増えすぎた~Pay問題

日本のキャッシュレス決済比率は、18.4%と著しく低く、2020年のオリンピックに向けて、国家はキャッシュレスビジョンを立案するなど、キャッシュレス社会への関心が高まっています。

直近では、高還元の施策を打ち出したPayPay、LINE Pay、d払い、メルペイなどが話題になっています。

しかし、一方で問題も生じています。
~Payが多すぎる問題です。
嫌な予感はしていましたが、キャッシュレス決済を自社サービスの囲い込みのために使用してまるで江戸時代の藩札のような有様となったfelica(おサイフケータイ)と状況はよく似ています。

イオンとソフトバンク系は、割と緊密なためか、イオンの一部の店舗でPayPayを採用していますが、楽天ペイは採用されていません。

結局、リアルカード(プリペイド)決済も可能で、QuicPayでfelicaも使用でき、送金も可能なLINE Payが最もマシな存在です。
もっとも筆者は、楽天スーパーポイントを集めているので「楽天ペイ」ですが。

このような有様では、結局は江戸時代の藩札状態で、スマホにアプリをインストールしていても、ごくごく一部の店舗でしか利用できないのです。
そのため直近で行われている大々的なキャンペーンも、還元さえ受ければ、多数のアプリがあると煩雑なのでアンイストールしてしまうかもしれません。

また、まだまだ現金比率が高く、コード決済の割合が低い状態で、少ないパイを巡って高還元率競争を行っているため、LINE Payやメルカリなどは直近の決算が200~100億円の赤字という途方も無い損失を計上しており、事業の継続性に疑問符がつきます。

キャッシュレスの目的はなんなのか

もともとキャッシュレス決済を普及させる狙いは、深刻な人手不足に陥っている現況下において、現金では決済時の煩雑なお金の出し入れが必要で決済速度が遅くレジ人員がその分必要となること、運搬・管理に膨大なコストが必要であること、そして店舗運営では精算業務が必須でこれにやはり大きな人手を割かなければならないことを、キャッシュレスによって解消しようというのが狙いだったはずです。

しかし現在の状況下では、ありとあらゆる支払い方法が存在し、かえってオペレーションとしては煩雑になっているのではないでしょうか。
しかも現金払いが消えているわけではないです。

また話題をさらっている~Payのサービスは、コード決済サービスであるため、
意外と手間がかかります。
とても繁盛しているスーパーに導入とかできないレベルです。
その手順とは
①スマホのロックを外して、アプリを立ち上げる
②支払い方法の宣言
③コードの読み取り
以上の3工程あります。
やはり面倒です。かなりのスピードでレジを捌かなければならない、レジの方とかはイライラするでしょうね。

しかし、これより先行して始まったfelica決済(おサイフケータイなど)では、①の工程も③も存在しないため、非常に早いです。
欠点はプリペイド型の場合は、レジで残高不足でチャージしようとする人が多くそこで詰まります。

こう見ると結局、人手不足を解消するため、レジを早くすることができるという目論見からは~Payなどのコード決済は遠い存在です。

ただ、PayPayなどは店舗への支払いが翌営業日と早く、資金繰りが難しい店舗にとっては採用しやすい仕様となっています。

キャッシュレス決済に打開策はあるのか

ではまたもやキャッシュレス化は失敗に終わるのでしょうか。
これには以前にも触れた、NFC Payが普及することで解決します。
PayWaveやMasterコンタクトレス、Apple Payなどが利用できるEMVコンタクトレス決済です。

PayWaveはVISA、MasterコンタクトレスはMasterの国際ブランドで、対応するカードないし端末であれば決済できます。
実はこれは国際的には主流です。決済速度も申し分ないです。
日本のキェッシュレスの仕様は、クレジットカードが普及していない中国で流行ったQRコード決済を逆輸入したもので、国際標準でもなんでもないです。

日本ではマクドナルド、ローソンが実装しており、2020年までにはイオンでも実装される予定です。
このNFC Pay(EMVコンタクトレス)決済の最大の利点は、決済できる店舗が限定的ではなくVISAやMasterが使えるところならどこでも使えることです。
まったくもってどこでも決済可能という利便性こそが、キャッシュレス決済の根幹であり EMVコンタクトレス決済はそれに最も近いと言えます。
現在は一部のクレジットカード・デビットカードしか対応していませんが、目下のところ楽天ベーシックデビットカードVISAがNFC Payに対応し最も還元率的に見ても優位性が高く、運が良ければ10%還元キャンペーンにも乗れます。

現在のNFC Payがらみの動きとしては、LINE PayはリアルのVISAカードが2019年8月に予約開始され、その後リリース予定で、これにVISA PayWaveが実装されます。
また、KyashもVISAであり、同様にNFC対応ができるようになるとかなり使えますが、インタビューでは、NFC Payはまだ、日本では普及していないため現状はGoogle PayによるQuicPayへの対応により、非接触決済を優先して実装することで利便性を向上しています。
AppleはVISAと相性が悪く、あらゆる非接触決済が実装不可能な状態でMasterしか使えませんが、Google PayがNFC Payに対応でき、大手小売(イオンなど)が扱うようになると一気に広まると思います。

この中でKyashや楽天ベーシックデビットカードVISAは、与信審査や年齢のハードルがないプリペイド方式やデビットカードであり、若年層に普及させやすい内容となっています。

小売経営者の方へは、目下の~Payの乱立に目を奪われることなく、NFC Pay(EMVコンタクトレス決済)の導入に力を入れていって欲しいところです。
なぜなら、訪日する海外の方へも国内の消費者の利便性を最終的には損なわない決済方法だからです。

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