ソニー銀行の5つのメリットと活用方法

ソニー銀行は、実店舗を持たないネット銀行です。
ソニー製の家電製品などをお持ちの方は、愛着が深く知名度も高いと思います。

ソニー銀行の最大のメリットは以下の5つです。
①ATM出金手数料が月4回まで無料
②他行振込手数料が月1~11回まで無料
③ソニー銀行のデビットカード「Sony Bank WALLET」が便利
④他の銀行系どころかネット証券に比肩するレベルの投資信託ラインナップ
⑤おまかせ入金サービスで他の銀行からの資金移動が手数料無料でできる
以上のように非常に優秀なネット銀行なのですが、ここ最近さらにサービス拡充を図ってきているので、まだ口座を開いていない方は開設の好機だと思います。

先に記述した特徴を踏まえてソニー銀行を説明したいと思います。

ソニー銀行は便利で使いやすいネット銀行です。

多分、最初の銀行口座は「ゆうちょ銀行」だという人は多いと思います。
ですが進学時の一人暮らし、もしくは就職で扶養を離れて独立したときには、便利なネット銀行はぜひ開設すべきです。
とくにATMを利用するときにこの利便性はわかりますが、地銀だと給料日には長蛇の列ができますが、ソニー銀行であればセブン銀行ATMやイオン銀行ATMで並ばずにお金を引き出せます。

またクレジットヒストリーがない段階では、銀行のデビットカードはありとあらゆる決済に非常に役に立ちます。
ソニー銀行のデビットカードは、数あるデビットカードの中でも非常に優秀なカードのひとつなのです。

また独立してお金の運用を検討し始めたとき、証券口座を開設せずとも、ネット証券なみのラインナップで利用できるソニー銀行の投資信託なら資産運用まで一気通貫にできる利便性があります。

こういった利点を細かく解説していきます。

①ATM出金手数料が月4回まで無料

ネット銀行では、実店舗を持たないためATMが月何回無料であるなどの制限があります。

例えば口座数が900万口座を突破したネット銀行の雄「楽天銀行」では、取引や口座残高でATMの無料利用回数が決まります。
最低でも対象となる取引5回、残高10万円以上でようやくATMの無料利用回数1回/月が付与されます。

ところがソニー銀行では、月4回までが無料で使用でき、セブン銀行イオン銀行のATMでは月に何回使ってもATM手数料は無料です。

セブン銀行イオン銀行のATMであれば日本全国殆どの地域を網羅しているのではないかと思います。
また他のATMでも4回無料です。
当方でも月にATMを4回以上も利用することはほぼありません。
4回も無料で利用できる回数があれば十分だと思います。

また利用できるATMの範囲もかなり広いです。

ATM無料回数/月ATM利用料/回
セブン銀行ATM何回でも無料
イオン銀行ATM何回でも無料
ローソンATM4回まで無料110円
イーネットATM4回まで無料110円
三井住友銀行ATM4回まで無料110円
三菱UFJ銀行ATM4回まで無料110円
ゆうちょ銀行ATM4回まで無料110円

唯一の問題としては、送金アプリ「Pring」に2020年7月の段階では対応していないため、送金は従来どおり振込という形式になります。

また後述しますが、ネット証券などではリアルタイムで入金できる機能が備わっており無料で利用できます。
また証券会社から出金するときも無料でできます。
これを利用すると出金する口座に任意の自身の名義の口座を設定しておくと、その任意の口座に何回も無料で資金移動が可能です。
ところがソニー銀行はどういうわけか、証券会社へのリアルタム入金への対応が行われていません。
そのため証券会社への入金は、やはり振込という形式を取ることになります。

ということは無料の振込回数が課題になってきます。

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②他行振込手数料が月1~11回まで無料

ソニー銀行の他行への振込手数料無料回数は、ソニー銀行のサービスの利用度合いによって回数が異なります。
このサービスの利用度合いを「優遇プログラム Club S」とソニー銀行では呼んでいます。
上から順にプラチナ・ゴールド・シルバー・ステージなしとなっていて、それぞれのランクをステージと呼んでおり、プラチナならば「プラチナステージ」という名称となります。

