資産形成のため積立投資を行うのであれば、当方は「楽天証券」を迷わず勧めます。
「楽天証券」では、楽天カードのクレジット決済で投資信託を積立投資することができ、ポイントも1%分付与されるという大きなメリットがあるからです。
付与されたポイントは、再投資に使うこともできますし、楽天カードの「ポイントで支払いサービス」に充当することもできます(オススメ)。
投資していきなり1%もの利回りですので非常に有利であることは間違いありません。
積立投資を開始した後、そのまま運用することもできますが、ここではさらに積立投資を楽天カードのクレジット決済で実行した後の応用方法も提案していきたいと思います。
楽天証券の自動積立・楽天カードクレジット決済とは?
「楽天証券」では、楽天カードのクレジット決済で投資信託を毎月自動積立購入することが可能です。
その際、決済された楽天カードから1%のポイントが付与されます。
「楽天証券」の楽天カードのクレジット決済の制度どのように活用していくかについては、戦略としては3つあります。
- 投信を購入した後、売却しスイッチ後は基本バイ&ホールド(買ったままで保有し続けること)する。
- より保有コストが安いCFDにスイッチしてレバレッジ1倍でバイ&ホールドする。
- 投信を購入した後、売却しポイントだけ獲得する。
勿論、「楽天証券」で買ったまま、適切な投資信託で運用し続けても、運用としては8割型成功したと思います。
ですが、より資産を有効に活用していこうと考えた場合、これから提案する3つの選択肢があると思います。
この内容を順番に説明していきたいと思います。
投信を購入した後、売却しスイッチ後は基本バイ&ホールド(買ったままで保有し続けること)する。
投資信託や株式は含み益がある状態で売却し利益確定すると利益に対して20.315%の課税があります。
そのため投資信託の積立投資では、買ったらそのまま保有し続ける「バイ&ホールド」という運用方法が、株式は長期で見れば価値が上昇し続けるという過去の事例を信じれば長期の運用としては適切です。
ですので「楽天証券」自動積立し始めたのであれば、そのまま保有し続ければよいのではないかと考えがちです。
しかし証券会社の中には、保有することで特典が受けられるケースがありますので、それを存分に利用することで、さらなる恩恵を受けたほうが良いと思います。
まずは「楽天証券」でそのまま保有し続けた場合の特典について説明します。
マネーブリッジ&ハッピープログラムで投信10万円に対して毎月4ポイント
楽天証券では楽天銀行と口座を連携させて資金の入出金をスムーズにできるサービス「マネーブリッジ」があり、この「マネーブリッジ」と楽天銀行で対象サービス利用毎にポイントが付与される「楽天銀行ハッピープログラム」に登録していると、投資信託の保有残高10万円ごとに毎月4ポイントが付与される特典があります。
保有残高 | 月間付与ポイント | 年間付与ポイント |
10万円 | 4pt(0.004%) | 48pt(0.048%) |
100万円 | 40pt(0.004%) |
480pt(0.048%) |
1,000万円 | 400pt(0.004%) | 4,800pt(0.048%) |
2,000万円 | 800pt(0.004%) | 9,600pt(0.048%) |
年率換算すると投資した金額に対して0.048%ですので、そんなには大きくはないのかも知れませんが、保有していれば毎月付与されますのでメリットは大きいです。
投資信託の保有でメリットが大きいのは「ソニー銀行」
ソニー銀行は、前述の楽天銀行と同じく顧客のサービス利用状態に応じて優遇措置を行う「優遇プログラム Club S」という制度を敷いています。
この「優遇プログラム Club S」では、主にソニー銀行に預けた資産額によって優遇措置が決まる制度になっています。
そしてこの優遇措置によって、他行への振込手数料無料回数と「Sony Bank WALLET」というデビットカードのキャッシュバック還元率が異なってきます。
ステージ | 条件 | 振込手数料無料回数 | SonyBankWALLET還元率 |
なし | - | 2回 | 0.5% |
シルバー | ・月末の総残高(円預金・外貨預金・運用資産)/300万円以上 ・外貨預金積立購入額/月間3万円以上 ・投資信託積立プラン/月間3万円以上 |
