ブリッシュリバーサルから反発を開始したWTIの上値余地は?/原油CFDトレードブログ

こんにちは、cohamizu(@cohamizu1)です。

前回の投稿で$68.40あたりからの原油価格の反発を想定した戦略策定をしましたが、実際にはもう少し深くて$66.59まで下落してから”ブリッシュリバーサル“が出現してようやく流れが変わっています。

WTI日足/TradingView

先週は、SILVER(銀)の”スパイクロー“を確認していたので、SILVER(銀)のロングからスタートして、週半ばからWTI原油に主攻を切り替えて良い成績だったのですが、11/18(月)にWTI原油で”ブリッシュリバーサル“が出現して流れが変わると予め予測は難しいでしょう。

したがって、トレンドが変わる”スパイクロー“・”ブリッシュリバーサル“などのプライスアクションを確認してからがエントリーとしては確実です。

よって今回は、上昇トレンドに戻っているWTI原油がさらに上昇する過程でどこでポジションを取るのかいくつか戦略を立案しておこうと思います。

この記事では、このように原油取引の見通しについて分析していますが、原油価格のトレードは、日本ではGMOクリック証券、DMM CFD外為どっとコムCFDネクストなどが低コストで使いやすい証券会社です。

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先週までのWTIの概況から考えられるポジションメイクのポイント

WTI原油は、11/5~11/7まで上値を抑制していた$72.65レベルのレジスタンスまで一旦戻りますが、調整後勢いを再び取り戻して$75.20を目指した展開になると考えています。

WTI日足/TradingView

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価格は流動性ギャップに引き寄せられる性質がありますが、その水準が$75.20になるため目標として設定しやすい(達成しやすい)点でもターゲットとして際立っています。

そのターゲット到達のためには、11/5~11/7で上値を抑制していた抵抗帯をブレイクアウトする必要があります。

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WTI原油は、上値抵抗帯72.60~72.70に何時頃到達するのか?

問題は、11/5~11/7で上昇を抑制していた上値抵抗帯(72.60~72.70)にいつ達して、いつブレイクするかです。

WTI原油は、下落トレンドを11/18に”ブリッシュリバーサル“を示現して止めた後、高値・安値を切り上げ上昇トレンドを維持したまま推移しています。

WTI日足/TradingView

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定義としては、直近安値である11/18の高値を上抜いたところで「買い」サインが点灯した状態ですので11/22の安値$69.32を下抜けない限り、上昇トレンドは継続していると考えられます。

押し目・戻り目の水準に位置している日足62EMA(黄太線)が上値を抑制する可能性もありますが、上昇トレンドが継続している状態であれば11/25(月)にでも上値抵抗帯(72.60~72.70)に達する可能性はあると思います。

または一時的に11/22の安値$69.32を下抜けないレベルまで調整してから上値抵抗帯に到達するケースが考えられます。

したがって11/18の高値を上抜いた状態からロングをホールドした状態なら、そのまま72.60~72.70に位置する上値抵抗帯への到達を待ちます。

日足62EMAへの到達をもって、ポジションを解消している状態なら(筆者はこれに加えて1時間足で上昇トレンドが止まった状態を確認して利益確定しています)、調整してくるタイミングでロングポジションを再構築する必要があります。

現状、その調整してくる水準を考えたいと思います。

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WTI原油で再びロングするポイントはFVG下限70.50付近

WTI4時間足/TradingView

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WTI原油を4時間足で確認すると、CCIの位置としては100ラインを超えており、新規でロングするには調整を待ちたい水準です。

かつ11/22のNY市場での急伸により画像のように流動性ギャップが生じており70.50付近のポイントまで調整が生じ、サポートとして機能してくる可能性があります。

二次的サポートとしては、11/20の高値水準69.90付近がレジサポ転換する場合です。

この2つの水準が移動平均線と重複していれば、72.60~72.70を狙う押し目買い水準として活用できると思います。

上値抵抗帯達成後の押し目買い水準は日足62EMA

WTI日足/TradingView

日足62EMAは、フィボナッチ61.8から発した指数平滑移動平均線です。

相場の上昇トレンド時には押し目買いのサポート水準として、下降トレンド時には戻り売りのレジスタンス水準として機能しやすいため活用しています。

今回のように下降トレンドから脱して上昇トレンドにスイッチしたとき、この日足62EMAが11/5~11/7のときのように上値を抑制してくるケースが多々あります。

しかし一旦上抜くと今度は上昇トレンドを画像のようにサポートする重要な移動平均線に変わるケースもあります。

したがって現段階では、11/22の安値$69.32を下抜けて下落トレンドになってしまう場合もありえる一方で、72.60~72.70の上値抵抗帯まで達することで今度はサポートとして機能してくる可能性もあります。