振込手数料無料回数は、このステージによって以下のように変化します。

ステージ振込手数料無料回数/月
ステージなし
Sony Bank WALLETあり
2回
ステージなし
Sony Bank WALLETなし
1回
シルバー
Sony Bank WALLETあり
4回
シルバー
Sony Bank WALLETなし
3回
ゴールド
Sony Bank WALLETあり
6回
ゴールド
Sony Bank WALLETなし
5回
プラチナ
Sony Bank WALLETあり
11回
プラチナ
Sony Bank WALLETなし
10回

楽天銀行のスーパーVIPですら他行への振込手数料無料回数はたったの3回であることを考えるとソニー銀行のプラチナステージの11回というのは突出しています。
同様の3回ですらシルバーステージで達成できます。

では、このステージを上げるにはどうしたら良いのでしょうか。

ソニー銀行の優遇プラグラム Club Sのステージ判定条件は結構ハードルが高い

他行への振込手数料無料回数を増やすためにステージを上げたいと思っている方は、ソニー銀行のステージ別の要件が結構高いことを覚悟しておいたほうがいいです。

例えばステージなし→シルバーとなるだけでも判定の基準は以下の通りで結構ハードルが高いです。
・月末の総残高(円預金・外貨預金・運用資産)/300万円以上
・外貨預金積立購入額/月間3万円以上
・投資信託積立プラン/月間3万円以上

次にゴールドランクですが、
・月末の運用資産残高(外貨預金・投資信託残高・Wealth Navi for ソニー銀行)/500万円~1,000万円未満

最後にプラチナランクは、
・月末の運用資産残高(外貨預金・投資信託残高・Wealth Navi for ソニー銀行)/1,000万円以上

以上となり、他のネット銀行に比べてもハードルは高いと思います。

しかし、ソニー銀行のデビットカードである「Sony Bank WALLET」を発行すれば、ステージなしでも2回/月の振込手数料無料回数を確保でき、ATM利用手数料無料回数は4回/月ですので、例えば「au じぶん銀行」の優遇プログラム「じぶんプラス」のATM手数料無料回数8回/月、振込手数料無料回数8回/月と組み合わせれば十分だと言えます。

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ソニー銀行のデビットカード「Sony Bank WALLET」が便利

Sony Bank WALLET」とは、ソニー銀行のキャッシュカード一体型のデビットカードです。
年会費は無料
国際ブランドはVisaです。

他行も含めたデビットカードは、Visa・Mastercard・JCBなどの国際ブランドで発行されており、実店舗やネットショッピングでもクレジットカードのように決済できます。
ただし決済方式は一括払いのみです。
クレジットカードは締日後から締日までの期間中の決済金額の支払い方法が確定し翌月の支払日に銀行口座から引き落とされる形式がほとんどです。
一方でデビットカードの決済金額は紐付いている銀行口座から即時に引き落とされます。

クレジットカードの懸念としては、後払いであるため、特に利用に慣れていない方だと使いすぎてしまうという問題がありますが、デビットカードは口座残高以上の決済を行うことはできないため使いすぎるという心配はありません。
限りなく現金払いに近い感覚でショッピングができるため金銭管理としては非常に容易いと言えます。

一方でデメリットは、クレジットカードの還元率に対してデビットカードは相対的に低い還元率にとどまるケースがほとんどです。

Sony Bank WALLET」の還元率は0.5%とデビットカードとしては高めです。
しかし1%の還元率のクレジットカードが多数ある中では、やはり低めですね。
しかし前述の振込手数料無料回数と同じく、「優遇プログラム Club S」のステージアップによって還元率も向上していきます。

Club S ステージ     Sony Bank WALLET還元率
ステージなし0.5%
シルバー1%
ゴールド1.5%
プラチナ2%

2%もの還元率は、年間100万円利用のボーナスとリボ繰り上げ返済を活用し+0.5%の状態になったエポスゴールドカード/JQ CARD エポスゴールド/エポスプラチナカードくらいです。
間違いなくトップクラスの還元率です。

ちなみにこの「Sony Bank WALLET」の還元率はポイントではなく、キャッシュバックです。
ソニー銀行のキャッシュバックのルールとしては、毎月1日~末日までの利用に対して計算されたキャッシュバック額を、翌月25日までに円預金口座に入金する形式です。

ポイント還元率だとポイントの用途が限られると得だとは思えませんし、使い勝手が良くてもポイントを交換する手間があったり、交換単位が大きすぎたりとデメリットがあります。
一方で「Sony Bank WALLET」のようにキャッシュバック方式だと無駄がありません。