4回 | 1% |
ゴールド | ・月末の運用資産残高(外貨預金・投資信託残高・Wealth Navi for ソニー銀行)/500万円~1,000万円 | 6回 | 1.5% |
プラチナ | ・月末の運用資産残高(外貨預金・投資信託残高・Wealth Navi for ソニー銀行)/1,000万円以上 | 11回 | 2% |
条件としてはかなり厳し目だと思いますが、仮にプラチナ達成ならば、「Sony Bank WALLET」による決済の還元率は常時2%を維持します。
2%の還元率であれば、5万円の利用ならば1,000円相当のキャッシュバック、10万円の利用なら2,000円相当のキャッシュバックです。
資産からポイントを貰うほうが良いのか、日々の消費でキャッシュバックをもらったほうが良いのかは、分かれるところですが当方としては1,000万円投資信託を預けて、400ポイントよりも5万円のデビットカードの利用で1,000円相当のキャッシュバックのほうがありがたいです。
しかも「Sony Bank WALLET」は本人確認(3Dセキュア)対応なので、1%の還元率を誇る「Kyash Card」に利用できます。
月々の予算を「Sony Bank WALLET」からチャージして、チャージで2%+Kyash Card利用で1%=合計3%の還元率とすることができます。
Kyash Cardの申込みは紹介状経由がオトクです。
クレジットカードの還元率を+1%に底上げして家計管理に役立つプリペイドカード「Kyash Card」の申込みは、
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具体的なスイッチ例
ポイントは「楽天証券」で購入する投資信託は売却することが前提であることです。
売却しますが楽天カードで決済されていますので、決済額に対して1%のポイント付与は確実に獲得しています。
売却するのが前提ですので、価格変動のない国内債券型で売却時に手数料がかからない信託財産留保額がないものを選択して購入します。
次にソニー銀行で保有する投資信託は長期で保有することが前提ですので、低コストで全世界・全米に1本で広く投資できるインデックスファンドを選択するのがベターだと思います。
ソニー銀行では、インデックスファンドよりも運用成績が良い「ひふみプラス」・「ひふみワールド+」などの投資信託がありますので、それを選択しても良いのですが、必ずしも毎年ファンドマネージャーが株価指数を上回る運用成績を収めるという保証はありません。
具体的なスイッチ手順は以下の通りです。
- 「楽天証券」自動積立で購入する投資信託は、売却した時に利益が出ているとそれに課税がかかるので、価格変動があまりない国内債券インデックスファンド(信託財産留保額がないもの)を購入します。
- 「楽天証券」自動積立では、投資信託が約定後受け渡されるのは、毎月7~8日くらいですので、そのタイミングで売却指示を出します。
- 月半ばには売却が完了されて受け渡しが完了すると、資金は楽天銀行口座にオートスイープといって自動で戻っていきます。
- 楽天銀行口座に戻ってきた資金は、ソニー銀行の「おまかせ入金サービス」で楽天銀行からの資金移動を手数料無料で行ってください。
- 資金を移動したらその資金で、「楽天・全米株式・インデックスファンド」か「楽天・全世界株式・インデックスファンド」を投資信託積立プラン/月間3万円以上で定期的に買い付ける。
ソニー銀行で投資信託積立プラン/月間3万円以上で定期的に買い付けても「Sony Bank WALLET」の還元率は1%にアップしますので、十分高還元率なデビットカードです。
1,000万円は少し遠い道のりのように感じますが、資産運用するからには通過点として達成しておきたい金額だと思います。
大投資家でも最初は少額の投資家だったわけですので、一歩ずつ資産を拡大していくのに積立投資は地味ですが欠かせない手法だと思います。
より保有コストが安いCFDにスイッチしてレバレッジ1倍でバイ&ホールドする。
CFDとは、別名「差金決済取引」と呼ばれ、取引開始から取引終了までに発生した差額分を決済する取引です。
日本では為替取引であるFXが先に普及しましたが、CFDは株式指数や個別株式、原油などのエネルギー、金・銀などの貴金属、農作物などの取引をFXのようにレバレッジを利用した取引が可能です。
CFD取引とは?
