【米株価指数】長期トレンドラインを割り込み自由落下へ

米株価指数の代表的なチャートS&P500は、リーマンショック以降、大きく調整したときもあるポイントでサポートされてきました。

これはトレンドラインとよばれており、モメンタム投資では、トレンドラインより上に実線があれば、高値を更新すれば買いの絶好のチャンスとなっていました。
しかし、今回の新型コロナウィルスによる株価下落により、とうとうそのトレンドラインを割り込もうとしています。
「割り込もうとしている」というのは、割り込むやいなや激しいリバウンドを繰り返しているからで、それだけ重要なポイントということでしょう。

S&P500長期トレンドラインを割り込む
S&P500 週足

トレンドラインをブレイクした場合のその後の相場

売買のポイントとなるトレンドラインを割り込んだ場合、そのポイントをめがけたショートの買い戻し、または待ち構えていた指値の買いがそれ以降は存在しないことになります。

特にS&P500はこれ以降、特段ポイントとなるトレンドラインはないため非常に危険です。

ゼロ金利達成により、残弾がなくなったFRB

これまで長期に渡る上昇相場を支えたのは、FRBのゼロ金利と量的緩和でしたが、3/16にFRBは早々と緊急利下げをしてしまっています。

しかし結果は、ダウ平均を$3000も押し下げる大暴落となっただけでこのような事象に金融緩和は意味がないことを図らずしも実証してしまいました。

これはもっともなことで、金利を下げて企業の新たな借入をいくらか促進することはできても、旅行客が航空機を利用して海外に行くことや、レストランで外食する行動を促進することはできません。

株価暴落直後にトランプ大統領が打ち出した、国民全員に11万円を配るという施策のほうが効果が幾分長持ちした程度でした。

3/16の緊急利下げによってアメリカの政策金利は0%に張り付き、これ以上金利は下げることができないことを示しています。

これは金利の低下に頼ってきたリスク資産にとっては重大で、弱くなってきた火に燃料を投入することがもうできなくなってしまっています。

投機なら空売り、ただしゴールは近い

したがって、トレンドラインを割り込んだ以上は、それ以降の値動きは自由落下であり、ターゲットを安易に定めるレベルでもなくなります。
何しろ、打てる手段はすべて打ってしまった状態であり、さらに下を支える水準となるトレンドラインが存在しないため、下落には歯止めがかからないでしょう。

ただしこれは、新型コロナウィルスの感染拡大が収束し始めれば終わります。

そしてそのゴールは、前回も記述した以下の内容を確認いただいたらよいでしょう。

発生源である中国の統計はもともと信憑性が薄く、あまり頼りにならない。
そのため比較的初期に感染爆発し、賛否両論ではあるものの、検査を熱心に行っている韓国の状況が感染拡大と終息時期の推定に役立つと思う。

現在の韓国の新規感染者数は1日あたり100人前後と3日連続で100人前後となっている。10日前の状況では、3/2で600人をピークとして、3/3で516人、3/4で438人と順次低下し、10日後には前述のように100人ほどとなってきている。
韓国で大規模な感染が確認されたのでは、1ヶ月ほど前の2/10の新天地イエス教会の信者の感染発覚であり、感染の発生を抑え込むには20日~30日は日数を要するように考えられる。

アメリカ保健当局の幹部は2/25、世界各地に広がっている新型コロナウイルスによるCOVID-19のアメリカ国内での流行は「不可避」だと警告したあたりや、サンフランシスコ市が非常事態宣言を出した2/27が拡大の端緒とすれば、アメリカでの感染拡大のピークは、おそらく3月末、遅くて4月初旬と考えられます。

焦点は、金融の中心地であるアメリカでの感染のピークはどこであるかということであり、株価などの市場はあらゆる要素を瞬時に価格に織り込むという性質上、そこが株価の底になりやすいと推定できます。

【米株価指数】長期トレンドラインで反発

つまりゴールは、早くて再来週末から4月第2週にかけてであり、少なくとも買いのポジションを保有している人はしないと思うが、空売りはそこまでとしておき、それ以降は異常な安値にまで落下した原油などを拾うのがベターかも知れない。

原油は、シェールオイル業者にとっての利益が出てくる水準は1バレル=40ドル程度、30ドルは明らかに赤字です。
これが現在はすでに20ドル半ばであり、シェールオイル業者は規模を縮小するか生産をやめるか廃業するしか手がない。
しかしそうなるとこれまで生産を拡大してきたシェールオイルの生産がシュリンクし需給が変わり、今度は供給不足になってくる。

新型コロナウィルスが収束すると、震災のようにインフラが壊されたわけではないため、収束すると急速に旅客機が飛び、レジャー施設には人が溢れます。

その際は、原油は急速にその価値を戻してくる可能性が高いといえます。

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新型コロナウィルスその後

新型コロナウィルスの問題がなんとかなったとしても、資産が毀損した現在の状況下では、例えば前述の産油国やシェールオイルの業者では、設備を売却したり負債を圧縮することが組織の目的となり、社会の需要が喪失します。
これと類似する現象がそこかしこに起きて、次々と経費が削減され、需要が喪失しさらなる資産の下落とさらなる負債の圧縮が始まってしまうのです。

またそれは債券にも着火する可能性が高い。
特に社債は危険であり、世界の企業はこれまで膨張した資産に合わせて負債を作ってきました。
ハイイールドな社債を商品化したものはCLOと呼ばれており、「担保付ローン証券」です。
信用度の低い社債を混ぜまくって作ったジャンク債で、企業はこれで調達できた資金を自己株買いに使って株価を押し上げ、ストックオプションを持っている経営者も一挙に儲かります。

長い長い低金利はこれを促進し、錬金術として活用されてきましたが、資産が毀損するとその逆回転がおきます。

それが様々な組織や個人のPFに混ざっている資産が毀損するきっかけになるのです。
今度はそれが一体いつ起きるのか考察したいと思います。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
相場自体は現在、大混乱が続いていますが、皆さまのご検討をお祈りしております。
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