ネオモバFXはスマホ1つで手軽にFX取引ができるサービスで、SBIネオモバイル証券が2020年4月27日よりサービスを開始したFXトレードのサービスです。
SBIネオモバイル証券は少額投資ができるサービスとしてSBI証券がCCCマーケティングとの共同出資により設立した証券会社で「ネオモバ」の愛称で親しまれています。
SBIネオモバイル証券・ネオモバFXともにTポイントを利用できる点と少額投資が可能な点が特徴です。
いずれも利用していますが、ネオモバFXは他のFX取引が会社ではできない大きな利点があるため大いに活用すべきだと考えています。
今回はその活用方法をメインに解説したいと思います。
ネオモバFXの基本スペック

サービス名 | ネオモバFX |
通貨ペア | 26ペア |
ドル円スプレッド | 0(1,000通貨まで) |
ユーロドルスプレッド | 0.3(1,000通貨まで) |
最低投資額 | 1通貨~ |
ポイントの利用単位 | 1ポイント以上1ポイント単位 |
ドル円のスプレッドは0銭という驚異的なレートになっていますが、これまではキャンペーンとして0銭を維持してきましたが、とうとう1,000通貨単位の取引であれば恒常的にスプレッド0銭に改善されています。
ネオモバFXのメリットをこれから説明していきますが、大きく3つあります。
以下、順に解説していきます。
ネオモバFXのメリット①Tポイントが利用できる
他のFXサービスと比較してみてネオモバFXの最大の特徴は取引にTポイントが利用できるところです。
利用できる単位は1ポイント以上1ポイント単位から利用できます。
もっとも注文時には証拠金が入金されていないとTポイントを充当することはできませんでしたので、予め証拠金を入金してから取引をスタートしましょう。
ちなみにTポイントが利用できる投資はSBIグループの中で以下のように分けられています。
投資信託→SBI証券
現物株式→SBIネオモバイル証券
FX→ネオモバFX
それぞれ利用のメリットがありますが、当方としてはもっとも高リターンを上げられるのが、ネオモバFXだと思います。
>>Tポイントで株式投資ができるネオモバイル証券の活用方法
ネオモバFXのメリット②1通貨からの少額投資が可能
活用の途が広くなるのが、1通貨単位から通貨ペアに注文ができるところです。
大きな単位だと証拠金も大きく必要になりますが、1通貨単位からであれば証拠金自体が少額で抑えられます。
先程ネオモバFXのスペックで記述しましたが、ネオモバFXのスプレッドは1つではなく、取引単位が大きくなるほどスプレッドが大きくなるルールになっています。
ドル円のスプレッドであれば以下のように取引単位によって変化します。
取引通貨数 | ドル円(USDJPY)スプレッド |
---|---|
1~500 | 0.0 |
501~1,000 | 0.0 |
1,001~10,000 | 0.2 |
10,001~3,000,000 | 0.3 |
取引通貨数が多ければ多いほどスプレッド(コスト)が安いわけではなく、取引通貨数が少なければ少ないほどコストが安くなる仕組みです。
この少額取引のほうがコストが安いというルールを有効に活用できるのが、後に後述する「トライアングルトラップトレード」です。
ネオモバFXのメリット③トラップトレードに有利なAUDNZDが取引できる
「トライアングルトラップトレード」の詳細は後述しますが、通常はテクニカル指標などを使って上昇すると予想するならば「買い」、下落すると考える場合は「売り」注文を出します。
ですが「トラップトレード」では、そういった上昇・下落の予想をせず、特定の通貨の値動きのレンジを過去のチャートから想定し、IFDON注文を仕掛けるというものです。
IFDON注文というと馴染みがないと何のことかわからないと思いますので、イメージ図を用意していますので参考になるかもしれません。

上記のようにある通貨ペアが何年にも渡って形成しているレンジ内でレートが行き来すると想定し、下落時に「買注文」を指値で設定しておきます。
IFDON注文は「買注文」のとき同時に決済注文として利益確定の「売決済」注文をセットできる注文方法です。
逆に上昇時には、「売注文」を指値で設定し、同時に決済注文として利益確定の「買注文」を予め出しておくことになります。
理想的なのはレンジの上限付近で「売注文」を集中させ、下限付近で「買注文」を集中させれば非常に効果的です。
ところが下落したら下落しっぱなしでどこまで下落したり、上昇しっぱなしという通貨ペアではこの方法は通用しない可能性が高いです。
特にトルコリラ・南アフリカランドなどの新興国の高金利通貨はこの傾向が強いため、安易に高金利に惹かれて買い下がる行動は自殺行為です。
ところが通貨どうしが同じ地域で相関性が極めて高い通貨どうしのペアは、レンジを形成していることが多く、レンジから外にレートが動くことは極めてまれです。
特にそれが顕著なのが豪ドルとNZドルのペアである「AUDNZD」です。
概ね1.43~1.00の間を行ったり来たりして、金利も大差がないため、レンジ上限で売って、レンジ下限で買うという戦略が非常に有効とされています。
ネオモバFXでは、この通貨ペアが2.8pipsというスプレッドで取引できる点が大変なメリットです。