CFD取引とは、先物取引と異なり、期日がなく決められた期限がありません。
ただし原資産となる先物の期限が近づいている期近と期先との価格差を調整するために、価格調整額が発生します。
期先の価格が高ければ、マイナスの価格調整額がつき、期先の価格が安ければ、プラスの価格調整額がつくため、CFDによる株価指数への投資は、原資産は先物でありながら、期近と期先をつないだときの価格差を感じさせずあたかも保有し続けているように感じます。
CFD取引とは、差金決済という買った(売った)ときの価格から、売った(買った)ときの反対売買の価格との差額分を決済しているため、ダウ平均株価・S&P500のような海外の株価指数を取引した場合は、差額分の利益(損失)分にしか買った(売った)ときと売った(買った)ときのの為替レート差が反映されません。
そのため日本人の課題ともいえる海外資産購入に対する為替の問題が解決される為替ヘッジが効いている取引と言えます。
CFDによる株価指数投資は保有コストが存在しない最も低コストなインデックス投資
CFD取引では「S&P500(米国500)」を投資対象として取り扱っている証券会社があります。
日本の証券会社で提供しているCFD取引ではほとんど、オーバーナイト金利と言ってFXと同じく、スワップ金利がかかります。
金利をもらえるなら助かりますが、残念ながらマイナスなので保有すれば保有するだけ金利がかかります。
ですがCFD取引で80%ものシェアを確保している「GMOクリック証券」ではメジャーな株価指数に対して、オーバーナイト金利は徴収されません。
「GMOクリック証券」で取り扱われている株価指数では、オーバーナイト金利は発生しませんが、調整額が発生します。
この調整額は正確にはコストではありませんので、その調整額を見て長期投資に向かないと判断してしまうかもしれませんので順に説明します。
「GMOクリック証券」では、保有しているCFD取引に対しては以下の3つの調整額が発生します。
- 価格調整額・・・期限が迫っている期近と期限が遠い期先との価格調整(コストではない)、または配当金
- 金利調整額・・・株価指数では発生しない
- 権利調整額・・・株式CFDで発生する配当金
株価指数CFDで発生しているのは期先との価格を調整する価格調整額のみです。
しかも価格調整額は、期先との価格を調整する金額で本来発生しない利益や損失を調整しているだけなので、コストとはいえません。
したがって「GMOクリック証券」のCFD取引において発生している費用は、保有コストでは存在せず、売買のときに発生しているスプレッドのみなのです。
「GMOクリック証券」で最も網羅的に投資できるS&P500ではスプレッドは0.3(3pips)ですので、現在のS&P500を1単位売買した場合の片道のコストは32円です。
コストとしては0.01%未満です。
低コストなS&P500を投資対象としたインデックスファンドとの比較
一方で低コストで運用できるS&P500を投資対象としたインデックスファンドとの比較を行ってみましょう。
ファンド名 | 公表信託報酬 | 実質コスト |
---|---|---|
SBI・バンガードS&P500インデックスファンド | 0.0938% | 不明 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0968% | 0.141% |
楽天・全米株式インデックスファンド | 0.1620% | 0.225% |
同じ株価指数である「S&P500」を投資対象としたインデックスファンドの中でも、最も低コストな「SBI・バンガードS&P500インデックスファンド」で、CFD取引で1単位:「S&P500」をレバレッジ1倍で保有したときと同じ資産額の場合、「SBI・バンガードS&P500インデックスファンド」の公表信託報酬は0.0938%であるため、年間の信託報酬額は375円前後、10年で約3,752円になります。
一方でGMOクリック証券で「S&P500」を1単位購入した場合、片道のコストが32円・保有コストはなしですので、CFDで「S&P500」を1単位保有した際のコストの差は、年間では343円安くなります。
また為替ヘッジも効いているという副次的な効果もあります。
投資信託からスイッチしてCFDでレバレッジ1倍程度でロングし長期保有する
以上から、CFD取引を利用した最も低コストなインデックス投資としては以下の方法が提案できます。
現状では、S&P500を投資対象とした投資商品に最も低コストで運用できる手段になります。
現状では、GMOクリック証券CFD一択なのですが、2021年1月下旬MT4でCFD取引が可能になります(※商品CFD取引は5月下旬)。
現状の仕様を確認する限りオーバーナイト金利はかかる仕様のようですので、GMOクリック証券CFDのほうが保有コストは安くなるのではないかと予想されます。
GMOクリック証券の口座開設は、ポイントサイト経由でポイントを獲得できます。
