d払いの便利な裏技的な使い方・獲得できるdポイントの使い方について解説します。
d払いは、ドコモユーザーでなくても利用できるコード決済で、dアカウントを開設すれば利用可能になります。
3大携帯キャリアの豊富な資金源をバックにした大規模キャンペーンが魅力なので、マメにキャンペーンを確認しておくと大きなポイント還元が得られます。
通常はdカード・dカードGoldを支払い元にしてd払いを利用するのが、還元率としては一番期待できる方法なのですが、特性を理解していれば様々な応用が可能なコード決済ですので、とくにこれから利用しようという方にとって、知っていてほしい応用編を説明したいと思います。
今回の説明でわかるようになる項目は以下の3つです。
- dカードがなくてもd払いの大規模キャンペーンは参加でき、大きな還元率でお買い物できます。
- dカード以外でもプリペイドカードを登録することでポイント3重どりができます。
- ドコモ回線以外の別の端末にインストールして利用できます(非ドコモユーザー)。
今回はこの項目を順に説明していきます。
d払いとは?
d払いは、ドコモが運営するコード決済です。
支払い時の還元率は0.5%とauPAYと同率で、1%の還元率の楽天ペイには劣ります。
ドコモユーザーでなくてもdアカウントを開設していれば利用が可能ですのでメリットを把握して利用していけば、様々な利用の仕方ができます。
支払い方法は、登録したクレジットカードで支払う方法と、アプリのウォレット機能の残高にチャージした「d払い残高」で支払う方法が主な支払い方法です。
d払いのメリットと応用方法
利用にあたって是非把握していただきたいメリットは冒頭に挙げた3つですので再度確認します。
- dカードがなくてもd払いの大規模キャンペーンは参加でき、大きな還元率でお買い物できます。
- dカード以外でもプリペイドカードを登録することでポイント3重どりができます。
- ドコモ回線以外の別の端末にインストールして利用できます(非ドコモユーザー)。
d払いをまだ利用したことがない方は、特に把握してほしい内容になります。
③くらいになると普段利用されている方でも知らない方は多いと思います。
いずれも知っておくと色々応用ができますので、順に解説します。
①キャンペーンの高い還元率を応用する方法(dカードなしでも適用になる方法)
d払いとauPAYは競り合うように、大規模なキャンペーンを繰り広げており、活用すれば高い還元率でお買い物ができます。
割と20%もの還元率を打ち出してくることが多々ありますので、利用できる環境(対象の店舗が近いなど)であれば確実に利用しておきたいコード決済です。
普通は公式サイトでキャンペーンを確認するものですが、家電量販店の「ノジマ」でキャンペーンをまとめており、こちらの方がわかりやすかったので随時こちらを確認したほうが楽でしょうね。
最新の実施しているd払いのキャンペーンをまとめました!還元キャンペーンや、dポイント○倍など、期間限定のお得なキャンペー…
キャンペーンには、いちいちエントリーを求めるような面倒な設定になっているので、キャンペーンページを確認してはエントリーする必要があります。
d払いキャンペーンはdカードが無くても利用できます。
これらのキャンペーンの注意点は、支払い元がdカード・dカードGold・d払い残高払い・電話料金合算払いに限定されていることです。
dカード・dカードGoldがあれば、支払い元にdカードを設定すれば無問題ですが、dカード・dカードGoldがない場合や、家族カードがない場合はせっかくのチャンスを逃す事になりかねません。
ですがdカード・dカードGoldがなくてもキャンペーンに対応できるのがd払い残高払いです(年齢制限は18歳以上)。
d払い残高払いなら、銀行口座からのチャージした金額で支払え、d払いキャンペーンの対象の支払い方法になります。
またd払い残高払いは送金もできますので、家族間で送金することもできます。
むしろクレジットカードだと使いすぎが心配という場合はこの方が家計として管理しやすくなります。
②カードを登録するとポイント2重どりができる
PayPay・楽天ペイでは、クレジットカードを登録してもコード決済からの還元率は0%ですが、d払いでは0.5%のdポイントが付与されます。
キャンペーンに適応になるのは、dカード・dカードGoldですが、大規模キャンペーン以外では、例えばVisa LINE Payクレジットカード(3%還元)など期間限定で還元率が高いカードなどを登録しておけば、ポイントの2重どりが可能になり、Visa LINE Payクレジットカード登録時では合計3.5%の還元率が実現します。