これよりもスプレッドが狭いところはヒロセ通商「LION FX」・「JFX」などがありますが、現状では売りでも買いでもスワップポイントを負担することになり不利です。
ですが、ロールオーバーすることで負担するスワップポイントもネオモバFXは売りも買いも少なくほとんど気にならないレベルですのでレンジを利用した「トラップトレード」に向いていると思います。
しかもネオモバFXでは最少取引単位は1通貨からですので、小さな単位の注文を細かい刻みでセットすることが可能です。
ネオモバFXのデメリット
ネオモバFXのデメリットはSBIネオモバイル証券の口座をすでに開設しており、月額220円の手数料を支払っていないと利用できない点です。
ネオモバFXは、SBIネオモバイル証券の口座をすでに開設していなければ利用できません。
口座に資金を移動したいときもSBIネオモバイル証券の口座の資金をネオモバFXの口座に振り替えることで可能となります。
またSBIネオモバイル証券の口座は手数料が月額220円かかります。
といっても200円分の証券口座の株式の購入に利用できる200円相当のTポイントが付与されるため、実質負担は20円です。
またその手数料の支払いにはクレジットカードが必要となります(プリペイドカードのKyash Cardが使えます:実験済み)。
ネオモバFXを活用したトラップトレード
トラップトレードは損切り注文は出しませんので、レートが期待を外れて一方方向に進みすぎれば100%の証拠金維持率を維持できずにロスカットになる可能性があります。
それを根本的に避けるには逆相関になる通貨ペアを選択して組み合わせることでそれを緩和することができます。
FXの為替変動リスクを大幅に減らすトライアングルトラップトレードとは?
ネオモバFXでもっともコストが安いドル円(スプレッド0銭)でトラップトレードを行って、かつドル円との組合せでリスクがもっとも少なくなる通貨ペアの組わせが必要です。
それが以下の3通貨ペアの組わせです。
- ドル円(USDJPY)
- ユーロドル(EURUSD)
- ユーロ円(EURJPY)
以上の3つの通貨ペアの組み合わせによる「トラップトレード」です。
これを独自にトライアングルトラップトレードと名付けています。
この取引方法を説明すると、例えばそれぞれ1,000通貨単位で取引した場合で考えるとわかりやすいです。
- ドル円(USDJPY)→「買い」で円を売ってドルを1,000通貨を買った状態になります。
- ユーロドル(EURUSD)→「買い」で買ったドルを売ってユーロを1,000通貨買う。
- ユーロ円(EURJPY)→「売り」で買ったユーロを売って円を1,000通貨買う
- →①に戻る
以上のように3すくみでぐるぐる循環している状態になり、相場が急変動したときで変動がほとんどなくなります。
ただし、同じ1,000通貨単位でもドル円(USDJPY)は1ドル103.96円、ユーロ円(EURJPY)は127.06円で等価ではありません。
そのため厳密にリスクを軽減するには以下のように計算して取引単位を変更します。
1,000通貨 × 81.8% = 818通貨
以上の計算式からドル円(USDJPY)1,000通貨に対しユーロドル(EURUSD)・ユーロ円(EURJPY)を818通貨取引すれば等価となり3すくみの状態を維持できます。
※為替相場の変動でレートは変わります。
ネオモバFXは1通貨単位で取引できるため、818通貨などの細かい単位で調整することが可能です。
またレンジの上限と下限が想定しやすいAUDNZDも加えるとレンジ上限での売り注文、下限での買い注文が判断しやすいです。
現在のネオモバイルFXの取引実績
期間としては2020年9月18日から運用を開始しています。
取引通貨ペアは、以下の4つです。
- ドル円(USDJPY)
- ユーロドル(EURUSD)
- ユーロ円(EURJPY)
- 豪ドルNZドル(AUDNZD)
以上の4通貨ペアとなります。
始まった当初は500通貨単位づつIFDON注文を仕掛けていましたが、預託金残高が増えてきたので、安いスプレッドが維持される1,000通貨単位で注文を仕掛けて運用しています。
最新の運用実績は以下のとおりです。
10月 | 11月 | 12月 | |
預託金残高 | 126,335 | 174,269 | 247,139 |
資産評価額 | 111,441 | 156,431 | 204,100 |
追加ポイント | 0 | 18,238 | 32,689 |
評価損益 | -14,893 | -17,837 | -20,038 |
実現利益 | 8,606 | 29,695 | 40,181 |
リターン | 7.31% | 20.54% | 19.42% |
「トライアングルトラップトレード」を仕掛ける際に、デメリットというか仕方がないのが、評価損を必ず抱えることです。
しかし一時的に評価損を抱えても、為替相場は先進国同士の通貨ペアであれば、一方的な展開にはなりにくく、いずれは戻ってきます。

課題はこのブログではあくまでポイントのみで運用するのが主眼です。
なぜならポイントはポイント交換で増量などのイベントを活用すればノーリスクで増やすことができるという利点があるからです。
良い例が、dポイントの増量キャンペーンですね。
