交通系電子マネーSuicaを利用する際、スマホで利用したほうが便利なのでモバイルSuicaでオトクなチャージ方法について解説します。
SuicaとはJR東日本が発行している交通系電子マネーです。
楽天Edy・WAON・nanacoと同様に予めチャージした残高で支払うプリペイド方式の電子マネーです。
その歴史は意外と古く2001年よりJR東日本管内で利用が始まり、現在では全国の公共交通機関10管区各社のICカードとの相互利用が可能です。
相互利用が可能な10管区各社の中ではモバイルSuicaが整備されているため、いつでもどこでもチャージできる利便性から、JR東日本管区外でも幅広く使われています。
モバイルSuicaにチャージする方法としては以下の2つが還元率が高くメリットがあります。
- ビックカメラSuicaカードでモバイルSuicaを使う・・・還元率1.5%
- JQ CARDエポスゴールドでモバイルSuicaを使う・・・還元率2.5%
①ビックカメラSuicaカードでSuicaにチャージで1.5%還元
「ビックカメラSuicaカード」の通常のクレジットカードとして利用した場合のポイント付与は、少しややこしいのですがJREポイントが0.5%+ビックポイント0.5%=1%の還元率となっています。
ビックポイントはビックカメラのポイントでビックカメラのポイントプログラムで、1ポイント=1円として利用できます。
Suicaチャージで貯まるポイントは1.5%で、貯まるポイントはJREポイントです。
ポイントはクレジットチャージが対象で、毎月1~月末までの期間で利用されたチャージ額の1.5%分のJREポイントが翌月の15日に付与されます。

ビックカメラの利用では最大11.5%の還元率
「ビックカメラSuicaカード」は、ビックカメラのハウスカードなので、当然ながらビックカメラで決済に利用すると最も得をします。
ビックカメラでは、ビックポイントが現金決済の際に10%、クレジットカードだと8%還元なのですが、この「ビックカメラSuicaカード」はカード払いでも10%のビックポイントが貯まります。
クレジットカード自体のJREポイント0.5%+ビックポイント0.5%に関しては対象外となり10%の還元となります。
ですがSuicaのチャージは1.5%なので、「ビックカメラSuicaカード」でチャージしたSuica支払いを行えば、ビックポイント10%とSuicaチャージ1.5%の合計11.5%の還元が達成できます。
※Suicaへのチャージは2万円が上限です。
ビックカメラ.comでも11%還元!
ビックカメラ.comでは、購入金額に対してビックポイント10%とカード利用のJREポイント0.5%+ビックポイント0.5%が貯まりますので、合計11%のポイント還元率でお買い物ができます。
デメリットはJREポイントが利用価値が乏しい
「ビックカメラSuicaカード」の通常の利用では、JREポイントが0.5%+ビックポイント0.5%=1%の還元率となっています。
このJREポイントがなかなか使いにくく、駅ビルとSuicaへのチャージくらいしか用途がありません。
ほぼ100%と言っても良いくらいに、JREポイントはSuicaチャージくらいしかメリットがないといえます。
②モバイルSuicaチャージで2.5%の還元率を叩き出す「JQ CARD エポスゴールド」
この①+②の組合せで最大2.5%の還元率で利用できるわけですが、「選べるポイントアップショップ」はJR各社選べるため他の交通系電子マネーでも2.5%の還元率で使えると言えます。
>>驚異の還元率2.5% 「JQ CARD エポス ゴールド」
モバイルSuicaは以前はAndroidでは手数料を徴収していましたが、2020年2月26日から無料化しています。
そのため3倍のポイント還元率になる「選べるポイントアップショップ」にモバイルSuicaを選べる「JQ CARD エポス ゴールド」はモバイルSuicaへのチャージが最も高還元なクレジットカードだといえます。
JRキューポのポイントサービスはポイント交換ハブとして非常に優秀
エポス陣営のゴールド・プラチナカードでも「選べるポイントアップショップ」が使えますが、「JQ CARD エポス ゴールド」を勧めているのは、このカードでたまるポイントがJRキューポで、ポイント交換ハブとして非常に役立つポイントプログラムだからです。
エポスポイント・Tポイントと相互交換でき、Pontaポイント・Gポイントとも等価交換できますので、ポイントを交換しながら増幅させることもできます。
>>Gポイントで「JQ CARDエポスゴールド」をフル活用
>>Tポイントを増幅するポイント交換ルートとTポイントの使い道
- 【手順1】GMOポイ活経由(6,000p)でエポスカードを発行する
- 【手順2】エポスカード発行案件で獲得できる公式2,000PとGMOポイ活からの6,000ptを獲得
- 【手順3】特典を獲得後、JQ CARD エポスゴールドへの切り替えを行います。
- >>切り替え申請はこちらから
GMOポイ活への登録はこちら
楽天ペイと連携したSuicaは使えるのか?