登録できるカードは、3Dセキュア(本人確認)ができることが前提ですが、3Dセキュア(本人確認)さえできれば、プリペイドカードでも登録できます。
従って、プリペイドカードにクレジットカードでチャージして、さらにd払いに登録してポイントの3重どりを狙うという方法も可能なのです。
用途別のオススメは以下の2つです。
- dカードプリペイド
- ANA JCB プリペイドカード
dカードプリペイド
dカードプリペイドは、現金・クレジットカード・dポイント(通常ポイント)をチャージして利用することができるプリペイドカードです。
これを利用するメリットは、d払いでポイント払いをしてしまうとポイントで支払った金額にはポイントがつきませんが、dカードプリペイドへはdポイント(通常ポイント)をチャージして利用すれば、dカードプリペイド自体の還元率は0.5%ですので、以下のようにポイント2重どりになります。
クレジットカード(Visa・MasterCard)によるチャージでは、dカード・dカードGold・三井住友カードなどのチャージは無料ですがポイント還元はありません。
他のクレジットカードによるチャージは204円の手数料がかかりますが、1回あたりの手数料なので、大きな金額をチャージすれば手数料分をペイすることができます。
例えば、1%の還元率のクレジットカードで5万円を一発でチャージした場合は、以下のような還元率になります。
ANA JCB プリペイドカード
ANA JCB プリペイドカードは、JCBブランドですが、3Dセキュアも設定できるのでd払いでは支払い元に登録可能です。
ANA VISAプリペイドカードは、ANAマイルの付与ですが、JCBの場合はキャッシュバックコースとANAマイルコースがあります。
キャッシュバックコースであれば還元率は0.5%でチャージはJCBブランドであればチャージが可能ですので(My JCB登録カードはチャージしてもポイントが付与されないので注意)楽天カード(JCB)・ヤフーカード(JCB)などの1%の還元率のカードでチャージを行った上で、ANA JCB プリペイドカードをd払いに設定すれば以下の公式でポイント3重どりとなり還元率は2%になります。
③ドコモ回線以外の別の端末にインストールして利用できる(非ドコモユーザー)
ドコモ回線保有者は、ドコモ回線で利用している端末しかd払いがインストールできません。
しかし、「ドコモ回線を持っていて家族は格安スマホにしている場合」や「ドコモ回線はもっていなくてもdカードを持っていて格安スマホにしている場合」などは、家族が持っている複数台のスマホにd払いをインストールして1つのクレジットカードで支払うことも可能です。
このメリットは、節約のために格安スマホを導入したが、家族もd払いを使わせたい、ポイントを共有したい場合などに役に立つ方法です。
- dアカウントを別に作る
- 2台目もしくは家族のスマホにd払いをインストールして別に作ったdアカウントで登録
- 別に作ったアカウントと代表会員アカウントをポイント共有グループにする
実は2台以上のスマホでd払いが使えないのは、ドコモ回線保有者だけの仕様です。
ですのでドコモ回線となんら関係のないdアカウントを別個に作っておけば、複数のスマホ(格安スマホ)にd払いをインストールして利用することができます。
またポイント共有化グループを作成した時に代表会員のアカウントは、ドコモ回線・ドコモ光・dカードいずれかを契約しているアカウントになります。
dアカウントを別に作る
別のdアカウント作るときは、別にフリーメールをたくさん用意しなければならないわけではないです。
例えば、Gmailではエイリアス機能があり、複数のメールアドレスを一つのメールアドレスで管理できます。
例えば、docomo@gmail.comというメールアドレスがあったとして2名の家族の格安スマホ用にアカウントを作る場合は、それぞれのアカウントに以下のようにメールアドレスを設定します。
【代表会員】docomo@gmail.com
→【配偶者】docomo+d1@gmail.com
→【子供】docomo+d2@gmail.com
これで2つのアカウントを作れましたが、メールは元のメールアドレス「docomo@gmail.com」に来ますので、それぞれのアカウントで利用しているd払いの利用通知も【代表会員】の「docomo@gmail.com」にくるようにできます。