過去には25%増量、現在は15%の増量でした。
>>【毎年好例】交換だけでポイントが増えるdポイント増量キャンペーン
またポイントサイト「ECナビ」とポイント交換サイト「PeX」をセットで利用すれば、Tポイントに交換する度に毎月4%増やすという現代の錬金術を利用できます。
Tポイントに交換するだけで4%もの増量を達成する方法でオススメの方法は以下のとおりです。
この方法を達成するには、ポイントサイト「ECナビ」とポイント交換サイト「PeX」をセットで登録する必要があります。
詳しいポイント交換方法は記事にまとめていますので、不明な場合はそちらをご覧いただくか、当方のtwitterアカウントにDMなどでお問い合わせください。
ポイントサイト「ECナビ」に関しては、下記のボタン経由で新規登録し90日以内の電話番号認証で、150円相当のポイントがプレゼントされます。
さらに2021年1月限定キャンペーンでは、新規登録後2021年1月中にポイント交換完了すれば、1,000円相当のAmazonギフト券プレゼントですので、さらに利益を増幅できます。
トライアングルトラップトレードは「ネオモバFX」一択ではない
トライアングルトラップトレードは、必ずしも「ネオモバFX」でしなくても問題はないです。
スペック的にはSBIFXトレードの方が上です。
ポイントを集めて増幅させたTポイントを現金化して資産を増幅する装置として「ネオモバFX」を提案しています。
ですが、オススメはSBIFXトレードではなく、セントラル短資FX です。
スイスフランショックでレートが飛んで各FX業者が取引不能に陥った中、セントラル短資FXとSBIFXトレードはレートを配信し続け取引が可能でした。
>>手動トラップトレードで最適なFX業者
「ネオモバFX」はいわば、SBIFXトレードのシステムを間借りしていますので、資産を分散管理するには、すべてSBI系にするのではなくセントラル短資FXを利用してトライアングルトラップトレードをすべきだと思います。
元々セントラル短資FXはサーバーも強靭であることが広く知られていますのでいざというときのリスク管理上、大きな資産ほどセントラル短資FXを選択したほうが良いと思います。
現状、当方はポイントを換金することで生活しているので、「ネオモバFX」に追加投資できるTポイントは現状、上記の実績に載せられる程度です。
他は現金化して、楽天カードで1%のポイント還元を受けつつ投資信託を積み立てて、株式市場の運用がアノマリー的に不調な2月・9月は一旦売却してして「ソニー銀行」にスイッチしてSony Bank WALLETの還元率を2%の無敵の状態にすることを目指しています。
ネオモバFXの最新キャンペーン
「ネオモバFX」のメリットについて解説しましたが、スタートダッシュを切れるのがキャンペーンの活用です。
PayPayの大規模還元キャンペーン時に即座に乗った人が大きな利益を得れたように、キャンペーンなどの好機は最大限活用するため、即座に乗るほうが効果的です。
「ネオモバFX」では、2021年1月1日~1月29日の期間、「ネオモバFX」口座開設&1取引でTポイント1,500ポイントプレゼントキャンペーンを行っています。
- 口座開設期間:2021年1月1日~1月29日
- 取引期間:2021年1月4日 7:30~1月30日 6:30
- 条件1:上記期間中の口座開設と取引が成立していること
- 条件2:1取引につき1,001通貨以上
- 特典:通常の口座開設で付与される200ポイント(期間固定Tポイント)に加えて1,300ポイント
- ポイント付与時期:2021年2月末頃
Tポイントが利用でき、1通貨単位という少額から投資が可能であるために、「ネオモバFX」は為替リスクを最小化しハイリターンも狙える「トライアングルトラップトレード」を開始するのに最も向いていると思います。
ネオモバイルFXの活用方法まとめ
「ネオモバFX」は、Tポイントが利用でき、1通貨単位からの少額から投資が可能であるために、活用方法としては「トライアングルトラップトレード」の利用が最も適切だと考えています。
リスクを最小限にするために104~112円あたりでレンジを形成しつつあるドル円(USDJPY)と相関関係上変動を打ち消ユーロドル(EURUSD)とユーロ円(EURJPY)を同量取引し豪ドル・NZドル(AUDNZD)を加えるという編成です。
この通貨ペア編成で、始めた当初の10月は除いて、11月20.54%、12月19.42%のリターンを叩き出しています。
資産が拡大していけば、一箇所に資産を預けるリスクを避けることと本格的なトレードを行うため、サーバーが強靭なセントラル短資FXがメイン運用には向いています。
ただし、セントラル短資FX は豪ドル・NZドル(AUDNZD)のスプレッド(手数料)が高いため、豪ドル・NZドル(AUDNZD)の取引は「ネオモバFX」で残しておくというのがオススメの使い方です。
ポイント投資の中でもFXは異色の存在で、当初は活用方法に悩んだのですが、ポイント投資としては、あるいはこれが控えめにいって最強ではないかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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