したがって首尾よく72.60~72.70の上値抵抗帯まで到達した後は、重要な押し目買い水準として日足62EMAを意識して臨むべきだと思います。

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WTI原油のチャート分析について

ここまでWTI原油のトレードについて日足→4時間足で説明してきましたが、基本的にこの記事のトレード手法は4時間足でトレンドラインを引いて、1時間足を主に確認しつつ以下の3つのポイントを重視したトレード手法を採用しています。

その手法とは、以下の3つです。

  1. 天井圏・底値圏でスパイクorリバーサルをともなうフォールスブレイクアウト
  2. 天井打ち・底打ちの後、1時間足62EMAで押し目・戻り目
  3. トレンド継続のブルフラッグ・ウェッジ(下落トレンドではベアフラッグ・ウェッジ)

主な手法としては、これらを使いまわしてより熟練度を高めようとしており、それ以外の値動きに関しては「得意ではない」という判断でスルーすることで勝率を高めることを狙っています。

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このように一見無限に存在しそうなチャートパーターンの中で効率よくリターンを得られるものだけ抽出し、そのパターンの出現を待ってエントリーすべきです。

反対にすべての場面で利益を獲得しようとすると無駄な損失を招く結果になるので、逆に遠回りになると思います。

以上①②③のパターンについて説明しましたが、エントリーにはこれから説明するチャートシステムで分析したうえでエントリーすると良いでしょう。

①分析チャートツールはダントツでTrading Viewが便利

WTI原油(または北海ブレント)のチャート分析では、Trading Viewを読者の方におすすめしています。

WTI原油4時間足

一般的なチャートシステムでは、この記事で掲載しているチャートのようなGMMA(複合型移動平均線)は標準装備されていないため、トレンドがどちらの方向に傾いているか直感ではわかりにくい問題があります。

ですので、まずはGMMA(複合型移動平均線)を導入できるTrading Viewの無料版からはじめてみましょう。

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②無料で便利なチャートツールは楽天MT4CFD

Trading Viewは、無料で閲覧できる高機能ツールですが、無料プランで表示できるインジケーターは2つまで、チャートを同時表示できないなど、十分な機能を使うには月額$12.95のエッセンシャル以上のプランにしなければ、機能に制限があるので不便に感じる場合があります。

そこで無料でありながらテクニカル分析を無限に追加できる楽天MT4CFDを使うことでその問題を解決することができます。

MT4で原油のチャートをチェックするには、USOILのシンボルを追加することで可能になります。

Trading Viewに対する利点は、楽天MT4CFD口座を開設していれば無料で機能を使えることとローソク足の動きが非常に速く(MT4ではトレンドに乗ったポジションを維持しやすくなるため平均足を使っています)判断を下しやすいことです。

使い方の一例では、Xで楽天MT4CFDチャートを使った15分足平均足トレードのエントリー方法を具体的な内容で公開しています。

このように短期売買になればなるほど、楽天MT4CFDを利用する優位性が活きてくるでしょう。

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【結論】WTI原油2024年11月第4週見通し

先週の2024年11月第3週までの状況は、景気後退による需要低迷を見込んだ原油価格の下落からようやく脱した状態です。

ファンダメンタルズから考えた場合なら誰しも原油価格が上昇するとは考えていないと思います。

WTI日足/TradingView

しかし市場はそういうときこそ、もはや売り手がいなくなって上昇するものだと思います。

すでに採掘コストをカバーできる原油価格の水準ではないため、判断としては売られすぎており、逆に売り方による買い戻しが思わぬ上昇を引き起こしているタイミングです。

この記事では、このように原油取引の週単位の見通しについてTrading Viewで分析していますが、エントリータイミングを図るには、「楽天MT4CFD」のチャートを活用する方法を読者にはオススメしています。

したがってこの記事で、Trading Viewで日足→4時間足もしくは1時間足で大枠の方向性とターゲットを算出して、楽天MT4CFDで精密なエントリーを行うことで難しいとされる原油市場の攻略を目指しましょう。

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