GMOクリック証券の口座開設は、ポイントサイト「モッピー」経由の口座開設で、ポイントサイトから200円相当のポイントが付与されます。
ポイントサイト「モッピー」の新規登録は、下記のリンクボタン経由の登録で最大2,000円相当のポイントプレゼントです。
投信を購入した後、売却しポイントだけ獲得する。
この方法は、投資信託でリスクを取って資産を増やすのではなく、付与されるポイントを獲得して資産として確保し将来の資産につなげようという試みですので、本来証券会社が投資信託を保有し続けてほしいという趣旨には反します。
ですが、楽天証券で自動積立・楽天カードクレジット決済で付与される1%のポイントは通常ポイントです。
通常ポイントは楽天カードの「ポイントで支払いサービス」に充当するのが利回りとしては最も効率のよい利用方法です。
楽天SPUでは、楽天カードで支払われるとポイントが付与される項目があるため、それに通常ポイントを充当するということは最大9%ものポイントの価値向上になります。
ですので通常ポイントはしっかり獲得し、ポイントという資産の価値を最大9%高めるため楽天カードの利用代金に充当したほうが効率が良いのです。
>>楽天ポイントの使い道は楽天カードの支払いに充当するのが一番オトク
ポイントという資産をできるだけリスクを取らないで獲得する
楽天証券で自動積立・楽天カードクレジット決済で投資信託を買い付けて、その後売却すれば、完全に現金化されます。
投資信託ですので株式に投資するタイプだと値動きが激しく、売却時までに株価が下落して損失が生じる場合もあります。
そこで買付する投資信託は国内債券を投資対象として売却時に手数料が発生しない(信託財産留保額がない)投資信託を買い付け、その後売却します。
具体的な手順は以下の通りになります。
- 「楽天証券」自動積立で購入する投資信託は、売却した時の価格変動を最小限にするため、価格変動が小さな国内債券インデックスファンド(信託財産留保額がないもの)を月5万円積立設定します。
- 「楽天証券」自動積立は、月初に楽天カード
で決済されます(毎月15日にポイントが付与されます)。
- 「楽天証券」自動積立では、投資信託が約定後受け渡されるのは、毎月7~8日くらいですので、そのタイミングで売却指示を出します。
- 月半ばには売却が完了されて受け渡しが完了すると、資金は楽天銀行口座にオートスイープといって自動で戻っていきます。
- 戻ってきた資金は楽天銀行口座に戻っているので、また楽天カード
で積立投資します。
- また売却します。
- これを無限に繰り返します。
①と⑤の積立購入は一度設定すれば自動で繰り返し行われます。
④も投資信託を売却するとマネーブリッジを設定して連携が済んでいれば、証券口座に資金は残らず楽天銀行口座に戻ります。
ただ③⑥の売却指示だけは、自身で行わなければなりませんで、毎月7~8日の約定した投資信託の受け渡し日で売却指示を出してください。
国内債券インデックスファンドを売り買いしますので、価格変動はほぼないと思います。
一方で得られるポイントは1ヶ月で500ポイントですので500pt×12ヶ月=6,000ポイントとなります。
資金としては、毎月7~8日の約定した投資信託の受け渡し日で売却指示を出し忘れた場合、カードの引き落しサイクルに間に合いませんので、5万円の倍となる10万円を回していくイメージでよいと思います。
10万円の資金で6,000円の実質的な利益なら、6%ものリターンですので下手な投資よりも儲かっていますね。
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楽天証券の口座開設は、ポイントサイト「モッピー」経由の証券口座開設で「モッピー」から2,000円相当のポイントが付与されます。
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まとめ
- 「楽天証券」で楽天カードのクレジット決済で投資信託を毎月自動積立購入後、売却しソニー銀行に資金移動しソニー銀行で投資信託を積み立てる。
目的は、1,000万円の資産を達成して「Sony Bank WALLET」の還元率を2%の無双状態にするため。 -
より保有コストが安いGMO証券CFDにスイッチしてレバレッジ1倍でバイ&ホールドする。
-
投信を購入した後、売却しポイントだけ獲得する(利回り6%)。
以上となります。
「楽天証券」自動積立・楽天カードのクレジット決済という制度は、ストレートに資産運用に取り組んでも良いですし、ポイ活として利用しても良いですし、メリットだらけだと思います。
投資は不確実ですが、少なくとも楽天カードのクレジット決済で1%の利回りが確保できる環境は非常に貴重だと思います。
この3通りの「楽天証券」の特徴を活用した投資方法は、楽天カードがなければ始まりませんので、検討されている方は楽天銀行と楽天証券と一緒に準備されるとより快適な楽天サービスの活用ができるのではないかと思います。
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