Sony Bank WALLETは海外利用で最強のデビットカード

Sony Bank WALLET」は海外での利用で、外貨預金残高から引き落とされます。
その場合のショッピング手数料は無料です。
経費と呼べるものは、円から対象の外貨に交換した際にかかったコストになります。
ドルであれば、15銭ですので約0.15%ですので非常に安いですね。
従って予め外貨預金に移行して利用するのですが、万が一不足していた場合は円預金口座から自動的に該当の外貨が購入されます。

殆どの場合は、クレジットカードを所持してそこで決済すると思いますが、前述のエポス陣営のカードであれば1.63%が手数料として上乗せされます。
そのため「マネパカード」と並んで海外に異常なほど強いデビットカードだと言えます。

この格安の手数料で利用できる外貨は全11通貨。
円と合わせると11通貨に対応したデビットカードです。
・ドル
・ユーロ
・スイスフラン
・ポンド
・オーストラリア・ドル
・ニュージーランド・ドル
・カナダ・ドル
・香港・ドル
・南アフリカ・ランド
・スウェーデン・クローナ

安全で早くて便利なVisaタッチ決済に対応

日本では非接触決済はSuica、WAON、nanaco、iDなどの電子マネーが一般的ですが、世界的にはNFCを利用したコンタクトレスという非接触決済が一般的です。

Sony Bank WALLET」ならVisaのロゴの横にある扇型のマークが、コンタクトレス決済が可能であるマークです。
対応する端末に「クレジットカード払い」であることを宣言して、上にかざすと決済が完了します。
Felica(Suica、WAON、nanaco、iDなどの電子マネー)の方が読み取りは早いはずなのですが、店舗での利用はコンタクトレスのほうが早いです。
推測ですが、カード側の読み取りの問題なのだと思います。
そのためカードを直接かざしたほうが決済としては早いのでしょう。

欧州ではコロナウィルスの感染拡大防止のために、菌を運ぶ役割になってしまう現金をやめてGoogle PayApple Payなどの非接触決済に移行する流れが加速しています。

Sony Bank WALLET」はカードをかざしてVisaタッチ決済できる機能のほか、この日本版のGoogle Payに対応しており、カードを登録してスマホの内部に搭載されているNFCで非接触決済が可能です。

非接触であれば感染症対策として非常に有効ですし、カードをお店側に渡さないので不正対策にもなります。
ただ海外では主流でも日本ではまだ主流ではないので、今後利用シーンが拡大してどこでも使えるといいですね。

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④他の銀行系どころかネット証券に比肩するレベルの投資信託ラインナップ

ソニー銀行の投資信託は、日本の銀行の投信の販売としては異例なほど、インデックスファンドの販売に力を入れてきています。

結論から言えば、ファンドマネージャーが多額の費用をかけてリサーチして個別に投資する形式「アクティブファンド」は、S&P500やダウ、NASDAQなどの株価指数に連動するように組成されている「インデックスファンド」のパフォーマンスに劣後します。

論より証拠ですので、インデックスファンドのほうが優勢であるという証跡をお見せしたいと思います。

SPIVA:2019アクティブvsパッシブスコアカードのデータで検証する

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが発行している「SPIVA」スコアカードでは、ベンチマーク(インデックス)を上回ったアクティブファンドの比率をデータで提供してくれています。

投資対象アウトパフォームしたファンドの比率(15年間)
国際株式     16.84%
米国株式10.9%
債券1.85%

これによれば、世界中に投資対象を求める株式ファンドであれば、インデックスを上回る運用成績であったファンドは16.84%もあるものの、米国株式に至っては10.9%、債券ではほぼ存在しないことになります。

膨大なデータで検証しつつ、銘柄を選択し投資しているアクティブファンドですら、このように市場平均には勝てません。

プロであるファンドマネージャーすら市場平均に勝利するのは並大抵のことでは無いのです。
彼らよりも調査時間が確保できない一般人がファンドマネージャーを出し抜いて高い運用成績を収められるとは到底思えません。

であるのであれば、最初から消極的に銘柄を選ばずにインデックス運用を行う投資スタイルのほうがよりベターな投資方法で失敗する可能性が極めて低くなります。

このように失敗しない市場平均を狙う消極的な投資方法をパッシブ運用とも呼びます。

ソニー銀行のインデックスファンドのラインナップはネット証券並の高レベル

正直に言えば日本の銀行の投資信託のラインナップは手数料を獲得することを主眼にしており、手数料は非常に割高です。

ですがソニー銀行は、グローバルに投資できるインデックスファンドがまだ一般的でない段階から中央三井インデックスファンドシリーズを販売するなど、他をリードしてきました。

