の安値に設定します。

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ブリッシュリバーサル

ブリッシュリバーサル」は、重要な安値圏で前日の安値を下回る安値を一旦つけますが、反転上昇に転じ前日のローソク足の実体を上回って終値をつけた場合に成立します。

前日のローソク足の高値を超えるとさらに精度は高まります。

エントリータイミングは、この長大なローソク足が出現してから翌日以降のロンドンタイム以降に母線の終値を超えたあたりで追随して買いから入ります。

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【結論】原油価格の季節性と売買方針について

WTI原油は、春から夏にかけて北米のドライブシーズンによる需要拡大により上昇していく傾向にありますが、10月~11月にかけて価格は低下し、暖房需要により12月から反発する傾向にあります。

出典EequityClock.com

これを決定づけるのが最大の価格カルテルOPEC+の供給計画です。

毎年6月・12月に半年頃に会合が開かれ供給方針が決定され、この季節性を促進したり抑制したりします。

直近12月5日のOPEC+会合では、OPEC+は減産計画を3ヶ月延長したことで、2025年における供給過剰の大半が喪失しています。

したがって季節性として反発が期待される時期には、取引される価格帯が切り上がる可能性があると思います。

この記事では、このように原油価格の季節性について分析していますが、原油価格のトレードは、日本ではGMOクリック証券、DMM CFD外為どっとコムCFDネクストなどが低コストで使いやすい証券会社です。

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