2020年5月25日より「楽天ペイ」上で交通系電子マネーSuicaを発行・チャージ・利用できるようになりました。
2020年12月9日からは楽天ポイントもチャージできるようになりました。
Google Payと同じくチャージが簡単です。
この点、異常なほど使いにくいモバイルSuicaと比較するとユーザビリティは格段に良いのですが、問題はチャージの還元率が0.5%であることが問題ですね。
楽天ポイントでチャージできるといっても楽天カードの楽天市場の利用代金にポイントを充当すれば楽天SPUで楽天市場
の楽天カード利用は3倍、楽天銀行を引き落とし口座にすれば4倍ですので4%も価値増加です。
ポイントをSuicaチャージに利用できるといってもメリットはかなり小さいです。
まったく楽天の考えていることはよくわかりませんね。
ハイスペックでハイコストな交通系電子マネーはやがてフェードアウトする
Suicaを始めとした交通系電子マネーが全国津々浦々まで行き渡らなかったのは、非接触型電子マネーがFelicaという技術を利用しており、その仕様がハイスペックでハイコストだからです。
ハイコストなので、地方の乗客が見込めない路線ではまったく採算割れになるため、普及していません。
普及したとしても管区をまたいだ利用ができません。
これに替わって地方の公共交通機関のキャッシュレス化に貢献しているのが、Visaタッチ決済です。
ロンドンのバスや地下鉄では、2012年のオリンピック・パラリンピックを契機にVisaのタッチ決済を導入しており、新型コロナウィルスの感染拡大により非接触の決済技術であるVisaタッチ・MasterCardコンタクトレスが急速に普及しています。
Google Pay/Apple Payは海外版はVisaタッチ・MasterCardコンタクトレスなどのタッチ決済に対応しており、カードというよりスマホひとつでお店から公共交通機関まで利用していけます。
日本では、2020年7月以降、みちのりホールディングス傘下の茨城交通、岩手県北バス、福島交通、会津バスの一部高速バスなどで導入され、11月に京都丹後鉄道が鉄道として初めてVisaのタッチ決済に対応しています。
カード1枚で公共交通機関の利用にショッピングに利用できますので、地方からIC乗車券が消える日も近いです。
考えてみれば楽天カードVisaにはすでにタッチ決済ができる機能が付帯していますので、今後はVisaタッチ決済が普及したところでは楽天カードVisaをかざせばよいわけで、誰が好んで還元率の低いSuicaにチャージするんでしょうか。
まとめ
現状のところSuicaチャージで高い還元率なのは、以下の2つのクレジットカードです。
- ビックカメラSuicaカードでモバイルSuicaを使う・・・還元率1.5%
- JQ CARDエポスゴールドでモバイルSuicaを使う・・・還元率2.5%
「楽天ペイ」上で交通系電子マネーSuicaを発行・チャージ・利用できるようになりましたが、特にメリットはないです。
メリットがないがっかりした内容だっただけに、今後は遥かにコストが安くて普及しやすいVisaタッチ決済・MasterCardコンタクトレスなどの非接触決済が地方から進出していって、やがてSuicaのようなFelicaを使った決済手段はフェードアウトするのではないかと思います。
現状ではモバイルSuicaで決済も公共交通機関も問題ないので、しばらくはこれで良いですが時代は大きな転換点に来ていると思います。
楽天カードは、実はこのタッチ決済に強くてVisa・MasterCardブランドはタッチ決済が可能です。
対応するお店は、ローソン・セブンイレブン・セイコーマート・ミニストップ・イオン系のスーパー・イトーヨーカドー系のスーパー・ウエルシア・マクドナルド・餃子の王将・モスバーガー・グッデイ・イオンモールなど多数に及びます。
先進的な決済方法を一度試してみてはいかがでしょうか。
やり方はレジで「カード」でといって、対応端末が光り始めたら端末上でかざせば0.5秒で完了します。
①新規入会&利用で7,000ポイントプレゼント
②街の利用ポイント2倍キャンペーンで還元率2%にアップ
③楽天市場の利用&楽天銀行口座引き落としでポイント3.5倍
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