流石に現在では「SBI証券」・「楽天証券」を始めとしたネット証券が販売している、インデックスファンドのほうが低コストなラインナップを揃えていますが、ソニー銀行では楽天・全世界株式インデックスファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド)という低コストでありながらこれ一本で全世界の株式にインデックス投資できるファンドをラインナップしています。

全世界に一本で投資できるインデックスファンドは日進月歩でコストであある信託報酬の低廉化が進んでいます。
楽天・全世界株式インデックスファンドが登場した当初は衝撃的でしたが、その後他の運用会社も対抗できるインデックスファンドを登場させていますので、相対的な順位は低下しています。

ファンド名公表信託報酬実質信託報酬
SBI全世界株式インデックスファンド0.100%0.197%
eMAIXS Slim全世界株式オールカントリー0.104%0.204%
eMAIXS Slim全世界株式3地域均等0.104%0.211%
たわらノーロード全世界株式0.120%0.29%
楽天・全世界株式インデックスファンド0.193%0.291%
ニッセイ世界株式GDP型バスケット0.104%不明

しかし、日本で販売されているグローバル株式を投資対象とした投資信託の信託報酬の平均は1.5%と非常に割高です。
楽天・全世界株式インデックスファンドが実現している実質0.29%のコストは十分低コストだと言えます。

⑤おまかせ入金サービスで他の銀行からの資金移動が手数料無料でできる

といってもソニー銀行の位置づけはネット銀行です。
勤務先の給与の振込先に指定できないところも存在します。
そこで利用したい便利なサービスが「おまかせ入金サービス」です。
おまかせ入金サービス」とは、一度設定しさえすれば、毎月設定している金額を本人名義の各金融機関からソニー銀行の円預金口座へ自動的に手数料無料で入金するサービスです。
これだと勤務先の口座から定期積立投資などに回す資金を自動で移動できますね。

おまかせ入金サービス」概要について
■指定できる金額:10,000円以上、1,000円単位
■手数料:無料
■引き落とし金融機関での引き落とし日:毎月5日または27日
■ソニー銀行預金口座への入金日:引き落とし日の4営業日後
■最大利用条件件数:5件
■利用可能な金融機関
 ・三井住友銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行
 ・ゆうちょ銀行
 ・新生銀行
 ・ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行、イオン銀行、セブン銀行、auじぶん銀行
 ・各地方銀行
 ・信用金庫
 ・労働金庫

Sony Bank WALLETはじめの2ヶ月限定でVisaデビットの支払いで1,000円もらえるキャンペーン

ソニー銀行のメリットを箇条書きで書きましたが、サービスの中核をなしている「Sony Bank WALLET」では、新規カード発行のキャンペーンを行っています。

新規発行から2ヶ月の期間で、国内で5回、Visaデビットによる支払いを行うと、もれなく1,000円がプレゼントされます。

またソニー銀行は、長らく非対応だったスマホ決済にも対応しています。
2020年6月3日よりスマホ決済サービスにチャージできる機能を提供し、同時にキャンペーンも開始しています。
第一弾としては、
d払い
・「PayPay」
・「メルペイ」
・「LINE Pay」
が対象で、この内d払い」、「PayPay」、「LINE Pay」に対するチャージでは、チャージするだけで各スマホ決済のポイントがプレゼントされます。

期間:2020年7月1日~7月31日
チャージ金額:各アプリに1,000円以上
d払い:1,000pt/dポイント
PayPay:100円相当のPayPayボーナス
LINE Pay:100pt/LINEポイント

まとめ

ソニー銀行は、ネット銀行のトップランナーだったのですが、ここ最近は他のネット銀行の後塵を拝してきた感があります。

ところが「Sony Bank WALLET」という秀逸なデビットカード、投資信託のラインナップの強化、優遇プログラムの強化などで、メインでの利用でも差し支えないレベルにまでなってきていると思います。

課題はネット証券へのリアルタイム入金が非対応であることですが、これはソニー銀行内の投資信託が利用に耐えるレベルであるからこそなのかも知れないです。

せっかくキャンペーンをやっているので、この機会に口座を開いて利用してみるといいかも知れません。
条件によってはメイン銀行として末永く利用することもあり得るほど、サービスレベルは高いです。

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