2台目もしくは家族のスマホにd払いをインストールして別に作ったdアカウントで登録
Gmailのエイリアス機能で、1つのメールアドレスで3つのアカウントを作れたら、【配偶者】・【子供】の格安スマホにエイリアス機能で作ったメールアドレスで作ったアカウントを登録し、支払い元のカードを設定します(1つのカードでまとめてもOK)。
設定できるのは、3Dセキュアが設定できるクレジットカード・デビットカード・プリペイドカードです。
注意点
別に作ったアカウントと代表会員アカウントをポイント共有グループにする
今回作った複数のアカウントをポイント共有グループでまとめると、それぞれのアカウントで獲得したポイントはすべてまとめて利用(貯まる・使える)できます。
まとめるときはドコモショップに行かなくてはならないデメリットは存在しますが、不便なのをずっと我慢するよりは良いと思います。
このときに代表会員アカウントにするのは、ドコモ回線・ドコモ光・dカードいずれかを契約しているアカウントになります。
ですので回線がなくてもdカード・dカードGoldさえあれば、ポイント共有グループを作れます。
d払いで獲得できるポイントの活用方法
d払いで獲得できるdポイントは通常ポイントですので使いやすいですが、キャンペーンで獲得できるポイントは期間・用途限定ポイントです。
この期間・用途限定ポイントをd払いの支払いに充当すると非常にもったいないです。
なぜなら支払い充当分にはポイントが付かず、単なる値引きになるだけだからです。
ポイントの価値を高めながら消化するにはドコモユーザーならiDキャッシュバックが非常に便利です。
iDキャッシュバックならポイントの価値を1%アップ
色々制約がありますが、ドコモユーザーでは、iDキャッシュバックに100ポイントから利用できるようになったので、かなり便利になっています。
基本的にはiDキャッシュバックに利用すれば、iD支払い時のポイントがもらえてdカード・dカードGoldの請求額からiDキャッシュバック申請分が減額されます。
ですので基本1%ポイントの価値を高めた使い方ができているといえます。
非ドコモユーザーならdショッピングデーの利用で20%還元
dショッピングは、ドコモユーザー以外でも利用できるショッピングサイトです。
通常時は使い勝手もいまいちな冴えないサイトですが、毎月20日のdショッピングデーでは、期間・用途限定ポイントを使った支払いでも20%のdポイントが付与されます。
消費への利用としては最も価値が高まる方法です。
現金化するなら日興フロッギー+docomo
しかし消費に使うのではなく、現金化したい場合は若干価値は低下し、時間がかかりますが現金化できます。
現金化して銀行口座で預金されていれば、その預金をd払い残高にチャージしてキャンペーン時に利用すれば、20%還元のときなら20%の価値を生みますし、10%なら10%の価値アップです。
期間・用途限定ポイントを現金化する方法は、日興フロッギー+docomoで100円単位で株式を購入できますので、一旦購入して後ほど売却すれば目的は達成できます。
このときは売却に手数料がかかりますが率にすると0.5%です。
しかも500円単位で売却すると0.2%のdポイントが付与されますので、実質99.7%のレートで期間・用途限定ポイントの現金化が可能になります。
>>【dポイント出口戦略】日興フロッギーでdポイントを現金化する方法
まとめ
d払いについては、だいぶ普及しましたが、「ドコモユーザーでないとお得じゃない」・「dカードないと参戦できない」などの懸念があってまだ参戦できていない方向けに書いてみました。
d払いを利用するには、必ずしもdカード・dカードGoldがなければ駄目なのではなく、手持ちのカードの還元率を0.5%底上げしたり、プリペイドカードも登録できますので、家計管理にプリペイドカードを家族に渡している場合も活用できますね。
また1つの支払い元で複数の端末にd払いを導入して管理する方法も、場合によっては非常に優れた管理方法になると思います。
このような応用が効くのは、コード決済の中では、d払いだけですので続編もまた書いてみようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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